1994年5月24日号

(No.10)


                     Nutsの表紙です




『わしはこう思う』

今週の質問
”カツドンとトンカツ、どっちが好きですか。”
 やっぱり、トンカツでしょう。
 なんと言っても、私の場合、御飯ーおかずーみそ汁の黄金の三角関係が 重要ですんで..。特にトンカツの場合、意外な脇役のキャベツの存在が大き いと思うんです。あのシャコリとした歯ごたえがたまりませんよねえ。箸 に少しだけトンカツソースを付けて、その箸でキャベツをつかみ、口にぶ ち込み、そのソースをなめ取りながら箸を抜き出すんですよね。ああ、た まんね。
 でも、実のところカツドンも捨てがたいんですよねえ。あのホンノリと した甘さが結構良くって、それに汁かけ御飯というのも、なかなかの魅力 なんじゃないですか。チクショウ、急にカツ関係が食いたくなったなあ。 明日サッポロに行こ。
28才  学生
 トンカツ屋さんで食べるんだったら、トンカツ。普通のお店で食べるん だったらカツドン。
 カツドンの方が当たりさわりがないね。
 普通のお店で食べるとガッカリしない?脂身が多いとかさあ。カツドン だとごまかされるからね。
 カツドンの横についてるタクアンも好き。あれが好きで頼んだこともあ る。うん。
寝起きの23才  学生
 カツドンとトンカツですか。
 やっぱりカツドンですね。理由を述べろと...。
 別にトンカツも好きなんですけど、カツドンの玉子のからみが..、あのジュ ーシーさがなんとも..。
 日本にいる時、お店を判断する基準にカツドンを頼んで...、普通カツドンの おいしい所はその店はうまいという判断を自分ではやってましたね。
 トンカツも嫌いじゃないんですが、やっぱりカツドンですね。玉子のしみて るところがなんとも...。
23才 学生  やっぱりカツドンですね。
 玉子でとじてあるから、みんな栄養があると思ってるんだよね。
 インドとかの田舎をさまよっている時、やっと着いた大都市の日本レス トランで食べるのは寿司でもシャブシャブでもなくて、カツドンなんです ね。砂漠をさまよった後、氷水を飲むようなもんだね。
 いい加減な作り方をしているところが多いんだけど、カツドンと考えた だけで、ツバが出てくるというか.。人生の岐路に立った時のカツドンと言 った感じですか。
 台湾の田舎にある日本食屋で御飯とカツが別々に出て来てね。一応、カ ツはカツドン風のカツなんだけど。そこで私は「これはカツ皿だ。」と主 張したんですよ。でもそこのオヤジは「これはカツドンだ。」と言い張る から、私も台湾のメニューにまで口出しする必要はないなと..。
 トンカツが良いと言うヤツなんか、国外退去ですね。
 ニューヨーク.カツドン連盟から外しますよ。
33才  旅行会社社員
次回の質問
”日本の都道府県の中で、あなたが欲しいのはどれ?”
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「ジパング」テスト号、出版に向けて


 いつの頃からか、やきもきし始めました。NYに暮らして、面白いこと も大変なことも色々起きる。アメリカの良さも悪さも切実に身にしみて 感じるし、海の彼方の日本の出来事も、離れて見れば、逆にはっきりと 見えて来る。そんなことを気の合った友達と話すとピンと話が盛り上が るのに、その勢いをストレートにぶちまけることが出来るメディアが無 い。生活者として知っておきたいさまざまな情報も、結局は身近な口コ ミを通して入って来るのを、待つしかない。それだとか、例えば、この 国で何が起き、何が問題になっているのか、限られた英語力を駆使して も、入って来る情報量はどうしても限られてしまう。おまけに、21世 紀も間近だと言うのに、日本人が英語を使って日本人の声を発言してい く雑誌が皆無に近い。日本に関する事情説明は日本に詳しいガイジンの 手に、あるいは、どこかの御用学者の、時に信ぴょう性を欠くような御 説にゆだねられたまま、なのです。こんなことで、本当に、イイのだろ うか。
 で、さまざまな困難をものともせず、無謀にも新雑誌「ジパング」の 創刊を思い立った私たちです。「ジパング」は、薄いけれどもちょっと したムックのような作りです。アメリカの社会に住む、私たち日本人が なんらかの形で直面する問題を、特集テーマにして、情報や知識.経験の 引き出しをいろいろに開けてさまざまな視点で考えていく出発点にした い、また、コミュニティの声を反映してゆきたい。「ジパング」はNYや アメリカで生活していく上で役にたつさまざまな生活情報も提供します。 「ジパング」はうんと無理して日英語のバイリンガル誌を目指します。
 創刊0号は、まだ本当のテスト版。今回は的をひとつだけにしぼって、 犯罪がアメリカ国民の大きな関心になっているいま、銃規制の問題を、 我が身も日夜、拳銃の危険にさらされている在米日本人の立場から特集 します。
 「ジパング」はただいま、購読者、協力者、広告主、を募集中。乞う、 同志、なのです。
連絡先:  大竹秀子   (212)674ー8684
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『VOICE』


@という訳で、「ジパング」という雑誌が出発します。3、4ヵ月に一度 のペースで出して行くそうです。さて、どんな雑誌になるか楽しみです。 お手並み拝見と参りましょう。
@今週は「NUTS世界観光案内」はお休みです。ところで、今やっている 「北大東島」編の北大東島は沖縄にあるということを読者の方々には良く 理解して頂いているのだろうか。知らない方はそうですので、今後その点 に注意してお読みください。
@先日、近所のマレーシア.レストラン(と言っても所詮ただの中華定食屋 さんである)で「超級楽壇創世紀」という、日本語だと偉くもったいぶっ たように聞こえる香港の歌謡番組を$2.50のチキンカレーかけ御飯を食べな がら見ていた。
香港の男の子歌手がどうしても、皆んな近藤真彦に見えてしまうのに対して、 女の子歌手達はとてもかっこいい、と言うのは、彼女達の踊りが「功夫(カ ンフー)」の動きをほうふつさせるからだ。
日本人の高校生が体育の授業の一環として柔道や剣道を習う様に、やはり中 国人は皆な功夫を中国文化の一つとして必ず習うのだろうか、などというこ とを考えつつ、私は暫し彼女達の踊りに見とれていた。
     H.K 学生
@学生井戸端会議の日程が決まりました。
 来る6月10日(金)に行います。場所はいつものように日系人会。(15W 44TH ST 11階)そして問題のテーマですが、今回は「美しき学生 生活とは何やねん。」というので行こうと考えております。どんな話が飛び 出すか楽しみです。
@最近、「海外在住者の投票権運動はどうなったの。」という質問をよく 受けます。運動は今でもやっており、特にヨーロッパでは相当な盛り上が りを見せております。ただ、今日本の政治があの状態ですので、こちらと しても下手には動けません。政府がある程度安定しないことには、こちら も攻めようがありません。ですので、今はじっと我慢です。この秋ぐらい にまた日本へ殴り込みを掛けるかもしれませんが、それまではおとなしく 日本行きの費用を貯めることに集中するつもりです。
@今まであったコーナーが最近なかなか出てきませんが、それはそれで良 いと思います。基本的に人の声が載せられれば、それで良いのです。載せ られないくらい投書が来てくれたら、私は幸せで幸せで、夜枕を涙でビショ ビショにしてしまうかもしれません。ビショビショにさせて下さい。

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Hiroyuki Takenaga ---hiro@interport.net