1996年3月5日号

(No.104)


                     Nutsの表紙です


『国際結婚サポグル』

 さて、国際結婚した日本人のためのサポートグループ(略:国際結婚サポ グル)の話が着実にサクサクと進んでおります。ちょっとここで、その進み 具合をご-介しましょう。
 先週の金曜日、「国際結婚サポグル作りたいなあ。」とお考えの方々にお 会いしました。集合したのは、私を含めて6名でした。
 待ち合わせ時間が、ちょうど夕--時でしたので、「そんならメシでも食い ましょか。」という話になりまして、みんなで日本食レストランに行ってメ シ食ったのであります。
 いや〜、しゃべりましたな。まずは、「ニューヨークで他の日本人に初め て会った時の会話の始め方」の基本パターン、「どこに住んでるの? 家賃 は?」関係の話から始まりまして、次々と話題が変わり、そして、本題の 「国際結婚」話になり、「どのくらいアメリカにいるの?」、「ビザの種類 は?」、「どうやって相手と知り合ったの?」、「どこで知り合ったの?」、 「相手は、日本語しゃべれる?」、「ご--は誰が作るの?」、「将来、どこ に住むの?」、「知り合って、どのくらいで結婚したの?」、「相手は、何 やってるの?」、「結婚式は、どこでどうしたの?」などということを代わ りばんこにお話ししまして、その合間に「国際結婚サポグル、どうすんべか な。」と話し合って、最後に茶をすすって帰ったのであります。
 素直に興味深かったのであります。やはり「国際結婚」というのは、まだ まだ特殊(変とか異常とかという意味ではありません。)なものですから、 その当事者としては、周りにそれについて相談できる人もそうはいないので あります。したがって、「他の人が、どうやってるか、知りたいもんやのう。」 という欲求がいつもあるわけです。で、今回の夕--会は、その欲求を満たす ための恰好の機会でして、結果的に上記のような華麗なる質問合戦になった のであります、ハイ。
 でも、みんな楽しそうでしたね。なんとなく「話すだけで、なんかホッと するわ。」という雰囲気が漂ってました。そんなみんなを見て、私も「見て るだけで、なんかホッとするわ。」という気持ちになりました。
 さて、本題に入りましょう。
 「国際結婚サポグル」は、間違いなく発進します。それも近々です。その 発進のカタチですが、「まあ、月に1回でも集まって、おしゃべりしましょ か。」的なものになるはずです。そのココロは、「会って話すだけでも、今 よりは、マッチ ベターね。だから、とりあえず、そのカタチで始めましょ。 相談事とかある時は、その場でやればいいわけだし、まあ、最初は、肩に力 を入れず、ノンビリ行こか。」というものです。
 私もこの案に大賛成です。私も、最初はあんまりカタチにこだわらずに、 自然なカンジでやってった方がいいと思います。そういうわけで、がんばろ か。
 ところで、まだ結婚されてない方、あるいは、一度苦い経験をされた方か らも、「あの〜、興味あるんですけど〜。」というご連絡を頂いております。 私は、個人的には、そういう人も参加していいんではないか、と思っており ます。その辺のところも、今度、発起人軍団の方々にお会いした時に聞いて おきます。
 とりあえず、この「国際結婚サポグル」に興味のある方は、編集部の方ま でご連絡ください。詳しいことをご説明します。
 ではでは。                編集人

『VOICE』

@Nuts(NO.101)で、キヨコ氏のアメリカ人男性についてのコメントを書いた 匿名希望氏についての思う事です。
人をさかりのついた犬にたとえておられるところから見ると、人間として恥 じらいの気持ちをもちなさい、ということなのかしら? もしかしたら、犬 も人間も本質的には同じかもしれませんけど。だから犬の例えについては特 に何の感情もありません。気になったのは、特に赤ペンで書かれてあった部 分。アメリカ人として本当の意味のハンサムなほれぼれする男は、カラド (編集人:「唐土」=「アジア」人だと思います。)の女などに見向きもし ない現実があるのをご存じか?! では、どのような種類の人に見向くのでしょ うか。白人と有色人の範囲をさしているのでしょうか。まだこのような狭い 考え方をしている人達には興味はないし、特に教養のある人達とは思えませ ん。教育はつけたけど、教養のない人達はたくさん知っていますいます。ア メリカにはかなり保守的な考えの人達もいますが、私はこれらの人達をハン サムなほれぼれする人(男)とは考えないし、まちがっても、本当のハンサ ムでほれぼれする男と混同することはないと思います。でも、外見的にハン サムで・・・ほれぼれするような狭義な意味で言っているのなら、多少は同 意します。                  匿名希望
@編集人です。次にご紹介する文は、日本の高校生の方が送ってきたお手紙 の一部です。皆さんに是非読んで頂きたいと思い、掲載することにしました。 じっくりお読み下さい。
          ******  Nuts楽しく読ませて頂きました。私がその中で一番興味を持ったのは竹永 さんの「Nuts世界観光案内」での淡い恋の話(ヒューヒュー)と、もう1つ 「アメリカ人男性にだまされ利用される日本人女性」です。やっぱり1人の 女の子(!?)として考えなければいけない事だと思いました。私はまだ外国 人の男性の方からアピール(”カモ〜ン”)されたりとかお付き合いをした 事がないので偉そうな意見になるかもしれませんが、もしよろしければ読ん で下さい。
 正直、私は外人男性大好きです。つい何年か前までは、マイケル・J・Fox やケビン・コスナーなどの出る映画を見ては、「あ〜マイケル!」とか 「キャ〜ケビン!」とか叫んでたクチです。
 学校の英語の授業でAET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー) が来ようものなら、先生:「はい、じゃフェインコット先生に質問がある人 は手を上げて。」、私:「はーい、はーい、はーい。」(先生に当てられる まで、これが続く。)、先生:「は、はい、じゃKさんどうぞ。」というカ ンジです。これで私がどれだけ外人男性が好きかお分かり頂けたでしょうか?
 少し話がずれましたが、そこでどうして私は外人男性が好きか考えてみま した。まず 1. カッコイイ(当たり前かな?)、2. レディファーストとかされ るとクラクラする(と思う。)、3. 頼りになる(たぶん)。まだまだあると 思うんですけど、今はこんなとこです。
 実際、女性というのは、というより日本人は外国人に対してあこがれって 誰しもあると思うんですが、そのあこがれが恋愛に含まれている分、日本人 男性(に対して)よりもツメが甘かったり、許してしまったりってあるんじゃ ないでしょうか。日本人女性が外国人男性にひかれる気持ちってよくわかり ます。容姿が整ってて、女性に対して気配りがあって、やさしくて(外国人 男性全部とは限りませんが)、そんな人がいたら、誰だってクラクラしちゃ うでしょ。でも特に日本人女性はそれが強い!! なぜか!?
 これは、まるっきり私の考えなのですが、日本って他の国に比べてTVドラ マの影響ってけっこう発達してません? TVドラマって不思議ですよね。こ れって映画や本でも言えるのですが、物語の主人公になれますよね。
 私が言いたいのは、日本人女性の中には主人公気分にひたっていたいとい う人の割合が多いんじゃないかなという事です。TVドラマの主人公だけじゃ 物足りないんじゃないでしょうか? 誰もが「こんなにうまくいくはずない じゃない。」と言いながら、いざ自分の目の前にTVドラマの主人公と同じ動 作やセリフを言うはずです。(なんか私の意見を押しつけすぎかもしれませ んね。それとも、考えすぎかな?)
 でも、ココで私が言いたいのは、そのドラマと同じセッティングや(女性 を人生のヒロインにしてくれる)チャンスを作るのがうまいのは、ずばり外 国人男性なのでは?ということなのです!! 日本人女性は、外国人男性にそれ を求めるべく何度も同じ過ちをくりかえしているのではないのでしょうか。 確かに日本人男性の中にも、それがうまい人もいるでしょうが、やはり割合 からいって当たる確率としては、外国人男性が圧倒的ではないでしょうか?  もしくは、お国柄日本人男性は「俺についてこい!!」って感じですよね。 日本人女性は、それに少しばかり愛想が尽きたのでは?という意見もあるか もしれません。どっちにしろ「日本人男性しっかりしろや」という風になっ てしまったのですが、結局は夢ばかりみて現実をみてない日本人女性こそ (アホである)しっかりすべきなんですよね!! (反省)
 なんか自分の書きたい放題ですいません。生意気ですよね。未熟者のひと りごとと解釈してくだされば幸いです。では、カゼに気をつけてお仕事お勉 強にがんばって下さい。                M・K 
@さて、久々に井戸端会議を開きます。
 なぜ突然、復活させようと思ったかをちょっとご説明しましょう。簡単に 言いますと、「いいネタがありまんねん。」ということなのです。 ネタ1:『日本人女性について』
 最近、Nuts紙上で盛り上がっとる話題です。先日、ある友人から、「なん でそのテーマで井戸端会議やらないの?」という質問を受けまして、「それ もそうやのう。」と考えた結果、このテーマで井戸端会議をやることとなっ たのです。
 はっきり言いましょう。これは、危険な賭けです。誰も現れないかもしれ ません。皆さんもご存じのように、これはかなりきわどいネタですので、普 通の人は、「ゲッI? 、実際に会って話すの?」と感じがちです。でも、私は やるつもりです。やらずに後悔するよりは、やって後悔しましょか。
 日時:3月19日(火)午後6:30~8:30  場所:日系人会 15 West 44th St. (bet.5&6) 11階
ネタ2:『生活相談電話』
 わたくし、最近、日系人会に「生活相談」の修行に行っております。まあ、 そんな大層なもんではないのですが、一応、「生活相談電話」を始めるため の下準備というヤツですね。
 一応、4月ぐらいから本格的に始めようと思っております。週に1回ぐら いのペースになるはずです。
 そこでです。この件について井戸端会議を開きたいのであります。その目 的は、「みんなどんなことを相談したいって思ってるわけ?」、「だれかこ の生活相談電話、手伝ってくんねえかな。」の2つです。
 4月には、始めるつもりですから、なんとか今月中に一発やらねばなりま せん。というわけで、やるのであります。
 日時:3月26日(火)午後6:30~8:30  場所:日系人会 15 West 44th St. (bet.5&6) 11階
 以上です。
 『コミラジ(コミュニティー・ラジオ)作戦』については、今、調査中で す。詳しいことが分かり次第、この件についても井戸端会議しなければなり ません。結構、忙しいのう。
 なにはともあれ、もっと詳しいことは、来週お話ししましょう。
 さて、話が変わります。
 このNutsのもうひとりの編集人である新谷哲士君が、今回のNutsの発行日 である3月5日に、日本に帰国します。一時帰国ではありません。本気で帰 国です。
 そのことについてもいろいろ書こうと思ったのですが、当人が隣り(彼は 私のルームメイトです。)にいると、何かと書きづらいので、来週号に書く ことにしました。
 なにはともあれ、帰国です。でも、彼は、「永久編集人」ですから、名前 は、そのままNutsの裏に残ることになります。(当人は嫌がりそうやけど。)
 今週はこんなもんです。では、また来週。   編集人
@その朝、オレはクイーンズの街角で、彼が来るのをひとり待っていた。
  最近買ったばかりのスーツとコートを着て、時々、クイーンズの広い空を見 上げながら、オレは彼が来るの待っていた。
 8時をちょっと過ぎた頃、彼が現れた。いつもの見慣れた車に乗って、彼 がゆっくりオレに近づいてきた。そして、その窓を開けてこう言った。
 「ヒロ! こんなとこで何やってんだ?!」
 40年以上も前に、キューバからこの国に移民としてやってきた彼の英語 には、ほとんどアクセントがなかった。
 「ちょっと話があるんだ。」
 オレは、そう答えた。
 「とりあえず、乗れよ。」
 彼は、そう言って、助手席側のドアを開けた。
 オレが席に座ると、彼はもう一度、さっきと同じ質問をした。
 「こんなとこで何やってんだ?」
 今度は、オレは何も答えず、ただ笑ってこう言った。
 「このスーツ、分かるかい? この前のスーツだぜ。」
 約1カ月前、オレは、彼と一緒にそのスーツとコートを買いに行ったんだ。
 「うん、似合ってる、似合ってる。」
 彼は、嬉しそうにそう言った。
 ちょっとした沈黙があり、その後、彼は、言った。
 「どうしたんだ?」
 オレは、彼から一度、視線をそらし、そして、今度は身体ごと向き直って、 彼の目をもう一度見つめた。それから、ゆっくりと、本当にゆっくりと、こ う言った。
 「あんたの娘と結婚したいんだ。」
 彼は驚かなかった。優しく笑うだけだった。そして言った。
 「お前に最初に会った時、そうなってほしいと思ったんだ。」
 オレは笑いながらこう答えた。
 「冗談だろ。あんたと初めて会った時、オレ、スキンヘッドだったんだぜ。」
 3年半前、オレは仕事も何もない、ボロボロのTシャツとジーパンを着た ジャパニーズ・スキンヘッドとして、彼の前に突然現れたんだ。
 彼は、オレの言葉を聞いて少し笑い、握手を求めるようにその右手を差 し出して、こう言った。
 「おめでとう。嬉しいよ。」
 オレは黙って右手を出し、ゆっくりその手を握りしめた。
 「ありがとう」。
 照れくさかった。でも、嬉しかった。
 その日は、4年に一度の2月29日。久々に冬らしい冬の日だった。
 朝の空気は、切るように冷たかったが、オレが見上げたクイーンズの空は、 気持ちいいぐらいに高く、そして、青かった。
                           ひろ      

『今週の歌』

「春なのに 友達が立つ 春なのに そのうち行くよ それまで元気で」
                                                ひろ
 

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Hiroyuki Takenaga ---hiro@interport.net