1996年4月2日号

(No.108)


                     Nutsの表紙です




『再び井戸端会議です』

 さて、先週の「日本人女性」に関する「井戸端会議語録」の続きです。
 どうぞお読みください。          編集人
*「日本にいた頃の話だけど、日本人の男性と付き合ってるって言うと、な んか”彼のアパートでお掃除してお味噌汁作って”みたいなイメージがあっ たんだけど、アメリカ人の彼氏だと、なんか一緒にやってくれそうな気がし てたかな。」(日女)
*「でも、それは、アメリカ人男性すべてがそうするわけじゃないんでしょ。 あくまでも個人的なことでしょ。」
*「そうだけど、日本では女の子はそういうことをするっていうシステムが 出来てたもん。」(日女)
*「だけど、例えば、男の子は下宿できるけど、女の子は下宿できなくて親 と一緒に住んでいる。だから、女の子が男の子のウチに行かざるを得ない、 ってことじゃないの?」(日男)
*「いや、いや、いや〜、そりゃやめたほうがいい。やばいよ。この議論 (女の子が彼の部屋で掃除したり、お味噌汁作ったりすることを正当化させ ること)、オレたちが絶対負けるよ。」(日男)
*「そんで、ドライブに行く時とかねえ、女の子がお弁当作って持ってくの。 で、パーティに行った時とかも、女の子がお酌するの。」(日女)
*「今回の”日本人女性”についての議論が始まった時にね、この問題とい うのは、アメリカ人男性と日本人女性の問題じゃなくて、日本人男性と日本 人女性の問題だっていう意見もあったの。」(日男)
*「でも、私の友達の彼氏は日本人ですけど、この男の子は、家事がなんで もできる子で、なんか両親が共働きだったらしくて、男も女も関係なく家事 とかやってて、そういう環境で育ったもんだから、今でも、自分でいろんな ことやっちゃうらしいのね。私の前の男がアメリカ人で、でも、座ってるだ けで、何もやらないんですよね。私も腹が立ってどっちも何にもやらなかっ たから、部屋がすごい環境だったんですけど。」(日女)
*「でも、割合的に言うと、そういうの(何もしない男)って、日本人男性 の方が多いのかもね。」(日男)
*「やっぱり最終的には個人の問題だけども、全体的に見ると、日本人男性 に、そういう”座ってるだけ”の傾向が見られるんですよね。」(日男)
*「ただね、ただね、”日本人=BAD、アメリカ人男性=GOOD”という イメージがね、今までの投書をまとめた時にあったね。そういうふうに読め ない、これ?(まとめた文章が載ってるNutsを指さしながら)」(日男)
*「でも、これまでの投書が本当なら、”日男=BAD”で”アメ男=GOOD” なんだろうけど、私は、これに書いてあることがすべてホントだとは思わな い。」(日女)
*「書いてない人もいっぱいいるからね。」(日女)
*「でもね、そこまで冷静に考えられる人、例えば、”こんな人ばっかりじゃ ねえよ”なんて考えられればいいんだけど、日本なんかで”イエローキャブ” 読んだ人は、ニューヨークにいる女の人は、みんなああなんだって思うで しょ。」(日男)
*「だから、これ(Nuts)読んだ人はね、”やっぱ、日本人男性って、しゃ あないなあ”、”アメリカ人男性っていいわね”なんて思うんじゃないかな。 でも、オレは、アメリカ人男性って、そんなにいいのかなあって思うんです よね。」(日男)
*「アメリカ人男性が料理作ってくれるから、彼らがいいのか、それとも” オレについて来い!”じゃなくて、”二人で一緒にやって行こうね”タイプ だからいいのか、一体、彼らの何がいいのかって考えるわけ。それが分かん ないのよ。」(日男)
*「でも、アメリカ人といっても、いろんな人がいるわけで、何系、何系っ てあるわけでしょ。だから、一概に、”彼らは、こうだ”って言えないん じゃないかな。」(日女)
*「だから、あなたが言ってるのは、韓国系とかじゃなくて、金髪碧眼の男 性ってことね。」(日女)
*「そ、そ、そ、そ。オレたちがステレオタイプとして持ってるアメリカ人っ てヤツね。」(日男)
*「だから、それは白人男性ってことじゃないですか。」(日女)
*「そう、正確に言うと、そう。」(日男)
*「日本で、とりあえず白人の人に会ったら、”アメリカ人ですか?”って 聞くじゃん。なにはともあれ、白人見たらアメリカ人でしょ。」(日男)
*「”どこから来たんですか?”って聞かないの?」(日女)
*「いや、日本では、普通、白人見たら、とりあえず、”アメリカ人ですか?” って聞くみたいですよ。」(日男)
*「でもさ、そういうのって失礼で、相手に対するリスペクトじゃないけど さ、分かんなかったら、いきなり自分のアイデアだけでこじつけないでさ、” どこから来たの?”とか、そういうふうに日本人もやっていかんといかんの よ。」(日女)
*「日本の日本人はそういうところが分からないと思う。毎日、いろんな人 と会ってる私たちみたいには、その”違い”を肌で感じてないから分かんな いんだと思う。」(日女)
*「要するに、日本では、白人と言えばアメリカ人なんですよ。でね、この ことは、日本にいるアメリカ人ではない白人の人のコンプレーン(苦情)な んですよ。だから、ニューヨークでね、いつもいつも”ユー、コリアン?” なんて言われると、”なんだ、てめえ!”って思っちゃうところってあるで しょ。」(日女)
*「やっぱり第二次世界大戦とか戦後とか、いろんな歴史的なものがあって ね、白人=アメリカ人というような考えができたんじゃないの。」(日女)
*「だから、そういう歴史的なものが、日本の若い子に”外人男性、大好き!” って言わせてしまうのじゃないかな。その流れが残っててね。」(日男)
*「だって、映画に出てくる人なんて、カッコイイ男ばっかりなんだもん。 それ以外のもの見てないから、どんなに醜い人がアメリカの街歩いてるか、 肌で分かってないのよね。」
*「だからね、この”外人男性、大好き!”って意見ほど、日本の状況をき れいに表しているものはないんですよ。」(日男)
*「特に地方の方だったら、そういうやさしい外人に憧れる傾向が強いかも ね。地方は、普通、男尊女卑だしね。」(日女)
*「あなたは、どこの出身?」(日女)
*「熊本。」(日男)
*「あ〜ん、クマモトね。」(日女)
*「なにそれ、”あ〜ん”って?」(日男)
*「正直に考えて、日本人の男性との結婚っていうのを考えた時に、日本人 の男性は、私のことを嫌ってるって思ったの。」(日女)
*「うん、それは、分からないこともない・・・。」(日男)
*「この”日本人女性”の話が始まってから、同じ日本人の女性から、”こ んな人もいるわよね。でも、私は違う。”的意見を結構聞いたんですよ。そ れって、なんか、切って捨ててしまってる感じがしたんですけどね。」 (日男)
*「そういう人って結構いますよ。」(日女)
*「そういう人って、どういうふうに考えてるんですかね。」(日男)
*「私には関係ないって、考えてるんでしょ。」(日男)
*「”私は、もっと程度の高い人間です”って考えてるんじゃないかな。」 (日女)
*「そうかなあ? それもあるとは思うけど、もっとインディビジュアリス ティクに、”私には関係ない”って思ってんじゃないかな。」(日男)
*「そういう人もいますよ。自分の行動もリスペクトしながら、他人の行動 もリスペクトするってタイプ。だれか男で失敗しても”ドンマイ、ドンマイ” って言える人ですね。」(日男)
*「そういう”私は違う!”って人は、例えば、アメリカ人男性と日本人女 性が歩いてたりすると、”ゲッ!”てな目つきで見ちゃうんですよね。」 (日男)
*「でも、そう人って、結構あれじゃないの。ホントは自分がそうやりたいっ てヤツじゃないの。」(日男)
*「そう、そう、そう。」(日男)
*「だからね、そういう人ってね、アメ男と日女が歩いてたりすると、異常 に強くリアクションするんですよ。やっぱり悔しいっていう気持ちがあるん じゃないかな。」(日女)
*「逆に言うと、そういう人も、”騙される日女”の人たちと同じ意識を持っ てるんじゃないかって思うんですよ。それがそういうふうに”ゲッ!”てな 感じで出て来るんじゃないですかね。”いや〜、うらやましい〜”というの が正直なところではないかと。」(日男)
*「こういう類(アメリカ人男性に魅せられたり、騙されたり)の話って、 日本人なら誰でも分かると思うんですよ。だから、分かるだけに、自分と同 質であるってことを絶対認めたくない。」 *「アメリカ人男性に魅せられたり、騙されたりする可能性の話をした時に、 ”う〜ん、こういうことって自分にもあるわね”って言った人は、一人もい なかったです。”自分の意識の中にも、こういう気持ちってあるわよね”っ ていった人はいなかったです。」(日男)
                                            まだまだつづく

『もうひとつの井戸端会議』

 さて、先週、「生活相談電話」についての井戸端会議を開きました。参加 者数は、合計7名。なかなかええカンジでした。
 この時の詳しい話は、現在、進行中の「井戸端会議語録」が終了次第、ご 紹介します。(でも、今、掲載中の「語録」は、長いよ。)
 とりあえず、ここでは、「生活相談電話」出発のために今月中にやらなけ ればならないことをお知らせしておきます。
1. 『ターゲット設定』
 この生活相談電話(略:カツ電)が対象とする人々をある程度決める必要 があります。おそらく、「日本人の若い衆」になります。中でも、「留学生」 がその中心となるはずですが、ここんとこは、もう少し煮詰めないといけな いでしょうね。
2. 『アンケート作戦』
 若い衆が何に困り、何を知りたがっているのか知る必要があります。その ための「アンケート作戦」です。近々始めます。
3. 『回答例作成』
 さて、どんな質問が来るか大体検討がついたら、それに対する回答を考え なければなりません。これは、かなりキツイ作業となります。でも、「ニュー ヨークを知る」という意味では、面白いですね。
4. 『他の団体との情報交換』
 ニューヨークにも、こういうカツ電系の電話がいくつかあります。こうい うところと連絡を取ってですね、どういう質問が若い衆から来るのかとか、 どこのカツ電がどういう情報に強いかなどを調べなければなりません。
   私は、個人的にそれぞれのカツ電が役割分担できれば、と思っております。 要するに、それぞれが得意技を持つということです。そりゃ、私たちのカツ 電も基本的な情報は揃えますよ。でも、やっぱり、どこどこのカツ電は、法 律系に強いとか、あそこは、学生の情報を握ってる、などというのがあるは ずです。それをお互いに協力しながら、ニューヨークの日本人の皆さんのた めに、ガンバガンバしていかなければならないと、わたくし、思うのであり ます、ハイ。
5. 『いっしょにやろか作戦』
   要するに、協力者探しです。これは、重要なポイントですので、ちょっと 気合い入れてお話ししましょう。
 このカツ電の特徴は、「みんなで作るカツ電電」(標語調にお読みくださ い)ということです。
 情報には、2種類あります。「止まってる情報」と「動いてる情報」です。 「止まってる情報」とは、あんまり変化しない情報のことです。例えば、領 事館の電話番号。これらの情報は、週ごとに変わることはありません。でも、 「動いてる情報」、例えば、アパートの情報、学校の情報、インターンの情 報、仕事の情報などは、いつも変化してます。
 私たちのカツ電は、「止まってる情報」だけでなく、「動いてる情報」も 扱おうとしてます。そのためには、情報の網をですね、い--------っぱいに広 げておかねばなりません。だから、いろんな人に参加して頂きたいのです。 「みんなで助け合うために みんなで作るカツ電電」。ええカンジやね。
 以上です。
   とりあえず、いろいろと調べてみます。その結果報告は、Nuts紙上にて行 うつもりです。お楽しみに。
 そんなとこです。では。        編集人

 

『VOICE』

@編集人です。
 私の今週の金曜日(4月5日)の予定はですね、「New York Geisha」と いう映画を日系人会に見に行くことなのであります。主催は、「現地採用を 考える会」です。
 この映画を見に行くことにしたのは、映画の内容と、主催者である「現地 採用を考える会」に興味があるからでした。
 この「New York Geisha」という映画、テーマが、「ピアノバー・ガール ズ」なのであります。わたくし、その世界にトンとウトいもので、「少し 勉強しましょうか」という気持ちで行かせて頂きます。
 そして、「現地採用を考える会」。この団体が何を考えてるか、というの を確かめに行きます。私、個人的には、こういう団体に「ガンバッテ!」と いう気持ちを抱いております。ですから、彼らが何を考えてるかを確認して ですね、「ガンバッテ、ガンバッテ!」にするのか、「ワシも入ろ。」にす るのか、あるいは、「へー、なるほどね。」or「あっ、そう。」で済ますの か、ということを自分の中で決めねばなりません。要するに、現時点での 「彼らとの距離」を決めに行きます。う〜ん、楽しみです。
 今週は、こんなもんです。では、また来週。   編集人

『今週の歌』

「ぼっこりと ご飯に盛ったナカオチに               顔をうずめて ”生きてて良かった”」                          ひろ

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Hiroyuki Takenaga ---hiro@interport.net