Nutsの表紙です
目次
*『続々・97年度の作戦です』
*『VOICE』 ・編集後記 ・ひとりごと「自民党の問題」
*『今週の歌』
****************************
『続々・97年度の作戦です』
さて、「続々・97年度の作戦」なのであります。
作戦話は、これで最後です。来週からは、普通のNutsに戻りますので、今週 までは我慢してね。
では、始めましょう。
5)「在外投票制度確立運動」
皆さんご存知の「海外に住む日本人にも日本の選挙に参加させろや。」運動 なのであります。
この問題につきましては、これまでにいろいろお話ししましたので、ここでは、 今年の状況及び作戦について軽くご説明したいと思います。
今月中に日本の国会では、「通常国会」というものが始まります。国会議員が 勢揃いして、いろんなことについて「ああでもない、こうでもない、でも、そう しよか」てな感じで話し合う期間です。普通は、5、6月まで開かれます。
そして、来月、在外投票訴訟の初公判が行なわれます。
私は、この「通常国会」がひとつの山になると思っています。はっきり言うと、 この期間に在外投票制度ができると読んでいます。
この点につきましては、ロスやシドニーなどで活動している私の仲間たちは、 まったく別の見方をしてます。彼らは、「制度化には、あと1年から2年かか る。」と見ています。
この違いは、どこから生まれるかと言いますと、おそらく「在外投票制度実現 のための一番重要なポイント」というものに違いがあると私は思います。
彼らは、「訴訟」に賭けてます。私は、「白川勝彦自治大臣」に賭けてます。 その違いが、「あと1、2年かかる」、「今年中にできる」という形で表われて いるのです。
「訴訟」の結果が出るのは、1、2年後になります。私たちが勝訴した場合、 当然、世論は盛り上がり、それが制度実現へと繋がるでしょう。それが彼らの読 みです。
私は、基本的に訴訟の結果を見るつもりはありません。その前の段階で、すべ てにケリをつけてしまう予定です。逆に言うと、そのための「訴訟」だったと考 えています。
今回、私たちが訴訟を起こしたことを新聞、その他でご覧になった方の中には、 「日本政府は在外投票制度の実現に反対している」と思われた方も多いのではな いかと思います。
でも、それは、違います。
日本政府は、「在外投票制度は、できるだけ早く法制化されるべきだ」と考え ています。要するに、作る気はあるのです。でも、いろんな問題があるとかなん とか言って、なかなか作らなかったのであります。そのケツを蹴り上げるための 「訴訟」だったのであります。そして、私たちは、訴訟をブチ上げることによっ て、確実に政府のケツを蹴り上げました。訴訟の最初の目的は達成したのです。 あとは、政府の出方を見ながら、結果を待つこととなります。
ロスやシドニーの仲間たちは、その結果が出るまで政府側は動かないだろうと 見ているはずです。一方で、私は、政府側は意外と早く動き出すと考えています。 そのココロが、「白川勝彦自治大臣」なのであります。
この3年間の在外投票運動の中で、制度が実現しかかったことが2回ほどあり ます。細川政権の時と羽田政権の時です。
なんで実現しかかったと言いますと、ヤル気のある政治家がいたからなのであ ります。細川政権では細川さん自身、そして、羽田政権では当時自治大臣だった 石井一さんが、「在外投票ヤルヤル派」政治家だったのです。でも、結果的には、 両方とも短命政権だったために実現には至りませんでした。
そして、今回、私たちはもうひとりの「在外投票ヤルヤル派」政治家、白川 勝彦自治大臣を迎えることとなったのであります。
私は、1、2年も待つつもりはありません。今、この白川さんを全面的にバック アップして、今回の通常国会での在外投票制度の立法を目指します。だから私は、 「今年中にできる」、いや、「今年中に作る」と考えておるのであります。
わたくし、早速、白川さんにアプローチしてみようと思います。白川さんが 自治大臣でいる間に、必ずこの問題にケリをつけたと考えております。でないと、 また政権が代わって、とんでもないアホンダラが自治大臣になったりなんかした ら、これまた困ったことになりますからね。
なにはともあれ、今年の前半戦でケリをつけます。もしこの通常国会で在外 投票法案が成立しなかったら、わたくし、頭を丸めて坊主にします。5番街を 素っ裸で歩くという案もありましたが、これをやりますと、わたくし、離婚され てしまいます。よって、坊主頭にしました。
「法案できなかったら坊主頭」宣言です。 まあ、たまには遊ぼや。市民運動なんちゅうのは、基本的にはイベント合戦な んやから。
てな感じですな。
6)「Nuts井戸端会議」
いろんな方からNutsに関して頂いたご意見の中に、「井戸端会議を復活させて 欲しい」というものが数多くありました。というわけで、復活させます。
この井戸端会議、基本的にはその名の通り、「井戸端会議」なのであります。 月に1回、テーマを決めて、その事についてグダグダしゃべることを目的として おります。
今月からこの井戸端会議を復活させるわけなのですが、毎回のテーマは、その 月のNutsに掲載された内容にするつもりです。ですから、井戸端会議を開くのは、 いつも月末になります。
で、早速、今月の井戸端会議のお知らせなのであります。
日時:1月30日(木)午後6時半ー8時半 場所:日系人会 (15 West 44th Street, 11th Fl.,bet. 5 & 6 Ave.)
これから毎月行なっていきます。お楽しみに。
7)「カツ電とアップル・カップルズ」
この2つに関しましては、すでにNutsとは違うところで動き出しております。 よって、これからNutsは、それらをサポートする役目に落ち着こうと考えており ます。ただ、それらについてのお知らせなどは、今まで通り積極的に掲載してい きます。
カツ電とアップル・カップルズは、一応、Nutsから卒業です。
大きく育ってくれればいいのですが・・・。
8)「ただいまニッポン作戦」
前々号でお話した「出ろ出ろニッポン作戦」について、インターネット上の 「NY Nutsメーリングリスト」でおしゃべりしてる時に、ある方から、「以前、 こちらに住んでいて、今は日本でがんばってる人たちのことをNuts紙上やホーム ページで紹介して、同時にそういう方たちにもNutsを送ったらどないだ。」と いうご意見を頂きました。
というわけで、そういう方々とのネットワークを築いていく作戦、「ただいま ニッポン作戦」をスタートします。
これから、Nuts紙上やホームページ上で、こういう「帰国してがんばってる人 たち」を紹介していこうと思っております。また、読者の皆さんの中に、そういう 人たちをご存知の方がいましたら、編集部までご連絡頂けたら幸いです。
9)「紙NutsとホームページNutsとEメールNuts」
現在、このNutsは、紙、ホームページ及びEメールにて読者の皆さんにお届けし ています。読者数は、1回の発行につき約1万人です。内訳は、紙が約千人、 ホームページが約5千人、Eメールが約4千人となっています。
この1万という数字を今年は2、3万まで引き上げたいと思います。一応、 去年のうちの仕掛けておいた爆弾が、今年日本で爆発することになっています。 それがうまく爆発しますと、おそらく2、3万までは、読者数は増加します。そ したら、また、おもしろいことできるわよ。
10)「その他大勢」
以上のような作戦以外にも、「骨髄移植の危険性調べ作戦」、「政治の虫 研究会(政虫研)」、「コミュニティ・ラジオ作戦(コミラジ作戦)」、「日米 カウンセリング・センターを助けよう作戦」、「”日本の祭り”再び作戦」、 「”Nuts世界観光案内”復活作戦」などがあるのですが、それらについてもボチ ボチやっていきたいと考えております。読者の皆さんもノンビリ眺めててくだ さい。
以上が、97年度のすべての作戦となります。
3週も私のたわごとにお付き合い頂き、誠にありがとうございました。この 「97年度の作戦」のうちのどのくらいが実現するんでしょうね。楽しみな ような、怖いような・・・。
では、97年を盛大に始めます。 編集人
*******************
『VOICE』
@編集人です。
3週続けて私が書きまくってしまいました。誠に申し訳ありません。でも、 今までのおさらいという意味も含めて、すべての作戦を自分なりに確認しておき たかったのよね。それと、読者の皆さんにもそこんとこ分かってて欲しかったし。 なにはともあれ、来週からは、普通に戻ります。
さて、最近、感心したことがひとつあります。「ニューヨーク情報誌・OCSニュース」についてです。
OCSニュースの新年号に載ってたのですが、OCSニュースって、日本の 約100の本屋さんに置いてあるんですよね。
非常にすばらしい。
ちなみに、私の実家である熊本県八代市の本屋さんにも置いてありますし、 私の第2の実家である沖縄では、5つの本屋さんに置いてあるそうです。
OCSニュースが、日本では幾らで売られているかは分かりませんが、少なく とも日本中で手に入る可能性があるというのがすばらしいではありませんか。 ということはですよ、OCSニュースに投書すれば、一応、日本中に自分の意見を バラ撒けるということになるであります。
う〜ん、OCSニュース様とは、仲良くさせて頂かねばなりませんのう。
今週は、そんなとこです。
では、また来週。 編集人
@少しばかりドロドロした話をする。「自民党の問題」についてである。
在外投票制度の実現を阻んでいるのは、はっきり言って自民党である。正確に 言うと、自民党の一部の議員たちである。彼らが、在外投票制度を「やっかいな もの」と思っているから、この法案はなかなか制度化されないのである。
では、なぜ在外投票制度は、彼らにとって「やっかいなもの」なのか。
彼らは、この制度が実現すると、彼らの政治家としての地位が危なくなると 考えている。要するに、当選が難しくなると考えているのだ。
その理由。ひとつ、「海外の票は、彼らにはコントロールできない」。ふたつ、 「海外に住んでる人間は、どちらかというとリベラル」。みっつ、「海外は創価 学会が強い」。
以上のような多分にアヤシイ根拠をもとに、彼らは在外投票制度を「やっかい なもの」と思っている。よって、その実現に反対する。
私は、在外投票制度に反対する自民党議員たちこそ、「自民党の問題」である と考えている。
彼らは、自民党の足を引っ張り、イメージをダウンさせ、「票」というものを 自民党から失わせつつあるのだ。
ぶっちゃけた話、この制度は近々実現する。もしかしたら今年中に法制化され るかもしれない。まあ、どう転んでも、最終的には実現するのである。
在外投票運動には、現在、強い追い風が吹いている。そして、これは、今後、 止むことはない。つまり、この風は、吹いて吹いて吹きまくり、最終的には、 制度化実現を阻む壁をなぎ倒すことになる。
在外投票制度が法制化されると、海外には、数十万の新しい票が生まれること となる。その時に各党の政治家は、こんなことを考えるだろう。
「それらの票のうちのどれくらいをオレたちはいただけるのか」。
どの党にどれくらいの票が入るのか、まだ誰にも分からない。しかし、ひとつ だけ確かなのは、自民党がこの制度の実現を拒めば拒むほど、最終的に自民党に 入る票は少なくなるということだ。
この在外投票問題のカギを握るのは、自民党であるということに、海外に住む 日本人だちは気付き始めている。もう少し具体的に言うと、自民党のせいでこの 制度の実現が遅れいているということを彼らは分かり始めているのだ。
となると、時間が経てば経つほど、自民党の立場は悪くなる。自民党内の数人 の「在外投票反対派」のために、近い将来、海外に生まれる数十万の票を自民党 はこれから少しずつ失って行く。
まったく、どうしようもないアホである。
以前、ある政治家にこんなことを言われたことがある。
「票は、政治家の命だ。その命にかかわる選挙制度をそんなに簡単に作れる はずがないじゃないか。」
そうなのである。票、つまり、投票権を持つ国民こそ政治家の命なのである。 そしたら、その命をもう少し大切にせんかい。
また、先に話したように、この制度はどっちみち実現するのである。それなら ば、将来のためにできるだけ早く手を打つのがベストではないか。でも、自民党 は、去るはずもない嵐を目の前にして、まるでその嵐が去るのを待つかのごとく、 チンタラチンタラ時間稼ぎしている。そして同時に、自分で自分の首をジリジリ 締め上げているのである。その自民党の首を締め上げているのが、自民党内の 数人の「在外投票反対派」議員たちなのだ。
もし、私が自民党の議員だったら、サッサと在外投票制度を作ってしまって、 海外に住む日本人に「自民党さん、ありがとう」と感謝されるように努力するだ ろう。そしたら、海外の票が、ガッポリ手に入るはずである。
物事は、「先手必勝」である。どうせやるんだったら、先にやった方が勝ちな のだ。自民党の議員たちも、そのことにそろそろ気付き始めていいのではないか。
以上のように、自民党の未来も考えず、自分の保身のためのみに、「在外投票 反対!」と叫ぶ自民党「在外投票反対派」の議員たちは、「自民党の大問題」 なのである。
かなり政治的な臭いのする話になってしまった。市民運動というイメージには、 あまりそぐわないかもしれないが、これからも私はこういうドロドロした話とも しっかりお付き合いして行こうと思う。
ひろ
**********************
『今週の歌』
「我の名を 知る人増えて ニューヨーク
心の獣が グルルと笑う夜 ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞHiroyuki Takenaga ---hiro@interport.net