1997年5月20日号(No.167)


                     Nutsの表紙です



目次

*『正しい異文化講座』 *『Nutsオタスケ隊』 *『微妙な在外投票』 *『今週の歌』
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『正しい異文化講座』

 編集人です。
 さて、今週は、わたくしが書きまくってしまいます。
 最初は、先週少しお話ししました「正しい異文化講座」について。
 国際結婚の会「アップル・カップルズ」&週刊Nutsでは、来たる5月30 日(金)午後7時より「正しい異文化講座その1:”正しいサルサの踊り 方”講座」を開きます(サルサっていうのは、プエルトリコのタンタン調 の踊りね)。
 私の情報網によりますと、ちまたには、「サルサ習いたいけど、なんか 恥ずかしいなあ。」とか「まずはちょっとだけカジってみたいもんだ。」 などと考えてる日本人の方が結構いるのであります。その方たちに「そん じゃ、かるーく一発やってみましょか」オポチュニティー(機会)を提供 し、少しでも他の文化に触れてもらおうというのが、今回のイベントの目 的なのであります。
 これは、基本的にサルサの初心者用のレッスンになります。「まったく のド素人さん」及び「昔、踊ったことがあるけど、何がなにやらサッパリ 分からんかった人」のためのサルサ教室です。ですから、「私、踊れない から恥ずかしー。」という言い訳は通用しません。踊れない人たちのため のイベントなんですから。
 会費は5ドルです。いろんな人たちが気軽に参加できるようにできるだ け安く設定しました。
 とりあえず詳細は以下の通りです。
「”正しいサルサの踊り方”講座」
日時:5月30日(金)午後7時ー9時 場所:8th Avenue Studio    939 8th Avenue, #4A (bet. 55 & 56)    Tel: 212-397-0039 講師:Mr. Yoshi Yano 会費:一人5ドル
 おひとりで参加されてもまったく問題ありません。参加ご希望の方は、 編集部(212-982-3348)までご連絡ください。
 この「正しい異文化講座」ですが、今後、シリーズ化して、いろんなネ タを取り上げながらやって行きたいと考えております。また、このシリー ズは、今回のように他の団体との共催でやっていく予定です。その方が人 も集まるし、いろんな人にも会えるからね。
 てなわけで、「こういうネタがあるんですけど・・・」という団体(別 に個人でもOKよ)がありましたら、編集部までご連絡ください。一緒に楽 しくやりましょ。
 ついでに事務連絡ですが、5月29日(木)午後6時半より日系人会 (15 West 44th St., 11th Fl.)にて、恒例の「Nuts井戸端会議」を開 きます。よく「井戸端会議って、一体ナニ話すんですか。」と聞かれるん ですが、これは単なる「おしゃべり会」でして、いろんなことをグダグダ くっちゃべるだけです。難しいことはありません。参加ご希望の方は、 編集部(212-982-3348)までご連絡ください。
 以上です。               編集人
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『Nutsオタスケ隊』

 さて、「Nutsオタスケ隊」の話なのであります。
 読者の皆さんは、すでにご存知かと思いますが、あの「日本の祭り」が 来月復活するのであります。パチパチパチ。正確には、6月8日(日)正 午から午後4時までの開催となります。主催はジャパン・ソサエティー。 場所は47丁目の1と2の間、要するに、ジャパン・ソサエティーの前の 通りです。
 去年、この「日本の祭り」が中止になりまして、「このまま無くなって しまうのではないか。」と心配しておりましたが、ありがたいことに、 ジャパン・ソサエティーさんが復活させてくれました。すばらしいではあ りませんか。
 ただ、何と言っても、ジャパン・ソサエティーさんにとって、祭りをや るのはこれが初めての経験なのでありまして、いろんな面で大変苦労され てるとのことでした。
 私も前、この祭りの実行委員をやってたことがありますので、その辺の ご苦労は、よーく分かるのであります。アナタ、大変なんですから。
 てなわけで、「では、わしらもお手伝いしようではないか。」などと考 えまして、今回のお祭りを勝手に手伝う軍団、「Nutsオタスケ隊」を構成 することにしました。
 通常は、主催者側がボランティアを公募したりするのですが、ジャパン・ ソサエティーさんは、ただでさえ他のことで大忙しなのに、ボランティア 集めまでさせてはかわいそうということで、私らは私らで勝手連的なオタ スケ隊を作ることにしたのです。
 オタスケ隊の仕事としましては、掃除、荷物運び、後片づけなどが基本 メニューとなっております。その他にもいろんな作業が発生するかもしれ ませんが、その辺は臨機応変にやっつけたいと考えております。
 ボランティアすることに対する報酬は、まったくありません。弁当も出 ません。得られるのは、「私もお祭り手伝っちゃった。」という満足感の みです。
 私は、このお祭りはニューヨークにおける私たち日本人の存在感を示す 最も有効な方法だと考えております。もっと突き詰めて言いますと、私た ちは「義務」としてこういうお祭りをやるべきなのです。
 「日本人には顔がない」、「ニューヨークにはジャパニーズ・コミュニ ティがない」。この街に住む非日本人の人たちによくこんなことを言われ ます。
 ニューヨークの魅力のひとつは、いろんな人種がそれぞれ主張してるこ とです。そのゴチャゴチャ性がこの街のエネルギーを生み出しています。 日本人もその主張合戦に参加すべきです。そしたら、ニューヨークにおけ る日本人の文化・民族的居場所も分かりますし、何よりもニューヨーク自 体がもっとおもしろい街になります。
 「わしらが騒ぐとニューヨークまでおもしろくなる」。
 そんなわけで、祭りのお手伝いです。
 「Nutsオタスケ隊」に参加ご希望の方は、編集部(212-982-3348) までご連絡ください。できれば、来々週ぐらいに顔合わせをしたいと考え ております。
 それでは、隊員の申し込み、お待ちしております。
                             編集人
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『微妙な在外投票』

 さて、「在外投票」の話です。
 数週間前に私が「いやいや、在外投票もそろそろカタがつくよ。」と書 いたのを、皆さん、覚えてますでしょうか。
 そうなんです。その時は「カタがつく」と思っておったのです。でも、 現実にはあんまり先に進んどらんのですな。理由は、何か知らんけど、与 党がチンタラしとるからなのでありました。
 与党(自民党+社民党+さきがけ)が「これで行こうぜ。」と言ってい る在外投票法案の内容は、すでに明らかになっております。その内容を紹 介しますと、
1)『衆参比例区のみ』
 簡単に言いますと、政党には投票できるけど、個人、つまり、立候補 した人には投票できないということなのですな。今の日本の選挙のやり方 には、政党に投票するのと、人に投票するのの2通りがあるのですが、海 外に住む人は、とりあえず前者のみってことなのです。なぜかと言います と、「立候補者の情報を世界中に散らばる日本人に伝えるのは、ちと難し いのう。」、それと、「まあ、最初は簡単にできるやつで試してみよや。」 だからだそうです。
2)『投票方法は郵便と在外公館』
 投票のやり方についてですが、それには2種類ありまして、郵便でやる 方法と、領事館とかに直接行って投票箱にポイっと入れる方法になります。 どちらにするかは、お好みで選んでいいらしいです。私は、どっちにしよ うかしら・・・。
3)『対象:帰国の意志を有する者』
 投票できるのは、20歳以上の日本人で、海外に3ヵ月以上滞在してて、 なおかつ、「将来は日本に帰るもーん。」と考えている人たちなのであり ます。今のところ、「グリーンカード(日本語では”永住権”と訳されて ますけど、私はあんまり正しい訳ではないと考えておりますから、”永住 権”という言葉はできるだけ使わないようにしています。)持ってたらダ メよ。」という話は、はっきりとは出ていません。もしかしたら「グリー ンカード持ってる人はダメよ。」という企みが、与党が持ってる法案には 含まれてるかもしれませんが、私は、はっきりしたカタチで「グリーンカー ド持ってる人はダメよ。」とは明記できないと考えております。なぜかと 言いますと、それぞれの国によってシステムが違うからなのであります (グリーンカードのようなタイプのビザがない国もあるからね)。だから、 「帰国の意志を有する者」なんちゅう言い方になったのですな。もし、グ リーンカード持ってる人は投票できないってことになっても、「そんなこ と言ったって、わしゃグリーンカード持ってるけど、将来は日本に帰るつ もりなんやから、投票するよ。」と言って、領事館で暴れればいいのです。 簡単よ。
 与党の法案は、以上のような内容となります。
 彼らはこれを今、国会に提出しようとしているのであります。
 在外投票運動に参加するグループの中には、「この法案は、ちと変でね えか。政党にしか投票できねえしよお。こんな法案ならいらねえな。だっ て、法律って一回できたらなかなか変えられねえべ。」という意見もあり ます。私もできれば「なんでもアリ(政党・個人の両方に投票できて、日 本人ならばグリーンカードの有無にかかわらず投票できる)」法案が今回 の国会に出るのを望んでおります。
 しかし、です。そういうラブリーな法案がこの国会に出て来る可能性は 100%ありません。だったら、与党が今持ってる法案でいいから国会に出 してもらってですな、サッサと法律にしていただいて、とりあえず私たち 海外に住む日本人も「票の力」なるものをつけて、それでもって「変えて ちょうだい。変えなかったら票で仕返しするよ。」てな方法で政府に迫っ ていく方がいいのではないかと、私は思うのであります。
 はっきり言いまして、永田町の政治家の皆さんにとって、海外の投票権 を持たない日本人などは、虫ケラ以下なのであります。だってアナタ、政 治家は「票」が命なんだから。
 私たちの運動がここまでこれたのは、日本政府が基本的には在外投票に 「賛成」だったからでありまして、別に私たちが「反対」だった政府を 「賛成」に変えたわけではないのであります。「票の力」のない私たちに 彼らの考えを変えられるほどのパワーはありません。だったら、半分でも いいから「票の力」を得てですね、それを使ってグダグダ言った方が効果 的ではないでしょうか。
 その証拠に、最近、日本のメディアが「在外邦人にも投票権!!」と取 り上げてからの私たち(在外投票運動側)に対する政治家の反応が違うの であります。彼らも私たちのことを「近い将来に票を持つ方々」という風 に見始めているのです。ね、投票権って、おいしいでしょ。
 繰り返しになりますが、この運動がある程度うまく行ったのは、時代の 波に乗ったからです。私たちに力があったからではありません。投票権を 持つまでは、私たち海外に住む日本人は、日本の政治家たちにとって、単 なるハナクソでしかありません。そこを見誤ると大変なことになります。
 そんなわけで、今回の国会でその中途半端な法案でもいいから成立させ てほしいのですが、ここでひとつ問題があるのです。それは、時間があん まりないってことなのであります。
 今、行なわれている国会というのは、「通常国会」と呼ばれるものでし て、これは来月の6月18日で終わってしまいます。普通、ひとつの法案 が国会に「これ、法律にしようぜ〜。」と提出されてからうまく出来上が るまでに早くても2週間から4週間ほどかかるらしいです。ということは、 今、この法案はギリギリのところにあるんですな。
 「そんなもん、次の時にやればいいじゃーん。」という声もあるかもし れませんが、皆さんご存知のように、政治というのは、まったくの水もの でして、「次」というのがなかなか期待できんのです。突然、総理が辞め たり、与党が崩壊したり、与野党がひっくり返ったり、なんちゅうことが 簡単に起きてしまうのです。そしたら、私ら、また最初からやらんといか んのよね。
 今、この法案というか、「在外投票」ネタというのは、ある意味で実現 への流れにうまく乗ってるわけでありまして、できればその流れがブッ止 まる(国会が終了する)前にチョチョイのチョイと法案を成立させてほし いと、わたくし、思うのであります。
 以下にご紹介するのは、この在外投票法案を今国会で通すために是非と もその協力を必要とする議員の皆さんのリストです。FAX番号も明記しま した。
加藤紘一議員(自民党幹事長)・03-3502-5008 村上正邦議員(自民党参院幹事長)・03-3502-8830 松永光議員(与党選挙制度協議会座長)・03-3593-2314 中馬弘毅議員(衆院「公職選挙法改正に関する調査特別委員会」委員長)・ 03-3593-7126 武田節子議員(参院「選挙制度に関する特別委員会」委員長)・03-3508- 8308
 てなわけで、FAX作戦なのであります。「今国会で法案を作ってちょう だい。」という方は、その思いをブチまけたFAXを上記の議員さんたちに お送りいただければ幸いです。また、「しっかりした法案ができるまで、 こんなの通しちゃダメ。」という方も、その意見を送られても結構です。 好きにやってください。
 ただ、わしは「今国会で法案を作ってちょうだい。」って言うよ。
 なにはともあれ、盛り上がるのはいいことです。
 先週の「日本人がアメリカ人に対して持つ劣等感の問題」の続きを書く はずだったのですが、スペースの関係上、来週に回すことにしました。誠 に申し訳ありません。
 最後に。「ぶりてんNuts」の紙版を今度の祭りの時にでも配ろうかと考 えております。要するに、インターネット上の「ぶりてんNuts」に掲載さ れた情報を紙に落として、「ぶりてんNutsにはこんな情報が載ってるの よー。」と宣伝するためのものです。詳細は来週お話しします。
 では、また来週。
                        編集人
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『今週の歌』

「ダラダラと たれる鼻水 ふきながら
         ”この水分は どこから来るの?”  ひろ」

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Hiroyuki Takenaga ---hiro@interport.net


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