1998年5月19日号(No.219)




目次

*『白人男と日本女の問題スペシャル』
・まえがき ・投書『白人男性&日本人女性のカップルの問題について』 ・投書『ピンクさんへ』 ・投書『白人男と日本人女』 ・投書『白人男性&日本人女性について』 ・投書『ナッティ・ピンクさんの投書について』 ・あとがき
*『今週の歌』
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『白人男と日本女の問題スペシャル』

 さて、「白人男と日本女の問題」なのであります。
 いやいや、知らない間に大変な議論となってしまいました。
 先週お話ししましたように、今回は、この「白人男と日本女の問題」に関 する投書を一挙に掲載いたします。
 はっきり申しまして、中には「こんなこと書いて、ヒド〜イ」と言いたく なるものもあります。ただ、さまざまな意見を載せるのがこの「週刊Nuts」 のモットーでありますし、実際世の中にはいろんな人がおるのですね。
 というわけで、グダグダかたいことは言わずに、ラブリーな投書アグリー な投書ともにドッカーンと掲載してしまいます。
 お読みいただければわかるのですが、どちらかと言いますと女性の方々の ほうが、「ふむ、なるほど」と思わせる文章を書いております。男性軍から の投書には、なんとなく「負け犬の遠吠え」的な響きがありますね。皆さん は、どうお感じになりますでしょうか。
 それでは早速始めましょう。じっくりお読みください。
                 「週刊Nuts」編集部
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投書『白人男性&日本人女性のカップルの問題について』
 「週刊Nuts」NO.216の白人男性&日本人女性のカップルの問題について 一言私の意見を言わせてもらいます。
 私には今、日本人男性の彼がいます。過去にアメリカ人男性、中近東の男 性とも付き合いました。
 このNutsの紙上だけではなく、よくこの手の問題は耳にします。そして、 いつもアメリカ人男性の彼を持つ日本人女性の言い分として、「アメリカ人 男性は、何々してくれる、何々言ってくれる。それに対して日本人男性は、 何々してくれない、何々できない」などと言います。
 私はいつもそういう言葉を聞くと何か違うのではないかと思うのです。で は、私達日本人女性は、アメリカ人男性、日本人男性に何をしてあげられる でしょうか? 恋愛とはいつも何々してもらって幸せを感じるものでしょう か? 肉体的にいつも気持ち良くしてもらうものでしょうか?
 私は本当に精神的にも肉体的にも自立した女性は、男性が何々してくれな くても、とてもステキな恋ができると思うのですが、日本人男性が女を幸せ にしてくれないという日本人女性達、彼女らは彼らを幸せにしようとしたこ とがあるのでしょうか? いつも受け身では、本当の日本人男性の良さも、 そしてアメリカ人男性の良さも分からないのではないでしょうか?
 自分1人でも、いつも人生を楽しんでいける女性は、どんな男性でもステ キに変えることができると思います。変えると言うよりは、相手のすばらし さを発見、またはそれを育てることができる・・・
 人生も恋も、いつも受身では本当に幸せになれないと思います。
                                           M.Y.
投書『ピンクさんへ』
 メイルオーダーブライドという言葉があるでしょう。女に絶望的にもてな いアメリカ男が、一生童貞でいるよりはましだ、という理由で東洋から女を カタログで選んで輸入するんです。最近はこの手のサーヴィスも下火だそう です。東洋から愚かな女が枚挙して訪れるようになったからでしょう。送料 を払わなくても良くなったということですか。この人種差別がお家芸の米国 で、東洋女と付き合わざるを得ない男は、残念ながら想像を絶するほど劣等 です。米国の億万長者や著名人で、わざわざ東洋女を娶った人はほとんどい ません。もちろん負け犬は日本にだっているんですね。泣く泣くロシア女性 と家庭を持ったりします。日米に限らず、本当に「先天的才能」がある人 は、異人さんなんかとは付き合わず、自分の文化圏に優れた相手を見つける でしょう。「ひがみ」や「やっかみ」ですって? 私は負け犬のアメリカ人 に「憐れみ」を感じます。ピンクさんも、ご主人様にせめてやさしくしてあ げてください。日本男児を代表してお悔やみを申し上げておきます。
                                        まんじ
投書『白人男と日本人女』
 日本人の男の子は、「文化的に」女より偉そうに振る舞うように育てられ ていますが、「生まれつきのニブさ、尊大さ」は白人男のそれにとても及び ません。日本の「男尊女卑」は、実は女性の母としての機能を守るために発 達したのでは、と最近思うのです。実際、「男性並みにバリバリ働いて」生 理の止まった(実に、アガってしまった)人は結構多いようなのです。私は 「一般職」を三年半経験して、「二度とやりたくない!!」と思い、パーソ ンズで学び直しているわけですが、この「一般職」も、母としての機能を女 性が守れるように、作られているのを感じました。よーするに、結婚相手が いなかったので、キャリアアップの必要が出てきたんですな、私の個人的な 事情としては。
 アメリカで、日本人女性はモテます。しかし、たいがいの白人とか黒人の 頭の中では「ある晴れた日」のアリアが流れていたにすぎません。エキゾ チックなら、中国人でも韓国人でも(この3人種でもずいぶん気性とか違う のに)かまやしないのです。ある程度性欲とか好奇心が満たされたら、「こ の人は私がアジア人の顔をしてなくても私のこと好きでいてくれるの か??」と、ときどき考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
 ちなみに私のところに黒人がよく寄ってくるのは、たんに私がLOUDで ケツでかくてクチビルぶあついからです。あと、声が低いから。日本人の男 の子は、背が高くて声低い女きらいでしょ?深く考えはじめると、けっこう 悲しい。あ〜あ。さっき言った「アリア」といい、男関係最近うんざりし ちゃって、ゲイとばっかりつるんでるよ。ど〜にかしてくれ・・・・・・・
 しかし、日本人のコンパクトな体は、実はとても優秀です。みなさん、今 となっては日本の膨大なサブカルチャーとなった、エッチビデオをよく研究 して、日本人男性のおカブを上げようじゃぁあ〜りませんか。使えないワザ とかも結構出てるけどさ・・・・・・ 
                                    Shirlene
投書『白人男性&日本人女性について』
 週刊ナッツ5月5日号(NO.217)、とても面白く読ませていただきまし た。その中で投稿が2件ありましたよね、両方共とても共感してしまったん ですが、ちょっと一言付け足したくなって、思わずメール送らせていただき ました。
 「周りの日本人に対する優越感」についてですが、これは恋愛事だけでな く日本人にとても多い現象だと思いました。例えば人よりアメリカナイズし てることを自慢する人や、アメリカ人の友達がいることを自慢したりとか、 英語がちょっと上手だからとか、これまでいろいろな日本人を見かけて来ま した。そしてまた日本に帰ってからアメリカを知り尽くしたかのような偉そ うな態度で自慢プンプンな人とか。
 本題に戻りますが、投書の中の「個人的な魅力でモテるという意味では日 本人の男性も女性も引き分け」という意見には特に共感してしまいました。 外見だけに捕われている人は本当に可愛そうだと思うし、それこそ変な優越 感をもったり周囲の意見や流行りものにばかりこだわっている人こそ個人的 な魅力の無い人だと思います。
 これってひょっとして<周りとの調和>を重要視する日本人の国民性から くる問題なのかもしれませんね。
 ところでナッティピンクさんの言っていた「白人男性の方が精神的に肉体 的に数倍気持ち良くさせてくれる」という意味も女性として気持ちは良く分 かります。基本的に<女性が男性の求めるもの>ってたくさんあります(も ちろん個人で多少違うんでしょうが)が、それを満たしてくれるのは一般的 に白人男性の方が多いと思います。だから白人男性を選ぶ女性が多いので は。
 その逆で、これまたたくさんあるでしょう<男性が女性に求めるもの>を 満たしてくれるのは日本人女性なのか、白人女性なのか、私は個人的に引き 分けだと思うのですが、どうでしょう。
                       ISHIDA
投書『ナッティ・ピンクさんの投書について』
 毎回楽しく読ませていただいていますが、「週刊Nuts」4月28日号 (O.216)のナッティ・ピンクさんのような調子の文を読むと胸くそが悪く なります。とても書いていた本人が冷静とは思えませんが、子供っぽく、 こっちも気晴らしに書かせてもらいます。
 結局、日本人にもてない(もてなかった)女の”やっかみ”にしか聞こえ ないし、男が女を口説くものならば、能書きをならべる前に日本人男性があ なたを次から次へと口説くようにすることができますか? 正直、こういっ た文章を書く女の人に白人男性という受け皿があってよかったと思ってしま します。
 あと、人間みんななんらかの劣等感を背負って生きてるって感じてしまい ますね。こんな文章を書いている人も、時間をつぶしてそれにレスしている 僕も、ね。
 それでは、失礼いたします。
                            K.S.
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 さて、いかがでしたでしょうか。
 ところでですね、ひとつだけクリアーにしておかねばならない点がありま して、それは何かと申しますと、この議論のキッカケを作ってしまったひろ 氏の歌、『白人に 捨てられそれでも 別れない " I want to believe him" 信子という女(ひと)』がこの世に出現した原因、つまりその歌の バックグラウンドなのであります。
 ひ氏の証言によりますと、この歌は限りなく客観的な観点から練り上げら れたものらしく、歌の中で繰り広げられる物語は、ひ氏の個人的見解に重点 を置いているものではなく、その「信子」さんを取り巻く人々の現実のコメ ントをもとに再現されているのであります。
 話はこうです。
 ニューヨークに「信子」さん(仮名)という日本人女性が住んでいます。 ひ氏は直接この人物を知っているわけではありません。「信子」さんの知り 合いの数人のアメリカ人(非白人)を知っているだけです。
 その彼らが、「彼女が別れないのは、やっぱり彼が白人だからじゃない。 あんなにヒドイことされて、それでも我慢してるなんておかしいわよ。そこ までして白人と付き合いたいのかしら」と言っているのを耳にしたのであり ます。そして、「信子」さんが言ったという言葉、" I want to believe him"を絡めて歌を作っというわけなのです。
 今回の議論では、「白人男性&日本人女性」という対戦表がメイン・テー マとなっておりますが、ちなみにこの『白人に 捨てられそれでも 別れな い " I want to believe him" 』という境地は、日本人女性にだけ発生す るものではありません。似たようなことが、黒人女性にもスパニッシュ女性 にも、そして他のアジア系女性にも起こり得るのであります。彼女たちの頭 の中にも『白人に 捨てられそれでも 別れない " I want to believe him" 』的発想は存在するのですね。
 話を戻します。
 ですから、この歌は、確かにひ氏というひとりの日本人男性の「ヤキモ チ」的側面もあるのですが、もともとの出所は、「まわりのアメリカ人たち がそんなふうに話してたんだも〜ん」ということになるのであります。
 でも、いきなりこの歌だけ書いたら、読者が勘違いするのは当たり前なの であります。その点についてひ氏は、「知っててやりました。確信犯です」 と白状しております。
 とりあえず、歌のバックグラウンドはこのくらいにして、ここから話が新 たな展開を見せるのであります。
   「週刊Nuts」を昔からお読みの方はご存知かと思いますが、実をいいます と、この件に関する議論は数年前に「週刊Nuts」紙上にて死ぬほどやったの であります。3、4ヵ月の間、ウダウダ意見を言い合ったのですが、結果的 には何も生み出しませんでしたね。今振り返りますと、日本人男と日本人女 のふたてに分かれて、「おめえが悪い!」「あんたが悪い!」「こいつがア ホだ!」「あいつがアホよ!」とガナリ合ってただけのような気がします。
 というクラ〜い過去がありますから、今回の「白人男と日本女の問題」を これ以上ダラダラ議論し合うつもりは、私たち「週刊Nuts」編集部にはまっ たくありません。
 「では、どうするの?」という話になるのですが、私たちとしましては、 この議論をもっと生産的な方向にグイとまげまげすることはできないかしら と考えるのであります。
 4月28日号(NO.216)に掲載されました、話題の「ナッティ・ピンク」 さんの投書に中に「モテる」「モテない」発言がありまして、それが複数の 方々の「怒りの扉」を開けてしまったようなのですが、確かにその「モテ る」「モテない」という表現は、あまりにもアバウトで、あまりにも感覚的 で、そしてあまりにも「喧嘩売り」調なのであります。
 そこでわたくしたち、別の表現方法を考えました。
 「モテる」→「興味を持ってもらえる」
 「モテない」→「興味を持ってもらえない」
 いかがなものでしょうか。
 ですから、「日本人女性は非日本人男性にモテる」は「日本人女性は非日 本人男性に興味を持ってもらえる」となり、同じように「日本人男性は非日 本人女性にモテない」は「日本人男性は非日本人女性に興味を持ってもらえ ない」になるのであります。
 ここにひとつの文があります。
 「日本人女性は、日本人男性よりも非日本人の異性に興味を持ってもらえ る」
 私たち「週刊Nuts」編集部は、これは動かしがたい事実であるというふう に考えております。
 もし世の中に「日本人男性は、日本人女性よりも非日本人の異性に興味を 持ってもらえる」、あるいは、「日本人男性は、日本人女性と同じくらい非 日本人の異性に興味を持ってもらえる」ことが証明できる人がいたらどうぞ やってちょうだい。
 こういうことを言いますと、「ふん、別に興味持ってもらわなくてもいい も〜ん」とスネ返りやがるベリー・スモール・アッソホール(極小肛門)な 日本人男性がいたりするのですが、そういうヤツには人差し指じゃなくて、 ゲンコツでカンチョーしてあげて、その肛門をリトル・ビット・ビガー (ちょっと大きく)にしてあげたほうが世のため人のためなのであります。
 だってアナタ、どこの馬の骨が「非日本人の女性なんか見るのもイヤ、触 るのもイヤ、友達になるのもイヤ、話しかけられるのもイヤ」なんて言え ちゃうわけ。そんなもん、それ以降、彼女に対して自分の下半身をいかに使 うかはヌキにしても、お友達になれたりなんかしたら、嬉しいに決まっとる やんけ。異文化を実践で学べたりすんだぞー。ついでに、男女関係の選択肢 の幅もぐーんと広がったりすんのに、キミは嬉しくないのかー。
 ハー、ハー、ハー、思わず興奮してしまいました。
 日本人女性は、明らかに日本人男性よりも非日本人の異性に興味を持って もらえるのであります。悔しいけれど、それは事実なのです。それならば、 いっそのこと、「日本人男性が非日本人女性に自分たちに対して興味を持っ てもらうためにはどうしたらいいのか」ということを考えたほうが、日本人 女性との間でウダウダつまんことを議論しているよりは、ずーっと生産的な のではないでしょうか。
 日本人男性諸君、そうしようではないの。ね?
 というわけで、「白人男と日本女の問題」の議論は、この瞬間から急カー ブかまして「日本人男性大改造論」に突入していくのでありました。
 めでたし、めでたし。
 では、また来週。
                     「週刊Nuts」編集部
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『今週の歌』

「今週は 制作遅れて 月ようの
          夜にバタバタ Nutsをつくる   ひろ」

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