1998年7月28日号(No.229)




目次

*『がんばれ永田町リスト4』
*『白男&日女問題投書集2』 ・投書『見えない鎖・後編』 ・投書『先週の「見えない鎖・前編」について』 ・投書『白人男&日本人女について』
*『Nutsコラム』 ・コラム『ミラー家のヨメ』〜イミグレ奮闘記第7話〜
*『VOICE』 ・投書『エリス島移民博物館にて・その2』
*『グリーンカードへの道・第46話』
*『今週の歌』
********************

『がんばれ永田町リスト4』

 さて、「がんばれ永田町リスト」話の第4弾なのであります。今週から、 リスト掲載の条件:”ナンシー”の説明に入りたいと思います。
 私たちが「がん永リスト」に掲載すべき政治家及び政治家予備軍を選ぶ際 の基準となるのがこの”ナンシー”なのであります。
 それではいきなり”ナンシー”の正体をご紹介することにしましょう。内 容はとってもシンプルですので、ご心配なく。以下が、”ナンシー”を構成 する6つの基本条件になります。
『あたしが”ナンシー”よ』
1)頑固であること
2)無茶ができること
3)弁が立つこと
4)挑戦的であること
5)カラっとした性格であること
6)選挙に弱いこと
 ね? 簡単でしょ。
 というわけで、私たちは「頑固で無茶ができて弁が立って挑戦的でカラっ としてて選挙に弱い」政治家及び政治家予備軍を選んで、これからその人た ちを応援するのであります。
 来週は、上記の6つの基本条件についておしゃべりしてみたいと思いま す。
 では。
                    Nuts政虫研
********************
 

『白男&日女問題投書集2』

投書『見えない鎖・後編』
「疑問 3:謎の優越感」
女X:この「もっと大人になって」って、Dが書いたの?
女Y:やだー。正義の味方ぶってるね。それに“おやじ”だって。Dって何歳 よ。
男D:31。俺の彼女がこっちの読んで怒ってたから、それで書いて送ったん だよ。
女W:これね。ナッティ・ピンクって人、普通じゃないよ。これって喧嘩売っ てるのかな。
女Z:Dの書いた「優越感」って、みんなもそんなに感じる?私の日本人の友 達は違うと思う。
男A:日本の友達に別の日本人を紹介してもらう時に、たまに感じるかな。 ちょっと変な気分。
女W:私が付き合ってた人達は、そんな事なかったと思う。男の人だからかし ら。
男C:いっしょに歩いている女が他の日本人に見せる「勝ち誇った表情」は気 分が悪い。
女X:こっちの投書に「アメリカ人の友達がいるのが自慢」って書いてある よ。
 B、CとYが帰る。残り6人でデリバリーの寿司をつまみながら謎の優越感に ついてだらだらと話し、まとめをDが週刊ナッツに投稿することになった。
「まとめ:見えない鎖」
 以下は、あくまでも“一部の”日本人が主語になってます。我々から見て その傾向があるというだけです。善悪は判断していません。念のため。
(1)日本人には見えない鎖があり、精神的に杭につながれている。(文化 的なものか?)
(2)女性の鎖は細く切りやすい。(アメリカ人なら男女の差がこうハッキ リしないだろう。)
(3)鎖を切って自由(?)になった日本人は、つながれている日本人を蔑んだ 目つきで見る。
(4)つながれたままの日本人は、鎖を切った日本人を横目で見ながらイラ イラしている。
(5)鎖を切った女性は、時として、つながれたままの男性の背後から “しっぽ”を踏みつける。
 とりあえずこんなとこでしょうか。こんなの日本人が読んだら怒るだろう な。自分が「精神的に杭につながれている」って言われたら、はっきり言っ て気分悪いですからね。でも悪意はありません。「こいつらは人を馬鹿にし ている」と思われないことを祈ります。私たちは日本(日本人)が好きなの で、「負け犬の遠吠え」とか「白人男性という受け皿」とか、聞くだけで悲 しくなることを大声で言ってもらいたくないだけなのです。この文を読んで 「こんな風に見られてるのやだな」と思うのでしたら、“美人の友人が 「私、もう一生日本人とSEXしなくてもいいな」と言ってた”なんて、たとえ 事実でも誇らしげにしないで欲しいのです。
 もっと人に優しくなれませんか。
                  Bay Area の おやじ
投書『先週の「見えない鎖・前編」について』
 先週号面白く読ませていただきました。
 日本通と称するのには相当いいかげんなのがいるが、今回はそのとおりの 話となりましたね。要は白人の男の考えていることも日本の男並みというこ とですね。所詮SEXが命。そもそも、女性にやさしい国が、「リアル・ ドール」などというおもちゃを発売するであろうか?
 正直なところ、日本女性がもてるのは「付き合うのが楽だから」と思いま すよ(ヨーロッパの人間にもそういわれた)。自身の経験からは、白人の女 性たちと付き合うのに比べれば、日本人女性は、(語学の問題ではなく)話 をするにしてもはるかに楽ですから。また発展途上国からきた人には、ビザ の取得のためと割り切って白人とくっつくのもいます。
 まあ白人が好きであれば、そうすればいいだけでわれわれがとやかく言う ことではありませんので、「どうぞご勝手に」といえばいいのではないです か?中には本当にいいカップルもいるわけですし。
 本当の問題は、そういう白人を異常にありがたがる人間のおかげで、白人 の側が異常に優越感を感じてしまうことで、これによってわれわれアジア人 の男性としては、時として白人の鼻を完璧(うぬぼれが消え去るくらい)に へし折るまでは、白人たちと対等な話ができないことが多々あります。われ われの側としても意識してやらないことが一番の解決だと思いますよ。こち らが相手にコンプレックスがあるかぎり、本当の友情なんてありえるわけあ りませんよね。
 尊敬される日本人になるのは難しいですが、私個人は、以下のことを実践 してます。単にバーにいる女にもてたければ、金持ちになるのが一番ですが ね。
1)白人には意味のない愛想は使わない。
2)やたらに白人に親切になろうとしない。
3)アジア文化に対しての理解をしようとしないものとは付き合わない。
 しかし、その土地では白人の文化を尊重する。そしてアラビア系の連中と 遊びにいく時は、礼拝の時間はモスクまで付き合う。中国系の連中とはアジ ア式。
 明記しておきますが、私は白人が嫌いなわけではありません。友人は各人 種にいますし、カナダなどには神様並みに扱ってくれる白人の一家もいま す。
 一見嫌みなやり方に見えるかもしれませんが、カナダ人の友人の一人は 「だから日本人でも、おまえは好きなんだ」といってくれましたよ。
                   在英 匿名希望
投書『白人男&日本人女について』
 こんにちは。時々読んでます。
 「白人男&日本人女」のテーマ、色々な意見が飛びかっていてとても興味 深いです。以前も結着はつかなかったそうで、これは永遠のテーマなので しょうか。
   アメリカ人もしくは日本人以外の男の人とつきあっている友人が何人かい るのですが、偶然かもしれないけど、その彼氏が初めてつきあった人だった り、日本にいた頃は全然もてなかった、という人が結構います。別に外国人 とつきあう日本女性が皆日本で全然もてなかったとは断言しませんが、やは り、男慣れしていないこのような女性達は外国人男性の女性の扱いにクラっ ときてしまうものなのでしょうか。
 私の友人の中でも仲のよいCさん。日本の短大を出て、アメリカの語学学 校、大学編入ときてその大学の同級生だったヨーロッパ人の彼氏とつきあっ ています。初めての彼氏が白人の王子様なので彼女はもう夢中です。
 Cさんはひとりっこで大学の学費や生活費全て日本の親にもらっています が、デートの度に彼女のおごりで、おまけにふたりで旅行に行ったりする時 も全部彼女が払っています。日本にも一度その彼氏を招待しています。会う 度にとても幸せそうな彼女ですが、その彼氏に貢いでいるひとり娘の為一生 懸命送金しているご両親が気の毒だなあといつも思います。
 私はなんかその男のことが気にいりません。彼女は20代後半、結婚願望 もある純情な女性ですが、彼氏はまだ遊びざかりの20歳だし、彼女の(両 親の)お金でぬけぬけと自分の国に帰国するような人間です。
 私が言いたいのは、純情な日本人女性を利用する白人男性も許せないし、 利用されているのを「愛されている」と勘違いする女性も愚かだと思いま す。この万年発情期みたいなアメリカに一度も男性とつきあわない純粋培養 のままで渡米してくるのもなかなか無謀だと思いますが、皆さんはどうお考え ですか?
                        TM
***************************

『Nutsコラム』

『ミラー家のヨメ』〜イミグレ奮闘記第7話〜
 「代金は前払いでお願いします」小奇麗からはほど遠い格好をした調査員 氏が言った。この人を信じるしか道はないかも・・・・と、切望的モード だったダンナと私は、すぐに50ドルの小切手を渡した。
 「いつ、情報が入って来るんでしょうかー?」「1週間ぐらいですね」 「で、どういったことがわかるんでしょう?」
 調査員氏は領収書を書きながら、なめらかな口調で説明をし始めた。
 「進行状況はバッチリわかりますし、(面接官が行った)仕事に不手際が あった場合なども明らかになるケースもあります。結果には個人差がありま すけど。はっはっは!」
 彼は商談が成立して嬉しそうだ。一方、私達は少々不安を感じながらも、 楽観的な結果を期待して領収書を受け取った。
 月曜の午後にアポを取った私は、期待感で窒息しそうになりながら、彼を 待った。彼とはレオナルド・ディカプリオではなく、ヒゲもじゃの調査員氏 である。
 「ハーイ!」彼は私を事務所に通すと沈黙した。「結果、どうでした?」 「うーん。調べてみたんだけどねえ、住所以外何にもないんです。いや、た まにこういうケースもあるんですよ。普通はもっとわかるんですが」「は あ」「でも、ノープロブレム! これから電話して直接聞き出しますか ら!」そう言って、アドレスをめくり始めた。
 「もしもし、オフィサー#と話したいんですが、私のクライアントの件 で」数分後トランスファーされたらしく、事情を説明し始めた。「実はです ネー・・・」しかし、アタマの部分でカットされたらしく、徐々に勢いが失 われていく。
 「どうしたんですか?」「私に出来ることはここまでです!」「返金 は?」「ソーリー!」
 自分の住所が移民局のコンピューターに打ち込まれているという情報を 50ドル払って手に入れたのは、私達夫婦ぐらいだろう。
                     香月 葵
********************

『VOICE』

投書『エリス島移民博物館にて・その2』
 移民博物館の日本人収容所展示室でボランティアをやっているJuneさん は、英語がほとんどわからない僕の友人を相手に、一生懸命日本語で答えて くれた。
 私「どうしてここでボランティアをやっているんですか?」
 Juneさん(以下J)「私の両親も、キャンプに入れられたから。それで興味 を持ったの。ほら、ここに入れられていたんです(と言って収容所の位置を 示した全米地図を示す)」
 私「(パンフを見ながら)Japanese American National Museumという のはいつ頃できたんですか?」
 J「10年くらい前」
 私「意外と新しいんですね。でもキャンプに入れられたのは二世の方々な のに、どうして三世であるあなた達が設立することになったんですか?」
 J「こうした歴史的な出来事を忘れさせないために、私達が運動してやっと できました。残念ながら私の両親も含め、二世の人たちはこうした過去を “恥”と感じるらしく、どちらかと言うと隠そうとしてきたんです」
 友人「それはどうして?」
 J「彼ら(二世)は、アメリカ人になろうと必死だったんです。例えば、名 前だって普通、アメリカ風なファーストネームを持っていても、ミドルネー ムには日本風の名前をつけてくれるのに(ケイト・ハナコ・ヤマダとか)、 私の場合はジュンだけでミドルネームもなかった。また、私が学校で目だっ た発言して親から叱られたこともあります。日本人はそんな目立っちゃダメ なんだと言って。どうして叱られたのか全くわからなかった」(次回へつづ く)
                       原口光弘
*********************

『グリーンカードへの道・第46話』

 23番窓口にいた係官は、Tシャツ姿の白人青年だった。齢の頃は21、 2。イミグレでこういうタイプを見たのは、私にとってそれが初めてだっ た。青年の周囲には、まだ初々しい空気が漂っていた。
 「やたらとイミグレらしくない人物ではないか」
 窓口で、ラテン系英語をゴツゴツ話すスパニッシュのおばさんの相手をし ている彼を見物しながら、私はその小羊のような彼に今後イミグレが与える であろう強権的移民イジメの残虐性を静かに考えた。
 列の一番前にいたおばさんの書類が片付くと、彼は席を立って後方のドア の向こうにスタスタと歩き去った。
 「トイレかな?」などと思いつつ、私と他の23番窓口組は、彼が帰って くるのをじっと待っていた。
 しかし彼はなかなか帰ってこなかった。
 「お腹でもコワしたかな?」
 待ち続ける私たち。
 「ボク、ちょっと時間かかり過ぎでないの?」
 それでも待つ私たち。
 「あのくされボケガキゃ、どこに行きやがった」
 そのうち、私たちの左手の窓口から笑い声が聞こえてきた。ふと見ると、 あのうすらハナタレ小僧が他の職員と談笑なんかカマしてるではないか。
 「何やってやがんだ、このガキゃ〜」
 そんな私たちの視線に気がついたのか、彼は慌てて自分の席に戻ってき た。でも、その顔には反省の色はなかった。
 すでにこの白人青年も、イミグレの共産主義的サービス精神に侵されてい るのは明らかだった。
 こうやってフレッシュな人材が、日々イミグレ化されていくのである。そ して、彼もいつの日か、あの傲慢なイミグレ係官として、私たち「ヨソ者だ けど、この国にいたいの」軍団の前に立ちはだかるのだ。
 窓口では、サダム・フセインに似たおじさんが、その彼に向かって何やら ウダウダ言っている。
 残り3人。
 私の前に立っているおばさんの香水がやたらと臭かった。
                        ひろ
*********************

『今週の歌』

「のんびりと サウナでくつろぐ 我のこと
            ナメるように見る となりのじじい ひろ」

下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ

「週刊Nuts」編集部


Return to Home Page