1998年8月25日号(No.233)
目次
*『がんばれ永田町リスト7』
*『Nuts TV作戦スタート』
*『英語Nutsの可能性3』
*『編集後記』
*『今週の歌』
*********************
『がんばれ永田町リスト7』
さて、「がんばれ永田町リスト」作戦の第7話なのであります。
前回は、「がん永リスト」掲載候補3名のお名前をご紹介しました。繰り
返しますと、
田中秀征元衆議院議員(さきがけ)
辻元清美衆議院議員(社民党)
錦織淳(にしこおり・あつし)元衆議院議員(さきがけ)
となります。
ちなみに田中さんと錦織さんは、一応「さきがけ」と書いてますが、すで
におふたりとも離党済みのようです。
当初、今回は上記の3名のプロフィールをご紹介するつもりだったのです
が、ちょっと予定を変えまして、それはもう少しあとにすることにしまし
た。
以前お話ししましたように、次のプロセスとしまして、私たちは、これら
の3名にアンケート:”重千代(しげちよ)”をお送りするつもりなのであ
ります。できたら今週中にその”重千代”を日本に向けて発送したいと考え
ています。
で、”重千代”たちがうまく戻ってきたら、当然それらを「週刊Nuts」紙
上で発表することになるのですが、その際にプロフィールも一緒にご紹介し
たいと思います。
その点、ご了承ください。
というわけで、今週は、プロフィールの代わりにそのアンケート:”重千
代”の質問事項を一挙に掲載いたします。
正直言いまして、”重千代”作り、なかなか苦労いたしました。何聞いて
いいのか、イマイチわからんのですね、これが。
いや〜、参った、参った。
でも、とりあえず作ってみました。
皆さんお忙しいでしょうから、力を込めて書かんといかんような質問をす
るのも失礼ですし、あんまりくだらんこと聞くのもなんですから、できるだ
けシンプルな質問でまとめてみました。
では、参りましょう。これがアンケート:”重千代”です。
* * * * *
『がん永リスト用アンケート:”重千代”』
*書き込んでいただく文章の長さは皆さんにお任せします。長い文でお答え
になりたい方は思う存分長い文を、簡単にお答えになりたい方はポイントと
なる言葉を埋めていただければ幸いです。
質問1:今日本が必要とする政策及び改革案を3つ挙げてください。例:
1)大蔵省の情報開示、2)道州制の導入、3)消費税の廃止
質問2:上記の3つの政策及び改革案を実行に移すのに最も手っ取り早い方
法をひとつずつ挙げてください。例:「大蔵省の情報開示」→菅直人氏を大
蔵大臣にする
質問3:もしあなたに今、総理大臣を指名する権利があるとしたら、誰を選
びますか。その理由は。
質問4:もしあなたが総理大臣だったら、誰を大蔵大臣に指名しますか。そ
の理由は。
質問5:もしあなたが総理大臣だったら、誰を外務大臣に指名しますか。そ
の理由は。
質問6:他に「この人をこの大臣に」という案がありましたら、教えてくだ
さい。その理由もお願いします。
質問7:「がんばれ永田町リスト」の掲載条件、1)頑固であること、2)
無茶ができること、3)弁が立つこと、4)挑戦的であること、5)カラっ
とした性格であること、6)選挙に弱いこと、に合う政治家及び政治家候補
の方をご存知でしたら教えてください(複数可)。
質問8:ご自分の長所と短所を挙げてください(複数可)。
質問9:もし著書等がありましたら教えてください。
質問10:今後のご自分の具体的行動案を3つ挙げてください。
例:1)新党結成、2)政策本の執筆、3)政治家育成塾の設立
アンケートへのご協力、大変ありがとうございました。
Nuts政治の虫研究会
* * * * *
こんな感じになりますが、いかがなものでしょうか。
これを前記の3名にお送りするわけですが、はてさて返事が返ってきます
やら。お楽しみですね。
返事が返ってこない場合は、当然リストへの掲載はナシなります。これは
「返事しないと載せてあげないから」という脅しではなく、”重千代”の中
の質問は、その人を知る上で絶対に必要な情報なのであります。だから
じぇったいに欲しいのよね。
そんなわけで、”重千代”が返ってくるまで、「がんばれ永田町リスト」
作戦話はお休みします。
では。
Nuts政虫研
*******************
『Nuts TV作戦スタート』
そうなんです。「Nuts TV」作戦がスタートするのであります。
ところで皆さん、「Nuts TV」作戦がどんなものだったか覚えてらっしゃ
いますか。え? 覚えてないと。それはいけませんな、はっはっは(ちゃん
と覚えとけよ、おめえ)。
前にもお話ししましたように、ニューヨークに「パブリック・アクセス」
と呼ばれる、視聴者が番組を作ってそれを放送するという、日本では考えら
れないケーブル・チャンネルがありまして、そこにNuts軍団も殴り込んで自
分らの番組を持とうではないかイエ〜イというのが「Nuts TV」作戦のココ
ロなのであります。
その最初のオリエンテーションが、8月24日(月)に開かれるのです
ね。
「パブリック・アクセス」側のルールによりますと、このオリエンテー
ションを済ませば、一応自分の番組を持つことができるらしいです。
ただ、通常、このオリエンテーションに出た人は、「パブリック・アクセ
ス」が無料で開講しているエディティングやカメラワークのクラスを受けて
から本格的な番組制作に入るそうです。
Nuts軍団としましては、できれば撮影とクラス受講を同時進行させたいと
考えております。と申しますのも、できたらですね、9月27日(土)に
ミッドタウンで開催される「日本の祭り」を撮りたいのであります。
このお祭り、以前イーストビレッジでやってた、あの「日本の祭り」でし
て、それまで主催してたニューヨーク青年会が「もう私たちの力じゃでき
まっしぇ〜ん」とギブアップしたのを、ミッドタウンにあるジャパン・ソサ
エティーが「ほな、わしらがやろか」と引き取ったものなのであります。去
年は確か6月頃に開催されましたよね。
Nuts軍団では、そのお祭り撮りを「Nuts TV」のデビュー作にしたいので
あります。
「日本の祭り」を撮る、といいましても、ただなんとなく子供の運動会的
に撮るという意味ではなく、できるだけそのお祭りの裏側が見えるようなも
のを作りたいわね、と考えています。
例えば、「なぜお祭りがイースト・ビレッジからミッドタウンに移った
か」「お祭りをやるのにはどのくらいのパワーがかかるのか」「裏方さんた
ちの声」「お祭り前、お祭り後」などにも目配りするつもりなのでありま
す。
で、撮ったものを編集して、ナレーションをつけて、放送日が決まったら
それを「週刊Nuts」と「ぶりてんNuts」でお知らせして、「パブリック・ア
クセス」チャンネルでどっかーんと流すのです。
なんかいい感じになってきたなあ。
実をいいますと、「Nuts TV」で何をやるかということがなかなか決まら
ず、ちょっとウダウダしてたのであります。でも、ウダウダしてるだけじゃ
何も変わりませんので、内容については、とりあえず始めてみて、走りなが
ら考えることにいたしました。ですから、2回目以降のことに関しては、
まったくの白紙状態です。
まあ、なんとかなるやろ。
そんなわけで、「Nuts TV」作戦が本気で動き出すのであります。ちなみ
にラジオのほうはまだまだ時間がかかりそうです。金が集まらんのです。そ
の点、「Nuts TV」は基本的にすべてタダだから楽よね。
オリエンテーションの結果報告は、再来週にでも掲載します。
では。
Nuts電電映営部
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『英語Nutsの可能性3』
「英語Nutsの可能性」話の第3弾であります。
先週に引き続き今週も、現存の日系英語媒体についてお話ししたいと思い
ます。
通常、日本人が作る英語媒体というのは、ちっともおもしろくないのであ
ります。「日本の文化を伝える」だとか「日本の情報を発信する」などの名
目でシコシコやってるのはいいのですが、それらのほとんどは「ま、やるこ
とに意義があるからね」と、やること自体が目的と化しておりまして、読者
にとっておもしろいかどうかなど、まったく考えてる様子がないのです。
つまりマスターベーションなのですね。
日本人というのは、英語で物を書くことをやたらと過大評価する傾向にあ
ります。私たち自身、こちらで留学生をやってた頃、英語でエッセイやペー
パーを書いたりすると、人に自慢したくてしたくたまりませんでした。内容
よりも「英語で書いた」ということのほうがインポータントになっちゃうん
ですよね。
この英語Nuts作戦をブチ上げて以来、いろんな方から「英語で書きたいん
ですけど・・・」というお話をいただくのですが、大部分の人は「英語で書
く」ということが目的で、内容のことなどちっとも考えておらんのでありま
す。「じゃあ、日本語で書いたものを見せていただけますか」と私たちがお
願いしますと、「え? 日本語ですか。いや、日本語の文はちょっと苦手
で・・・」と言ったりする方もいます。日本語でもおもしろい文が書けない
のに、どうやって英語でおもしろい文を書くつもりなのでしょうか。
よくわかりません。
また、中には「英語力を維持したいから」というワケのわからん理由をの
たまう方もいますし、「英語で日本文化を紹介したい」というアツい方もい
るのですが、しかしながら、「英語を使って、非日本人たち、特にアメリカ
人に対してこういうことを言いたいんです」という人がほとんどいないの
は、どういうことなのでしょうか。
皆さん、ご存知の通り、言語というのはあくまでも何かを伝えるための道
具なのであります。大切なのは、その「伝える内容」でありまして、道具を
「使うこと」でワーイワーイと喜んでてもしょーがないのです。
また、「でも日本の文化紹介の場合は、ちゃんと目的があるもんね」と自
己弁護する文化紹介派の方もいると思いますが、私たちNuts軍団としまして
は、「文化紹介もそのくらいにしたら」と言わせていただきたいと思いま
す。
ここから話がズレます。
通常行なわれている日本の文化紹介というのは、簡単にいいますと、「わ
しらはあんたたちとこんなに違うんだよ」ということの発表会みたいなもん
なのであります。要するに、「違い」を紹介することなのですね。
ただ、私たちが思いますに、今、日本人がアメリカ人に対して伝えるべき
なのは、「違い」ではなく、「同じ」あるいは「似てる」部分なのではない
でしょうか。
確かに、むかしむかしには日本の文化紹介にも意味があったのであります。
だってその頃アメリカ人は、日本人のことなんかなーんも知らんかったから
ね。
でも今は、その逆の現象、つまり、アメリカ人が日本人のことを「彼らはわ
しらとはすんげえ違う」と考える現象というのが、極めて強く見られるのでは
ないかね、と私たちは思うのであります。
アメリカのマスコミも好んでその「違い」の部分ばかりを取り上げますし
(特にニューヨーク・タイムズとか)、「彼らはわしらとはすんげえ違う」と
必要以上に考えるアメリカ人がドンドン増えとるような気がするのです。
相手との違いを認識すること自体はとっても大切なことなのですが、あまり
にも極端な理解の仕方、例えば「彼らは宇宙人的に違う」などはちょっと行き
過ぎではないかと私たちは考えるのです。
でも、最近私たちはアメリカ人にその傾向を強く感じてしまうのでありま
す。
ここで少しばかし言い訳しておきますと、私たちは「もう文化紹介なんてみ
んなやめちめー」と言っているのではありません。「ある程度はそのやり方で
いいけど、これからはもっと別の方法を使ったほうがいいんでないの」という
のが、私たちがここで読者の皆さんにお伝えしたいポイントなのであります。
「Shall We ダンス?」という映画がアメリカでヒットしましたよね。あの
映画がなぜアメリカでウケたかということを分析した日本の記事や文章にはま
だお目にかかってないのですが、一応その理由を私たちなりにフムと考えます
と、「Shall We ダンス?」はアメリカ人に対して、日本とアメリカの「違
い」よりも、人間としての「共感」を強く押し出すことに成功したからあんな
にヒットしたんじゃなかろか、という説が浮かんでくるのであります。
確かにあの映画は、日本とアメリカの「違い」も明確に描き出してました
が、映画全体を包む空気は「わしらはあんたたちとこんなに違うんだよ」とい
うものではなく、もっと人間的な「わしらの人生にもこんなことがあるのよ
ね。おたくらも似たようなことない?」風だったと私たちは感じるのです。
でですね、ここからがベリー・インポータントなのですが、「Shall We ダ
ンス?」のような日本文化の伝え方、つまり「共感=同じ・似てる」を軸にし
てその中に「違い」をパラパラとふりかけておく方法は、今後の日本の文化紹
介にとってのひとつのお手本になる、と私たちは強く信じるのであります。
「おらおらおら、わしらはおめえらとはこーんなに違うんだどー」と、「違
い」で相手の頬を引っぱたいて自分たちのことをわかってもらうのではなく、
お互い共有できること=恋愛、笑い、泣き、怒りなどをメインに、その中に嫌
味にならないくらいの「違い」を含ませるほうが、相手(この場合はアメリカ
人)も私たち日本人のことを仲間的雰囲気で理解してくれるのではないでしょ
うか。そのほうがアメリカ人のココロへの入りもいいと思うのです。
というわけで、英語媒体の話に戻ります。
日本人が英語で情報発信する際も、先の「文化交流のワナ」には十分気をつ
ける必要があります。
やたらと「違い」ばかりを押し出さずに、同じ人間として読めるものを提供
すること。結局そのほうが相手の吸収もよく、日持ちもいい(=ココロに残
る)ということ。
そんなふうに私たちは考えとるのですが、いかがなものでしょうか。
今回はこのくらいにしておきましょう。
では。
「週刊Nuts」編集部
***********************
『編集後記』
今週は、「グリーンカードへの道」はお休みです。
また、来週は「日本人男性大改造論」に関する投書を一挙にご紹介したいと
思います。なかなかおもしろい投書が集まっとるのですよ。お楽しみに。
では、また来週。
「週刊Nuts」編集部
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『編集後記』
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