1998年12月1日号(No.247)




目次

*『メルマガのすすめ』
*『NY病でおま7』
*『編集後記』
*『グリーンカードへの道・第58話』
*『今週の歌』
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『メルマガのすすめ』

 さて、「メルマガのすすめ」なのであります。
 このメルマガというのは、「メールマガジン」の略でありまして、Eメール の形態で発行しているミニコミ、ニュースレター、マガジンなどを差す名称 なのであります。要するに、Eメールの読みモノのことです。
 イマイチ理解できない方のためにもう少し詳しくご説明しますと、新聞や 雑誌と同じように、一度購読を申し込むと、あとは自動的にその新聞なり雑 誌なりがEメールであなたのEメール・アカウントに送られてくる、というシ ステムなのであります。
 ただ、マガジンとはいっても、一般的に文章の量はそんなに多くありませ ん。コンピューター上で長い文を読むのは苦痛ですし、その辺のことも考慮 して、通常は数分で読める量にしてあります。それを週1回とか2回とか、 多いものでは毎日送ってきます。
 また、内容に関しても、マガジンというよりはミニコミ的、ニュースレ ター的なものが多く、個人発のものが大部分のようです。
 種類的には、ニュース系、趣味系、エンターテイメント系、情報交換系、 友達探し系などがあります。
 ちなみに、この「週刊Nuts」も現在メルマガとしていろんなところに流し ております。「週刊Nuts」メルマガ版の読者数は、約4千人ぐらいでしょう か。
 ところで、最近日本では、このメルマガというのがやたらと流行ってるら しのであります。
 基本的にEメールが出せる人であれば誰だってメルマガの発行人になれるわ けですし、ついでに発行料もほとんどタダ。つまり、個人でも簡単に出せる マガジンなのであります。そしたらみんなやっちゃいますよね。
 また、もうひとつの理由として、メルマガ発行のお手伝いをしてくれる ホームページの出現が挙げられます。
 日本に「インターネットの本屋さん”まぐまぐ”」(http:// www.mag2.com)というホームページがあります。これは、メルマガ発行 希望者及び発行者のためのホームページでありまして、そこでは発行に関す るさまざまなサービスが無料で提供されておるのであります。
 現在、その「まぐまぐ」を通して発行されているメルマガ数は6千以上。 購読者はのべ約6百万人。
 大したもんですのう。
 私たちNuts軍団も「まぐまぐ」のサービスを使って、今メルマガ4誌を発 行しております。その4つをご紹介しますと、1.ニューヨーク発「週刊 Nuts」(まぐまぐID: 7921)、2.NY生活情報メールマガジン「ぶりてん Nuts」(まぐまぐID: 8721)、3.「ぶりてんNutsのぶりてんコラム」 (まぐまぐID: 7922)、4.NYタブロイド・マガジン「Nutsジャーナル」 (まぐまぐID: 8893)になります。ケツの番号は、「まぐまぐ」でのマガジ ンIDナンバーです。
 1の「週刊Nuts」は、当然この「週刊Nuts」でして、2と3の「ぶりてん Nuts」と「ぶりてんコラム」は、「ぶりてんNuts」紙版とインターネット上 の「ぶりてんNuts」ホームページ(http://www.nyct.net/~nuts/)のコ ラムや情報を流すメルマガです。
 これらの3つは、昔から紙あるいはホームページにてシコシコやってきて おりますので、皆さんご存知かと思います。
 で、4の「Nutsジャーナル」ですが、これは私たちNuts軍団が先週から新 しく始めたメルマガでありまして、ここでそのコンセプトを簡単にご説明し ますと、「Nutsジャーナルは、将来ジャーナリストあるいはライターを目指 す日本人留学生及び元留学生が、ニューヨークを中心としたアメリカのロー カルネタを日本語または英語で週1、2回発行する新聞記事タイプのメール マガジン」てな感じになります。一応ホームページもあります(http:// www.interport.net/~hiro/nj)。
 Nutsのメルマガの話はこのくらいにして、そろそろ本題に入ることにしま しょう。
 単刀直入に申し上げるとですね、私たちがここでいいたいのは、「あたも メルマガ作らんね(熊本弁:”あた”=”あなた”)」ということなのであ ります。
 ニューヨークには、「何か書きたい」という日本人が山ほどおります。私 たちのところにも、どきどきそういう方から連絡があるのですが、紙面の関 係上、簡単に「んなら書いてはいよ(同じく熊本弁)」とはいえない状況に あるのです。
 そしたらですよ、Nutsにスペースができるのを待ってるより、自分でメル マガでも作ったほうが、ずーっと生産的ですし、得るものも大きいと私たち は考えるのであります。
 先に述べましたように、メルマガというのは、とってもとっても個人向け のメディアです。その気になれば、誰だって出せるんですから。
 最初は、月イチでも隔週でもいいじゃないですか。大切なのは、やり始め ることなのであります。
 というわけで、ニューヨークにいる人に限らず、「何でもいいから物書き た〜い」という人は、今すぐ「まぐまぐ」にアクセスしてください。
 「メルマガのすすめ」でした。
 では。
                 「週刊Nuts」編集部
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『NY病でおま7』

 さて、「NY病でおま」シリーズの第7弾なのであります。
 今回は、「ビザの問題」についてお話ししましょう。
 以前にも書きましたように、私たちは、この「ビザの問題」もNY病の原因 のひとつであると考えておるのであります。
 つまりですね、ビザというものの存在によって、私たちNYJJ(ニューヨー ク在住日本国籍日本人)のココロは歪(ゆが)まざるを得ない、ということ なのですね。
 ここでちょっと一般的な人間の精神衛生について語らせていただきたいと 思います。
 いきなりですが、人間は、その人がやりたいことを実際にやってる状態が 一番ハッピーなのであります(と私たちは強く断言してしまう)。
 特に仕事に関してはそうです。ウエイターをやりたい人は、ウエイターや るのが一番幸せなわけですし、それは弁護士にも銀行員にもバーのホステス さんにもいえることです。
 ということは、その人がどのくらい自分のやりたい仕事の近くで働いてる かを計ることによって、彼あるいは彼女の仕事に関するハッピー度がわかる のではないでしょうか。うん、きっとそうに違いない(と話をズンズン進める)。
 逆に、自分のやりたい仕事への道のりに障害または妨害が多い人ほどア ン・ハッピー度が高いともいえるわけなのであります。
 ではここで、私たちNYJJの場合を考えてみましょう。
 私たちがここニューヨークで仕事を探す際に一番最初にぶつかるのが、 その「ビザの問題」です。
 他にも「英語の問題」や「個人の実力の問題」などがありますが、それら 問題群の中で最も強力なのが「ビザの問題」なのであります。なぜなら、 「英語」や「個人の実力」の問題の場合、まだ「努力」という解決方法があ りますが、「ビザ」の場合は、努力とかいう問題ではなく、それがないとア メリカにおける私たちの存在というのはなくなってしまのであります。つま り、努力さえできなくなるのですね。
 したがって、私たちがニューヨークで働くためには、とりあえず自分がや りたい仕事のことは置いといて、最初に「ビザの問題」をなんとかせねばな らんのであります。
 要するに、自分のやりたい仕事への道のりに巨大な妨害怪獣が現われたの であります。そして厄介なことに、この怪獣は自分の力ではどうすることも できないのです(自分で”エイヤ!”ってビザは発行できんからね)。
 例えば、あなたはこちらの大学でジャーナリズムを専攻していて、将来は アメリカの新聞社で働きたいと考えています。
 で、晴れて大学を卒業しました。でも、アメリカの新聞社では留学生はほ とんど採用してません。なぜなら就労ビザ取得を会社としてサポートしない からです。
 ある意味で、これは当たり前です。企業とすれば、就労ビザのサポートな どの手間がかかる留学生より、ビザに関してはなんの心配のないアメリカ人 を雇うほうがずーっと効率的ですからね。
 というわけで、あなたはなかなか「これだ!」という仕事が見つかりませ ん。でも、あなたがアメリカに合法的に滞在できる時間は限られてます(基 本的には卒業後1年間。ま、いろんなケースがありますけどね)。
 そこであなたは、合法的に滞在し続けるために、ニューヨークのある日系 企業に事務員として就職することにしました。ここに残っていればチャンス に巡り合えるかもしれない、と考えたからです。
 将来ジャーナリストを目指すあなたにとって、そこでの仕事は死ぬほどつ まらないものでした。社会勉強の一環と考えれば、それはそれなりに意味の ある経験なのかもしれませんが、その会社でのあなたの主な仕事は書類整 理。かなりツライものがありました。しかし、あなたはビザがどうしても必 要なのです。
 仕事外の時間でいろんなことを勉強するよう努力しました。でも、1日8 時間の仕事の存在はやはり大きいのです。自分の起きてる時間の約半分が仕 事なわけじゃないですか。いくら仕事外で自分の人生を充実させようとして も、自分の人生の半分にウソをつくことはできません。ウソをつけばつくほ どその精神は歪んでいくのです。
 とまあ、ちょっと大袈裟な書き方をしてしまいましたが、最初に書いた通 り、やりたいことをやれない状態というのは、人間のココロにとって、あん まりいいことではありません。そういう状態が長く続きますと、当然精神が 歪んでしまいます。
 こういうことをいうとですね、中には「それは日本でも同じこと。みんな やりたいことをやれてるわけじゃないし、やれる時が来るのを少しずつ努力 しながらじーっと待ってる人だっているんだから」といってしまわれる在日 日本人の方もおります。
 でもね、日本人が日本で職探しする時に、「ビザの問題」にブチ当たりま す? 日本人である限り、日本ではそんなもん存在しないわけでしょ。その 部分が私たちNYJJとは決定的に違うのであります。
 以上のように、「ビザの問題」というのは、私たちNYJJの精神の有り様に 強く強く影響を与えておるのであります。
 念のためいっておきますが、私たちは別に、やりたくない仕事に就てるす べてのNYJJの精神が歪んでるといってるわけではありません。実際、その仕 事を楽しんでいる人もいるでしょうし、見た目にはわからないけれど、目標 に向けてジリジリほふく前進を続けてる人も必ずいるのであります。
 ただ、仕事を探す際に、自分の力ではどうにもならん問題の相手もしなく ちゃいけないっていうのはちょっとツライわな、ついでにそいつのせいでや りたいことにチャレンジもできないっていうのもかなりキツイよねえ、とい う事実はきれいに存在しておるのであります。
 というわけで、この問題の解決方法についてですが、こいつも私たちの力 ではどーしようもありませんので、傍観することにいたしましょう(またか いな)。
 そんなとこです。
 では。
                  「週刊Nuts」編集部
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『編集後記』

 国際結婚軍団「アップル・カップルズ」からのお知らせです。
 プルプル(アップル・カップルズの略称)では、今月の17日(木)午後 6時より、イーストビレッジの「なとりレストラン」にてクリスマス・パー ティを開催します。
「プルプル軍団クリスマス・パーティ」
 日時:12月17日(木)午後6時ー9時
 場所:なとりレストラン     58 St. Mark's Place(Bet. 1st & 2nd Ave.)
 だんな、かみさん同伴OKです。人数に制限がありますので、参加ご希望の 方は事前にTEL : 212-614-7539 ”なつみ”さんまでご連絡ください。ちな みに会費は一人20ドルです。
 来週は、最近ご無沙汰の「日本人男性大改造論」に関する投書を特集しま す。この件に関する投書集は、これが最後になるはずです。お楽しみに。
 では、また来週。
                      「週刊Nuts」編集部
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『グリーンカードへの道・第58話』

 早速かみさんは、8th District選出のコングレスマン、Jerrold Nadler氏 のオフィスに電話したらしいのである。”らしい”というのは、私がその場 にいなくて、あとで結果だけを聞かされた、ということを意味している。
 別に何もモメることなく、非常にプロフェッショナル且つ慣れてる対応 だったそうだ。
 当然、そのJerrold Nadler氏が電話に出たわけではない。かみさんと話し たのは、オフィスのエレンさんという人だった。
 彼女はグリーンカード取得関係のモメ事担当で、かみさんは私の状況、つ まりインタビューは終わったんだけど、指紋の野郎がなかなか返ってこなく て、それでもう半年以上待ってるんだけど、これって結構精神衛生に悪いの よね、ついでに私たちの面接官がただ今産休中で、もしかしたら指紋なんか とっくの昔に戻ってきてて、彼女の机の書類の山の中で遭難してるんじゃな いかしら、などの不満及び危機感をエレンさんに対して説明したと私には証 言していた。
 でも実際、語調的には、上記の文章よりもかなり荒い物言いだったと私は 断言することができる。その場にいたわけではないが、私にはわかるのであ る。
 エレンさんは、かみさんの話にじっと耳を傾け、私のグリーンカードの ケースナンバーをメモり、文句ひとついわずに「できるだけ早くご連絡しま す」と答えたそうだ。電話を切ったあと、彼女はきっとその辺のものに当た り散らしたのではないだろうか。「ものの頼み方を知んのか、この女は!」 とかいいながら。
 しかしながら、犠牲者(エレンさんのこと)をひとり出しながらも、すべ ては順調に進んでいた。かみさんがGetした話によると、さすがのイミグレも 政治家には逆らえないらしく、私のようなケースについてコングレスマン・ オフィスから問い合わせが入った場合、1週間とかそんな感じで返答する義 務があるとのことだった(1週間かどうかはよくわからんけど)。
 すばらしいではないか。
 私は長い間、この時を待っていたのである。イミグレをいじめ抜くチャン ス、じゃなくて、物事がサクサクサクッと順調に、なおかつクイックリーに 流れていく風景を、である。
 やはりイミグレのような官僚組織を揺さぶることができるのは、政治家し かおらんのである。
 日本の政治家の皆さん、国民のためにも日本のためにも、官僚さんたちを ユッサユッサ揺さぶってあげてください。
 私は今回、ホントにそう感じましたね。
                      ひろ
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『今週の歌』

「かみさんと はなればなれの 数日を
          明かるく楽しく サビしく過ごす ひろ」

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「週刊Nuts」編集部


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