1999年12月29日号(No.251)
目次
*『98年度の反省』
・「98年度の作戦についての反省」
・「98年度の編集部の感想」
*『今週の歌』
********************
『98年度の反省』
さて、「98年度の反省」なのであります。
今回は、すべてのコーナーをお休みして、今年1年間をフムと反省してみ
たいと思います。
もう皆さん、覚えてらっしゃらないかとは思いますが、今年の最初にです
ね、私たちNuts軍団は、「98年度は、こんなことやんどー」と全部で11
コの作戦を発表したのであります。
それらの顔ぶれをご紹介しますと:
「”モモコはニューヨーカー”作戦」「フロム・エー作戦」「Nuts本作戦」
「ぶりてんコラム作戦」「Nutsムービー作戦」「ポストカード作戦」「コ
ミュニティー・ラジオ(コミラジ)作戦」「在外投票運動」「ぶりてんNuts
作戦」「英語媒体の可能性探し作戦」「NYJJクール作戦」
になります。
それでは、それぞれの結果を順番にお話しすることにしましょう。
まず最初は、「”モモコはニューヨーカー”作戦」と「フロム・エー作
戦」ですが、これらはすでに完了しております。
前者は、”モモコはニューヨーカー”という英語の参考書作りのプロジェ
クトでして、これは今年の夏頃に出版されておりますし、後者に関しては、
日本で発行されている「フロム・エー」誌上(関東版のみ)にて、「エネル
ギッシュ・アメリカ」というコーナー作りに参加したのであります(98年
1月から8月まで)。
というわけで次。
皆さん、Nuts本の件、まだ覚えてらっしゃいますでしょうか。ほら、今ま
での「週刊Nuts」をまとめて本にするって作戦ですよ。
一応、Nuts本を出してくれる出版社も決まっておりまして、だったらサッ
サと作ればよいのですが、お互いに(出版社とNuts軍団)忙しく、ウダウダ
やってる間に98年が終わってしまいそうなのであります。
チンタラしてて、誠に申し訳ありません。
何が何でも来年こそはNuts本を完成させねばなりません。この年末年始の
休みを利用して、これまでの遅れを取り戻そうと考えております。おそらく
来年の夏頃には出版できるのではないかしらと希望的観測を飛ばしてしまい
ますが、はてさてどうなりますやら。お楽しみに。
4つ目の「ぶりてんコラム作戦」ですが、これはインターネット上にて相
変わらず順調にやっております。
ご存知ない方のためにご説明しますと、この「ぶりてんコラム」は、イン
ターネット上の「NY生活情報掲示板”ぶりてんNuts”(http://www.nyct.
net/~nuts/)」に掲載されるコラムのことでして、内容的に
は、その辺のたわいのない物事を取り上げる「たわごとコラム」や、連載モ
ノの「ニューヨーカーへの道」「NYウエイター物語」などがあります。
当初は、毎日発行を目標としておりましたが、現在は週2、3回のペース
に落ち着いておりますね。ま、続けてりゃ何とかなるでしょ。
お次ぎは、「Nutsムービー作戦」について。
この作戦は、私たちNuts軍団がどっかで金稼いできて、それが3千ドルた
まったら、「Nutsムービー大賞」と題する映画作りの企画をブチ上げて、そ
の1位の人に3千ドルをポイっとあげちゃって、映画を作る資金の一部にして
ちょうだいませ、という内容だったのであります。
しかしながら、皆さんご存知のように、お金というのはそんなに簡単にた
まるものではなく、いまだに金を集めとる状態なのであります。
ただですね、この作戦を公表して以来、いろんな方からニューヨークにお
けるジャパニーズ映画人作りの必要性を訴えられまして、私たちの狙いが間
違ってなかったことを確認しつつ、早いとこやらんとヤバイな、という焦る
気持ちをドードーと抑さえながら、金集めの方法を日々・・・というのはウ
ソで、たまーに検討しておるのであります。
まあ、ボチボチ行くしかないでしょ。
お金がなかなかたまらんのなら、今現在ニューヨークでシコシコ映画作り
してる人たちの作品を発表できる場だけでも先に設けてしまう、という方法
もありますね。例えば、「Nuts TV」を使うとか。その辺のことは、年が明
けてからじっくりお話しすることにしましょう。
次の「ポストカード作戦」も映画の件と同じ問題を抱えております。
つまり、金がないのですね。
これも映画作戦と似たような企画でして、ニューヨーク在住の日本人アー
ティストの皆さんに発表の場を提供するためのポストカード作り計画なので
あります。
ただ、「発表の場を提供する」とは言いましても、私たちはしょーもない
ポストカードを作って、「よかったよかった」と自己満足モードで終わるつ
もりはありません。やるやら、やはりインパクトのあるものを作りたいと考
えております。
今のところ、「いや〜、この人の作品をポストカードにしたいなあ」てな
人物は現われておりません。ついでに金もない、ということで、この作戦は
ブッ止まっておるのであります。
でもまあ、あんまり焦ってもしょうがないので、これもチンタラやってい
きたいと思います。
7つ目は、「コミュニティ・ラジオ(コミラジ)Nuts作戦」についてで
す。
最近よくNuts読者の皆さんから、「ラジオってもうやらないんですか」な
んていう質問をいただきます。
いい機会ですので、ここでNuts軍団が言うところの「作戦」というものの
本質について、少しばかり語らせていただきたいと思います。
私たちNuts軍団が、「これをやろう」「あれをやろう」「じゃあ、ナント
カ作戦の始まりじゃー」という場合の「作戦」というのは、これまでの経験
からいきますと、始まりから終りまでに約3、4年かかるのが通常となって
おります。
特に、紙上以外で行なわれること(在外投票運動だとかラジオ、テレビ、
映画など)に関しては、限りなく時間がかかるのであります。
しかし、「限りなく時間がかかる」=「やらない」ということではありま
せん。それは「限りなく時間がかかる」=「ジワジワやってる」ということ
なのであります。
ですから、私たちが「ナニナニの作戦はもうや〜めた」と言わない限り
は、その作戦はまだ生きておるのですね。
てなわけで、コジラジNutsの話に戻ることにしましょう。
以前もお話ししましたが、このコミラジNutsを3ヵ月間やるためには、
約3千ドルが必要となるのであります。
つまり、これもまた金の問題で止まっておるのです。
いろんな方から「DJをやりたい」という連絡をいただきまして、それはそ
れで大変ありがたく、将来的にはその人たちの中から「Nuts DJ」を選びたい
と考えておるのですが、なんせ、いつ始まるかわからんという状態ですか
ら、せっかく連絡いただいた方々とも疎遠になりがちで、でもまあそれも縁
かしらと、別に焦ることもなく、いつかオンエアできる日を目指してシコシ
コやってこか、と考えとる私たちなのでした。
続いては、おカタイ「在外投票運動」について。
皆さんご存知のように、在外投票運動は一応この4月にケリがついており
ます。
ここで細かいことを説明しますと、紙面が漢字ばかりになってひじょーに
読みづらくなりますので、それはやめとくとして、簡単に在外投票の今後の
展開をお話ししますと、来年の5月から在外投票するための受付が始まりま
して、早ければ2000年、遅くても2001年には1発目の在外投票が施
行されるのであります。
また、今回出来上がった在外投票法案では、私たち海外に住む日本人は比
例代表区にしか投票できないことになっておりまして(もう1コは小選挙
区)、その問題についてもジワジワ声を上げていかねばならんのですが、と
りあえずは在外投票ができるようになったのですから、メデタシメデタシと
いうことでここはまとめさせていただきます。
で、「ぶりてんNuts 」の話。
今から約2年ほど前に私たちNuts軍団は「クラシファイドとコラムの紙”
ぶりてんNuts”」を立ち上げまして、その際、「来年からはタブロイド版の
大きさになったらいいわね」なんて話を身内及び紙面上でやっておったので
すが、それが見事現実となりまして、今年の1月からタブロイド版の大きさ
で発行しておるのであります。
勘違いのないようにご説明しておきますと、ここで言う「ぶりてんNuts」
は、インターネット上の「ぶりてんNuts」ではなく、ニューヨークで月刊で
発行している紙の「ぶりてんNuts」のことなのであります。
その「ぶりてんNuts」ですが、ページ数も当初の4ページから12ページ
になりまして、クラシファイド欄の情報も確実に増加傾向にあります。
フム。
ところで、現在「ぶりてんNuts」紙上にこの「週刊Nuts」の先月分のバッ
クナンバーが掲載されておりまして、あれを見てですね、「あ、週刊Nutsは
ぶりてんに吸収されちゃったんだ」と解釈してしまう人がいるらしいのです
が、それは間違いよ。
実を言いますと、あの「週刊Nuts」の部分は、「週刊Nuts」側が「ぶりて
んNuts」側に広告費を払って掲載しておるのであります。
つまりあれは「週刊Nuts」の広告みたいなものなのですね。
あくまでも、「週刊Nuts」と「ぶりてんNuts」は別ものなのです。でも他
人ってわけじゃないのよ。その辺がむずかしいところですが、そんなこと読
者の皆さんには関係のない話でありまして、何よりもまずおもしろければい
いのですから、これからもお互いに(週刊NutsとぶりてんNuts)切瑳琢磨し
ていければいいわね、と考えております。
最後から2番目の「英語媒体の可能性探し作戦」については、ただ今「週
刊Nuts」紙上で連載中ですから、ここでウダウダ言う必要もないと思います
が、要するにその件について連載中ということは、まだ英語Nutsは始まっと
らんということでありまして、これも「出発までにはまだまだ時間がかかる
わね、でもやめたわけじゃないのよ」パターンのひとつなのであります。
この作戦に関しても、気長にお待ちいただけたら幸いです。
というわけで、トドメの「NYJJクール作戦」ですが、これに関しまして
は、今年の初めに掲載した「NYJJクール作戦の行動計画」の文を引用してみ
たいと思います。
『「NYJJクール作戦」というのは、NYJJ=ニューヨーク在住日本国籍日本
人をクールにするためのものでして、そのために日本と戦ったり、固有の文
化や言葉を確立させたり、その地元性をしっかり背負った著名人を育てた
り、そして最後に、カラッとした明かるさを持とうではないの、というのが
その主旨なのであります。
『何をどうやるか、今のところはまったく分かりませんが、ボチボチやっ
てる間にそれなりの道ができてくると思います。それまではチンタラしてま
しょ』
そして、私たちは最後の言葉通り、この作戦について今年はチンタラしっ
ぱなしだったのであります。
いやいやいや。
しかしながら、一方で、これもその言葉通りに「ボチボチやってる間にそ
れなりの道ができて」しまったのであります。
詳しいことは来年度の作戦の中でご説明しますが、「その地元性をしっか
り背負った著名人を育てる」という目的に適う人たちを最近見つけたと言い
ますか、以前から目をつけてた人たちがいい具合に大きくなってきたと言い
ますか、なにはともあれ、いい感じになってきましたので、そろそろこの作
戦も動かしていいかしら、と考えておるのであります。
さて、以上が今年の作戦の反省になります。
11コの作戦のうち、5コは完了あるいは順調に続いております。今年の
初めにこれらの作戦をブチ上げた時、「今年の間に半分ぐらいできたらいい
わね」と言っておりましたので、一応予定通りに物事は片付いたわけなので
あります。
また、それらの他にも「がんばれ永田町リスト」「NY病でおま」「Nuts
ジャーナル」「日本人男性大改造論」「Nuts TV」などの作戦たちもそれぞ
れ動き出しております(ちなみに「ニューヨークの英語学校に通う日本人の
ためのガイド本」はブッ止まり中)。
今年のやり残しの作戦及び来年から新しく加わる作戦に関しては、来週+
来々週号にてじっくりお話ししたいと思います。
それでは最後に、「週刊Nuts」編集部の98年の感想を述べさせていただ
きます。
私たちは、これまで約5年間、この「週刊Nuts」をやってまいりました。
で、先週の火曜日に開催しました「Nuts1998年度打ち上げパーティ」で
気づいたのですが、いや〜、何か知らない間にNuts関係者という人種がやた
らと増えましたなあ。
それと同時に、ニューヨークでもNutsを知ってる人が急激に増えてきまし
て、「一体どうなってんのかしら」と私たちも驚いておるのであります。
中には、「大変なお仕事ですよね」と気をつかってくれたりする読者の方
もいたりなんかして、でも私たちは、そんな人には静かに「こんなんで食っ
ていけません。Nutsは仕事じゃないのよ」と言わせていただいております
(Nuts軍団はビジネス・グループではなく、真剣なお遊び軍団なのよ)。
実際、「もう仕事にしちゃったら」という声もあります。ただ、今のとこ
ろ、私たちにそんな気はまーーーーったくないのであります。
「週刊Nuts」や「ぶりてんNuts」が私たちの仕事になるようなことは死ん
でもありません。それら2紙の内容やニューヨークの日本人社会の状況を考
えた場合、今の”チンタラ”スタイルが一番であると、私たちは信じておる
のであります。
今回長々とお話ししましたように、私たちが「やる」と言った作戦が少し
ずつ現実化しております。それに伴ない、Nuts軍団の社会的な役割もちょっ
とは大きくなってくわけなのですが、そんなことはあんまり気にせず、今ま
で通り、ビジネスとしてはできないバカげたことを、真剣に、なおかつ適当
に手を抜きながらやっていきたいと私たちは考えておるのであります。
「やる」と言ったことがあまりにも実現し過ぎますと、私たちはすぐ調子
こいてしまいますので、その辺は気をつけて、実現しそうにないことも
ちゃーんと来年の目標の中に入れ、これまで通り、「無駄な抵抗」も続けて
いきたいと思います。
そういう意味で、今年は、ニューヨークにおける自分たち(Nuts軍団)の
立つ位置がなんとなく認識できた1年でしたね。
来年も守りに入ることなく、くだらん目標に向けて突っ走る所存です。私
たちは私たちにしかできないことをやっていきます。今後ともご支援のほど
よろしくお願いいたします。
それでは、皆さん、よい年をお迎えください。
では、また来年。
「週刊Nuts」編集部
******************
『今週の歌』
「サイレント・ナイトなはずの クリスマス
車のアラーム 誰かとめろよ ひろ」
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