1999年1月19日号(No.254)
目次
*『99年度の作戦2』
・「NYJJ雇用倍増計画」
・「Nuts塾」
・「その他の作戦」
*『今週の歌』
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『99年度の作戦2』
さて、やっとNuts軍団の「99年度の作戦2」をお届けできるのでありま
す。
先々週号にてお話ししましたように、今年Nuts軍団では、合計9コの作戦
を決行する予定でして、そのうちの7コについてはすでにご説明しておるの
であります。
というわけで今週は、残りの2コ、「NYJJ雇用倍増計画」と「Nuts塾」
をご紹介したいと思います。
先週の「NY病でおま10」話、皆さん覚えてらっしゃいますでしょうか。
念のためもう一度ご説明しますと、Nuts軍団では、NY病の原因のひとつは
「ニューヨークの日本人社会にはおもしろい仕事が少ない」ということだと
考えておりまして、そのせいで多くの人が人生不完全燃焼状態にあり、結果
として精神がウダウダになってしまうのよ。で、それを解決する方法という
のは、当然「おもしろい仕事を増やす」ってことで、そのためにはニュー
ヨークの日系企業が相手にするマーケットをグイーっと拡大する必要がある
わ。なぜなら、マーケットが大きくなれば、儲かるお金も額も膨らむ可能性
があるわけだし、ついでに”やりがい”ってやつも力強く育つのよね、とい
う話だったのであります。
私たちNuts軍団では、この「おもしろい仕事を増やす」=「相手にする
マーケットを広げる」という方法を正式なNY病解決法に認定しまして、これ
を今年はしっかりやっていこやないかと考えておるのですね。
その具体的な作戦が、今回の「NYJJ雇用倍増計画」と「Nuts塾」なのであ
ります。NY病とこれら2つの作戦のつながり具合、ご理解いただけましたで
しょうか。
つまりですね、私たちが目標とするのは、ニューヨークの日系企業がもっ
と大きなマーケットを狙うことによって、ここの日本人社会内にこれまでに
ないおもしろい仕事がたくさん産まれ、その結果、ニューヨークで働く日本
人の精神衛生がヘルシーな方向に走り始める、という状態なのであります。
では、そろそろ各作戦の説明に入ることにしましょう。
8)「NYJJ雇用倍増計画」
これは、その言葉通り、NYJJ(ニューヨーク在住日本国籍日本人)の雇用
を倍増させようという作戦なのであります。
私たちは、先の文の中で、「おもしろい仕事を増やす」という表現を用い
ましたが、それは結局「仕事を増やす」というのと同じことでありまして、
その場合、「でも、”おもしろい仕事を増やす”と”仕事を増やす”
じゃ、”おもしろい”って部分が違うじゃない」という話になるのですが、
現在ニューヨークの日本人社会は、すでに仕事の数が限界に達しており、
これから産まれる仕事というのは当然、新しいマーケットを攻める時に発生
する仕事であるわけでして、新しい仕事というのは通常おもしろいはずです
から、要するに「仕事を増やす」ことは、ほぼ直線的に「おもしろい仕事を
増やす」ということに結びついてしまうのであります。
で、私たちの定義では、「おもしろい仕事を増やす」=「相手にするマー
ケットを広げる」ですから、この「NYJJ雇用倍増計画」は、今後在ニュー
ヨークの日系企業がいかにして相手にするマーケットを広げていくか、とい
うことをベースとする作戦なのであります。
以前お話ししたことの繰り返しになりますが、ニューヨークの日本人マー
ケット=NYJJマーケットはほぼ限界にまで来ております。もうこれ以上お金
が出んのですね。
それは、アメリカ在住の日本人マーケットにも言えることです。現在アメ
リカには、約40万人の日本人が住んでおるのですが、これもマーケットと
しては大してデカくはないのであります。
となりますと、ニューヨークの日系企業にとって残されたマーケットは、
アメリカ人2億4千万か、あるいは日本の1億人になります。
私たちが「相手にするマーケットを広げる」と言ってるのは、つまりこの
2つのマーケットのどちらかを狙うという、ということになるのですね。
NYJJの雇用を倍増させるためには、アメリカ人マーケットや在日日本人
マーケットを相手にする日系企業が増えなければならないと私たちは信じて
おります。よって「NYJJ雇用倍増計画」は、「ニューヨークの日系企業がア
メリカ人マーケットや在日日本人マーケットに攻め込み、ある程度成功し、
その結果NYJJを対象にした雇用が増える計画」というふうに言い換えること
もできるのであります。
では、ニューヨークの日系企業はどうやってそれらの新しいマーケットに
攻め込めばいいのでしょうか。
はっきり申しまして、私たちにはわかりません。
はははははは。
しかしながら、「わかりましぇ〜ん」と言ってるだけでは、言い出しっぺ
として無責任ですから、私たちも「なんかいい方法はないかしら」と考えた
のであります。
そして産まれたのが、「Nuts塾」作戦なのであります。
9)「Nuts塾」
というわけで、「NYJJ雇用倍増計画」の息詰まりから誕生したのが、この
「Nuts塾」なのですが、要するに、Nuts軍団だけじゃわからんから、いろん
な人が集まってワイワイガヤガヤ議論できる場所があれば、そのうちいいア
イデアが出てきたりするんじゃないのというひじょーに楽観的と言うか脳天
気な作戦なのであります。
「Nuts塾」のキーワードは、「新しいお客さんに対してなんか新しいこと
やろや」。雰囲気的にはビジネスっぽいのですが、それは絶対にビジネスで
ある必要はなく、例えばアートなんかでもOKにします。でないとカタくなっ
ちゃうからね。
NYJJの雇用を倍増させるためにはかなりの時間を要します(でもできると
思ってるアタチたち)。「Nuts塾」で議論するネタがやたらとカタかったり
重かったりしますと、おそらく途中でイヤになってしまうのですね。ですか
ら、できるだけ楽しみながら、ルンルンランランやっていけたらと思いま
す。
結局ですね、少なくともこの「Nuts塾」を始めることよって、一部(でき
ればすべて)のNYJJの間に「前に進もう、前に前に」という空気が産まれて
くれれば、私たちとすればひじょーにハッピーなのであります。
開講頻度は、3、4ヵ月に1度を予定しております。毎回スピーカーを呼
んで、その方に30分ぐらい話していただき、その後はみんなで楽しくディ
スカッション。そんなスタイルを夢見ております。
塾と申しましても、これはサークルやグループではありません。会員制度
ナシのまったくの自由参加形式を取りたいと思います。
「Nuts塾」は単なる”場”です。一応、塾頭は置きますが、塾生は存在し
ません。名前や住所を登録していただくつもりもありません。あくまでも
「Nuts塾主催者+スピーカー」と「参加者」というカタチになります。
開講のお知らせは、「週刊Nuts」や「ぶりてんNuts」、その他コミュニ
ティ誌のイベント欄などで告知する予定です。希望者には、毎回Eメールにて
ご連絡します。
以上のような感じで「NYJJ雇用倍増計画」と「Nuts塾」、やっていくつも
りなのであります。
NY病というココロ関係の問題を、「雇用を増やす」という超俗社会的な方
法で治すというこの試み、果たしてうまく行きますでしょうか。
今回の2つの作戦については、今後じっくりお話ししていきたいと考えて
おります。お楽しみに。
Nuts軍団では、「99年度の作戦」シリーズでご説明した9コの作戦の他
に、いくつかの小作戦も用意しております。
例えば、最近Nuts軍団では、ホームページのドメイン・ネームをGetしま
して、ドメイン・ネームというのは、朝日新聞のホームページ、
「asahi.com」の「asahi」の部分のことでありまして、その名も
「nynuts.com」。ホントは「nuts.com」にしたかったのですが、すでに取
られてました。
この「nynuts.com」、まだ準備中でして、オープンにはあと1ヵ月ぐらい
かかるはずなのですが、実を言いますと、このアカウントは、あるアメリカ
系のプロバイダー会社から「おめえんとこのミニコミにうちの広告出してく
れたら、アカウント1コ、無料で貸してあげるよ」というオファーを受けて
Getしたものなのであります。
パチパチパチパチ。
一応、「nynuts.com」は、「Nuts軍団のサイバー基地」ということで、
私たちのインターネット上での表玄関にする予定です。
また同時に、このページを使って、「今日付ニューヨーク」という写真の
コーナーも始めるつもりです。
「今日付ニューヨーク」は、Nuts軍団の誰かに毎日デジタル・カメラを持
ち歩かせ、それを「・月・日付ニューヨーク」というカタチで掲載しよう
ぜーというものなのであります。
被写体は、できるだけ生活のニオイのするものを選びます。華やかな5番
街よりはイースト・ビレッジのコリアン・デリ、ビシッとキメたビジネスマ
ンよりは女性のケツを目で追う道端のオヤジたち、てな感じでやっていきた
いと思います。
先々週の「99年度の作戦」の中で、駐在妻が書き手となる「駐妻Nuts」
を発進させます、という話をしましたが、Nuts軍団ではこの「駐妻Nuts」の
他にもいろんなメールマガジンの発行をたくらんでおります。
例えば、日本人駐在員が参加する「アメびじNuts」。これは、アメリカの
ビジネスに関する情報を日本に向かって発信することを目的とするメールマ
ガジンになります。
その他には、ニューヨークに住む日本人ゲイの人たちに情報発信の場を提
供する「G-Nuts」。アメリカにおけるゲイたちの運動や活動、文化、社会的
差別などを日本の人たちに伝える、楽しいことも辛いこともごちゃ混ぜにし
たメールマガジンを作れたらいいわね、と私たちは考えております。
また、「ミックスNuts」という企画もあります。これは、何かがミックス
した日本関係者(血が他の人種とミックスした人、アイデンティティーが他
の文化とミックスした人、同じくアイデンティティーが日本とミックスした
人=在日コリアンなど)が書き手となるメールマガジンになるのですが、イ
マイチ「何を書くか」というのが煮詰まっておりません。クラ〜イことばっ
かり書いてもしょーながいわけでして、そこのところはもう少し検討を要し
ますね。
今年は、「nynuts.com」のスペースをうまく使って、インターネット上に
ていろんなマガジンを発行するつもりです。前記のメールマガジンに書き手
として参加したいという方がいましたら、hiro@interportまでご連絡くださ
い。
さて、皆さん、よ〜くご存知のように、今、時代は「株」なのでありま
す。サイバー取引などが一般化するにつれて、これまで株などにはまったく
興味のなかった人たちまでが、株の世界に突入しておるのであります。
「だから我らNuts軍団もそこに殴り込んで金儲けじゃ」なんてことは言い
ません。もともと私たちは金儲けにはほとんど興味がありませんからね。
ただ、紙面上のイベントとしてはかなりおいしいんじゃないかしらと考え
ているのも事実です。つまり、「週刊Nuts」の紙面上に「今週のNuts株」
なんてコーナーを作って、Nuts軍団の株の売り買いを毎週報告するのです。
対象はアメリカ株。それもできればニューヨーク株。会社がニューヨーク
にあれば、実際にその会社に行って、そのレポートを紙面上で紹介したりで
きますからね。
Nuts軍団では、「コミラジNuts作戦」などの金のかかる作戦をやっつける
ために、これまで少しづつ貯金みたいなことをやってきたのであります。そ
の軍資金が今、約千ドルほどあります。この金を使って、Nuts軍団として株
を始めてみようかしらと考えとるのであります。
「そんなの危ないわ。やめたほうがいいわよ」とアドバイスしてくださる
方もきっといると思います。
そうなんです。それって結構危険なことかもしれないのです。これまで貯
めた千ドルがパーになる可能性だってあるわけですしね。
ただ、「危険なことだから、あたしたちは手を出さないわ」と「あーあ、
やっぱり危なかった。はははははは」では、後者のほうが私たちNuts軍団の
スタイルだわね、と考えるのであります。
もうひとつの理由は、現在アメリカが持つエネルギーみたいなものを私た
ちが吸い取って、うまい具合に活用していきたいということです。そのため
には、今一番調子こいてる株を知る必要があります。
てなわけで、Nuts軍団では、今年は株の世界も散歩してみるつもりです。
はてさてどうなりますやら。
これらの他にも「ポストカード作戦」や「Nutsムービー大賞作戦」などが
あります。そちらのほうも忘れずにやっていくつもりです・・・できるだけ
ね。
以上が、今年のNuts軍団の全作戦になります。
皆さん、お気づきになったかと思いますが、本年度の作戦たちは、どちら
かと言いますと、ホンワカしたものが多いのであります。だれそれを批判す
るだの、どこどこの軍団と戦うなんて話はほどんどないのですね。
Nuts軍団は、今年は「太陽政策」で行ってみよーと考えております。つま
り、冷たい風をピューピュー当てる「北風政策」ではなく、ポカポカと相手
を照らす「太陽政策」です。
ま、どちらにしろノンビリやっていけたらと思います。今年も皆さん、
よろしくお願いいたします。
では。
「週刊Nuts」編集部
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『編集後記』
さて、「99年度の作戦」、いかがでしたでしょうか。
今年もいつもと同じようにカタい話を3週連続で掲載してしまいました。
例年ですと、「誠に申し訳ありません」と読者の皆さんに謝ってしまうの
ですが、もうこれ(1月はカタい話でスタート)は変わりそうにありません
ので、今年からは「1月はほぼカタい話のオンパレードになります。あきら
めてください」と言わせていただきたいと思います。
ただ、来週からは通常の「週刊Nuts」に戻りますので、ご安心ください。
遅くなりましたが、今月の井戸端会議のお知らせです。日時、場所は以下
の通りです。
「1月のNuts井戸端会議」
日時:1月27日(水)午後6時半ー8時
場所:CAFE LOON LOON
162 E. 25th Street(Bet. Lex & 3rd Ave.)
参加ご希望の方は、「週刊Nuts」編集部(Tel: 212-982-3348)まで
ご連絡ください。
ちなみに、前回(11月)の参加者はゼロでした。
すばらしいですね。何やら燃えてまいります。
今週はこんなもんです。
では、また来週。
「週刊Nuts」編集部
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『今週の歌』
「5年前 オレが言ったと かみさんが
意地でも言い張る ”一緒に住もうよ” ひろ」
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