1999年4月27日号(No.267)
目次
*『領事館に行こー』
*『Nuts TV作戦16』〜怒涛のビデオカメラ5〜
*『VOICE』
・投書『あるアジ専男の話』
・投書『始まる』
*『編集後記』
*『今週の歌』
*****************************
『領事館に行こー』
さて、いきなりの「領事館に行こー」話なのであります。
最近、その辺で日本語の無料誌などを拾いますと、やたらと在外投票に関
する記事を目にいたします。
そうなのでございます。とうとう在外投票の選挙人名簿への登録が始まっ
てしまうのであります。
選挙人名簿などと申しましても、ほとんどの方は「何それ?」でしょう
し、私たちNuts軍団も説明するのが面倒ですので、それについてここで多く
は語りませんが、まあ、何と言うんですか、選挙する人たちの名簿ってヤツ
ですね(そのままやんけ)。
とりあえず、そのわけのわからん名簿への登録が、来週の月曜日、5月3
日から全世界で始まるのです。
パチパチパチパチ。
日本の自治省及び外務省、並びに世界中に散らばってる日本国大使館・領
事館の皆さん、ホントにご苦労さまです。私たちNuts軍団は、皆さんのご努
力に心から感謝いたします。
というわけで、そろそろ本題に入ることにいたしましょう。
上記のように、来たる5月3日(月)よりここニューヨークの領事館にて
在外選挙人名簿への登録が始まります。その名簿にあなたの名前を登録しま
すと、お返しに日本の国政選挙(国会議員を選ぶ選挙。地方の議員さんたち
を選ぶ選挙じゃないからね)に投票できてしまうのであります。
おトクですね。
え? 興味がないと? 失礼いたしました。
ただ、そういう「別に投票なんかしたくねえよ」派の方々にとっても、5
月3日の領事館はそれなりにおもしろいのではないかしらと私たちは思うの
であります。
話をアタマに戻します。
5月3日(月)の正確には午前9時30分よりその名簿への登録が始まる
わけですが、これまで在外投票という制度がなかったため、それはある意
味、記念すべき瞬間でもあるのであります。
「在外投票制度、いよいよスタート」
5月3日午前9時半のニューヨークの日本国総領事館では、そんな新聞の
見出しが似合う風景が展開されるはずです。
となりますと、ニューヨークというのは日本のマスコミの支局が世界で一
番集まってるところですから、当然そこにはかなりの数のマスコミが集合す
ることになります。
私たちが言わんとしていることがおわかりになりますでしょうか。
そうなのです。私たちは、「5月3日に領事館に行って、テレビに映って
みようではないか。あらかじめ、日本のお父さん+お母さんに”今日、テレ
ビに出るかもしれないから観ててよ”と電話しておくことも忘れないよう
に」ということを言いたいのであります。
ほら、投票に興味ない人でも結構楽しそうでしょ。
本気で登録したい人は、存分に登録していただきたいと思います。テレビ
カメラの前で、「こ、こ、この時を待ち続けて早20年。ありがとう、あり
がとお〜」などと言いながら泣き崩れたりしたらサイコーですね。日本でそ
のシーンを観てる在日日本人の皆さんも、きっと「制度できてよかったな」
と涙ぐみながら喜んでくれると思います。
やりたくない方は、別に泣き崩れる必要はありません。自然体でサラサラ
と登録してしまいましょう。テレビ局の取材にも冷静かつマジメな態度での
ぞみます。
「制度ができてうれしいです。選挙の際は必ず投票するつもりです」
そんなコメントが適切かと思われます。
では、ただ単にテレビに映りたくてその場に参上した人は、一体どのよう
な態度を取ったらいいのでしょうか。
「選挙なんか興味ないね。今日はテレビに映れると思ったから来たんだ」
そういうことをテレビカメラの前で口走るのはアホンダラですね。その類
いのコメントは、まずカットされるでしょう。
やはりここは優等生的なセイフを吐くしかありません。先に書いた「泣き
崩れ」型、あるいは「冷静かつマジメ」型を参考にしてください。間違って
もカメラに向かって「お母さん、ゲンキ〜」などとほざかないようお願いい
たします。
ちなみに私たちNuts軍団もその場に現われる予定でおるのですが、もし私
たちがテレビにインタビューなんかされちゃったら、一応、元在外投票運動
関係者として以下のように答えるつもりです。
「待ちに待った在外投票制度が今日から施行されます。今のお気持ち
は?」
「うれしいというよりは、まあこれからやね、という感じですな。今まで
は単に準備で、本番はこれからですからね。制度ができても肝心の海外に住
む日本人が投票しなきゃしょーがないわけですから、やることはまだまだ山
ほどありますがな」
「選挙公報などの選挙に関する情報が、海外に住む人たちになかなか行き
渡らないという問題があります。この点については?」
「運動やってる時にですね、日本政府軍団に”海外に住む日本人全員に選
挙公報なんかできないから、在外投票はやれないも〜ん”てなことを言われ
ちゃいまして、そんなこと言ってたらいつまでたってもできないじゃないで
すか。だから、”選挙公報なんかいりましぇ〜ん。そんなの自分らで調べま
〜す。だから早く制度作ってよ”って感じのことを私たちは主張したのであ
ります。ですから、基本的に選挙に関しては、自分で調べるのがスジです。
日本政府の皆さんにそう約束したんですから。そんな何でもかんでも日本政
府に頼ってどうしますの。自分らでやれることは自分らでやる。各党の政策
を調べるのなんかハナクソじゃないですか。やろうと思えば誰にでもできま
す。住んだこともない異国の地で日本人として暮らしていくことに比べれ
ば、そんなの簡単、簡単。それに今はインターネットなんちゅうもんがあり
ますからね、日本の情報をGetするのもどんどんチョー・ラクショーになりま
すな。まあ、この問題については時代が解決してくれると思います」
「今のところ、比例代表制のみの投票になりますが、それについては?」
「その問題は、意外と早くケリがつきますよ。これまでは、シコシコ署名
運動やったりだとかハガキ書いたりだとか、やたらと回りくどいことをやっ
てきましたがね、今度はアナタ、私たちは”清き一票”ってヤツを持ってる
もんだからこれが楽なんですなあ。与党がふざけた野郎でなかなか制度を変
えないなら、そんな連中、次の選挙でボコボコにしちゃえばいいだけの話で
すからね。つまり票を入れてあげないってことね。そりゃシンプルですが
な」
「在外投票が始まることで日本が変わる可能性は?」
「すぐには変わりませんな。でも、そのうちジワジワ効いてきますよ」
「どんなふうにですか」
「それはヒ・ミ・ツ(とレポーターの鼻を人差し指で3度さわる)」
「ヒ・ミ・ツ(と今度はレポーターがこちらの鼻をさわる)ですか」
「アナタ、結構ノリがいいのね。そういうのスキよ」
「最後にひとこと」
「温泉に入りたい」
「違います。在外投票のことです」
「あ、在外投票ね。そうですなあ、海外70万人の日本人が投票できるっ
てことは、つまりこれまでの日本人全体の票に、まったく違った視点を持つ
70万の票が新しく加わったってことでしょ。それってかなりヒットじゃな
い。そう思いません? その顔はそう思ってないわね。しどい、しどい(江
戸っ子の”ひどい、ひどい”)」
「どうもありがとうございました」
「ごっつぁんです」
以上のような感じになりますが、いかがなものでしょうか。
私たちは、選挙を一種の「お祭り」だと考えております。「お祭り」は明
るく楽しくやるものです。でないと、やる意味がありません。
というわけで、パスポートと今の住所を証明できる書類(アパートの契約
書とか)を持って、みんなで「領事館に行こー」。
5月3日(月)午前9時30分、49丁目とパークの角(299 Park Ave)
の18階にてお会いしましょう。
では、その時に。
「週刊Nuts」編集部
*************************
『Nuts TV作戦16』
さて、「Nuts TV作戦」シリーズの第16弾なのであります。
では、早速「”パブリック・アクセス”リポート」の続きをどうぞ。
「週刊Nuts」編集部
* * * *
『”パブアク”リポート』〜怒涛のビデオカメラ5〜
今回のクラスに参加した他の3名の名前が判明した。
白人のおっさんがクリス。
黒人の太ったおばさんがキャシー。
そして、もうひとりの黒人のおばさん(こちらのほうがもっとおばさん)
がサルマ。
そんなメンバーだった。
ヒスパニックにいちゃんが読み上げたリストから行くと、他にも数人参加
するはずだったが、その場にはいなかった。
確かManhattan Neighborhood Network(MNN)からもらった手紙には、
「欠席するんだったらキッチリ連絡してね」と書いてあったはずだ。それな
のにコレである。
やっぱし、すべてタダというのに問題があるのだろうか。このビデオカメ
ラのクラスにしても、もし金を払って受けるクラスなら、きっと彼ら(=欠
席者)は来てたと思う。でも、貧乏人にとっては、タダのほうがありがたい
し・・・
むずかしいところよね。
そんなことを考えてるスキに、ヒスパニックにいちゃんは、すでにビデオ
テープの説明に突入していた。
話は簡単。どのテープがいいか悪いかという内容だった。
詳細には興味がなかったため、私はポイントだけに聞き耳を立てていた。
ポイントというのは、私たちがこれから使い方を習おうとしている例のソ
ニーのデジタル・ビデオカメラ、VX1000用のテープがどれほど使える代物
なのか、ということだった。
ヒスパニックにいちゃんによると、そのVX1000用のデジタル・テープは
なかなかのすぐれもので、その辺のビデオテープなんか目じゃないもーん、
だそうな。
何がそんなにスゴイかと言うと、えーと、きれいらしいのよね。画像が
よ。
他のことはよくわからんし、別に聞きたくもないし、というわけで私はヒ
スパニックにいちゃんのビデオテープの話が終わるのをぼーっとしながら待
つことにした。
ひろ
*********************
『VOICE』
@投書『あるアジ専男の話』
今回は私がバイトしていた某デスプレイデザイン工房のお話をしましょ
う。
運営しているのはデブでシンプソンズの親父の頭を茶色に変えた容貌の
30代後半のアジア人女専門(アジ専とでも言いましょうか)のアメリカ人と
ゲイのお茶目なおじちゃん。
問題はそのアジ専。働いてるのはなぜかほとんど日本人女性。募集は
OCSでが彼にとってのジョーシキ。
@何かとかこつけて、そのせり出した腹ごと体を摺り寄せてくる。
@立ち仕事している女の子に'Excuse me' もなく後ろからこっそり忍び寄
り、立っている両足の間に手を突っ込んで彼女の足元にある物を取ろうとす
る。(これには驚いた!べっくりだ!)
@日本でおなじみのかたもみ。
@何かあるとすぐ体に触れようとする。
@その間意味不明の笑みを絶やさず。
@言葉でのエッチっぽいジョークなんて朝飯前。
ここで働いたことのあるデザイン系、アート系の日本人学生は多いので
知っているならぴんとくる方も多いはず。
こんな程度じゃ甘いですか?ま、日本では甘いって言われるかもね。
アート・デザイン系の貧乏な女子留学生様たち、強く生きようぜ。いやな
ことはいやってにっこり微笑みながら言おうぜ。
匿名希望のアート系の貧乏な女子留学生様より
@投書『始まる』
こんにちは。始めまして。今回初めて書きます。
初めて読む人もいます。初めてNutsを読む人はいったいどんな気持ちなん
だろう? 初めて書く自分はただぼーっとしている気持ちを書いている。
Nutsに書こうと思ったのは、最近、今まで気がつかなかった自分に向いて
るもの=才能に少し気づいたからである。
「物事、勘違いから始まる事もある」と父が言っていた。本当かもしれな
い。人それぞれに向いてるものと向いてないものがあり、その分野に関して
才能のあるものとないものがあると思う。
それも1つじゃない。見つける事ができる。出会う事ができる。なんとな
くでも探していれば・・・・。そんな気がする。
ジェリ&プリン
***************************
『編集後記』
今週は、「NYJAは滅びるよ」と「グリーンカードへの道」はお休みしまし
た。
「NYJAは滅びるよ」話は、来週からアメリカのJAコミュニティ全体が持つ
問題点に突っ込んでいく予定です。問題点というのは、「JAコミュニティを
維持していく上においてマイナスになる要素」とお考えいただけたら幸いで
す。
「グリーンカードへの道」は、来週最終回を迎えます・・・一応、迎える
予定です・・・迎えるかなあ・・・迎えないかもしれないなあ・・・おそら
く無理かなあ・・・無理だろうなあ・・・無理だよ。
というわけで、「グリーンカードへの道」は来週最終回ではありません。
では、また来週。
「週刊Nuts」編集部
**************************
『今週の歌』
「発行日 月曜 火曜 水曜と
ズルズル遅れて 木曜となる ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page