1999年5月18日号(No.270)
目次
*『英語Nutsの可能性9』
*『NYJJクール作戦99・その2』
*『VOICE』
・投書「希望職種について」
*『編集後記』
*『グリーンカードへの道・第73話』
*『今週の歌』
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『英語Nutsの可能性9』
さて、チョー久々の「英語Nutsの可能性」話なのであります。正確には、
その第9話目になります。
皆さま、お待たせいたしました。とうとう英語Nutsが発進してしまうので
あります。
「可能性」の話がいきなり「実現」の話になっちゃいまして誠に申し訳あ
りません。いやね、いつものように「ウダウダやってるだけじゃしょーがね
えから、とりあえずやっちまおうぜ」と考えまして、ちなみに私たちNuts軍
団ではこれを「とりあえず病」と呼ぶのですが、そんなことはどうでもいい
わけでして、なにはともあれ始めてみることにしたのであります。
はい。
で、実際の始め方についてですが、当初は「週刊Nuts」や「ぶりてん
Nuts」のような独立体ではなく、「小判ザメ」方式でやっていく予定です。
今現在、12ページ建ての「ぶりてんNuts」に4ページの英語Nutsを加え
ます。ちょうど見開きの部分に来るようにして、英語Nutsだけ抜き取れるよ
うにするのです。
こうした理由は、いろいろあるのですが、まず第一に金の問題です。
新しいミニコミを作るとなると、またやたらと金がかかってしまうのであ
ります(約200ドルぐらいかな)。ただでさえ金がないNuts軍団ですか
ら、これ以上の大幅な印刷コストの上昇はノー・グッドなのであります。
でも、「ぶりてんNuts」に4ページを加える方法ですと、数十ドルですん
じゃうんですからうれしいじゃないですか。
次に配布の問題があげられます。
英語のミニコミを作るのはいいのですが、問題はそれをどうやってアメリ
カ人に渡すかになります。
アメリカ人が来そうなお店とかに置かせてもらうことになるのですが(当
然英語Nutsも無料紙よ)、ただ置いてるだけではアメリカ人はおそらく取り
ません。
それに4ページのミニコミなんか、厚さ的にほとんどチラシレベルですか
ら、下手すると店の人にあっさり捨てられちゃうかもしれないのでありま
す。
ついでにそれを取って読むほうも、単なる紙っ切れてな感じがして、イマ
イチではないでしょうか。
確かに、この「週刊Nuts」も単なる紙っ切れなのですが、これの場合は何
と言っても「週刊」ですから、その辺は頻度でごまかせるのであります。
というわけで、私たちは考えました。「いい配布方法はないもんか」と。
そこで思い付いたのが、「そうだわ。日本人の皆さんに配ってもらいま
しょ」という方法でした。
まず日本人の方々に英語Nuts入りの「ぶりてんNuts」をピックアップして
もらって、そのすべてを読み終えたあとに英語の部分だけを近くにいるアメ
リカ人にポイしてくれれば、日本人も読めるしアメリカ人も読めるというミ
ニコミのリサイクル状態というのが確立できちゃうのであります。
すばらしいですね。
ホントに日本人の手からアメリカ人に渡るかは、私たちにもわからないの
ですが、それについてはニューヨークに住む日本人の皆さんの善意に全面的
に期待したいと思います。
この件に関しては、またあらためてNuts読者の皆さんにお願いするつもり
です。
続きは次号にてお話しいたします。
では。
「週刊Nuts」編集部
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『NYJJクール作戦99・その2』
さて、先週から始まりました「NYJJクール作戦99」シリーズの第2弾な
のであります。前回と同様、今週も「American Book Jam(ABJ)」軍団のパ
チパチ話をご紹介することにしましょう。
「現地の情報を現地の人間が日本に発信して、日本の情報屋軍団は”ま
いった、まいった”」の功績と同時に、「ABJ」がエライのはですね、日本
をメインの市場にしたことなのであります。
例えば、これまで多くの雑誌やコミュニティ誌がここニューヨークで発行
されてまいりました。それらのほとんどは、ニューヨークあるいはアメリカ
に住む日本人を対象にしたものでして、ホントに見事なくらいにみんな自爆
してしまいました。
私たちNuts軍団が何度も「週刊Nuts」紙上で申しております通り、数十万
人規模の日本人マーケットで出版ビジネスをやっていくのは、とってもとっ
ても大変なことなのであります。特にニューヨークには日本人がたったの
10万人しかいないのですから、そんなとこで雑誌とか出しても、ちょっと
やそっとのことでは黒字にはならんのですね。
にもかかわらず、世の中には「ニューヨークで日本語の情報誌をやりた
い」っていう勇気ある方もいて、まあそういう場合は私たちも「よかよか」
と温かく見守るようにしているのですが、別に私たちが「よかよか」したか
らと言って根本的な問題=「日本人が少なすぎるのよ」が解決するわけでも
なく、またひとつシカバネを重ねることになってしまうのであります。
その点、「ABJ」は最初からメインの市場を「日本」にし、1億2千万人
の中のアメリカの本とか雑誌好き人間たちを狙ったのですから大したもんで
すよね(ちなみに「ABJ」は、内容はこちらで、印刷・製本は日本でやって
おります)。
確かに日本ですと他にもいろんな雑誌や出版物がありますから、当然競
争ってヤツも激しいわけでして、その中でサバイブしていくのはさぞ大変な
ことなのでしょうが、少なくともそこにはニューヨークやアメリカ規模の日
本人マーケットよりは「ビジネスになる可能性」があるのであります。
また、日本のマーケットに対して、アメリカネタで攻めれば、それだけ勝
ち残る確率は高くなります。だって、私たちはなんと言ってもアメリカに住
んでるんですから。
その辺の基本的な部分を理解しておけば、当然「日本を攻めよう!」とい
う話になるのですが、今回「ABJ」軍団のようなカタチで日本攻めをやった
人たちはこれまでほとんどいなかったのであります(いたかもしれないけ
ど、生き残っている人はいないわね)。
というわけで、「ABJ」は、海外に住む日本人情報屋(書き手とか編集及
び出版屋)にとって、その進むべき方向性においても、またビジネスという
観点から見ても、「いや〜お見事お見事パチパチパチ」な先駆者的存在なの
であります。
というわけで、来週は、私たちNuts軍団が考える「ABJ応援作戦」につい
て語らせていただきたいと思います。
では。
「週刊Nuts」編集部
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『NYJAは滅びるよ7』
さて、「NYJAは滅びるよ」シリーズの第7弾なのであります。
今週も先週に引き続き、日系アメリカ人の皆さんの「なぜ日本語を話さな
いか」問題について考えてみたいと思います。
私たちはここで、日系アメリカ人だけつかまえて「なんで日本語をしゃべ
らないの?」と言っておりますが、似たようなことがアメリカに住む日本人
にも言えるのであります。
皆さん、「日本人イヤイヤ病」を覚えてらっしゃいますでしょうか。これ
は以前、「週刊Nuts」紙上にて、「海外に住む日本人ちゅうのは、なんでか
知らんけど他の日本人を避ける傾向にないかね。わざと日本語を話さなかっ
たりして。あれってなぜなのかしら」という話をした時に、私たちNuts軍団
が命名した病名なのであります。
その議論を通して私たちNuts軍団が感じたのは、「日本人って、自分の文
化とか背負ってるものとかを簡単に捨てちゃいがちよね」ということでし
た。理由は私たちにもよくわからんのですが、特に中国人や韓国人に比べる
と、オノレの文化へのこだわりというのがやたらとユルいようが気がするの
であります。
そしてもうひとつ、私たちがウムと考えたのは、「日本人は日本がお嫌
い」という問題でした。
海外に出ると、なんでかわからんけど他の日本人を避けてしまう。非日本
人に日本の悪口を言う。非日本人とどれだけ付き合っているかが自慢のタネ
になる。
それはまるで日本を毛嫌いしてるかのようなのであります。ただ、その原
因は未だにクリアーになっておりません。
で、海外に住む日本人に見られるこれらの傾向、「日本人って、自分の文
化とか背負ってるものとかを簡単に捨てちゃいがちよね」「日本人は日本が
お嫌い」が、日系アメリカ人にもなんとなくあるんじゃないかしら、という
のが私たちがここで言いたいことなのであります。
日系アメリカ人が上記のような日本人的な部分を持っていたからこそ、
「日本語を捨てる」ことができたのではないでしょうか。
前回お話しした「日本はアメリカの敵国だったのよ。だから日系アメリカ
人が日本語を捨てざるをえなかったんだわ」説も「日本語捨て」の重要な原
因のひとつなのですが、何よりもまず、日本の血や文化を背負っている人間
自体に「日本関係のものは捨て捨て」傾向があると私たちは考えるのであり
ます。
つまり、自国の文化や言葉を簡単に捨てがちな日本人の血を引く日系アメ
リカ人が、日本とアメリカが戦争したせいで、もっと日本のものを捨て
ちゃったのよ、というのが私たちの説になります。もともと捨てる才能が
あった人たちが、どんどん捨てなくっちゃいけない状況に追いこまれたので
す。その才能が開花した結果、日系アメリカ人における日本語普及率は異常
に低下してしまったのですね。
「日本語の問題」についてはこのくらいにして、来週からは今回のテーマ
=「NYJAは滅びるよ」に関して読者の方々からいただいた意見・感想をご紹
介したいと思います。
私たちNuts軍団が「NYJAは滅びるよ」と考える理由は、まだいくつかある
のですが、それらについては今後の話の中でボチボチお話ししていくつもり
です。
では。
「週刊Nuts」編集部
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『VOICE』
@投書「希望職種について」
私の職業はウエイトレスだ。水商売なので収入も不安定なうえに明日の我
が身も不安定だ。因みに私は履歴書に書けるような特技が一つもない。運転
免許も30歳手前にもかかわらず、持っていない。そんな私と友人(現在無職)
とで、資格と職業について語り合った。
「でな、新聞に"臭気判定士"て言う資格の広告が載ってたんやけど、そうい
う人達ってどんな勉強するんかな。"これは有毒ですって"解った途端死ん
じゃったら嫌だよなあ」
「あと友達がそれ持っていて、家に遊びに来て"・・・人が死んだ匂いがす
る!"とか言われても困るよね」
「"今じゃないけど三年前に死んだ人が・・・"も、もっとどうしようもない
よな」
「あとさ、すごい勉強して資格取った瞬間に体質変わってアレルギー性鼻
炎になっちゃったら踊れなくなったバレリーナより可哀想だ」
「ところで牧伸二は今どうしてる?あの人もウクレレなんて頼りない楽器
でメシ食ってるよな。偉いよなあ。でさ、暮らしを立てるにはあまりにも不
安な楽器って何かな」
「・・・トライアングル」
「・・・それは本当に頼りないなぁ。パーカッショニストじゃなくてそれ
だけなんやな」
「うん・・・"トライアングラー"っていうの」
「なんかかっこいいなあ。きっとすごい技を持っているんだろうなぁ。あ
れを、見えなくなる迄高速回転させてやな、こう、踊りながら鳴らしたら金
取れそうだよなぁ」
「なってよ。トライアングラー」
「それにはやな、まず腕立て伏せ100回できんと。それはなぁ・・・」
トライアングラーになれないものか、その為には・・・と話し合いつつ、
今どんな職に就いて、どんな資格を取れば人生に対して有効かなんて話はま
るっきり出来ないのであった。
「そういや、東京コミックショーだったか?あれも偉いよ。笛とヘビ人形
だけやろ?」
修
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『編集後記』
今月の「Nuts井戸端会議」のお知らせでございます。
詳細は以下の通りです。
日時:5月27日(木)午後6時半より
場所:CAFE ISSA
246 East 51st St. (bet 2 & 3 Ave.)
参加ご希望の方は、必ず「週刊Nuts」編集部(Tel: 212-982-3348)ま
でご連絡ください。突然場所が変わっちゃうかもしれませんので。
ちなみに最近は好調に3、4人のペースを維持しております。実を言いま
すと、このくらいの人数がベストなのであります。6人以上になりますと、
話がちらかっちゃって、それぞれの意見や思いを聞くのが困難になってしま
うのですね。
また、人数が多くなりますと、話す人間と話さない人間の役割分担がはっ
きりしてしまい、話す人はガンガン話し、話さない人はシーンとするという
どうしようもない状況が展開されがちでして、できるだけ通常無口な人から
話を聞きたいわと考えている私たちにとっては、それはひじょーにおいしく
ない井戸端会議なのであります。
ということで、最近はこの「週刊Nuts」だけでひっそりと宣伝して、参加
者3、4人状態を維持できるよう努力しておるわけなのであります。
今週はこんなもんで。
では、また来週。
「週刊Nuts」編集部
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『グリーンカードへの道・第73話』
今週はスペースがないから大したことが書けない。
復習しておくと、このストーリーは現在、1998年の10月16日辺り
を走っている。
私はその日も朝から晩まで忙しく働いていた。
家路についたのは午後8時頃だったろうか。6番の地下鉄に乗って、ミッ
ドタウンからダウンタウンに向かう。
アスター・プレイスで下車して地上へ。その日もスターバックスの前は待
ち人だらけだった。
今日の夕メシはかみさんが担当することになっていた。だから、サンライ
ズでお弁当を買う必要はない。
私はスケボー小僧たちの横を東に向かって歩き始めた。
ひろ
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『今週の歌』
「SOHOに 散歩に行こうと いうキミに
”どうしてですか?”と マジに聞くボク ひろ」
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