1999年5月25日号(No.271)




目次

*『NYJJクール作戦99・その3』
*『NYJAは滅びるよ8』
*『英語Nutsの可能性10』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『NYJJクール作戦99・その3』

 さて、「NYJJクール作戦99」シリーズの第3弾なのであります。今週か らは、私たちNuts軍団が「American Book Jam(ABJ)」軍団を応援するた めに企んでいる作戦たちをご紹介したいと思います。
 まず最初は、講演会から。
 ちょっと先の話になるのですが、6月29日(火)に47丁目のJapan Societyにて、「ABJ」軍団のボスである秦隆司(はた・たかし)編集長の講 演会が行なわれるのであります。
 Japan Societyが毎月1回、ニューヨークや日本で活躍している日本人を 呼んで「HIROBA」という講演会を行なっておりまして、その6月のゲストが 「ABJ」軍団の秦氏なのであります。
 詳細は以下の通りです。
Japan Society主催「HIROBA」
日時:6月29日(火)午後6:30より 場所:Japan Society    333 East 47th St. (bet.1 & 2) 入場料:会員8ドル、一般10ドル 予約:212-752-3015 協力:Cuny's(ニューヨーク市立大学同窓会)
 とりあえず私たちNuts軍団は、この講演会を成功させたいわね、と考えて おります。
 「ABJ」軍団がどうやって雑誌作りを始めたかとか、アメリカ発の雑誌を 作るのにどんな苦労があったかなどを、当事者の方から直接聞ける絶好の チャンスなのであります。
 特に、これからニューヨークで物書きになりたい人や雑誌を発行したいと か思ってる人たちには是非とも来ていただきたいですね。じぇったい勉強に なるはずです。
 ついでに、私たちNuts軍団がどういう人たちを応援しているか、というの もNuts読者の皆さんにおわかりいただければと思います。私たちが応援する のにはそれなりの理由があるわけで、つまり私たちが彼らのどの部分に「パ チパチパチ」しているかを、実際に「ABJ」軍団の方にお話しを聞くことに よって、皆さんにも感じてもらえればベリー・グッドね、なのであります。
 講演会まであと1ヵ月あります。この1ヵ月の間に「週刊Nuts」+「ぶり てんNuts」+インターネットを使って派手に宣伝するつもりです。
 Nuts読者の皆さんもご協力、ご支援のほどよろしくお願いいたします。  続きは来週に。
 では。
                 「週刊Nuts」編集部
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『NYJAは滅びるよ8』

 さて、「NYJAは滅びるよ」シリーズの第8弾なのであります。今週から数 回に渡って、このシリーズに関して読者の方々からいただいたご意見等をご 紹介することにしましょう。
 よく「例のNYJA(ニューヨーク在住日系アメリカ人)のシリーズ始めてか ら、批判の投書とか増えたでしょ?」なんてことを読者の方から聞かれるの ですが、実を言いますと、「そんなシリーズ、さっさとやめちまえ!」的な ものはほとんどいただいておらんのであります。私たちのところに寄せられ たご意見の多くは、お互い、つまり日本人と日系アメリカ人の批判合戦だっ たのであります。
 というわけで、まず最初は、日系アメリカ人側のコメントからまいりま しょう
「日本人は日系アメリカ人を見下だしている」
 これは、私たちNuts軍団がいろんな日系アメリカ人の方々にお話をうか がった際に出てきた声になります。
 もう少し具体的にそのときの状況をご説明しますと、まず私たちNuts軍団 側がNYJJとNYJAのつながりのなさに触れ、それから「NYJAは日本とか日本 人に興味がないんじゃないの」てなことを聞いたところ、前記のようなコメ ントが出てきたのであります。
 サウンド的には、「別に私たち日系アメリカ人が悪いんじゃなくて、日本 人自身に問題があるんじゃない」という感じでした。
 つまり、です。日本人が日系アメリカ人を見下だしているという事実が、 NYJAをNYJJから遠ざけている、という話なのです。
 そこでNuts読者の方々にお聞きしたいのですが、皆さんは「日本人は日系 アメリカ人を見下だしている」と思われますか。
 おそらく大部分の方が「ノー」とお答えになると思います。
 少なくとも私たちNuts軍団は、私生活レベルでも公(おおやけ)の場にお いても日本人による「日系アメリカ人見下だし」発言にはお目にかかったこ とがありません。
 日本人が日系アメリカ人に関して無知であることは確かなのですが、見下 だしレベルまで行ったものにはまだ遭遇しておらんのであります。
 日系アメリカ人への批判さえあんまし見かけません。ニューヨークにおい て公の場で日系アメリカ人を批判したのは、おそらく私たちNuts軍団だけだ と思います(約1年前に「海外日系人大会」の件で一度噛みついたことがあ ります)。
 というわけで、「日本人は日系アメリカ人を見下だしている」というのは 日系アメリカ人側の勘違いじゃないかしら、と私たちは考えるのですが、で も「火のないところに煙は立たない」わけでして、彼らがそう感じるのに は、それなりの原因があるはずなのであります。
 そこで思い出したのが、私たちが1年前にこの「週刊Nuts」紙上で連載し た「日系人とはオサラバよ」シリーズについてでした。
 そのシリーズで私たちが言いたかったのは、「”日系人”という言葉は、 クラ〜いイメージを持ち過ぎてるから、そんな言葉捨てちゃいましょか」と いうことでした。
 これまでの日本人による日系人の捉らえ方があまりにも「かわいそう」と か「苦労した人たち」などという方面に偏り過ぎたせいで、「日系人」とい う言葉自体がシンミリしたものになってしまいがちでした。
 私たちは「それはちょっと現実と違うんでねえの」と感じまして、なぜな ら日系アメリカ人の多くはアメリカで幸せそうに暮らしており、どちらかと いうと日本人にとって「かわいそうな人たち」というよりは「うらやましい 人たち」というほうが現実をきれいに表わしていると私たちは考えたのであ ります。
 でも、日本人(特に日本の)は、そこのところをきっちり認識しておら ず、昔から持ち続けている「海外に出たら日本人は苦労する」という信仰を 日系アメリカ人にも当てはめ、未だにそのノリで本とかテレビとか映画とか を作っております。
 その状況をやっつけるため、いっそのこと、その「日系人」というかわい そうな言葉を捨てちゃって、新しい呼び名を作ったらどんなもんかねえ、と いうのがそのシリーズのココロだったのであります。
 話を戻します。
 てなわけで、日本人は日系アメリカ人に対して、「見下だし」というより は、先の話のように「同情」「あわれみ」の感情を抱いておりまして、これ を日系アメリカ人のほうが「見下だし」と取ったのではないかと私たちは考 えるのであります。
 この「日本人は日系アメリカ人を見下だしている」話を聞いたときに、 「どういう事件が原因でそういうふうに思うのですか」と当人に聞けばよ かったのですが、それをわすれちゃうところがさすがNuts軍団。ボケており ます。
 私たちはここで、日本人は全般的に日系アメリカ人を見下だしてないと断 言してしまいます。確かに見下だしてる日本人もいるはずですし、「同情」 「あわれみ」の目で彼らを見る傾向も日本人の中にはあります。でも大部分 の日本人は、「てめえらなんか、ケッ!」てな感じでは日系アメリカ人を見 てないと思うのであります。
 ということは、日系アメリカ人側に一種の勘違いが存在するわけで、それ は日本人と日系アメリカ人にとってすんごく不幸なことでありまして、その 勘違いの原因が日本人側にあるのなら、サッサとなんとかすべきですし、原 因が日系アメリカ人側にあるのなら、「アンタ、それは勘違いよ」と彼らに 説明してあげるべきではないかと、私たちは考えるのであります。
 でも、勘違いの原因がどっちにあるかがわからんのが問題なのよね。
 やっぱりこういう場合は、お互いが正直にお互いの気持ち語り合えるとい うか、怒鳴り合えるというか、そんなコミュニケーションの場が必要なん じゃないかしら、例えば、「おめえら、おれらを見下だしてんだろ!」「何 言ってやがんだ、日本語しゃべれ、この野郎!」てなふうに言い合えたりし たら、とっても楽しいんだけどなあ、と考える私たちはキ・ケ・ン?
 ケンカも一種のコミュニケーションですからね、それはそれなりに意味が あると思うのですが、皆さんはいかがお考えになりますでしょうか。
 今回はこんなもんで。
 では。
                 「週刊Nuts」編集部
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『英語Nutsの可能性10』

さて、先週から復活した「英語Nutsの可能性」話の続きなのであります。
 前回お話ししましたように、近々英語Nutsを発進させようと考えておるの ですが、その内容はですね、単なるNutsの翻訳版ではなく、一応英語Nuts独 自のネタで行く予定です。
 ただ、現在「週刊Nuts」上に連載している「NYJAは滅びるよ」シリーズの ようなものは、当然英語版でもやりたいわねと言いますか、こういう話こそ 英語でやらねばならんのであります。
 ですから、多少はネタが重複するかもしれませんが、その場合でも「週刊 Nuts」では文だったものを英語Nutsではマンガで表現したりして、ストレー トな翻訳ではなく、ちょっと技を変えてお届けするつもりです。
 ところで、なぜ私たちNuts軍団が急に英語Nuts作りに走り出したかと申し ますと、まず第一に先に書いた「NYJAは滅びるよ」の問題があります。
 繰り返しになりますが、このケースのように日本語を読めない人を相手に するシリーズの場合は、こちらもちゃんと彼らが読めるように英語で表現す べきだわと私たちは考えるのであります。そのほうが相手に伝わるスピード も早いし、ストレートだし、下手に間に誰か(日本語が読める人)が入っ て、その人が私たちの意図とはまったく違うことをNYJA側に伝えたりします と、物事がこんがらがってしまいがちなのであります。
 また、そろそろNuts軍団もニューヨークの他のアジア系の世界に突っ込ん でいきたいわね、という思いも、今回のステップの原因のひとつとなってい ます。
 特に、中国系と韓国系。このふたつのコミュニティにいろんなネタ(アブ ナイのも含めて)を使ってアプローチしてみたいと思います。
 ニューヨークの日本人コミュニティというのは、他のアジア系コミュニ ティから乖離してるようなとこがあって、私たちは昔からそのことについて 「なんでじゃろ。そんなこっではいかんバイ」と九州弁で考えておりまし て、なんとか他のアジア系とのつながりを作りたかったのであります。
 一応私たちNuts軍団は情報屋ですから、情報屋として彼らとのつながりを 作るには英語で物事を表現する必要があったのですが、いやそのなんて言う んですか、他のことで忙しかったり、面倒くさかったりして、知らない間に 5年も経ってしまったのですね。
 てなわけで、今からキャッチ・アップ。英語版を使って本格的にアジア系 を攻めてみるつもりです。
 他の理由とすれば、「英語で表現することによるネタの広がり」というの が挙げられますね。
 この「週刊Nuts」では、これまでいろんなネタを取り上げてきましたが、 最近エキサイティングなネタを探すのにちょっと苦労するようになってまい りました。日本語の世界が少しばかし狭く感じるようになったのでありま す。
 ところがですね、日本人発の英語の世界というのは、まだ誰も手をつけて ないせいもあって、おもしろいネタがゴロゴロしておるのであります。
 ついでにここはアメリカですから、日本語を読める人間より英語を読める 人間のほうが多いわけで、英語で表現するということは読者の数的にも限り ない可能性を含んでおるのであります。
 例えば、ニューヨークの中国系や韓国系を相手に第二次世界大戦絡みの話 を仕掛けてみてはいかがでしょうか。議論の入り方とすれば、「あなたたち は、日本人が好きですか?」なんていうカタチがビューティフルですね。ど んな反応が返ってくるか、ワクワクしてしまいます。
 他にも、日本人女性にちょっかい出しまくっているジャパ専男(ジャパ ニーズ女専門男)たちを相手に、「あんたら、なんでそんなにジャパニーズ 女が好きなの? もしかしたら、アメリカ人女に相手にされないからなん じゃないの?」てなことを言ってみてもおもしろいですね。
 以上のように、英語を使いますと、これまでカバーできなかった人たちに アプローチできて、なおかつ新しいモメ事(いい意味のよ)を起こせてしま えるのであります。で、そのネタを日本語側にも持ってきて、英語と日本語 でモメモメしてしまうのです。
 う〜ん、すばらしい。これでしばらくネタには困らんぞ。
 てな理由で、私たちは英語Nutsを始めてしまおうと企んでおるのでありま す。
 とりあえず6月の「ぶりてん」からスタートします。
 では。
                「週刊Nuts」編集部
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『編集後記』

 今週は、『グリーンカードへの道』はお休みです。トットと終わらせたい のですが、紙面のスペースの関係で延び延びになっております。6月中には 完了する予定です。
 「週刊Nuts」の発行日が完全に火曜日になってしまいました。これまで月 曜日の午後に「週刊Nuts」をピックアップしてた皆さん、ゴメンナサイで す。
 「週刊Nuts」の姉妹紙(とこっちが勝手に呼んでいる)、「ベイスポ」が サンフランシスコで元気に発行され始めました。パチパチパチ。ニューヨー クでも手に入ります。「週刊Nuts」が置いてあるレストランに行ったら、辺 りを見回してください。でも、あっちはかなりしっかりしたスポーツ新聞で すよ。おそらく皆さん、見てビックリすると思います。
 では、また来週。
               「週刊Nuts」編集部
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『今週の歌』

「はじめての キスでどちらが 真っ先に
          舌を入れたか 議論する午後 ひろ」
 

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