1999年10月19日号(No.292)
目次
*『今週の問題』
*『お祭りを終えて』
*『L.I.C.ジャパン・タウン化作戦4』
*『VOICE』
・投書『恥ずかしい人たち』
・投書『駐妻さん、がんばれ!』
・投書『パンイチ』
*『編集後記』
*『今週の歌』
****************************
『今週の問題』
今回は「ピアノ・バーの問題」をお休みして、おなじみの「在外投票の問
題」について語ってみたい。
いきなりだが、私は自分のことを「天才」と呼ばざるを得ないのである。
控え目なボクとしては少しはずかしのだが、やはり私は「天才」なのだ。
はははははは。
「ブタもおだてりゃ木に登ぼる」と言うが、ブタを木に登ぼらせた原因
は、例の「在外投票シール」作戦にある。ほら、「在外投票」って漢字で書
いたシールをアメリカ人に配るって作戦ね。
私は予定通り、その「在外投票シール」を去る10月17日(日)に開催
された「日本の祭り」にて配布した。配布と言っても、ただ単にシールの
入った箱をNuts軍団のテーブルにポツンと置いてたに過ぎない。ホントは気
合いを入れてアメリカ人に配りたかったのだが、何かとやることが多くて
テーブルの上に置いたままになってしまったのだ。
ところが、である。結果的には、それをアメリカ人がガンガン取って行っ
たのだ。別に「このシールあげます」とか書いてたわけじゃないのよ。そう
いうやる気のない状況にもかかわらず、用意した2千枚のうち、千枚が4時
間のあいだになくなってしまったのである。
Nuts軍団のテーブルの前を通りがかった彼らは、テーブルの上に置いてあ
る奇妙なシールを見つける。とりあえず手に取ってみる。チャイニーズ・
キャラクターと思われる文字が4つ書いてあるな。そこで彼らは、目の前に
座ってる顔のデカイ日本人、余計なお世話じゃ、つまり私にその意味を聞い
てみる。4つのキャラクターを指差しながら、そいつが下手な英語で
「Overseas Voting」と言う。意味がわからないのでもう一度聞くと、今度
は「Absentee Ballot for Overseas」だと。来年日本で選挙があるから、
そのために宣伝してるらしい。ふ〜ん。でもこのシール、結構カッコいい
な。目の前の日本人も「好きなだけ持ってけよ」と言ってる。じゃあ、お言
葉にあまえてもらって行きますか。サンキュー・ベリー・マッチ。
こういうことが実際起こったのである。
年齢的には、小さな子供からじいちゃん・ばあちゃんまで、人種では白人
から黒人までのほぼすべての世代&人種のアメリカ人たちが、私が5分でデ
ザインした「在外投票シール」をうれしそうにもらって行った。
1枚の原価がたったの6.5セントなんて誰も知らないわけだから、数枚持っ
てく人なんか、なんだか申し訳なさそうにもらって行ったりして、なかなか
おもしろい風景だった。
この「週刊Nuts」紙上で「今ニューヨークは漢字ブームよ」と度々言って
きた自分であったが、でもまさかこんなに多くの人々がしょーもない漢字
シールをもらって行くとは思わなかった。だってアナタ、ホントにテーブル
の上にポツンと置いてただけだったのに。
中には、「これって、なんかヤバイ意味じゃないのか?」などと疑うアメ
リカ人や、その意味を説明しても信用しない「だったらもらうなよ」野郎も
いたが、ほとんどの人たちは私の言葉を信じて、「そうか、そういう意味な
のか」となんとなく納得していたようだった。
そして、この部分は私の予想通り、自分たちには大してと言うか、まった
く関係のない意味であるにもかかわらず、彼らは「チャイニーズ・キャラク
ターが書いてあるシール」という理由だけで、「在外投票シール」を持ち
帰ったのである。
イエス。
でも私は思ったね。これほどの漢字ブームをうまく活用できない在ニュー
ヨーク日本人軍団はアホやねと。もし今回、私が「在外投票Tシャツ」をタダ
で配ったりしてたら、おそらく暴動モノだっただろう。それは「自民党Tシャ
ツ」でも「民主党Tシャツ」でも同じことだったと思う。
というわけで、「在外投票シール」作戦を仕組んだ私は、顔はデカイけど
「天才」なのである。かみさんの尻に敷かれてても、「天才」であることに
は変わりはない。
「なんとかと天才は紙一重」と言うが、私の場合は後者の要素が強いこと
が今回判明した。一時期、正確には、2週間前の快晴の土曜日にわざわざ
チャイナ・タウンまで行ってシールをオーダーしたとき、青い空を見上げな
がら、「オレって、もしかしたらすんげえヒマジンか大バカなんじゃないか
しら」と一瞬不安になったりもしたが、なあ〜にそれは勘違い。自信を持て
ひろぴー。
「天才」の役目は、時代を切り開くことにある。「在外投票シール」作戦
によって、私はニューヨークの漢字マーケットの巨大さを証明した。
次はキミたちの番だよ。バカなことでもいい。自分自身が不安になるくら
い愚かなことをやってみようじゃないか。
少なくともおじさんは指差して笑ってあげるからね。
ひろ
************************
『お祭りを終えて』
今年もお祭りが完了いたしました。
いやいや、すごい人でした。全体で1万人は軽く行ったのではないでしょう
か。お祭りを主催したジャパン・ソサエティの皆さん、ご苦労さまでした。
先週お話ししましたように、Nuts軍団もテーブルを持って「ぶりてん
Nuts」を配りました。ただ、1300部ぐらいしか出ませんでした。まあ、
1300部配れたら十分ですけどね。
日本人だけじゃなく、アメリカ人も山ほど来てましたね。あれくらいアメ
リカ人が多くなりますと、私たちも日本人相手だけでなく、彼らに対しても
何か仕掛けるべきでしょう。今回は、ひろ氏発案の「在外投票シール」をア
メリカ人に配ったりしましたが、来年はもう少し派手にやってみたいと思い
ます。英語Nutsもきっちり用意せねばなりませんね。
今回私たちNuts軍団は、「WebHostMe」という会社と組んで、今年の祭
りの写真を山のように載せた「Matsuri」ページを作りました。アドレスは、
http://matsuri.webhostme.com。Nutsのブースも写っています。祭りの
雰囲気がよくわかると思います。チェックしてみてください。
お祭りがイースト・ビレッジからミッドタウンに移って、これで3回目。
毎回デカくなって行きます。観客動員数もすでにイースト・ビレッジの頃を
抜いているのではないでしょうか。
このお祭りは、ニューヨークに住む日本人の財産であると、私たちは考え
ております。そのことがなかなかわからない日本人もここにはまだおります
が、そのうち気がつくはずです。
Nuts軍団では、今後もこの「日本の祭り」を力強くサポートして行きたい
と思うのでありました。
関係者の皆さん、今年もお祭りをやっていただき、ありがとうございまし
た。
では。
「週刊Nuts」編集部
**************************
『L.I.C.ジャパタン化作戦4』
久々の「L.I.C.ジャパン・タウン化作戦」話なのであります。
これまで3回に渡って、「なんでL.I.C.(Long Island City)なんよ」という
理由を説明してまいりまいしたが、皆さん覚えてらっしゃいますでしょう
か。
覚えてないと。ありがとうございます。とりあえず、そういう方は見捨て
て、前に進むことにいたしましょう。
「L.I.C.にジャパン・タウンを作ろうぜ」と言う場合、最大のポイントは
「そりゃまあいいけど、どうやって作んのよ」、つまりその方法論になるの
であります。
今回私たちNuts軍団は、ひとつの街を作ろうとしております。でも、街は
やはり街でありまして、ガンダムのプラモデルじゃないんですから、その辺
の店で買ってきてチョチョイのチョイと組み立てる・・・というわけには行
かんのであります。
では、どうやってL.I.C.にジャパン・タウンを作るのか。
この件につきましては、「どうやってコリアンの皆さんがミッドタウンに
コリアン・タウンを作ったか」「どうやってコリアン&タイワニーズの皆さ
んがフラッシングを占領したか」などの先駆者たちの足跡を調査することが
必要なのですが、ヒマがなくてまだやっておりません。
ただですね、日系に関しましては、「ニュージャージーのヤオハン周辺の
変わり様」という具体例があるのであります。
今から数年前まで、川向こうのヤオハンのまわりにはなーんにもありませ
んでした。まさに「よくあんなところに店を出したよな」という感じでした
ね。治安的にもそんなによくなかったと思います。
ところが、今の状況と来たら、見てビックリ。でっかい小売店がまわりに
いっぱいできてるじゃないですか。住居用ビルもガンガン立ってるみたいだ
し、えらい変わり様なのであります。
あれはやっぱし、ヤオハンが引っ張ったんですよね。
それと同じ方法を、今回の「L.I.C.ジャパン・タウン化作戦」で使えないも
んかのう、と私たちは考えておるのであります。
別にでっかい小売店をいくつも持ってくるつもりはありません。地域開拓
の起爆剤として日系食料品店を活用するのはどないだ、というのが、私たち
がここでプッシュしたいポイントなのであります。
この件に関しては、また次回詳しくお話しいたします。
では。
「週刊Nuts」編集部
*************************
『VOICE』
@投書『恥ずかしい人たち』
つまりはV6やTOKIO、Backstreet Boysがなぜ恥ずかしいかという
と、こび過ぎてるから。商業的に過ぎるから。私はそう思います。
歌手に限らず政治家でも俳優でも物書きでも人におもねるとうそ寒く、
恥ずかしく、見ていられないものです。
かにカマは実に恥ずかしい食べ物ですが、人間も偽者、コピーは恥ずかし
いものです。
日本ではナチュラルに生きる事が難しい。TVを見ても嘘っぽい喋りをす
る連中がいっぱい。あ〜恥ずかしい。支離滅裂にて失礼。
日本在住sandladyより
@投書『駐妻さん、がんばれ!』
アメリカへ来て、10ヶ月。
あたしもこの先、夫が首にでもなって、日本に帰らざるを得なくなった
ら、結果的に駐妻になるかな。
しかし、この駐妻文化は、日本の一般的な、若き、子持ち主婦文化と類似
なのでは? 違うといえば、駐妻様たちの意識の高さでしょうか?
ここへ来た当初、知人の紹介で「お茶会」に行きました。赤ちゃんを含め
た子供たちは勝手にあそばせて、大人はおしゃべりにふける。会話内容は、
悪口と子供のお稽古とショッピングとレジャーだったかな。私はそれ一回き
りで、出てません。ついてけないのが本音。
この他、駐妻さんのよく行くお稽古は、テニスとシャドーボックスと英語
レッスンです。みんな、同じ趣味なのだろうか?不思議です。
でも、中には「私、本当はついていけないの」という駐妻さんもいます。
しかし、やめられないそうです。仲間はずれが怖いのかな?
こういうことで悩んでる駐妻さんは、本当にお気の毒に思います。
そんなに合わせることないじゃん。もっと自分に正直にすれば? あ、
でも自分のやりたいことが分からない方もいるようです。
ボランティアしよう、ボランティア。金もかからんし、感謝されるし、
基本的にいい人に恵まれる。
私は駐妻さんと意見を戦わす気はありません。自信に満ち溢れた、駐妻文
化街道を突っ走る方は、それでいいと思います。でも、合わないわ、と感じ
てる駐妻さんには、もっと勇気を持って、自分を大切にして欲しいと思いま
す。
AA
@投書『パンイチ』
やっと部屋を見つけたと言っていたさやかちゃんがえらく浮かない顔をし
ている。なんでだろうと思って聞いてみたら原因はルームメートだった。
”別に悪い人じゃないんだけど”という前置きが入るが彼女の意見はこう
だ。
「それがさあ。家に居る時ずーっとその人パンツいっちょうなの。で、全身
毛むくじゃらでその上長髪なの。でさあそのパンツもトランクスなら許せる
けどブリーフなのよ!ブリーフ!もうあたし、耐えられなくてさあ。せめて
シャツぐらい着ろよなってかんじ」
「でもさ、シャツだけだったらどうする?」
「イヤアアアアア!!」
”ワイルド系”が好みだったらよかったんだろうが、彼女はスレンダーで
サル顔の男の子が好みなのだ。それは拷問だろう。それにルームメートだけ
ど他人という間柄なので『むさ苦しいからせめてトランクスにして下さい』
とお願いするのも難しい。というよりなんで若い女の子の前でパンツだけで
うろうろできるんだろう?という疑問もわいてくる。私達が出した結論はこ
うだった。
「誘ってるんとちがうかそれ。」
「うん、、、、そうかもしれない。」
逆効果だったようだなあ、その人。
追記:こういうオチをつけていたのだけれど、最近「家にいるときはパン
ツいっちょうで当たり前なんじゃないの?」という”ネイチャーパンイチ人
間”の意見も聞き、はてさてセックスアピールなのかなんなのかわからなく
なったきた今日この頃だ。私の意見としては、、、”しまって”ほしいなあ
ワイルドな魅力は。
修
***************************
『編集後記』
もう10月も終りです。早いもんですよね。
今年中にこの「週刊Nuts」も300号を迎えます。一応、「だからどうし
た」という感じなのですが、ま、300号です。
これまた早かったなあ。
では、また来週。
「週刊Nuts」編集部
****************************
『今週の歌』
「くだらない ことにも 一生懸命に
なれる人生 ボクは生きたい ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page