1999年12月7日号(No.299)
目次
*『今週の問題』
*『ピアノ・バー覆面座談会3』
*『L.I.C.ジャパン・タウン化作戦7』
*『VOICE』
・投書『まりおは、ドナーを探しています』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『今週の問題』
先週の「在外投票シール」話の続き。
このニューヨークで最も漢字を愛してくれてるのは、実を言うと「黒人」
及び「ヒスパニック」の方々だったのだ、しまったー、というのが前回の話
だった。つまり、在外投票シールを配布する対象を私は間違っていたのであ
る。
在外投票シール作戦における私のゴールは、「”在外投票”という文字を
ニューヨークの流行りモノにしてしまうのよ」である。もともとは、ニュー
ヨークに住む日本人の方々に在外投票のことをリマインドするのが目的だっ
たが、それはとりあえず横に置いておく。
こういうことは、あんまし「在外投票の登録に行ってください、お願いし
ます」的になってしまうとおもしろくない。ヘビーなことはノー・サン
キュー。何事も楽しみながらやらないと意味ないのよね。
私はなんとかして「在外投票」の文字をニューヨークで流行らせたいと
思っている。そのためには、どうしても「黒人」及び「ヒスパニック」の皆
さんを攻める必要があるのだ。
話がここから少しズレる。
「ニューヨークにおける流行の発信地はビレッジよ」というのが一般の認
識ではないかと私はニラんでいる。そう思わんかね、皆の衆。
これはある意味、正しい。確かにビレッジ辺りをうろついてるガキども
は、流行の最前線にいるように見える。
ただ、これだけははっきり言えるのだが、彼らの多くはビレッジには住ん
でいない。かと言って、ミッド・タウンに住んでるようにも見えない。おそ
らく彼らは、もっと住宅地っぽいところに住んでいるのだろう。例えば、マ
ンハッタンのずーっと上のほうとか、クイーンズとか。で、夜とか週末にな
ると、ビレッジのほうに集合するのである。
そのビレッジに在外投票シールをはりまくったのは、戦略上、理にかなっ
ている。ビレッジに遊びに来たガキどもが在外投票シールを見て、「お
や?」と思う。う〜ん、なかなかのシナリオだ。だれだ、こんなグッド・ア
イデアを考え出したのは。と自分で自分をホメないとやって行けないあたし
の弱さ。
そんなことはどうでもいいとして、問題は「ビレッジで攻めるだけじゃダ
メよ」という点にある。もっと相手の懐に入って、「在外投票」文字をア
ピールせねばならない。ガキどもが、自分たちの家の近くで在外投票シール
を見つけて「おや?」、ビレッジに来て「おや、ここにも?」というカタチ
が最もビューティフル。
ただ、ニューヨーク中の住宅地に在外投票シールをはりまくるのは、どう
考えても不可能だ。そこで私は考えた。「もう1ランク下の繁華街から攻め
よう」と。効率的に考えたら、これしかない。ビレッジまで攻め上がる前の
段階で「在外投票」文字を刷り込むのだ。そして、ここで話が戻るのだが、
その際に対象となるのは、この街で漢字を最も愛してくれている「黒人」&
「ヒスパニック」軍団なのである。
ビレッジより1ランク下の繁華街であり、「黒人」及び「ヒスパニック」
の皆さんが支配する地区。ニューヨークにお住まいの方ならご存知ですね。
ハーレム、スパニッシュ・ハーレム、ワシントン・ハイツ、ジャマイカ(国
の”ジャマイカ”じゃなくてね)などなど。
それらの地区に在外投票シールをはりまくる。ビレッジはオフ・コース。
地元で見て、ビレッジで見る。全体をかためたら、トドメにNBCの朝の番組
に在外投票ボードを持って登場。「あ!あの字だ」。前記の各地区で朝もは
よからどよめきが起こる。完ペキじゃないかキミ。
このような行動計画に基づいて、私は再び動き出した。まさにヒマジン。
でも、これがかなりのおもしろさだったんだなあ。
詳しいことは次回に。
ひろ
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『ピアノ・バー覆面座談会3』
女B:でも、日本のホステスの人たちの最高年齢っていくつなの? ママ、
チーママをのけて。
女A:まあ、店の種類にもよるけど、40ぐらいまでは、だいじょうぶよ、
ホステスとして。プライドを捨てれば。
男:そりゃぁ、周りからガンガン言われるよ。”うちの一番年増です”と
か。いろいろと言われるんだけど、でもそれを乗り越えれば、OKなんじゃな
い?
ー:日本に比べて、ここのピアノ・バーはイジメとかもそんなにないんで
しょ?
3人:うん、ないない。
ー:逆に言うと、日本食レストランの方がけっこうあるかも。
女A:私もそう思う。私、昼間にビレッジにあるレストランで働いているん
だけど、職人の方がホステスなんかよりドロドロしてるし、女々しいし。
ー:(ピアノ・バーに)お客さんとしてくるでしょ、寿司職人?
女A:たまに。
ー:あんまし来ないか。
女B:職人の行くところって違う。比較的安くて職人の集まるところ。美味
しくっておやじはガンコ、みたいな。
女A:女の子は若くってなんぼ、みたいな。
ー:あーなるほど。あのさ、俺、レストランでバイトしてた時もさ、どこで
どう聞いてもどう考えても、レストランの方がイガミ合いだとか足の引っ張
り合いとかあるわけよ。
女A:うん、あっちのが恐い。
男:何でだろうね。
ー:だってさ、妊娠した女の子に下剤飲ますとか、そういう話もあるから
ね。
3人:えーっ。なんで?
ー:悔しくて、人生に。幸せになる人が悔しくて。そういう話よく聞くよ。
男:妊娠中に下剤飲むとどうなるの?
ー:さあ、俺もよくわかんない。
女A:不安になるんじゃない?
ー:身体にダメージあるんじゃないかな? 安定してればいいけどさあ、安
定期じゃなかったらね、何が起こるかわかんないし。結局、レストランの場
合、一番の問題は、異常に変なジジイやババアがときどきいるじゃない。
3人:うん、まあね。
ー:でも、ピアノ・バーの場合はそんなにいないでしょ? 頑固ジジイ、
ババアは。
3人:うん、いない、いない。
男:水商売はかなりぐっと落ちると思うよ。働いてる人の平均とれば。
ー:だから、ほら、変なイガミ合いもないっていうか、一番いけないのは、
俺のレストランにもいたけど、どうしようもないくされババアが若さをひが
む場合。そういうのが一番恐いじゃない?ピアノ・バーの場合はそういうの
はないからねえ。比較的冷静なんだ。
女B:ピアノ・バーであるイガミ合いって、比較的人間的性格の問題が多い
よね? 別に歳も何もなくって。だだそいつがホントに性格が悪いから、と
か。
女A:別に仕事じゃなくても、おまえは嫌だ、みたいな?
女B:そうそうそう。
ー:そういう性格の悪い子たちって結局どうなるの? 辞めてくの?
女A:その人によりけり。仕事ができれば残っちゃうし。
男:まあ、仕事ができるから違う店に移れるってこともあるけど。
女B:そういう子とお客さんのことでモメるときって、それはお客さんの取
り合いじゃなくって、その子が性格が悪いからだと思うんだけど。結局、性
格なんじゃないかな。
つづく
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『L.I.C.ジャパタン化作戦7』
なかなか話が進まない「L.I.C.ジャパン・タウン化作戦」の第7弾なのであ
ります。今週も「市場」ネタでまいりましょう。
要するに、この「市場」話のポイントは、「ニューヨークに日本の市場み
たいな店を開いたらどうなるかなあ」なのであります。
私たちNuts軍団がここでイメージしているのは、東京の築地みたいな市場
です。つまり魚市場っぽい市場ってこと。そういうワイワイガヤガヤ型のお
店というのが、ニューヨークでは意外とウケるんじゃないの、と私たちは読
んでおります。
新鮮な商品を山ほど並べて「いらっしゃい、いらっしゃい」状態。そう来
れば、キーワードはやっぱ「新鮮」でしょうか。「ワイワイガヤガヤ」でも
いいですね。ただその場合、チャイニーズ系市場の「ワイワイガヤガヤ」と
の差別化が問題になります。ま、ジャパニーズ系の市場はチャイニーズ系の
それよりも商品陳列などに気合いが入っておりますので、違いを打ち出すの
はそんなにむずかしいことではありませんね。
肉、魚、野菜。これらの生鮮食料品を充実させます。特に魚がポイントで
す。ニューヨークで刺身にも使える魚をGetするのはかなりむずかしいですよ
ね。その空白を埋める店作りを心がけます。
照明などにも工夫をこらして、商品が浮かび上がるような陳列を目指しま
す。その分野においては、日本人はかなりのものです。ニューヨークのその
辺にあるスーパー・マーケットと日本のものを比べれば、後者の陳列技術が
どのくらいのレベルか、おわかりになるはずです。
さて、そのような市場をどのようなカタチで作るか。次回はその辺のこと
について語ってみたいと思います。
では。
「週刊Nuts」編集部
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『VOICE』
@投書『まりおは、ドナーを探しています』
マリオは、遊び盛りの6才。でも辛い治療に耐えながら、白血病と闘って
います。
ジョーダンは、ドナーが見つかりました。骨髄移植までもうすぐです。
ルークにはドナーが見つかりませんでした。たとえ、今ドナーが見つかった
としても、もう彼には移植を受ける力がありません。「時」はルークに無情
です。彼は、まだ4才です。
マリオは、まだ間に合います。でもあまり時間がありません。
マリオのように、ドナーを待っている患者さんが、何千人もいます。ド
ナーがいれば、彼らは「生きるチャンス」をつかむことができるのです。患
者さんに、素敵なクリスマスプレゼントをしてくれませんか?
来る12月11日(土)と19日(日)、全米骨髄バンクのドナードライ
ブを行います。登録は、18−60才の健康な方なら、誰でもできます。説
明書を読み、腕から10ccの採血をします。
★12月11日(土)2pm−6pm
ミツワ・ヤオハン(595 River Rd., Edgewater, NJ)*NYCの42丁目の
ポートオーソリティーから、直行バスあり
★12月19日(日)1pm−4pm
ニューヨーク紀伊國屋書店(10 W. 49th St. NYC; 49丁目、5と6番街の
間)*同時開催「あやちゃんの贈り物展」:白血病のため、7才で他界した
日本人少女が、闘病中に描いた絵を展示。
◇主催:Cammy Lee Leukemia Foundation: 1-800-77-CAMMY(上記以
外のドライブ情報あります)/全米骨髄バンク:National Marrow Donor
Program: 1-800-MARROW-2
☆ボランティア募集
*チラシを事前に置いてくださる方、所。
*ドライブでお手伝いしてくださる方。
*ヤオハンのドライブで、パフォーマンスしてくださる方。
(マイク、スピーカーを使わない、激しくないもの。例えば、アカペラ、
歌、ハーモニカ、ピアニカ、パントマイム等。裸踊りはご遠慮します。)
◆連絡先:有友朝子 E-mail: aritomo@ginga.netもしくはTel&Fax:
201-363-1883(できれば、E-mailかFaxでお願いいたします。)
有友朝子
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『たわごとコラム』
実を言うと、例年の「Nuts忘年会」は中止しようと考えていたのである。
理由は簡単、「忙しいから」。
この時期はみんなパタパタしてるし、学生たちはファイナルに追いまくら
れている。他の忘年会もあるだろうし。
でも、Nuts軍団内から「どうしてもやろう」という声が上がった結果、
やってしまうことになったのである。
また、よく考えたら、この「週刊Nuts」は来週で300号を迎えるではな
いか。
300号。1000号を目指す私にとっては大した数字ではないが、とり
あえず300号。
別にめでたくはない。それよりも重要なのは「忘年会」だ。
そんなわけで、「忘年会+ちょっとだけ300号記念」の主旨で、来週の
土曜日に「Nuts忘年会」を開くことにした。詳細は以下の通り。
「1999年度Nuts忘年会」
日時:12月18日(土)午後6時ー9時
場所:カフェ・ルンルン
162 E. 25th St. (レキシントンとサードの間)
会費:5ドル(軽食と飲み物付き)
講演会はやらない。ただ、私がちょっとしゃべるかもしれない。今年の反
省とか来年の予定とか。それと参加者からの質問も受けるか。でも、だれか
らも何も聞かれなかったらチョーさむいぞ。「何か聞きたいこととかありま
す?」「しーん」。考えるだけで凍え死にそうだ。ま、その辺は適当に。
参加希望の方は「週刊Nuts」編集部(TEL:718-545-4488)までご連絡
いただけたら幸いだ。ピザ頼むんで人数の確認が必要なんザンス。
結局やることになってよかったと思う。「中止にしようかなあ」とウダウ
ダしてた私のケツを蹴り上げてくれたJちゃんにひとこと言いたい。「私は
だれの挑戦も受ける」。違いますね。ありがとう。でも、あんまし調子こか
ないように。
それでは、12月18日(土)にお会いしましょう。風邪引かないよう気
をつけて。
ひろ
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『今週の歌』
「帰るなり ”あれしろ、これしろ” ”腹へった”
”ゴミ捨ててこい” 全開の妻 ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
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