2000年2月29日号(No.309)
目次
*『今週の問題』
*『在外投票登録受付よ』
*『やっちろ会と琉大会』
*『VOICE』
・投書『在外投票(ザイトー)登録』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『今週の問題』
私はヘルシー・フードというものが嫌いである。なにやらうっとうしいか
らだ。それにマズイ。そこには「マズイほどヘルシー」という思い込みが感
じられる。その辺の変な信仰の仕方も含めて、私はヘルシー・フードが嫌い
なのである。
しかし、ヘルシー・フードを食ったあとのウンコの切れの良さは、私も認
めざるを得ない。あれは気持ちいい。ホント。キチンと出てくるといった感
じ。尻を拭いてもなにも付かなかったりする。ミラクルだ。もう拭く必要も
ないぐらいだ。
ニューヨークで初めてヘルシー・フードを食ったのは、去年友達に誘われ
て行ったダウンタウンのヘルシー系日本食レストランだった。
マズかった。玄米はおいしく炊けてたが、他のものがなんとも。ただ煮た
だけの野菜とか出てきて、「これは単なる手抜き料理ではないか」と私は
テーブルの下で拳を握り締めた。
目の前では、その友達がヘルシー・フードについてウンチクをたれてい
た。「黙れ」。私は心の中でそう叫びましたね。ただでさえマズい料理が
もっとマズくなるではないか。しょうゆ持ってこい、しょうゆ。この野菜に
ぶっかけて食うから。ナニ? 減塩醤油だあ? 減塩してどうする。そんな
に長生きしたいか。若死にしてやるから普通のしょうゆ持ってこい。
私は普通のしょうゆかけて食べたよ。それでもマズかった。「こんなも
ん、もう二度と食うか」。すべてを食い切ってから私はそう誓った。貧乏性
なもんで。
でも次の朝、信じられないことが起こったのである。
私は生まれてこのかた、便秘したことがない人間である。一度だけ、イン
ドで便秘になったことがあるぐらいだ。普通、インドではみんな下痢するの
だが、私の場合は逆で来た。そのときは、危ないものをできるだけ食って下
痢する、という方法で便秘を切り抜けた。
そんなわけで、私は毎朝ウンコをひねり出すことに関しては、苦労したこ
とのない人間なのだが、あの朝の感触には参ったね。出る出る出る出る。腸
まで出るかと思った。それほどの充実感だった。そして臭くないんだなこれ
が。あれをポケットに入れて歩いても、おそらく他の人は気づかないね。
その後、今度はかみさんに誘われて同じようなヘルシー系の日本食レスト
ランに行ったときも、結果として同じことが起こったのである。朝っぱらか
らトイレの中で充実感満喫。腸の中すっきりさっぱり。
私は今でもヘルシー・フードが嫌いである。でもたまに食べたりするの
は、すべてその「充実感」のためである。最初は苦しくても、あとで気持ち
よくなるからやってしまう。まるで浣腸みたいだ。
今回の話を私は「ヘルシー・フード=浣腸」論と名付けたい。
今度からヘルシー・フード・ウンコをポケットの中に入れて持ち歩こうか
な。空港の金属探知器のところで「ポケットの中のもの全部出して」とか言
われて、いきなりそれ出したらきっと驚くぞ。
でも、やはり没収されてしまうのだろうか。
ナゾだな。
ひろ
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『在外投票登録受付よ』
先週、話が途中になってしまったマンハッタンでの在外投票登録受付のお
知らせである。
本題に入る前にちょっと聞いてほしい。前回「もし4月に選挙があった
ら、あたしたち選挙できないじゃない。いや〜ん」という話をしたではない
か。でも、状況はなんとなく私たちに追い風なのである。つまり選挙が5月
以降になりそうってこと。まだわからんが、与党側にとって都合の悪いこと
がいろいろ起きてて、「今、選挙やったらやべえよな」という空気が彼らの
間に流れているのである。すばらしい。やるなやるな。もっと遅らせろ。
というわけで、もしかしたら今年中に史上最初の在外投票が行われるかも
しれないのである。もし、5月にあるとしたら、今登録しておかないと間に
合わない。繰り返し言ってるが、在外投票は登録してないと投票できない。
選挙になって「じゃあオレも投票しよかな」とチンタラ領事館に行って「投
票したいんですけど」とか言っても「へ?」と言われるだけである。
「別に選挙なんかしたくねえよ」って言ってる人。今度の選挙、意外と盛
り上がるかもよ。なんてったって最初の在外投票だからね。そのときになっ
て「オレも登録だけでもしとけばよかった」と後悔しても遅いのである。最
終的に投票するかどうかは当人次第。でも登録してないと「投票する」「投
票しない」の選択肢も持てないのである。そこが日本での選挙とは違うから
気をつけてほしいわ。
では、本題に入ろう。
来る3月11日(土)にロックフェラー・センターの紀伊國屋書店にて在
外投票の出張登録受付が行われる。これまでウエストチェスターとかニュー
ジャージーではすでに行われていた出張登録受付だが、マンハッタンで一般
対象に行われるのはこれが初めてのはずだ。詳細は以下の通り。
* * * *
「マンハッタンでの在外投票出張登録受付」
日時:3月11日(土)午後2時―5時
場所:紀伊國屋書店/カフェ横
持参するもの:
1)パスポート
2) ニューヨークまたはアメリカに3ヵ月以上居住していることを証明す
る書類1通(運転免許書、公共料金の請求書等)
問い合わせ先:在ニューヨーク日本国総領事館
TEL: 212−371−8222
* * * *
「国政に参加しよう」なんてことは言わない。そんなこと言われたら私
だって選挙したくなくなる。
でも一方で、選挙には「お祭り」という側面もある。私にとっては選挙は
「お祭り」である。ついでに在外投票運動も「お祭り」だった。ポイントは
「楽しむ」ことである。「日本の政治ってホントにどうにかなんねえか」と
怒ることも必要だが、それだけでは精神衛生に悪い。数年に一度の「お祭
り」だと考えて、楽しむに限るのである。とりあえず、私はそういういい加
減な気持ちで投票する。でないと、やってらんねえよなあ。政治なんて。
ということで、3月11日(土)、紀伊國屋でお会いしましょう。
ひろ
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『やっちろ会と琉大会』
これはすごい個人的なネタなのだが、それはいつものことだから気にせず
に書くことにした。
まずその意味の説明だが、「やっちろ会」と「琉大会」というのは、今私
が作ろうとしているグループの名称で、前者の「やっちろ会」はニューヨー
ク在住の熊本県八代市出身者のための会で、後者の「琉大会」は同じく
ニューヨーク在住の琉球大学卒業生あるいは関係者の会なのである。
なぜ熊本県八代市出身者のための会で、なぜ沖縄の琉球大学卒業生あるい
は関係者の会なのか。それは当然、私がそうだからである。はははははは。
だから「すごく個人的なネタ」だって言ったでしょ。でも一応、謝っとこ
う。スイマセン。
自分で書くのもなんだが、「琉球大学卒業生あるいは関係者の会」の「関
係者」っていうのがニクい。だってボク中退だから。でも7年は在籍したぞ
(4年休学)。とりあえず自分の都合三昧。
琉大会に関しては、ニューヨークには他にもいろんな同窓会があるから、
まあそれの一種としてご理解していただければ幸いなのだが、問題は「やっ
ちろ会」のほうである。
熊本弁で「八代(やつしろ)」のことを「やっちろ」と言う。だから
「やっちろ会」。ちなみに熊本弁で「おれの家に来い」は「おっげぇー
けー」と言うから気をつけてほしい。何を気をつけるんだ。
この「やっちろ会」案をある熊本出身者に話したところ、「なぜそんな小
割りで来るの?」という質問を受けた。要するに小さく分けすぎということ
だ。
しかし、今回私はそれをわかってて小割りにしたのである。それには、
ニューヨークの各県人会が抱える問題が関係してくる。
「ニューヨークの各県人会が抱える問題」とは。それはひとことで言うと
「つまんない」ということなのである。
私が知る限りで、「この県人会はおもしろそうだな」と思わせるのは、沖
縄県人会以外にない。今は活動休止中だが、沖縄県人会はおもしろいよ。パ
ワーが違う。技(歌う・踊る・楽器を弾く)が違う。数が違う。結束力が違
う。でも、他の県人会はどれも同じ。背広着たおっさんたちが集まって、酒
飲んでダべるだけ。「うちは違うよ」という県人会が存在したら教えてほし
い。そのときは謝ります。
「なぜ県人会はおもしろくないのか」という問題だが、私が考えるに、
県、あるいは他の都道府という単位はちょっとデカすぎるね。たとえば、私
が熊本の阿蘇出身の人に会ったとする。「私、八代出身なんです」「私は阿
蘇です」「あっそーなんですか」。「あっそー」の部分が「阿蘇」にかかっ
てるのを皆さんおわかりいただけただろうか。わからない人はニブいよ。熊
本の小学生の間では基本となっているジョークだ。おれは小学生か。
そんなことはどうでもいいとして、たとえ阿蘇出身の人と会ったとして
も、私にとっては「あっそー」で終わりなのである。別に阿蘇のこと知らん
し。同じ熊本出身でも知らんもんは知らんのである。
しかし、市単位になったら違う。同じ市の出身者ならシェアできる情報は
莫大な量となる。たとえば、会った人が妹の同級生とか、昔の彼女の弟と
か、下手したら話してる間にお互いに血がつながってることが判明したりす
るからコワいのである。
その辺のインパクトというのが、都道府県単位では期待できない。確かに
人間の数的には県人会のほうが大きくなるが、質が伴わないのである。私と
すれば、数は集まるけどつまんねえグループより、少数精鋭で密度の濃いカ
ンバセーションが楽しめるグループのほうに魅力を感じる。だから今回、
「熊本県人会」ではなく、「やっちろ会」という方向に走ったのである。
今現在、ニューヨークに熊本県人会は存在しないが、できたらできたで応
援はするつもりだ。同県人会に「やっちろ会」ごと入ってもいいし。もし熊
本県人会を作りたいという人がいたらご連絡ください。この「週刊Nuts」を
使ってお手伝いぐらいはできると思います。
というわけで、「やっちろ会」と「琉大会」なのだが、これら2つのグ
ループを作るにあたって、問題がひとつあるのである。それは「ホントに
ニューヨークに八代市出身の人間と琉球大学卒業生あるいは中退生がいるの
か」という問題だ。
ちなみに、私が個人的に知ってるニューヨーク在住の八代出身者はひとり
だけである。それも私の叔母さん。「他人」というカテゴリーの中には八代
出身者の知り合いは皆無だ。
「琉大会」に関しても同じことが言える。私はニューヨーク在住の元琉球
大学関係者というのをひとりも知らない。ホントは「琉大会」についても
「琉球大学海洋学科」関係者としぼり込みたかったのだが、そんなことした
ら会員は私ひとりになることは目に見えてるからやらなかった。
おそらくどんなに集まっても両グループとも10人もいかないだろう。よ
くて5、6人か。でもサイズ的にはグッドだ。日本から知り合いの八代出身
者とか琉球大学関係者が来るときはすぐに集合がかけられる。機動力バツグ
ンというわけだ。電話すんのも簡単だし。
そんなわけで、早速「やっちろ会」と「琉大会」の参加希望者を募集した
いと思う。興味のある方は、「週刊Nuts」編集部(TEL:718-545-4488)
までご連絡いただきたい。ついでに、「私もこんなグループ作りたい」とい
う方がいたら、この「週刊Nuts」の紙面を提供しようではないか。お気軽に
ご連絡ください。
ニューヨーク在住の八代市出身者と元琉球大学関係者がこの「週刊Nuts」
を読んでることをココロから祈る。
ひろ
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『VOICE』
@投書『在外投票(ザイトー)登録』
Nuts308号、おもしろかったですね。腹の底から笑わせていただきまし
た。初めてのTAXリターンの書類作成で頭がふんづまりだったのが、一気に
ぶっ飛びました。そもそも何で夫の申告をわしがやらないかんのだ?ワーキ
ングビザのない準・駐妻の私が、文句を言われず好きなことするための保険
です。疲れた頭にNuts。怒ったときにもNuts。
さて、NJくんだりに住む、小さい子供がいる主婦にとって、ザイトー登録
のために平日マンハッタンまで行くのはなかなか至難の技です。昨年、総領
事館へ問い合わせたところ、「日系企業へは出張する」とのこと。登録まで
の壁は厚い、と感じました。
随分前の某邦人新聞に、「ロス(かシスコ)の日系スーパーと紀伊國屋書
店でザイトーの出張登録を開催予定」と出てました。ターゲットは普段登録
に行けない主婦や学生。
総領事館の皆さま、NJの日本人たくさんいるよ。ロングアイランドに住む
ある主婦も、マンハッタンに出るよりNJ(のヤオハン)に行くほうが楽、と
言ってました。NJヤオハンでのザイトー出張登録受付、どうですか?あ、
きっとこんなこと、とうの昔に計画中ですよね。ヤオハンでするならお手伝
いしますよ。どうかひとつ、NJくんだりの主婦のためにご検討ください。
AA
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『編集後記』
久々の「Nuts井戸端会議」のお知らせなのであります。
今回もいつものようにダラダラとおしゃべりできたらと思います。日時・
場所は以下の通りです。
「Nuts井戸端会議」
日時:3月9日(木)午後6時半―8時
場所:おいかわレストラン * メシは食いません。
805 Third Avenue, 2nd Fl(50丁目とサードの角)
参加ご希望の方は事前に「週刊Nuts」編集部(TEL:718-545-4488)ま
でご連絡ください。
では、また来週。
「週刊Nuts」編集部
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『今週の歌』
「かみさんに 部屋の片づけ させるため
ムリヤリ妹 泊まりに来させる ひろ」
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