2000年3月21日号(No.312)
目次
*『今週の問題』
*『nynuts.com発進』
*『日本の問題・その5』
*『ざいとーNuts』〜出張登録受付のお知らせ〜
*『今週の歌』
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『今週の問題』
「週刊Nuts」では、これから「グリーンカードの問題」につっ込んでみた
いと思う。だから今回はサワリだけね。
以前、私はこの「週刊Nuts」紙上で「グリーンカードへの道」というシ
リーズを連載していた。ちなみに同シリーズは、最終回のみが残っている。
つまり最終回だけ書いてないってこと。いや〜、なんとなく。
近々、私の「グリーンカードへの道」は終わりにするつもりでいる。問題
はそのあと。私の「グリーンカードへの道」話が終わったあとも同シリーズ
は続く予定である。
続くのいいとして、ネタは一体なんなのよ?という話だが、今度は「グ
リーンカードへの道〜それぞれの場合〜」というのをやってみたいですね。
それと、ニューヨークの日本人社会における「グリーンカード大量生産作
戦」。それらの2本立てで「グリーンカードへの道」を復活させたい。
「グリーンカードへの道〜それぞれの場合〜」は、いろんな人たちの「グ
リーンカードへの道」を紹介するのが目的である。ニューヨーク在住のグ
リーンカード取得者たちにそれぞれのGetプロセスを聞く。そして固有名詞と
か出るとヤバい場合があるから、限りなくノンフィクション風のフィクショ
ンで書くのである。
「グリーンカード大量生産作戦」は、その名の通り、ニューヨークの日本
人社会におけるグリーンカード生産数を増やすための作戦である。実を言う
と、私には妙案があるのだ。「またかよ」とか思うんじゃない。今度こそホ
ントだ。信じろ。
そんな感じで「グリーンカードへの道」を復活させる予定だ。ご期待くだ
さい・・・てなこと言って、発行遅れてんじゃねえよ。
ひろ
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『nynuts.com発進』
皆さま、お待たせいたしました。だいぶ前から「やるやる」と言い続けて
おりましたNuts軍団のサイバー基地「nynuts.com」がやっと発進するので
あります。
ま、サイバー基地と申しましても、単なるNutsの入口ページのことであり
まして、そこに入ると「週刊Nuts」にも「ぶりてんNuts」にも行ける、と単
にそれだけのことなのであります。
最新のホームページ作りの技術は一切使用しておりません。Nutsの他の
ページと比較してほしいのですが、技術的進歩の跡はまったくナシ。これま
で通りのダサいつくりとなっております。
変わったと言えば、写真が入るようになったことぐらいでしょうか。「そ
の辺のニューヨーク」というタイトルで、ニューヨーク生活での身近な風景
をパチパチしたいと考えております。感じとすれば、「週刊Nuts」の表紙の
絵のような展開になります。コンセプトは「日本の日本人が持つニューヨー
クのイメージを叩き壊す風景」。
これまで日本には紹介されたことのない絵が、ニューヨークにはまだまだ
たくさんあります。それは、「クールなニューヨーク」というイメージの反
対側に位置する「生活色コテコテのニューヨーク」です。
「これが真実のニューヨークだ!」的に肩にバリバリ力を入れてやるつも
りはありません。フツーのニューヨーク、たとえば、朝、通勤電車に揺られ
たり、昼メシにカツ丼食ったり、トイレで床に落ちてた新聞読んだり、日系
の本屋で立ち読みしたり、女の子にフられたり、やけになって痴漢したり、
そんなニューヨークが伝えられればと思います。
できたら、このコーナーは「観光に訪れるニューヨーク」というよりは、
「住んでみるニューヨーク」という切り口で行きたいですね。
「その辺のニューヨーク」に関しては、できれば毎日更新したいのです
が、ま、無理でしょう。あんまし気合を入れずにやってく予定です。
その他にもいろんなコーナーが立ち上がります。「駐妻Nuts」「NYウエイ
ター物語」「ニューヨーカーへの道」「ヒラリーとジュリアーニ」「がらく
たコラム」などなど。でも全部まだ準備中です。そのうち出発します。
というわけで、nynuts.com、よろしくお願いいたします。
「週刊Nuts」編集部
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『日本の問題・その5』
今回は少しムズカしい話をする。覚悟してほしい。
先週お話ししたように、アジア会館は単なる小汚ないホテルだったわけだ
が、別にそれは気にするほどのものでもなかった。
早速、自分の部屋でくつろぎ態勢を整える。荷物を置いて着替え、自動販
売機にコーヒーを買いに走り、テレビをつけ、バッグの中からシュークリー
ムを取り出し、ベッドの上に座る。
しばらくボーっとテレビを見ていると、懐かしのニュース・ステーション
が始まった。この番組を見るのは7、8年ぶりだ。久米さんお元気ですか。
ヒゲなんか生やしちゃって。
久米さんの横におねえさんがふたり座っている。名前は知らない。そのふ
たりの他におじさんもいたなあ。朝日新聞の人だった。
久米さんが、「今日のゲストは民主党の鳩山由起夫代表」とか言ってい
る。スタジオには来ないが、どっかから中継で出てもらうらしい。鳩山さん
はどちらかというと好きなほうの政治家。でも彼の肉声はこれまで聞いたこ
とがなかった。どれどれ楽しみに待ちますか。
シュークリームを食べながら私はその番組を見ていたのだが、途中からな
んとなくムカムカし始めたのである。シュークリームが腐っていたわけでは
ない。原因は久米さんのとなりに座っているふたりのおねえさんだった。
彼らはプロか。それともその辺のただのねえちゃんか。しゃべり方もぎこ
ちないし、なんと言うか、軽いね。「こんなねえちゃん出してていいのか
よ。ただの飾りじゃねえか」。私はそう思った。
そして問題の鳩山由起夫氏登場。久米さんの質問が始まる。
そのインタビューを見ながら、わたくし、愕然としましたね。
まず、鳩山さん。しゃべるの下手。すんげえ下手だと思う。これが野党第
一党の党首かと思うとクラクラする。
次に久米さんの質問。ゆるくないか。もっと刺さるような質問っていうの
があるんじゃないの。
最後に、そのインタビューが終わって、久米さんが「鳩山さんの答えは、
非常に簡潔でよかった」的なことを言ったとき、私はメマイがした。いいの
かそんなもんで。本気か。
こちらに「Nightline(ナイトライン)」というニュース番組がある。ABC
放送の午後11時半から週日毎晩、30分間放送されている。
今回、数年ぶりにニュース・ステーションを見たとき、私は思わずこの
Nightlineと比べてしまったのである。そして、その差にオー・マイ・ガーし
てしまったのだ。
言っておくが、私はアメリカ崇拝者ではない。どちらかというと、アメリ
カに対して批判的なほうだと思う。世の中には、「なんでもかんでも日本よ
りアメリカのほうがベター」という信仰を持つ日本人がいるが、私は彼らの
ことをボンクラだと考えている。
そんな私でも、今回のケースは「日本よりアメリカのほうがベター」と考
えざるを得ない。なんか決定的にレベルが違うのである。小学生と大人みた
い。これは誇張ではない。日本人として悲しいが、ホントにそう思うのであ
る。
なにが違うって、インタビューする側とされる側のあいだで、ある決まっ
た時間内に交換される情報の質と量が話にならんほど違うのだ。
普通、聞き手がポイントを突いた質問をして、話し手がその質問にきっち
り答えたら、そのインタビューはサクセスフルと呼べるだろう。無駄なこと
を聞かない話さない。大事なことだけを聞き答える。それがグッド・インタ
ビューのポイントだ。
今回のニュース・ステーションを見て思ったのは、日本のインタビューと
いうのは質問がボケボケで答えもボケボケ。ただでさえ時間が限られてるの
にボケボケのやり取りばかり。当然、質も低いし、そこで視聴者が受け取る
情報も少ない。
おそらく前記のNightline内で行なわれる1回のインタビューでの、インタ
ビューするほう・されるほうの間でやり取りされる情報の量は、ニュース・
ステーションでのそれの10回分ぐらいにあたるのではないか。もしかした
らそれ以上かもしれない。
これは日本にとって、すごくヤバいことだと思う。
ニュース番組のキャスターとか政治家というのは、その国におけるコミュ
ニケーターの代表選手みたいなもんじゃないですか。最小限の言葉で最大限
の情報を伝える。それが彼らの役目なのである。どっちも言葉が命の商売だ
し。
それがこのザマ。また彼らのレベルは、その国の国民のコミュニケーショ
ン・スキルを表わしているもんだから、問題はさらにデカくなる。そう言え
ば、日本人の会議は非生産的だって話、よく聞くからな。
困ったぞ。これはヤバい。すんごくヤバい。
日本人が世界に出ていき、他の人種や民族とやり取りする際に必要となる
のは、そのコミュニケーション・スキルである。それも日本式じゃなくて、
ユニバーサル式ね。
アメリカは民族大集合で作った国であり、そこで練り上げられたコミュニ
ケーション方法というのは、自然とユニバーサル式になったのである。
アメリカのコミュニケーション方法がなにがなんでも一番だとは言わな
い。ただアメリカ式は強い。多民族の間で鍛えられてるからね。
それに比べて日本と来たら・・・
この「日本の問題」シリーズでは、できるだけフニャフニャしたネタを扱
いたいと思ったが、今回はちょっとハード。ついでに書いてる私も熱くなっ
てしまった。
でも、このコミュニケーション・スキルの問題はデカいよ。「日本人は
ディベートが下手」とか言うけど、それはあくまでも表面的な問題。根本的
なところで日本人はヤバい。
日本人がこの問題に本格的に気がつくのには、あと10年ぐらいかかると
思う。そんなことを考えたアジア会館の初夜だった。
ひろ
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『ざいとーNuts』〜出張登録受付のお知らせ〜
最初に、来る4月1日(土)にニューヨーク日系人会にて行なわれる在外
投票の登録受付について。
前回の紀伊國屋書店に続いて、今回は日系人会での登録受付となる。その
日、日系人会ではフリー・マーケットが開催されるのだが、そこに来た人た
ちに登録してもらおうという作戦なのである。領事館の皆さん、ご苦労さん
です。
詳細は以下の通り。
日時:4月1日(土)午前11時ー午後2時
場所:ニューヨーク日系人会
15 West 44th St. 11th Fl. (bet. 5 & 6)
*持参するもの
1)パスポート
2)現住所に3ヵ月以上居住していることを証明する書類1通
(運転免許証、公共料金の領収書など)
さて、今回は何人かな。楽しみだなあ。
ちょっとここで、前回気がついたことをメンションしておきたい。ポイン
トは2つある。
まずひとつ目は、日本の住民票について。
これは当然だが、日本に住民票がまだ残っている人は在外投票はできない
のである。要するに転出届を出してない人ね。
「これは当然だが」と書いたが、意外と多くの人がこのことを知らない。
よ〜く考えればわかるのだが、日本に住民票が残っている人は、選挙がある
際に日本に一時帰国すれば投票できるのである。そこに住んでなくてもよ。
だって住民票が残ってるからね。
在外投票に参加できるのは、どうモガいても選挙できない人のみである。
つまり、日本の住民票は抜いてあって、選挙の際に日本に帰っても投票でき
ない人たち。この人たちのための制度が在外投票なのである。
ちょっとムズカしい話になってきたが、結論だけ言うと、日本に住民票が
残っている人は、なにはともあれ在外投票はできない。もし住民票を日本に
残している人がいて、在外投票がやりたい場合は、日本の家族とか親戚に連
絡して住民票を抜いてもらうしかない。転出届を出せばいいのよ。
でもね、私には、「住民票が日本に残ってると在外投票できないのよ」と
いう事実を知らない人を責める権利はないのである。私も一度、ボケかまし
たことがありましてね。
在外投票運動を展開してた各地の軍団が、日本政府を訴えたのを皆さん覚
えているだろうか。「海外に住んでるだけで選挙できないっていうのは
ちょっとオカシイんじゃない?」という訴訟だったのだが、その訴訟団に私
は参加できなかったのである。なぜなら私も住民票を抜くのを忘れていたの
だ。
あれは大マヌケでしたね。すっかり抜いてあるもんだと思ったら、まだ
残ってやんの。「でも今から抜いときゃ大丈夫だろ」と慌てて抜いたが
ツゥー・レイト。結局、私は訴訟団に加わることができなかったのである。
在外投票運動に絡んでいた私でさえ、そういう間違いを犯したのだ。在外
投票運動などという暗くて陰気なアクティビティーに参加しなかった人が、
住民票と在外投票の微妙な関係について知らないのは、当然と言えば当然な
のである。
というわけで、在外投票したい人は、自分の住民票がどうなっているか調
べてみることをおすすめします。
住民票の問題はこれでオシマイ。次は「本籍」の問題。
皆さん、自分の本籍って知ってますか。実家の住所じゃなくて本籍ね。
在外投票の登録には、本籍が必要である。私の場合は、本籍と実家の住所
が未だに同じだったから問題なかったが、意外と多くの人たちが本籍を忘れ
ていたりする。中には「本籍には住んだこともない」という人もいるから、
正確な本籍の住所を忘れるのもまあ仕方ないわな。
本籍を調べる方法は、やはり親に聞くのが一番だろう。親がいない人はど
うするか。う〜ん、親戚かな。
確か、日本の運転免許証には本籍が載ってような気がするのだが、違った
かな。自分の免許証で確認しようと思い、一応探してみたが、見つからな
かった。日本の免許証を持ってる人はチェックしてみてほしい。
前記の日系人会での登録受付に行こうと企んでいる方は、以上の2点、
「住民票」+「本籍」に注意してください。
それでは、4月1日(土)にお会いしましょう。
ひろ
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『今週の歌』
「姪ッコが なかなかなつかず イライラし
思わずケリ入れ もっと嫌われる ひろ」
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