2000年5月2日号(No.317)
目次
*『今週の問題』
*『日本の問題』
*『在外投票の楽しみ方3』
*『VOICE』
・投書『おじさん・中編3』
*『ざいとーNuts』〜投票用紙請求〜
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『今週の問題』
先週の「コンデンス・ミルクの問題」の続編である。
スーパーに行って「カーネーション」という名のコンデンス・ミルクを
買った、というところまでお話ししたと思う。
私はそれをカバンに入れて会社に持って行った・・・わけがなく、うちに
持ち帰ったのである。
その日の夕食がなんだったかは忘れたが、とりあえずメシを食い終わっ
て、私は冷蔵庫からイチゴとコンデンス・ミルクを取り出した。イチゴを洗
い、そのアタマを切る。それを皿に入れる。次はコンデだ。
缶切りを持ち、穴開け作業を始める。缶の両端にポコポコと穴を開け、
それをギコギコデカくする。
準備はできた。コンデ缶とイチゴの入った皿を持って、台所にあるテーブ
ル方面に移ろうとする私にかみさんが声をかけた。「ちょっと待て。なんの
真似?」
「今からイチゴを食うわけよ」「イチゴじゃない。その缶よ」「缶がどう
した?」「ナニその開け方?」「私は今までこうやって生きてきたんだ」
「なに言ってんのよ。英語しゃべんなさいよ」「だから言ってるだろ。我が
家ではこうやって開けてたんだって」「全部開けたらいいじゃない」「それ
は流派が違う」「ミルクなんか出てこないわよ」「吹けば出てくる」「吹
くってナニよ?」「こっちの穴から吹けば反対側からミルクが出てくるんだ
よ」「・・・アンタ、バカじゃない?」「黙れ、ケツの穴」「勝手にしなさ
いよ。その缶、あとで黙って捨てるから」「きさま・・・」
そんなやり取りのあと、かみさんは台所から出て行った。
邪魔者は消えた。コンデの王道を知らぬ未熟者め。これまでイチゴをどう
やって食ってきたのか。あんな人間が自分の子供たちの母親になるとは。ト
リの軟骨も食べないし。寝てるときに耳元で「コンデの王道はダブル穴開け
の吹き出し、コンデの王道はダブル穴開けの吹き出し、コンデの王道はダブ
ル穴開けの吹き出し、ついでにトリの軟骨大好き・・・」とささやくか。睡
眠学習だ。
そんなことはどうでもいい。イチゴとコンデがボクのことを待ってるの
だ。
テーブルに座り、目の前にイチゴの入った皿とコンデを置く。イチゴとコ
ンデのコンビネーション食いは10数年ぶり。オレもとうとうここまで来た
か。どこまでかよくわからんけど。
コンデ缶を所定のカタチに持ち、吹き穴を決め、そこに口を当てる。そし
て私は吹いた。
で、で、で、出ないぞ。どうした。便秘か。缶が便秘するのか、この国
は。
もう一度吹いてみる。先っぽが見え始めた。
よし。その調子だ。もう少し踏ん張らねば。ふーーーー。
私は顔を真っ赤にしながら吹き続けた。
ぶにゅりと出てくるコンデ。力み続けるボク。ふーーーー。今日のはカタ
いな。まるでウンコ状態。
そのとき、台所に再びかみさんが現われた。目の前には、手に持ったコン
デ缶に口を当て、真っ赤な顔をしている私がいた。
「オーマイガー! ディボース!」
コンデの悲劇は、まだまだ続くのであった。
ひろ
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『日本の問題』
これに関することは今まで何回も言ってきた。でもやはりここでも私は声
を大にして言いたい。
日本にいるガイジン(特に白人系)はダサい。
東京にステイしているとき、私は友人に六本木の「モータウン・カフェ」
という名のバーに連れて行かれた。「ガイジンが集まるバーなんだよ」。友
人はそう言っていた。
店に入るとガイジン、ガイジン、ガイジン。それと日本人女性たくさん
と、日本人男性がちょびっと(”ちょびっと”はもしかしたら熊本弁か。”
ちょっと”という意味)。
ガイジンと言っても、イラン人や中国人などの「ガイジン」ではない。日
本の田舎において「そこの店にガイジンさんのきとらしたばい(熊本弁で”
そこの店にガイジンが来てたわよ”)」と言う際の「ガイジン=白人あるい
は黒人」である。
あちらこちらで男女が談笑している。基本的な組み合わせは、ガイジン男
性と日本人女性。彼女たち、きっとガイジンが好きなんだろう。いいこと
だ。ミックスの子供をドンドン産みなさい。うちのかみさんもそのうち追い
つくからな。
でもまあ、そこにいた男たちのレベルの低くいこと。おまえら本国ではモ
テないだろう。いくら顔はガイジンでも、やはりダサいヤツは万国共通でダ
サい。忍者が普通のカッコをして歩いても、どうしても忍び足になってしま
うのに似ている。
彼らの談笑風景を見ながら、私は思った。「みんなホントにこいつらでい
いんですか。彼らってニセモノのナイキ・シューズみたいなもんなんじゃな
いですか」。
ニューヨークに住む日本人で、最近の日本のガイジン事情に詳しい方なら
私の言ってることがよくおわかりになると思う。やっぱりあれは、ニセモノ
のナイキ・シューズをつかまされるみたいなもんだろ。
日本にいるガイジンのことをとやかく言うのは、ノット・ツー・ナイス
だ。それは私もよくわかっている。ニューヨークでは私もガイジンである。
「ニューヨークにいる日本人男性はレベルが低い」とか言われたら、私だっ
て一瞬ムッとするだろう。でもすかさず「当たってるな」とも思うね。
「ニセモノのナイキ・シューズ」と言っても、じゃあ本物のナイキ・
シューズなガイジンってどんな人?と聞かれたら明確には答えられない。
それならば、モータウン・カフェのダサダサガイジン大モテの図もアリなの
か。ニューヨークだったら女性が近寄りもしないような男どもに、日本人女
性たちが甘えるようにもたれかかって行く風景は、それはそれでメイク・セ
ンスなのか。
私は、何か違うと思う。どっかに”ウソ”が寝そべっているような気がす
る。
これは自信を持ってお届けできるのだが、ニューヨークにおいて、少なく
とも私たち日本人男性は、ガイジンだからと言ってモテることは皆無に近
い。まったくないと言っても過言ではない。ただ悪いけど、ゲイにはモテる
よ。すんごく。ゲイの方々が多いスポーツ・クラブのサウナでなんか、もう
注目の的。横に座ってるおっさんの足の小指が、尺取り虫みたいにシャコリ
シャコリ自分の足に近づいてくるんだから、幸せ者だぜ。ははははは。
でも、こちらの女性にはモテないのである。
例えばニューヨークに「演歌カフェ」というバーがあるとする。そこに行
くと、アメリカ人のおねえさんたちが日本人男性たちと楽しくおしゃべりし
ている。彼女たちに何気なく身体を触られたりして。中にはフニャフニャ言
いながら、もたれかかってくる女性もいたりする。その気になればダンスに
持ち込むのも簡単だ。いや〜極楽極楽・・・なんてことがあるわけない。そ
んなことはじぇ〜ったいにありえないのである。
そんな私からすると、モータウン・カフェの風景はなんとなく納得が行か
ない。この違いはなんなのだ。オレたちは救われないのに、キサマらときた
らヨリドリミドリか。てやんで〜。
ウソなのに現実。こんなにダサいのにモテモテ。やはり競争のない社会
(カッコいいやつがいないってこと)は、ある種のゆがみを持つのか。
以前、日本のスーパー・マーケットで働いてた頃に、その会社の副社長が
言った言葉を思い出す。「まわりに競合店がある場合は、卵だって安くしな
いと売れません。でも、競争相手がいない場合は、別に無理に安くする必要
はありません。どっちみちお客さんは卵を買わざるを得ませんからね」。
魅力的な商品や値段でなくてもガイジンが売れてしまう国、ニッポン。で
も、だれでもいいのか。ガイジンなら。ホントにキミたちは、そんなダサダ
サガイジンで満足なのか。価値観が少しおかしいんじゃないか。ちょっとは
ニューヨークの我々の立場も考えてほしい。私たちニューヨークに住む日本
人男性は、ガイジンであるのにもかかわらず、じぇんじぇんモテない人生を
送ってるのだぞ。なのに東京じゃ、ガイジンモテモテ状態。不公平だ。そう
だろみんな(=ニューヨーク在住日本人男性)。
というわけで、東京まで行って悔しい思いをした私だった。大変ありがた
いと思う。思わねえよ。
ひろ
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『在外投票の楽しみ方3』
「在外投票の楽しみ方」の第3弾である。今週はあんましスペースがない
ので、先週から始まった「Nuts軍団から政党側への提出ネタ」話ではなく、
「なぜ今、政党にネタを提出するのか」という基本的なことについて語って
みたいと思う。
簡単に言うと、以下のようなココロによってNut軍団は日本の政党にネタを
提出しようとしている。
「政治家は、選挙のとき、”有権者”のほうを向く」→「今回から私たち
海外の”有権者”のほうも向かねばならない」→「でも彼らには私たちに対
して訴えるべきことがない」→「なぜなら私たちは別に橋を作ってもらった
り新幹線を引いてもらう必要がないからだ」→「彼らは何を訴えればいいか
困る」→「そこで逆にこちらから提案する」→「もしそれが彼らにとっても
アトラクティブな案であれば採用される可能性は高い」→「だからわしらは
日本の各政党に対してこれだと思うアイデアを提案する」
というわけである。
私たち海外の有権者は、日本の有権者よりは政治的しがらみのない社会に
生きている。「あそこの先生にはお世話になってるから、票入れてやらんと
ねえ」なんてことを考える必要はない。
日本の政治家はそういう有権者に弱い。利権や情が通用しないからだ。だ
から海外の有権者の扱いには困るはずである。
その困ってる人たちを助けることによって、自分たちも助かろうではない
か、ははははは、というのが「なぜ今、政党にネタを提出するのか」のココ
ロである。
来週は「Nuts軍団から政党側への提出ネタ」に話を戻す。でもまた脱線す
るかもしれない。そんときはスイマセン。
ひろ
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『VOICE』
@投書『おじさん・中編3』
そのパッとしない偉いオジさんたちが日本人のイメージとして目立つの
も、若いやつらのせいでもあるので、オジさんばかり攻撃できないけど、こ
の初めの方に書いた”若いやつらはバリアを張る”とかわけのわからないこ
とは、少しスタイルを変えないと若いやつらはオジさんたちと話したいとは
思わないんじゃないだろうか?ということです。
Nutsを書いてるオジさんやNutsを読んでいるオジさんたちはカッコいいオ
ジさん又はどちらかといえばカッコいいオジさんたちなんだろうと思って今
これを書いてます。
20代半ばの若い男はそろそろ女の尻以外にも世の中には何か楽しいこと
があるはずだってことに気づき始める頃だと思う(少し遅いとも思う)。そ
んな時、オジさんたちをサバイバルの手本として見るんじゃないかな。でも
その人たちがパッとしないオジさんたちなら、何か得ようとか、一緒に働こ
うなんて思わず、ひたすら避けるんじゃないかな。
匿名希望
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『ざいとーNuts』〜投票用紙請求〜
忘れないうちに言っておかねばなるまい。先週も書いたミツワ(旧ヤオハ
ン)での在外投票登録である。
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「ミツワでの在外投票登録受付」
日時:5月6日(土)午後1時ー6時
場所:ミツワ(旧ヤオハン)/ニュージャージー
持参するもの
1)パスポート(パスポートの提示が困難な場合は運転免許証、その他
写真付きIDを持参の上、ご相談ください)
2)現住所に3ヵ月以上居住していることを証明する書類1通(運転免
許証、公共料金の領収書等)
* * * *
登録の前に自分の本籍と日本での最終所在地を確認しておいてほしい。
6月にある衆議院選挙の投票日が決まったようだ。6月25日(日)。
そんなわけで、ニューヨークの有権者の皆さんもトットと投票用紙の請求を
やってほしい。詳しいことは、在外選挙人証と一緒に送られてきた書類に書
いてあるはずだ。その書類に「投票用紙等請求書」という部分がある。そこ
に必要事項を書き込んで、自分が登録されている選挙管理委員会に在外選挙
人証と一緒に送るのである(ニューヨークの領事館に送っちゃダメよ)。一
応、それで準備は完了。衆議院が解散されたら、向こうから投票用紙を送っ
てくるはずだ。
「衆議院が解散されたら」と言っても、その「解散」の意味がわからない
方もいるかもしれない。バッサリ言ってしまうと、衆議院議員全員がクビに
なるということである(悪い意味の「クビ」じゃないからね)。つまり議員
じゃなくなるということだ。
彼らが議員じゃなくなったら、また議員を選ぶ作業が必要になる。それが
選挙である。
ちまたのウワサによると、今回の「解散」は6月2日(金)か5日(月)
になるらしい。その時点で在外選挙用、正確には在外選挙の中の「郵便投
票」用の投票用紙が日本から海外に向けて発送されるのである。
投票日も決まったわけだし、あとはそれに向けて突っ走るだけである。
「週刊Nuts」も来週以降は「初の在外選挙をどう扱うか」方面に走り出す
予定だ。在外投票登録に関する話はしばらくお休みする。
そんなわけでミツワである。なにやら今週末はセールがあるらしいぞ。買
い物ついでにざいとー登録。いかがでしょうか。
それではミツワで。
ひろ
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『たわごとコラム』
先週、サンフランシスコに行った。目的はいろいろあったが、やはりポイ
ントは「Nikkei 2000」という会議をのぞいたことだろう。この「Nikkei
2000」、日系アメリカ人の会議で、日系アメリカ人コミュニティをこれから
どうするかということをみんなで話し合っていた。でも私はどうにもならん
と思う。このことについてはそのうち話す。
ひろ
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『今週の歌』
「今回は 花粉少ない はっはっは
と油断してたら いきなり来たなあ ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
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