2000年5月30日号(No.319)




目次

*『民主党が来るわよ』
*『VOICE』 ・投書『おじさん・中編4』 ・投書『オープンハウス』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『民主党が来るわよ』

 選挙、だんだん盛り上がってきたよ。そんな中、民主党がニューヨークに やってくるのである。もちろん初の在外投票に向けての来ニューヨークであ る。
 彼らがなんだかんだやるのは6月6日(火)だけなのだが、他の党はなん にもやる気配がないんだから、1日だけでもありがたいちゅーたらありがた いわな。
 私がこの原稿を書いてる時点で決まっているのは、お昼の紀伊國屋書店前 でのビラ配り&夕方の及川レストランでの政策説明会である。この日、その 2ヵ所に行ったら民主党の議員さんに会えるぞ。「え〜? ホント〜? ヤ ダ〜?」とか行って走る若い娘さんなどいないと思うが、とりあえずご参考 まで。
 当然だが、民主党の目的は党の政策をニューヨークの有権者にアピールす ることにある。ここで思い出すのは、昔、民主党の菅さんがまだ党首だった 頃、ニューヨークに来てカマしてくれたスピーチだ。
 その件に関しては、同イベントのあとに私も批判したのだが、要するに日 本で使い回したような演説をわざわざニューヨークに持ってきてやるんじゃ ない、ということだったのである。
 せっかくみんな注目していたのに、ニューヨークに住む有権者(その頃は まだ未来の有権者だったが)に対するメッセージというものがまったくない スピーチだったのである。これにはわたくし失望いたしました。こう、なん ちゅうの、「作戦」ってもんはなかったんですかね。「ここでバーンと”民 主党は皆さんのことをこんなふうに考えてます”てなことを打ち出せば、民 主党ファン続出間違いナシ」とか。そんなにむずかしい話じゃなかったのよ ね。
 そして今回、再び民主党がニューヨークにやってくるのである。
 やっぱり気をつけてほしいのは上記の件だ。ニューヨークの有権者に対す るきちんとしたメッセージというのを持ってこなくちゃ、また同じ過ちを犯 すわよ。悪いけど。
 また、この場合のメッセージというのは、日本のものとはかなり違うか ら、その点にも気をつけねばならない。どこが違うって、だってわしら海外 の有権者は別に「橋を作ってあげます」とか「新幹線の駅を作ります」とか 言われても嬉しくもなんともないのである。どちらかと言えば「日本を将来 こんな国にします」的な、本来政治家が語るべきテーマのほうを聞きたいと 思っている人が多い。そういう意味では海外の有権者はレベルが高いから、 日本の有権者と同じようなアプローチをしたら失敗するのである。
 さらに、海外の有権者に対しては、「あれしてあげます」「これしてあげ ます」よりは、「こんなふうにして日本を不景気から救おうとしてます。だ から皆さんも協力してください」風の”一緒にやりませんか”作戦のほう が、日本の外に住む日本人の愛国心をくすぐって効果的なんじゃないかし ら、と私は考えている。その点でもわしらは日本の有権者とは違うのであ る。
 こんなことばかり言ってると、日本の有権者の皆さんに「バカにすんな」 と怒られるかもしれないが、でも「日本の外に住んでる」という事実はかな り太くてデカくて影響大なのである。有権者の質に対してね。
 この日本の有権者との違いをよお〜く理解しとかないと、わざわざ海外に 出てきても失敗するだけだ。そこのところ、民主党ならびに他党の皆さんに もご理解いただきたい。
 と、エラそうに説教タレてしまいました。でも、やっぱりニューヨークに 来るからにはそれなりの準備をしてもらわんと困りますからな。
 今回の民主党のイベントには、このNutsも協力している。もし他の党から 「民主党と似たようなことをやりたい」という連絡が入れば、当然協力す る。でもあくまでも「協力」ね。逆に言うと、「自分たちでやれることはや る」という姿勢を持つ党にしか協力しない。
 最後に6月6日(火)の「民主党政策説明会」の詳細は以下の通りだ。
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『民主党政策説明会』
 主催:民主党  スピーカー:やなせ進参議院議員(民主党国際交流委員長)  日時:6月6日(火)午後6時半ー8時  場所:及川レストラン     805 Third Avenue, NYC     *サードと50丁目の角  参加費:無料  詳細:やなせ進参議院議員事務所      E-Mail:QZF03141@nifty.ne.jp
    あるいはNuts編集部 TEL:718-545-4488                     *     *     *     *
 さて、どうなりますやら。民主党のわしらに対するアプローチ、じっくり 拝見させていただくことにしよう。
                      ひろ
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『VOICE』

@投書『おじさん・中編4』
 今回の仕事探しは、こっちの方の態度にも問題があっただろうから、こっ ちからスタイル変えれば素敵なおじさんたちにも会えるだろう。カッコイイ おじさんたちはいい女もたくさん知っているだろうし、教わることはたくさ んある。で、パッとしないおじさんたちはできるだけ無視しよう。そんなお じさんたちに仕事ありませんかなんて聞いちゃだめだ。下らないハリウッド 映画に出ているやつらや、はき気の出るCMに出てくるアホなおっさんども は徹底的に無視。そういう若いやつらが増えて、プラダのプの字も知らない おじさんたちが消滅していき、カッコイイおじさんたちとまともな若いやつ らが残っていく。そんな若いやつらがおじさんになったとき、さえないおじ さんたちはもう壊滅状態。パッとしないおじさんたちがその集団を維持する ためにあまい言葉をかけてきても(仕事とかビザ)手をつないじゃだめだ。 もうあんなゴミみたいな日本人のイメージをさっさと変えてしまわなけれ ば。つまらんオヤジどもが何か言ってきても”邪魔だよおじさん”の一言で 十分だ。そのかわり素敵なおじさんたちには何を言われても蹴飛ばされても ついて行かなきゃいけない。”最近の若いやつらはいったい何やっているん だ”なんて言われても、そんなの挨拶みたいなもんだ。交差点で聞くクラク ションといっしょだよ。”オマエラにはプラダのプの字も似合わないな”な んて言われても”もっともです””おそれいりました”と言いながら、その カッコイイおじさんが何を着て、履いて、身に付けて、どんな髪型でどんな 香水をつけているかっていうのをきっちり観察しなきゃ。言いたい放題言わ せているぶん、何かきちんと盗まないとね。
                            匿名希望
@投書『オープンハウス』
 最近、ぶりてんNutsを覗いていて、皆ルームメートを探すのにえらい苦労 をしているのがよくわかった。私の友人でもOCSでルームメートの募集をか けたのはいいが、電話してくる人してくる人がまともに敬語が使えない。別 にアメリカだから堅苦しい事言わなくても、、、と思われそうだが、実際自 分ん家の留守電に「あのさあ、部屋見せてくんないかなあ。」とか「オー シーエスでみたんだけどお、***ー****に電話ちょうだいよ。」てな メッセージで埋まっていたら気が滅入るだろう。それでも来月の家賃の支払 いの為に彼等に連絡をして部屋を見に来て貰ったらメッセージ通りのどうし ようもない人々で、「ここで500ドルう〜??高いんじゃないのお〜?」 (光熱費込みだし、ぼってないっつ〜の。)「彼氏と住んでもいい?」(募 集しているのは一人だあ!!)とさんざんな事を言われ、すっかり友人は人 間不信に陥ってしまった。そんな彼女もなんとかルームメートを見つける事 ができたが(しかし、彼女の許可なく壁をピンクに塗られたらしい)。
 ニューヨークで住む所が無く、部屋を探し回るのも大変だが、先程の友人 のように自分が部屋の持ち主で人が変わる度ルームメートを探さなければな らないのも面倒なのだ。かくいう私もそうで、友人のように新聞広告を出す 暇も無かったので、日時を決めて入居希望者に部屋を見に来て貰った。いや あ、ひとって千差万別なのね、個性ってすごいのねと思わされた。私もいっ ぺんに十何人もの人に会う機会なんて無いので貴重な体験をした。まずは、 選ばなかった人について書こう。その前に私のアパートのロケーションだが マンハッタンのイーストビレッジ、、、なのか?と言う微妙な位置にある。 (これ以上は御勘弁を)。遊びに行くには最適だが、治安が良いとは言い難 い。酔っぱらいがビンを道路に叩きつける音はしょっちゅう聞く。まずはそ んな環境でも気にしないで頂けるか?というのが第一条件だった。
 #1他の州から来た大学を卒業したばかりの人。すごく育ちが良さそう だった。申し訳ないがこのエリアの事情をよく分かってないのとアパートの 古さが故の不便さに(お湯が出ないとかネズミが出ただの)耐えてもらえな いだろうと思って選びませんでした。
 #2ここへ来てから2〜3ヶ月しかたってない元OL風の人。(この人も きっちりした身なりをしていました)。#1の人と同じ理由だが、家主とし ては解決できない苦情を聞くのが一番辛い。”なんて危ない所なの!”とか 部屋を見て選んだ割りには”部屋が古くて汚い!”とか”お湯がでな い!!”とか部屋の機能に文句を言われそうだし、これでネズミなんぞ出た らそれこそ大変なのでお断りした。
 #3すんげえ自己中心で、部屋に一目惚れしたのはいいが、家主の私の都 合を差し置いて突っ走る人。”あたし、ここに住むから!!ゼッタイ住むか ら!!デポジット今すぐ払うからいいでしょ?”。すまん。ここに住むと決 めたのはいいが、決めるのは私だ。決定権は譲れん。あと、私が入居して欲 しい日とはずれているにも関わらず、もう部屋を取ったつもりでいて人の話 を全く聞かない人。”オレ、今の部屋が2月までなんだけど(私の入居希望 日は1月だった)、そんときに越して来れるかなあ、それだと都合がいいん だけど。あと、3月に一旦日本へ返るんだよねえ。そん時にオレの友達に貸 しちゃっとこうかなあ”<私>あのう、、、1月に入って頂かないと困るん ですけど。あと、部屋のまた貸しも困ります””オレは今の部屋を2月に出 るんだよね。そいで、ここってオレの通ってる学校に近いんだよねえ。そい でオレの友達が3月に入れ代わりで来るんだよね”<私>、、、ですから、 入居は1月じゃないと困るんです””オレここに住みたいんだよね。交通の 便いいしね。そいでオレの入れるのが2月なんだよね”。彼との押し問答は 10分以上続いた。彼は同じ事を何度もくり返し、私は何度も同じ返事をし た。しまいに私は大家はワシやっちゅうねん!ワシが大家やっちゅうねん! と絶叫したい心境になった。とはいえわめきちらす訳にもいかんので、”考 えさせて下さい”と言ってどうにか帰って貰った。疲れた。
 その他、代理で部屋を見に来ている人も本人に会わないことには話になら ないし、早く入居者を決めないといけなかったのでお断りした。シェアする 以上気心の知れた人と長く住みたいのだ。
 そして、私がどういう人を選んだ(候補になった人を含めて)かという と、学生だろうが勤め人だろうがちゃんと会話が出来る人(こちらは家賃の 額はどうやって設定したか、この部屋の長所と短所は何かいつまで住んで貰 えるかなど、聞きたい事や伝えておかなくてはならない事が山程あるの だ)。あと、環境に神経質でない人(なんせ朝5時に外でホームレスがほえ ていたりするのだから)、騒がしくなさそうな人(一度短期で部屋を貸した 女の子が人が大パーティーを開いて、知らない人がひっきりなしに入れ代わ り我が家へやって来た。来るのは5〜6人と聞いていたのだが、30人は来 た)だった。そして何人か絞って最後に選んだ人は、昔バックパッカーで東 南アジアを巡っていて、今は勤め人のアメリカ人だった。彼女の場合、大学 時代、寮生活を送っていて数人の人との同居生活を経験しているのも選んだ 理由だった。私の今まで一緒に住んで楽だった相手は他人と住んだ経験のあ る人だ。お互い気を使いつつも自分のプライベートを楽しむ方法を知ってい る人は本当に助かる。
 今部屋を探している人は大変だと思うけれど(高くなったよねえ、家 賃)、選ぶ方も大変なんですよ。他人同士が住むのだから、お互い思い遣り でもって生活したいもんですね。では、快適な部屋が見つかりますように。
                             修
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『編集後記』

 久々の「週刊Nuts」である。お待たせしました。だれも待っとらんか。
 日本に行ってたせいで2週もお休みしてしまったよ。失礼しました。で も、ネタはたくさん持って帰ってきたぞ。
 日本からお届けすると吹いてたnynuts.com上の「その辺のニッポン」写真 シリーズだが、インターネットへのコネクションが悪くて、数回しか更新で きなかった。やっぱり予定は予定だったのである。
 いやね、ホテルでインターネット使えなくてね。だってあんたボロいんだ もの。あたしが泊まったホテル。1泊3500円でツベコベ言うなってか。
 やはり沖縄の船員会館、東京のアジア会館というチョイスが初めから間 違っていたのかもしれない。「会館」系は気をつけるべきだ。しまった〜。 おせえよ。
 前号でお話ししたように、今回はうちのかみさんを日本に連れて行くのが 目的だったのである。で、その結果であるが、あれはおいしいね。ネタ続出 といった感じだ。1年に1回連れて帰れば、おそらくNutsの1年分のネタが 毎年稼げるぞ。その意味でも「ゴジラの日本上陸」という表現は正しかった な。クリーンヒットだ。ビル踏み潰したり、東京タワーぶち壊したりなど、 イベントが絶えないって点で、やはりあれは「ゴジラの日本上陸」。満足 だ。でも被害に遭ったのは私なのだが。
 ところで、前からやるやる言っていた「在外投票の楽しみ方」ページをイ ンターネット上にオープンした。www.nynuts.comから入れるからチェック してほしい。でもこのページはどちらかと言うと、シロウト向けというか、 これまで「週刊Nuts」上でざいとーネタを読んできた人にとっては物足りな いかもしれない。あと、マスコミ向けという目的もある。ほら、日本のマス コミの皆さんって、ざいとーのことあんまし知らんからね。ちょっと教育せ んといかんのよね。
 民主党がこっちに来てくれるなど、それなりにおもしろいこともポツポツ 起こり始めている。この調子で、できるだけおもしろいことに関与して、つ まんねえことは見殺しにするよう努力して行きたい。
 では、また来週。
                      ひろ
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『今週の歌』

「”歌を書く きっかけくれたの あなたです”
      そう言えずにただ 万智ちゃんを見る ひろ」
 

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