2000年11月7日号(No.337)




目次

*『グリーンカードへの道GOGO・その3』
*『”帰れ”シリーズ11』
*『日本救出2兆円作戦8』
*『VOICE』 ・投書『"日本から来たカモ"様の投書を通して"一般の皆様"へ』 ・投書『白人かぶれの女性』
*『今週の歌』
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『グリーンカードへの道GOGO・その3』

 「グリーンカードへの道GOGO」シリーズの第3弾である。
 先週は「なぜグリーンカードナーを増やせばビザ問題が解決するのか」を 説明するために、そのビザ問題(=ワーキングビザ問題)をちょっと解剖し てみた。解剖の結果出てきたのが、以下の3つのポイントである。
●ポイント1:「ニューヨークで生活していくためには、どうにかしてワー キングビザをGetし、お金を稼がねばならない」
●ポイント2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合 は仕事の選択肢が狭まる。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事を見つ けるのも、これまた一苦労」
●ポイント3:「好きなことでメシを食うにはやっぱグリーンカードだが、 それをGetするのもかなり大変なんだなこれが」
 これらを「ビザ問題三重苦」と呼んでいただいても構わない。
 ここでちょっと復習しておきたいのだが、この「グリーンカードへの道 GOGO」シリーズのゴールは、ニューヨーク(およびアメリカ)に住む日本人 が持つハンディのひとつである「ビザの問題」を、なんとかやっつけること である。
 やっつけるためには、最初にその問題の本質を知る必要がある。それを今 やってるわけよ。
 前記の3つのポイントについては、先週ご説明したのでここでは踏み込ま ない。今週は、それらの問題をやっつけるために目指すゴールを設定してみ たい。
 まずポイント1:「ニューヨークで生活していくためには、どうにかして ワーキングビザをGetし、お金を稼がねばならない」だが、これに関して私た ち日本人は手の出しようがない。ニューヨーク(およびアメリカ)で合法的 に働くには、必ずワーキングビザが必要である。であるからして、私たち日 本人が向かうべき方向は「ワーキングビザなしでも働ける環境」ではなく、 「ワーキングビザが取りやすい環境」ということになる。
 ◆ゴール1:「ワーキングビザが取りやすい環境」
 次にポイント2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な 場合は仕事の選択肢が狭まる。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事を 見つけるのも、これまた一苦労」である。
 ここでいきなり前記の文が描写する状況をガラっと変えてみる。
 「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合でもいろんな 仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事を見つける のも簡単」
 ポイント2でディスクライブした問題を解決するために私たち日本人が目 指すべきなのは、それである。「ワーキングビザをGetするためにビザサポー トが必要な場合でもいろんな仕事の選択肢があ」り、「ついでにその選択肢 の中でおもしろい仕事を見つけるのも簡単」な環境。かなり無理な話なのだ が、やはりゴールはそうなるだろう。
 ◆ゴール2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合 でもいろんな仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕 事を見つけるのも簡単」
 最後にポイント3:「好きなことでメシを食うにはやっぱグリーンカード だが、それをGetするのもかなり大変なんだなこれが」だが、ここでの問題は 当然「それ(グリーンカード)をGetするのもかなり大変」である。
 「かなり大変」。よってこれを「すんげえ簡単」にすれば問題は解決す る。
 ◆ゴール3:「好きなことでメシを食うにはやっぱグリーンカードだが、 それをGetするのがすんげえ簡単なんだなこれが」
 以上である。
 練り出した3つのゴールを列記する。
◆ゴール1:「ワーキングビザが取りやすい環境」
◆ゴール2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合で もいろんな仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事 を見つけるのも簡単」
◆ゴール3:「好きなことでメシを食うにはやっぱグリーンカードだが、 それをGetするのがすんげえ簡単なんだなこれが」
 これらの3つのゴールに向かって走り出し、そのゴールに近づけば近づく ほど「ビザの問題」は改善される。
 来週はその「走り方」についてお話ししたい。
                       ひろ
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『”帰れ”シリーズ11』

 先週の「最近、日本も変わってきたから帰ったらいいのに」話の続きであ る。
 前回は「”ガイジン”に当たり負けしない日本人がこれから日本には必要 だから帰ろか」的な話をした。つまり”ガイジン”に対してビビらない日本 人よゴー・ホームである。
 「ビビらない」とかいうと、”ガイジン”の皆さんを敵対しているように 取ってしまう方もいるかもしれないが、別にニューヨークの日本人は”ガイ ジン”嫌いなわけではない。この国では自分たちも”ガイジン”ですから ね。
 そういう意味では、ジャパニーズ・ニューヨーカーは「移民にやさしい日 本人」とも言えるだろう。移民のココロがわかる日本人である。
 「”ガイジン”に対してビビらない日本人」と「移民にやさしい日本 人」。これは矛盾してるようで矛盾してない。両者はひとりの人間の中に同 居できるのである。
 まあ、ニューヨークに住んでる日本人全員がその2つの要素を持ち合わせ てるとは言わんけどね。でもそういう日本人はこの街に確実にいる。
 最近、日本では「そろそろ移民を受け入れる準備せんといかんかなあ〜」 てな議論がいろんなところで行なわれている。将来、日本は移民を受け入れ ざるを得なくなるはずである。
 移民の扱いに関しては、日本は現在チョー素人。おそらくしばらくはその チョー素人状態が続くと私は見ている。でも時代は移民を受け入れざるを得 ない方向に着実に動いて行くだろう。
 そのときに必要になるのが「移民にやさしい日本人」である。移民のココ ロが手に取るようにわかるジャパニーズが活躍する、というよりは活躍しな ければならない時代がもうすぐそこまで来ているのである。
 以前にも書いたが、ビザの苦労や人種差別は、実際に経験してみないとそ のインパクトはわからない。それらの問題を「理解」することは十分可能 だ。でも、日本にしか住んだことのない日本人にとって、移民たちの「ビザ の苦労」や「人種差別」を当事者レベルで感じるのは不可能に近いのであ る。
 その点、ニューヨークに住む日本人の中の自由意志組(自分の意志で ニューヨークに来た人たち)は、その辺の痛みを自分たちでも経験している から強い。
 この街で学んだ「移民に対するやさしさ」を最大限発揮できるのはここ ニューヨークではないのである。それは日本なのよ。
 そういうふうに考えたら、「日本にもきっと自分の居場所がある」とか思 えてきませんか。
 次回も「最近、日本も変わってきたから帰ったらいいのに」話を続けてみ たい。
                       ひろ
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『日本救出2兆円作戦8』

 さて、「日本救出2兆円作戦」の第8弾である。
 今週は、前回予告した「日本観光をすすめない日本人」について語ってみ たい。
 日本の外に住む約100万人の日本人全員が訪日観光セールスパーソンに なって、それぞれのまわりの非日本人を日本に観光客として送り込もうでは ないか、というのが「海外に住む日本人100万人が寄ってたかって200 万人」案のココロなのだが、同作戦を実行に移す際に邪魔になるのが、その 「日本観光をすすめない日本人」問題である。
 理由はクリアーではないのだが、一般に日本人というのは非日本人に対し て日本への旅行をすすめない傾向がある。
 たとえばあなたにアメリカ人の友達が「日本に旅行に行きたいなあ」とか 言ったとする。
   「あ、ホントに。いいところだから行ったらいいよ」
 そう言える日本人は意外に少ない。
 普通の答えはこうである。
 「やめたほうがいいよ。なんでもかんでも高いから」
 自分の国に行きたいという”ガイジン”さんたちに対して「やめたほうが いいよ」などと言ってしまうのは、おそらく地球上で日本人と北朝鮮人ぐら いのものではないだろうか。
 てなことを言ってはいるが、実は私もつい最近まで「日本観光? やめた ほうがいいよ」派だった。ついでに非日本人の友人たちに訪日観光をすすめ たことなど一度もなかった。
 その理由は定かではない。無意識のうちに非日本人が日本に行くことを防 ごうとしていたのかもしれない。彼らが実際に日本に行くことによって、今 よりもっと日本のことを変だと思ったり、日本が嫌いになったりしてしまう のが恐い・・・。だから「日本観光? やめたほうがいいよ」。
 でもよく考えてみると、その日本旅行のせいで日本を大好きになってくれ る可能性も十分あるのである。それよりもまず第一に自分の国に行ってくれ ようとしてることに感謝すべきだ。であれば、できるだけ楽しんでもらえる ようお手伝いするのが日本人としての役目なのではないだろうか。
 そんなわけで最近私は見事に改心した。できるだけ多くの非日本人を日本 に送り込むことが、私の人生のテーマのひとつになったのである。ちょっと 大袈裟。
 「どっかに旅行に行きたいな〜」なんてことを言ってる友人や知り合いが いたら、すかさず「日本に行け」。「でも高いんじゃない」とか切り返され たら、「オレが安い旅行の仕方教えてあげるから、とりあえず行け」。知ら ない間にそんな人間になってしまった私。でも悔いはないわ。
 海外にいる日本人はもっともっと観光地としての日本を宣伝すべきであ る。日本人が宣伝しなかったら、一体だれが宣伝するわけよ。
 できるだけ多くの非日本人が日本に行くことによって困ってしまう人は、 私の読みではだれもいないはずだ。だったら思いっきり行ってもらおうでは ないか。
 それともうひとつ。
 あらためて言うのもなんだが、日本というのはホントにいい国である。食 い物はうまいし、きれいだし、人々はやさしいし。海外に住む日本人は、そ の点についてもっと自信を持つべきだと私は思う。
 今週はこんなもんで。
                          ひろ
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『VOICE』

@投書『"日本から来たカモ"様の投書を通して"一般の皆様"へ』
 不動産業者で、"永住者"にはいるので、E-mailします。(念のため、騙そ うとした業者ではありません)。
 まず、ニューヨークには、その永住者の日本人だけでなく、いたるところ に、その永住者の日本人みたいなのがいるという事です。不動産に関して言 えば、バブル時の印象が残っていて、日本人だと高くで買ってくれると考え ている人が未だにいます。
 あと、不動産には、"リスティング・プライス"があり、業者によって、値段 の付け方がまちまちで、中には我々でもビックリするようなのがあります。 たまにそういうのに引っかかる人がおり、それが、"マーケット・プライス"に 影響していきます。
 騙されないためには、業者を何社かあたり意見を聞く事、"違う業者を通し て"、"違う物件"を見て、"物件と業者の目利き"をする事、最後に必ずだめも とでも、"交渉"する癖をつけることです。
 Good luck!
                         匿名希望
@投書『白人かぶれの女性』
 これは本当にあったことです。
 私の知人(人妻です。以下、人妻と呼ぶ)の友達の女性(以下、タカピー女と 呼びます)のことです。
 人妻とは昔ながらの友達で、時々電話があったりして気さくな関係です。 人妻の知人のタカピー女は、人妻が結婚する前に勤めていた会社(外資です)の 同僚でした。
 私は20年程まえに、人妻と一緒にタカピー女と食事をしたことがありまし た。それ以降は一度も会ったことが有りませんが、タカピー女は非常に印象 に残っていました。
 当時28歳位で、外人と同棲していたようです。それ以前にも、2名程の外 人と同棲していたようでした。私と食事していても、はなから相手にせず、 話にも乗ってこないような態度でした。理由は、『白人と結婚するのは目 的』であって、日本人は相手にせず、ということらしかった。結婚相手を白 人にするのはそちらの自由なのだから構わないが、食事は私が奢っているの だから、多少は相手に気を利かせてもいいものではないかと感じていたね。 どうも、『日本男性は駄目だ。白人でなければ自分の将来は無い』とばか り、出張してきた白人男性と同棲を繰り返していたようだ。
 その日は、タカピー女の勝手な話ばかりがその場での流れとなり、そのま ま別れてしまった。ここからであるが、最近になって人妻からタカピー女の 消息を聞くことができて、思わず大笑いしてしまった。
 タカピー女は現在も独身で、20年前、私が会った時に住んでいたのと同じ 木造アパートの六畳の部屋に一人ですんでいるとのこと。同棲していた白人 には捨てられて、勤めていた外資会社はリストラされてしまったらしい。現 在の勤め先はハンバーガー屋のバイトである。
 日本人であるだけの理由で、私を鼻にもかけなかった女の末路である。単 に人種だけでしか、相手のことを考えていなかったのではなかろうか。タカ ピー女のこれからは哀れであろう。白人と結婚したいのは希望であるから構 わないが、白人と結婚することで自分の自慢がしたかったのではなかろう か。世間はそんなに甘くはなかったようだ。回りの日本人男性も同じような 感情を抱いていたのではなかろうか。みんなから仕返しをされたとしか思わ れない。あんなに高飛車な言動で行動していたのであるから、誰も助けてく れなかったのではなかろうか。
 これは、私が東京で体験したことである。しかし、ニューヨークでも同じ ようなことがあるのではなかろうか。はるばる、ニューヨークまで出掛け、 同じような哀れな末路を持った人を見かけたなら、私同様に投書して下さ い。
                 日本人で馬鹿にされた男
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『今週の歌』

「ヤンキース メッツに続いて この選挙
           今年のアメリカ おもしろすぎる ひろ」

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「週刊Nuts」編集部


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