2000年12月5日号(No.340)
目次
*『Nutsテーブル作戦発進』
*『グリーンカードへの道GOGO・その5』
*『”帰れ”シリーズ14』
*『VOICE』
@投書『白人かぶれの女性』
@投書『白人かぶれの女性』
*『今週の歌』
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『Nutsテーブル作戦発進』
先月の「月刊ぶりてんNuts」の表紙でお知らせした「Nutsテーブル作戦」
のスタートである。来年から始めようかと思ったが、今週号の紙面がちょっ
と余ってたので、この号から始めることにした。すんげえいい加減な理由だ
けど。
この「Nutsテーブル作戦」というのはですね、簡単に申しますと、ニュー
ヨークの道端にテーブル出して、そこに日本人アーティスト作のポストカード
を置いてアメリカ人たちに売りましょか、という作戦のことなのである。
以前、ニューヨークに住む日本人アーティストをサポートするアイデアと
して、「Nutsポストカード作戦」という案をひねり出したことがあったのだ
が、今回の案はそれの改良版。基本コンセプトはまったく同じである。
目的は「日本人アーティストの作品をできるだけ多くの人に見てもらうこ
と」。その手段として「ポストカード」と「道端のテーブル」を使うのであ
る。
詳しいことはまた来週。
ひろ
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『グリーンカードへの道GOGO・その5』
先週お休みした「グリーンカードへの道GOGO」シリーズの第5弾である。
数回前に、私は、日本人にとってビザ問題が解決した「ビザ・パラダイ
ス」とも呼べる理想郷を創造してみた。下記に紹介すると:
◆ゴール1:「ワーキングビザが取りやすい環境」
◆ゴール2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合で
もいろんな仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事
を見つけるのも簡単」
◆ゴール3:「好きなことでメシを食うにはやっぱグリーンカードだが、
それをGetするのがすんげえ簡単なんだなこれが」
の3つになる。
それら3つの理想郷が実現すれば、日本人のビザ問題はほとんど解決した
と言えるだろう。ま、そんなことはありえないんだけどね。
でも、理想ちゅうのは、やっぱ高く掲げなくてはならない。
そんなわけで、それぞれのゴールについて順番に考えてみたい。
◆ゴール1:「ワーキングビザが取りやすい環境」
ワーキングビザを取りやすい環境。う〜ん、なんとサウンドグッドなこと
か。そんな環境があったら、ニューヨークに住む日本人の多くが幸せになれ
るだろう。
では、私たち日本人の力で、そういう環境を作り出すことは可能なのか。
私は可能だと思う。
ニューヨークに駐在ではなく、自由意志で来た日本人たちが通常Getする
ワーキングビザというのはHビザである。よってここでお話しするのは、
「Hビザが取りやすい環境をどうやって作り出すか」ということになる。
Hビザというのは、会社のサポートあってのビザである。個人の気合とか
根性だけではなかなか取れないビザだ。
日本人社員のためにHビザをサポートするのは、やはり日系企業である。
米系企業でもサポートしてくれるところは確かにある。でも、日本人Hビザ
保持者の大部分は、日系企業からビザサポートを受けていると言っても過言
ではないだろう。
なぜそうなるのか。つまり、日本人のHビザサポートが日系企業に偏って
しまうのはなぜなのか。
そんなの、普通に考えればわかりますね。日本人を必要とするのが日系企
業だからですね。
これがもし、米系企業が日本人を必要としてくれれば、彼らもバンバンH
ビザをサポートしてくれるのだろうが、世の中そんなに甘くない。同じ能力
の人間であれば、米系企業は、ビザサポートなんちゅう面倒臭いことが付録
として付いてくる日本人より、ストレートに雇えるアメリカ人のほうを間違
いなく採る。
でも、米系企業の中には「日本とのビジネスがあるから日本人が欲しい」
とか「ビザサポートしてもこの日本人が欲しい」というところもあるから、
一概に「米系企業は日本人のためにビザサポートしない」とは言えない。た
だ、日系企業のビサポート数に比べたら、やっぱ少ないけどね。
以上のようなことを考え合わせると、「ワーキングビザが取りやすい環
境」=「Hビザが取りやすい環境」というのは:
1)日系企業がHビザをいま以上にブリブリサポートする環境
2)ついでに米系企業を含めた非日系企業も、日本人に対してHビザサポー
トをバンバンやってくれる環境
ということになる。
この2つが実現すれば、「ワーキングビザが取りやすい環境」が作り出せ
るわけである。
続きは次回に。
ひろ
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『”帰れ”シリーズ14』
そろそろこのシリーズも終わろうかな〜。飽きてきたし。今年ももう終わ
るしね。
そんなわけで「帰れ」シリーズの最終回は近いのだが、結局この連載を読
んで、「んだんだ、帰ろか」と実際に日本に帰る決心をした人はいたのだろ
うか。
ウワサによるといるらしい。でも、それはあくまでもウワサだからね。
日本に帰るキッカケがなかなかなくて、スタックしてた人の背中を押すこ
とができたのなら幸いである。ビザ問題等がない日本で、思う存分活躍して
ほしいと思う。
ただ、これもまたウワサなのだが、最近ニューヨークから日本に帰ってる
日本人というのは、「アンタ、こんなとこで何やってるわけ? サッサと日
本に帰ったらいいじゃない」的などうしようもない人たちではなく、どちら
かと言うと「もう少しこっちでがんばってもいいんじゃない?」と励ました
くなるような、まだ光が残ってる人たちらしいのである。
ちなみに、この「帰れ」シリーズを通して、私が「帰れ」というメッセー
ジを送りたかったのは、あくまでも前者の人たちである。要するに「おめ
え、ここにいてもしょーがねえべ」な人たちだ。
でも、そういう日本人が「とうとう帰ったんだって」という話はあまり聞
かない。反対に「へ〜、あの子帰っちゃったんだ〜。なんかもったいないよ
ね」話はよく聞くのである。
「私の送ったメッセージが、別の人に受け取られたのでは・・・」
そんなことを考える今日この頃なのである。
ちょっと心配。
でも、基本的に私は「日本に帰ることはイイことだ」派であるからして、
ニューヨークから日本に帰る日本人が増えることに関しては”パチパチパ
チ”である。遠慮せずにドンドン帰りなさい。
私が「いや、日本に帰るよりもこっちに残ったほうがいいよ」と大きな声
で言えるようになるにはもう少し時間がかかるだろう。あと10年ぐらいか
な。
その10年の間にできるだけビザの問題などのデカネタをやっつけたいの
だが、その他にも「ニューヨークの日本人コミュニティの問題」という厄介
なチビネタもある。
そうだ、これについて話すのを忘れてた。
そんなわけで、来週からその「ニューヨークの日本人コミュニティの問
題」について語ってみたいと思う。だから最終回はちょっと延期ね。
では、よろしく。
ひろ
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『VOICE』
@投書『白人かぶれの女性』
前回の投書に対して異論が出ましたが、多少修正させて頂きます。
まず、私の投書は『こんな女性がいました』ということを述べただけで、
その女性とは何ら感情や愛情などはありません。不快な印象を持たされたタ
カピー女には特別に思いを寄せているのではありません。最初にであった印
象を記憶しておき、その後のその人の経過がどうなったか、を観察するのが
私の本意です。小説や随筆のネタにするには、一度の出会いを評価するので
はなく、その後の年月を経た後のその人の結果まで知っておかなければまと
まりません。
さて、東京の英会話学校の事務員(日本人)とこの件について雑談したことが
ありました。
事務員氏は過去の経験から、『白人に簡単に引っかかる(寝る)女性は、東北
地方の出身者で、コンプレックスを持っている人が多い傾向にある』と解説
された。この判断は必ずしも正確ではないが、大体の傾向ではなかろうか。
東北地方の出身では、高校を卒業するまで白人を見たことも無ければ、会話
したこともないであろう。どのような人種であるかは、マスコミを介した情
報でしか知識がないのではなかろうか。
また、コンプレックスについては、学歴や職業の問題があろう。何らかの
事情で大学に進学できなかったりして、心の中にコンプレックスが有る場
合、その格差を何時かははね除けて自慢してやりたい、と考えて見えるので
はなかろうか。そのコンプレックスの裏返しが『白人と結婚する』ことでは
ないだろうか。人間、一つぐらいは他人に自慢したいことを持ちたいのが人
情であろう。同年輩の女性ではやり遂げなかった『白人が夫である』ことで
優越感をもちたいのではなかろうか。
日本の社会を見回しても、女性にとっては白人優位の環境がそろってい
る。子供の時に遊ぶリカちゃん人形では、父親はフランス人のピエールであ
ることに設定されている。女性週刊誌のモデルは白人のオンパレードであ
る。そんな情報のすり合わせで、頭の中のどこかには『将来は白人と結婚し
て知人のだれもなし遂げなかったことを実現させてみたい』という夢がある
のではなかろうか。
このテーマは論議するときりがないので、ここまでにするが、白人と結婚
した人の全てがこの内容に当てはまる、といった主張ではありません。憧れ
や夢だけで白人と結婚したい願望を持った女性がいた、ということをお伝え
したいだけです。
日本人であることで、相手にしてくれなかった男
@投書『”日本からきたカモ”さん、もう少し考えて投稿して』
私は永住邦人ではありませんが、それでも最近15年ほどはアメリカに住ん
でいます。私の仕事では日本語を使用する機会はなく、もちろん「日本から
きたカモ」さんの言われる“お上りさん”相手に、ホラを吹くことを商売に
はしていません。
正直言いまして、「日本からきたカモ」さんの「永住邦人は日本人を騙す
ことしか能力がないホラ吹きだ」という投書には、公共の場で(一応Nutsは
公共のメディアですよね)よくも言えたもんだと驚きを隠せません。“その
ような”永住邦人がいるのは事実だし、人に騙されるのは気分が悪いのは誰
もが同じです。ただし自分が不愉快な経験をしたからといって、永住邦人の
カテゴリーに当てはまる人間一般に自分の苛立ちをぶつけるのは、あまりに
大人気ないとは思いませんか。
「日本からきたカモ」さんは、以下のような文章をどう思われるのでしょ
う。
最近のNutsに興味深い投書が載っていた。「日本からきた
カモ」がニューヨークで永住邦人に騙されかけたと言っ
て、「永住邦人がどのような思考を持っているかを考察し
てみました」などと、のたまっているのである。マスメ
ディア上で特定の人々をここまで悪く言うのは、日本の感
覚ではあるまい。しかも客観性ゼロの私怨にのみ支えられ
た言葉である。東京なら「この人、自分を何者だと思って
いるんだろう」と思われるのがオチであろう。柵に囲まれ
た安全な生活に慣れっこに なった人間が、世の中の厳しさ
を少し経験して、慌てふためいて正常な判断基準を見失っ
た状況といったところか。おそらく本人も同様の投書は日
本のメディアには、出来ないのではないかと推測できる。
Nutsという“遠く離れた米国”のメディアで何を言ったと
ころで、日本に自分の品の無さが伝わることもないと思っ
ているのだろう。どうも日本に住んでいる日本人というの
は、日本での行動と海外での行動にギャップがあるようだ
が、Nutsにこんなことを投稿して悦に入っているようで
は、他でどんなことをしているか判ったものでは無さそう
だ。
どうでしょう。非常に気分を害しませんか。ゴメンなさい。そのように書
いたんです。繰り返しますが、「日本からきたカモ」さんの指摘するような
永住邦人は確かにいます。でもそれを永住邦人一般のように書かれるのは、
それ以上に困りものです。
私は“永住邦人がどうだ”ということを話題にしているのではありませ
ん。ニューヨークの不動産屋の話まではヨシとしても、その先に話を膨らま
して「同僚に一人○○県出身の奴がいるけど、彼を見ていると○○県出身の
人間は駄目だと実感するね。」みたいなことを大声で言うのは止めましょう
と、お願いしているだけです。
どうしても、“永住邦人がどうだ”と言われるのであれば、以下の文章は
どうでしょうか。
東京に行くたびに思うのだが、地方出身で東京に永住して
いる人間(永住地方人:東京に永住していて、何らかの商
売をしていて、地方出身者を客にしている地方出身者のこ
と)というのは、どうしてこうも謙虚さにかけるのであろ
うか。先日も東京で、地方出身の不動産屋に騙されかけた
が、どうも競争社会の東京でホラ吹きが挨拶代わりになっ
ているようだ。東京で永住することになったが、東京での
競争には付いていけなかった地方出身者が、地方出身者を
カモにするのではなかろうか。地方出身者を相手にすれ
ば、それ程努力せずに一山当てることができると考えたの
ではなかろうか。
これを読まれて、「そういうケースもあるのかも知れないけど、東京に住
む地方出身全員がホラ吹きのように書くのは感心しないなあ」と思っていた
だけたでしょうか。そう思っていただけたと願っております。
東京出身で米国永住を考えている者より
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『今週の歌』
「半世紀 たってもキッチリ 覚てる
パールハーバー 肩身が狭い ひろ」
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