2000年12月12日号(No.341)




目次

*『Nutsテーブル作戦2』
*『グリーンカードへの道・その6』
*『”帰れ”シリーズ15』
*『日本救出2兆円作戦11』
*『VOICE』 @投書『白人かぶれの女性』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『Nutsテーブル作戦2』

 先週からスタートした「Nutsテーブル作戦」の第2弾である。今回も同作 戦の概要についてお話ししたい。
 いきなりだが、まずは実際に「Nutsテーブル作戦」をやってるシーンをイ メージしてみることにする。
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 小春日和の土曜日の昼下がり、ダウンタウンの道端にひとつのテーブルが 置いてある。
 テーブルは折り畳み式のヤツ。
 同じく折り畳み式のイスにひとりの日本人が座っている。それがア・タ・ シ。
 テーブルにはカバーがかけてあって、そのカバーの上にはいろんな種類の ポストカードが置いてある。カードが風で飛ばないように、ひとつひとつに 小さなガラスの置きものが乗せてある。
 「4 For $1」。そう書いた看板がテーブルの上に立っている。
 客がくる。テーブルの前に立ってポストカードを選んでいる。
 その客に向かって私が言う。「ジャパニーズ・アーティストたちが作った ポストカードなんざます」。「なんざます」を英語でどう表現するかは知ら んけど。
 ポストカードたちの中からその客は4枚を選び、私にクオーターを4枚渡 す。
 「サンキュー」と口では言いながらも、心の中で「1ドル札でくれよおめ え」とつぶやく。
 「なんか入れる袋はないか」と客が聞く。「ない」と答える私。やっぱ あったほうがいいかなあ。ビニール袋かなんか用意しようかなあ。
 客が去っていく。その後ろ姿を見送る私を急に便意が襲う。ウンコした い。でもどこで・・・。そして私がウンコしてる間、このポストカードは誰 が見ててくれるのか・・・
 肛門をタイトにしながら、途方に暮れる私なのであった。
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 というわけで、この作戦を決行するにあたっての最大の問題点は「便意」 である。違うよ。
 でもね、「便意」問題について、私は上記の文を書きながら気がつい ちゃったのよね。どうするか。「便意」。
 それはまあなんとかなるとして、ここでの最大のポイントは当然「ポスト カード」になる。そうやって売るためのポストカードをどこから集めるの か。それともNuts側で作るのか。
   「ポストカードをいかにして集めるか」についてはボチボチお話ししてい くことにして、今回は同作戦を決行するために必要な部品を列記して終わる ことにしたい。
 「Nutsテーブル作戦に必要な部品」
 1)折り畳み式のテーブル
 2)折り畳み式のイス
 3)私がウンコしてるときの見張り番
 4)テーブルかけ
 5)ポストカードの上に置く重し
 6)グッド・ロケーション
 7)その近くにあるトイレ
 8)ニューヨーク市からの道端売りの許可書
 9)ビニール袋
10)「4 For $1」の看板
11)荷物を運ぶカート
12)ポストカード
 続きは次回に。
                      ひろ
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『グリーンカードへの道・その6』

 「グリーンカードへの道GOGO」シリーズの第6弾である。
 前回は「ワーキングビザが取りやすい環境とは何か」について考察した。 その結果出てきたのが:
1)日系企業がHビザをいま以上にブリブリサポートする環境
2)ついでに米系企業を含めた非日系企業も、日本人に対してHビザサポー トをバンバンやってくれる環境
 の2つである。
 今週は「その2つの環境を実現するためにはどうしたらいいのか」という ことを考えてみたい。なぜなら「上記の2つが実現すること=ワーキングビ ザが取りやすい環境」だからである。
1)日系企業がHビザをいま以上にブリブリサポートする環境
 ニューヨークに住む日本人の皆さんはよ〜くご存知だと思うが、ニュー ヨークの日系企業というのは日本のように毎年決められた時期にある程度の 人数を採用するということはしない。入社式みたいなものもない。ほとんど が補充採用というのが現実である(IT業界は新規の採用が結構あるみたいだ けど)。
 補充採用が基本ということは、Hビザ発行の全体数も変わらないというこ とである(「補充」だからね)。
 この状況では、「日系企業がHビザをいま以上にブリブリサポートする環 境」というのは夢物語でしかない。なんせ「いま以上にブリブリ」なんです から。
 「日系企業がHビザをいま以上にブリブリサポートする環境」を実現する には、まず第一に仕事の数を増やさねばならない。この「週刊Nuts」紙上で 以前連載していた「NYJJ雇用倍増作戦」の中でもその必要性、つまり「もっ と仕事の数増やさんとあかんよ」説をお話ししたことがあるのだが、皆さん 覚えてますか。
 在ニューヨークの日系企業内の仕事の数を増やす方法だが、一番簡単なの は、日系企業の数自体を増やしてしまうことである。
 日系企業の数が増えるのは:
A)日本からニューヨークに進出する企業続出
B)ニューヨークで会社を起こす日本人続出
 の2パターンがあるのだが、前者に関してはニューヨークからはなかなか 手が出しづらいのでとりあえず横に置いておく。
 問題は後者のほうで、その「ニューヨークで会社を起こす日本人続出」が 現実となれば、それぞれの会社で日本人を雇うだろうから、ニューヨークに おけるHビザサポート数は当然伸びるはずだ。
 では、どうやって「ニューヨークで会社を起こす日本人」を作るのか。
 日本人がニューヨークで会社を起こすには、グリーンカードを持ってるほ うがもちろんベターである。グリーンカードを持っていれば、簡単に会社を 起こすことができる。
 わたくしが言わんとしていること、おわかりになりますでしょうか。
 つまり、である。グリーンカードを持つ日本人が増えるということが、 「ニューヨークで会社を起こす日本人続出」につながる可能性が高いのであ る。そして「ニューヨークで会社を起こす日本人続出」によって、「日系企 業がHビザをいま以上にブリブリサポートする環境」を実現するのだ。
 今回の文をサマライズすると、「日系企業による日本人社員のHビザサ ポート数を増やすためには、ニューヨークで会社を起こす日本人を増産する 必要があるんだけど、そのためにはまずグリーンカードを持ってる日本人を 増やすのが一番近道ね。だからみんなで”グリーンカードへの道GOGO”」
 今週はこんなもんで。
                       ひろ
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『”帰れ”シリーズ15』

 今週は、私がまわりの日本人に「ニューヨークに残ったらいいのに」と言 えない理由のひとつである「ニューヨークの日本人コミュニティの問題」に ついて語ってみたいと思う。
 ダラダラ説明するのもなんだからヒトコトで言ってしまうと、ここの日本 人コミュニティというのは、若い日本人たちをバックアップするようにはで きてないのである。バックアップするというよりは、若い人たちを潰すよう なシステムになっている。
 皆さん、そう思いませんか。
 ニューヨークという街は、やりたいことをやるところである。そう断定し てしまうのもなんだが、ここに住む日本人の多くは多少なりともそういう気 持ちがあってこの街に来たのだと私は考えている。
 ニューヨークの日本人コミュニティには、そういう気持ちをリスペクト し、サポートするという空気がないのである。
 それぞれが日々の生活に追われている、という現実もある。でも理由はど うであるにしろ、若い人たちをバックアップする雰囲気がないというのは、 あんまし自慢できることではない。むしろシェイムよね。
 これまでニューヨークでは、いろんな雑誌やミニコミが発行され、現在も 数誌が発行され続けているのだが、この問題を正面から取り上げたところは 1誌もない。正直言って「どこに目をつけてんだ」と思う。ちょっとゆるく ないか。
 私は、ニューヨークの日本人コミュニティにも、そういう若い衆サポート 意識というのが生まれてほしいと思う。でないと、楽しくないじゃん。若い 連中がガンガン出てこないと。こっち(オッサン軍団ってこと)も気合入ん ないし。コミュニティ自体に刺激がないのよね。
 そんなわけで、来週から「なんでここの日本人コミュニティには若い衆サ ポート意識がないのかしら」ということについて考えてみたいと思う。
                       ひろ
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『日本救出2兆円作戦11』

 自民党の加藤氏による世紀末反乱の失敗により、この「日本救出2兆円作 戦」の具体案その1:「政治家の皆さんにがんばってもらいましょう」案は 見事に砕け散ってしまった。
 私に残されたのは、具体案その2:「海外に住む日本人ひとりひとりが踏 ん張る」案のみ。なかなか苦しい展開になってきて、楽しいではないか。
 正確には、私が「日本救出2兆円作戦」の実行案として読者の皆さんに提 示したのは:
1)「日本政府に金出していただいて派手に宣伝して200万人」案
2)「海外に住む日本人100万人が寄ってたかって200万人」案
 の2つでして、前者のほうが加藤氏のドタバタでとりあえず休眠というこ とになったのである。
 というわけで、今後は後者の「海外に住む日本人100万人が寄ってた かって200万人」案を中心に話を進めて行きたいと思う。
 ここで同案の復習をちょっとだけ。
 「海外に住む日本人100万人が寄ってたかって200万人」案のココロ は、読めばわかるように私たち海外に住む日本人が”ガイジン”を観光客と して日本に送り込むことにより、訪日観光による経済効果を一気に総計2兆 円まで引き上げようじゃないの、というところにある。
 そのとりあえずの目標が「海外に住む日本人100万人が寄ってたかって 200万人」、つまりひとりの日本人が2人の”ガイジン”を日本に送る、 ということ。クリアーだろうか。
 この案を実行に移す際に重要になるのが、JNTO(国際観光振興会)の存在 になる。
 来週は、そのJNTOについてお話ししたいと思う。
                      ひろ
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『VOICE』

@投書『白人かぶれの女性』
 日本人であることで、相手にしてくれなかった男さん、まあ英会話学校の 事務員さんとのやり取りまでもを持ち出して、『白人に簡単に引っかかる(寝 る)女性は、うんぬんコンプレックスを持っている人が多い傾向にある』とと にかく彼女をこき下ろしたくて仕方ないみたいだけど、じゃ、白人女と寝る 男にもその傾向があるのかしら? じゃ日本人と簡単に寝る女は? うー ん、なぜそうまでも他人の行動にこだわる????
 まあここに投書している私も私だが、でもこういうことって本当に思って いる在日在外日本人男性が本当に多いんだもん。あまりによく聞く話すぎ る。自分と寝てさえくれれば悪いことは言わないけど、自分と寝てくれない 女に対してはすごいやっかみ。イソップ物語のすっぱい葡萄の話みたい。あ なたが白人でない彼女にとってのハンデ(?)を克服するほどその白人男性 と結婚したい(かった?)女性にとって魅力的でなかっただけじゃん?
  小説や随筆のネタにするには、一度の出会いを評価するの   ではなく、その後の年月を経た後のその人の結果まで知っ   ておかなければまとまりません。
 ってあるけど、単なる僻みと他人を見下し侮辱したいがための投書にそん な言い訳はあまりにも苦し過ぎる。「僕はおろかな女性から見下されたけど 今は僕が見下せるもんね、こんな女がいるんだよー、かっこわるいとおもわ なーい? みんなでねたにしてよー、ネ、彼女ってかっこ悪いよねー、僕 じゃないよねーかっこ悪いのはー」
 あなたが言っているのはただそれだけで、やっぱりここでねたにしてし まったあなたが彼女より何よりやっぱりかっこ悪いと私は思うのです。な〜 む〜。
                  しつこいお説教女
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『編集後記』

 さて、今年のNuts忘年会ですが、まだ「やろうかな〜どうしようかな〜」 と考えています。ホント、どうしましょ。
 この時期はみんな忙しいですし、年が明けて落ち着いた頃にやるという手 もあります。その場合は「新年会」ということになりますが。
 いま考えているのは、その辺のバーで軽く一杯案です。しっかり座っちゃ うと、決まった人としか話せなくなりますからね。
 最終的なアナウンスは来週号に掲載します。やるとしても12月の最終週 になるはずです。
 もうクリスマスですね。そろそろ「週刊Nuts」でも今年の反省をせねばな りません。昨年同様、今年も不作でしたが。
 では、また来週。
                      ひろ
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『今週の歌』

「この人が 大統領かと 呆れても
         自分の国は もっと無残よね ひろ」

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「週刊Nuts」編集部


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