2001年1月23日号(No.346)




目次

*『Jポップスターの悲劇2』
*『グリーンカードへの道GOGO・その9』
*『Nutsテーブル作戦5』
*『”帰れ”シリーズ18』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『Jポップスターの悲劇2』

 先週の続きである。
 この連載のココロは「これまでいろんなJポップスターたちがアメリカに進 出してきたけど、どいつもこいつもコケてますねえ。どうにかならんもんで しょうか」であり、前回は「彼らがアメリカで成功するためのヒントみたい なものを私は見つけたのである」というところで終わった。
 そのヒントの話に入る前に、「なぜ彼らはコケたのか」ということについ てちょっと考えてみたい。じらして悪いけどね。
 なぜアメリカに進出してくるJポップスターたちはことごとくコケるのか。
 ビッグなクエッションである。私は音楽の専門家ではないが、とりあえず 思い当たる点をダラダラと挙げてみたいと思う。
1)おのれの英語に対する工夫
 「英語が下手クソ」という意見もあるかもしれないが、私はそれは違うと 思う。
 たとえば、ニューヨークで売れてるチボマット(日本人女性ふたり)の英 語はエクセレントとは言えない。でも彼女たちは売れている。というより、 彼女たちは自分の日本人英語を逆手に取って「武器」にしているフシがあ る。
 日本人はアメリカ人に比べて英語が下手である。それは間違いない。日本 人はどうモガいてもアメリカ人の英語には勝てないのである。
 では、どうするか。
 英語の練習して、アメリカ人の発音に近くなるまでがんばるのか。それと も、開き直って下手クソ英語で歌うのか。
 そういう「おのれの英語をどう扱うのか」という視点が、アメリカ進出J ポップスターたちには欠けてると私は思う。
2)だれに向かって歌うのか
 Jポップスターたちがアメリカに進出してくる度に私が抱くのが、「一体だ れが彼、彼女、あるいは彼らの歌を聴くのだろうか」という疑問である。
 たとえば、「マドンナが好きなタイプが、私の歌を聴いてくれるはずだ わ」とか、「裏道小僧(バックストリート・ボーイズ)のファンがオレのほ うに流れてくるぜ」などのターゲットがあるならいいのだが、ほとんどのJ ポップスターたちは、そういうものを持たずにこの国にやってくる。
 血迷ってるとしか思えんよね。
 クラブでかかる曲を目指すのか、それともアニメのテーマソングを歌っ て、ブレイクを待つのか。
 この国には2億8千万人も人間がいるんですから、その辺をはっきりさせ ないと、攻めようがないのである。
3)ドン底から始める気合
 いくら日本で売れてても、アメリカではみんな新人。こっちに来るJポップ スターたちは、その辺がわかってないように見える。
 本気でアメリカで成功したのであれば、日本でやったようにアメリカでも ドン底から始めたらいいのである。だって少なくともアメリカでは、なくす ものなんかないわけじゃん。
 にもかかわらず、アメリカに進出してくるJポップスターたちというのは、 こっちにチョロっとだけ来て、トットと帰ってしまう。
 ナニしに来たんだおめえら。チョロっとだけ来て成功するわけねえじゃね えか。まったく。
 日本で歌い始めた頃の、あの「気合」がもう一度必要なのである。
 成功すると、普通なくすからね。そういう「気合」って。もしかしたら、 日本で成功したことがアメリカでマイナスに働いてるのかもしれない。
 「なぜアメリカに進出してくるJポップスターたちはことごとくコケるの か」については以上である。
 そんなわけで、ヒントの話に入りたいのだが、スペースがなくなったから それは来週お話しします。スイマセ〜ン。
                        ひろ
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『GCへの道GOGO・その9』

 「グリーンカードへの道GOGO」シリーズの第9騨である。今週から◆ゴー ル2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合でもいろ んな仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事を見つ けるのも簡単(な環境)」の話に入りたいと思う。
 前記のような環境を作るにはどうしたらいいのか。それがここでの問いで ある。
 まずは「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合でもい ろんな仕事の選択肢がある」から考えてみたい。
 現在のニューヨーク日本人コミュニティに「ワーキングビザをGetするため にビザサポートが必要な場合でもいろんな仕事の選択肢がある」かと尋ねら れたら、私は間違いなく「ない」と答える。
 それはなぜか。
 そんなことは、皆さんすでによ〜くおわかりですよね。
 この「グリーンカードへの道GOGO」シリーズでも何度もご説明している通 り、いまの状況だと、ビザサポートが必要な場合、限りなく選択肢は狭まる のである。要するにビザサポートしてくれる企業の数なんて知れてるってこ とね。
 ビザサポートやりやり企業の数が限られている=仕事の選択肢が限られて いる、ということになる。
 次に「ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事を見つけるのも簡単」に ついてだが、基本的に仕事の数が少ないんだから、おもしろい仕事の数も知 れている。もしかしたらないかもしれない。「簡単」とか、そういう問題 じゃないですよね。
 ただ逆に言うと、仕事の選択肢が増えれば、おもしろい仕事を見つけるこ とができるかもしれない。少なくとも、いまよりはマシになるだろ。で、選 択肢がすんげえ増えたら、おもしろい仕事を探すのもきっと簡単になるはず だ。
 つまり、仕事の選択肢が増えると、「ワーキングビザをGetするためにビザ サポートが必要な場合でもいろんな仕事の選択肢がある」と「ついでにその 選択肢の中でおもしろい仕事を見つけるのも簡単」の2つを同時にやっつけ られるのである。
 では、「仕事の選択肢が増える」というのは、一体どういうことなのか。  前記の「ビザサポートやりやり企業の数が限られている=仕事の選択肢が 限られている」の式を利用すると、「ビザサポートやりやり企業がいっぱい ある=仕事の選択肢がいっぱいある」になるからして、答えは「ビザサポー トやりやり企業がいっぱいある」になる。
 というわけで、◆ゴール2:「ワーキングビザをGetするためにビザサポー トが必要な場合でもいろんな仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中 でおもしろい仕事を見つけるのも簡単(な環境)」を実現するための具体的 な方法というのは、「ビザサポートやりやり企業がいっぱいある」状況を作 り出すことである。
 続きは来週。
                         ひろ
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『Nutsテーブル作戦5』

 「Nutsテーブル作戦」の第5騨である。
 実を言うと、この作戦に関してはもう言い尽くしてしまったのである。あ とは実行あるのみ。売るポストカードを揃え、必要な小道具を買い、道端売 りの許可書をGet。それらが完了すれば、いつでもやれる。
 ここで同作戦に必要な部品たちをもう一度ご紹介しておこう。
「Nutsテーブル作戦に必要な部品」
 1)折り畳み式のテーブル
 2)折り畳み式のイス
 3)私がウンコしてるときの見張り番
 4)テーブルかけ
 5)ポストカードの上に置く重し
 6)グッド・ロケーション
   7)その近くにあるトイレ
 8)ニューヨーク市からの道端売りの許可書
 9)ビニール袋
10)「4 For $1」の看板
11)荷物を運ぶカート
12)ポストカード
 厄介なのは、「ニューヨーク市からの道端売りの許可書」と「ポストカー ド」。他はハナクソ。
 今後の作戦とすれば、「道端売りの許可書の取り方」と「ポストカード揃 え及び制作費」を煮詰めなくてはならないだろう。それらの手順&詳細をで きるだけ早くクリアーにして、Xデー(おそらく春よね)に備えるつもり だ。
 今週は以上ね。
                          ひろ
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『”帰れ”シリーズ18』

 先日、あるNuts読者から「ニューヨーク日本人コミュニティの年長者は若 い衆を潰す」ネタに関する投書をいただいた。ご紹介しよう。
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 ひろさんへ。
 初めてメールします。
 毎回、というとウソになりますが、ときどき読ませていただいてます。
 私も少し前にニューヨークにハマり、なんとか仕事をみつけてずっと住め ないだろうかと画策した経験があるもので(結局それは実現せず、現在は日 本で仕事をしていますが)、それぞれのトピックを非常に興味深く読んでい ます。特に、この”帰れ”シリーズに関しては、リアルで非常に的を射てい ると思い注目しています。
 そうなんです、日本はいまそんなに最低なところじゃないんですよ、働く ことに関して。
 そして、ニューヨーク日本人村でさまざまなハンデを負いながら小さな仕 事をしたり、アメリカ企業に安くこきつかわれたりするよりも、東京でなん の障害もなく存分に働いた方が、仕事を中心に考えるのなら充実しているよ うな気がします。私は、今そういう状態にあると言えます。
 もちろん、仕事以外のことではニューヨークは東京の100倍面白いと今で も思ってますけど、それもある意味では仕事とお金があってこそのもの。
 実際、ニューヨークやアメリカ人の悪口をいいながらダラダラとニュー ヨークに住み続けている日本人をたくさん見てしまったもので。
 さて、前置きが長くなりましたが、質問はシリーズ17の「NY日本人コ ミュニティの年長者は若い衆を潰す」ということについてです。具体的にど んな場面でどんなことをするのですか? また、私はNYに数ヵ月しかいな かったので、日本人コミュニティ像がいまいちはっきり浮かばないのです が、具体的にはどういうものを指すのでしょうか。もうちょっと具体的に知 りたいなと思ったもので、次回にでも書いていただければと思います。
 では、今後もがんばって、リアルなニューヨークを伝えてください。楽し みにしています。
                        M
        *     *     *     *
 てなわけで、「ニューヨーク日本人コミュニティの年長者は若い衆を潰 す」の具体例だが、先週書いたように基本的には日本での風景と同じであ る。たとえば:
 ・いじめる。
 ・おどす。
 ・足引っ張る。
 ・いやがらせする。
 などなど。日本でもよく聞く話ですね。
 ただニューヨークの場合は、精神が不健康な年長者の比率が高いため、 それがちょっと悪質だったり、異常に執念深かったりする。
 また日本の場合は、そうでない年長者もいる。つまり若い衆を見守り、 手を差し伸べる「余裕のある年長者」。これが少ないんだ。ニューヨーク は。
 だから全体をプラス・マイナスすると、大きくマイナス側に偏(かた よ)ってしまうのである。
 投書の中に「具体的にどんな場面でどんなことをするのですか?」とある が、たとえばある業界で力を持つ年長者が、同じ業界で働く若い衆に「オレ の言うことを聞かないと、ニューヨークでは生きていけないぞ」とか言った りするのである。他には、社長や上司を知ってることを利用して、横柄な態 度を取るとか。
 日本ならどこでもありそうな風景だが、ここはニューヨーク。そんなこと やってていいのかね。
 続きは次回に。
                        ひろ
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『たわごとコラム』

 私は今年で35になる。そのわりには、'N Sync(スペル合ってますか)と か裏道小僧(バックストリート・ボーイズ)などのボーイズ・バンドのこと をよく知ってると思う。98度(ナインティ・エイト・ディグリー)のこと も知ってるし、O-Townのことも追っている。追ってどうする。
 だれがだれと付き合ってるなどの情報も常時入手している。ちなみに98 度のメンバーのひとりはオープンリー・ゲイ(公表ゲイ)である。こういう 情報も大切だ。ひとつひとつ積み上げて行かねば。ナニをするつもりだ。オ レは。
 一部にウワサが走ってるらしいが、私はゲイではない。その才能はあると 思うが、いまのところは違う。
 だから、それ系の欲望があって彼らを追っているわけではない。ちなみに 好きなのは、'N Syncのジャスティンだが、別に深い意味はない。話はそれる が、彼は童貞だというウワサがあるが、本当か。
 こんなことになってしまったのは、うちのかみさんのせいである。かみさ んもかなり詳しい。NYポストのPage6をいつも読んでるからね。ついでにか みさんもジャスティンが好き。
 敵は手ごわい。私も負けずにかんばって行こうと思う。なんなんだ一体。
                      ひろ
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『今週の歌』

「せっかくの 日曜日にまた 雪降って
        どこにも逃げれず かみさんといる ひろ」
 

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