2001年1月30日号(No.347)
目次
*『Jポップスターの悲劇3』
*『”帰れ”シリーズ19』
*『日本救出2兆円作戦13』
*『編集後記』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『Jポップスターの悲劇3』
お待たせしました。例の「Jポップスターがアメリカで成功するためのヒ
ント」話である。
先週、私は「なぜアメリカに進出してくるJポップスターたちはことごとく
コケるのか」についてお話しした。
私が挙げたリーズンは:
1)おのれの英語に対する工夫がない
2)だれに向かって歌うのかがわかってない
3)ドン底から始める気合がない
の3つだった。
ということは逆に言うと、これらの3つをクリアーすれば、少なくとも光
は見えることになる。さらに、クリアーするだけでなく、上手にこなせれ
ば、「成功」という言葉がちらついてこないだろうか。行ける行ける。日本
人だってやれるに違いない。
と、この辺で本題に入りたいのだが、その前に投書を2通ご紹介しよう。
両方ともこのシリーズに関する投書だ。
* * * *
ひろさんへ
毎週、楽しく拝読させていただいてます。
この「何故、日本のミューシジャン、アーチスト(自称)言われている人
達がアメリカで売れないか」を昨年週刊「プレイボーイ」誌でも10/3(41
号)〜10/24(43号)の短気集中連載で詳しく掲載されていました。4週に
渡る内容だったので納得できるものでした。
そこには、成功のきざしはあるようであるが(久保田某だけは)、成功の
ハッキリとしたヒントは書いてなかったようでした。あったら教えてるで
しょう。インタビュアーでもあったし。
そこで、来週「ひろさん」がご紹介してくれるアメリカで成功するための
「ヒント」が何なのか楽しみになってきました。直ぐに「Toshi KUBOTA」
に連絡してやってくれ!
やるかどうか別として。
i
『日本人がアメリカで売れないわけ』
こ〜んなシンプルなクエスチョンはない。下手だからだ。
日本で大ブレイクした宇多田ヒカルちゃんだって高音が弱くてマライヤ・
キャリーとは比較にならない。
久保田クンも好きだけどボーイズ・ツゥー・メンには遠く及ばない。
日本人はセクシーさにも欠ける。例外もあろうが、セクシーでないとアメ
リカでは売れないと思う。
私が今でも覚えているのはNYで放映されたピンクレディの番組。英語も
歌も下手。演技も下手。あれでよくテレビ番組が作れたものだとむしろそっ
ちの方に感心する。
サンドレディ
* * * *
で、本題である。
私が考える「成功する方法」というのは、前記の3つ:
1)おのれの英語に対する工夫がない
2)だれに向かって歌うのかがわかってない
3)ドン底から始める気合がない
をうまくというか、エクセレントにこなす、ということである。
今回フォーカスしているのは、あくまでも「Jポップスター」ということ
で、一応「才能」はあるものとして話を進める。
「才能」はあるのである。あとは「工夫」と「狙い」と「気合」である。
それらをどれも落とさずにエクセレントにこなす。それがポイントとなる。
「そんなこと、わかってんだよ!」という声が聞こえてきそうだが、
待て。おもしろくなるのはこれからだ。
私が今回、こんなこと、つまり「なぜアメリカに進出してくるJポップス
ターたちはことごとくコケるのか」とか「彼らが成功するヒントとは」など
の話を始めたのはすべて、先日聴いたある曲が原因となっている。
その曲のタイトルは「Lady Hear Me Tonight」。歌うのは「Modjo(”
モージョー”と発音する)」。
日本で売れているかはまったくわからない。でも、ニューヨークでは売れ
てるぞ。ちなみに先週のニューヨークのダンス・ミュージック・チャートで
は1位だった。
今回の「Jポップスターの悲劇」話は、すべてその曲を聴いたことからス
タートしている。私は同曲の中に「Jポップスターがアメリカで成功するヒン
ト」を見たのである。
というわけで、ここで皆さんに宿題です。とり急ぎ「Lady Hear Me
Tonight」を聴いてみてください。
ニューヨークにお住まいの方は、WKTU(103.5FM)をお聴きください。
1時間に1回はかかります。その他の地域の方は、ナップスターからでもダ
ウンロードしてください。
宿題、忘れないように。
続きは来週。
ひろ
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『”帰れ”シリーズ19』
ここ数回、「ニューヨークの日本人年長者軍団は、若い衆を潰す」という
話を展開しているが、では一体、「年長者」というのは、どういう年齢の人
たちを差すのだろうか。
私の「年長者」の定義は「30歳以上」である。
かなり低く来た。50、60ではなく、「30歳以上」。
でも同時に30代は「若い衆」の中にも含まれる。つまり30代は、「年
長者」と「若い衆」の両方に属しているのである。
何回もお話ししているように、ニューヨークの日本人社会は「村」であ
る。そういう場所では、人間というのは比較的早くコンサバになる。守りに
入るってことね。
そのコンサバ性というのが、ここの日本人若い衆が潰される原因のひとつ
となっている。「若さ」というのは、言い換えれば「攻め」なわけだから、
「守り」のコンサバにとっては敵なのである。
話を戻すと、前記のように「年長者」というのは、50代、60代の
ニューヨーク在住日本人たちだけではないのである。私のような30代日本
人もズッポシ入るのだ。
コワイですね。
であるからして、ニューヨーク日本人社会の対立の構図は、「70代+
60代+50代+40代+30代」 VS 「30代+20代」となる。
一応付け加えておきますと、対立してない人っていうのもいますからね。
みんながみんな、「若い衆を潰してる」という意味ではありませんで、そこ
のところ勘違いのないようにお願いします。
その構図を見た場合、やはりポイントとなるのは30代だろう。自分が
30代だから言ってるわけじゃなくて、ホントに30代が境目というか、股
裂き状態というか、その世代において若い衆に対する潰し現象が始まるので
ある。
ということは、30代をどうにかすれば、その潰し現象がおさまる可能性
もあるということである。同世代の人々がコンサバ化して、若い衆潰しを始
めるのを防ぐことができれば、少なくとも被害は少なくなる。一度コンサバ
化してしまった人間を再びやわらかくするのは不可能に近い。ならばそうな
る前に手を打たねばならない。そこで30代対策。
続きは次回に。
ひろ
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『日本救出2兆円作戦13』
さて、「日本救出2兆円作戦」の第13騨である。
正直言って、これからどこに行こうか迷っている。
いま、私の手元にある同作戦決行のための具体案は、「海外に住む日本人
100万人が寄ってたかって200万人」案のみである。
その体制は、海外に住む日本人ひとりひとりが日本観光の「営業担当」、
そして「バックオフィス」を前回お話ししたJNTO(国際観光振興会)が担当
するというものである。
で、問題はこれからどうするかだ。
「まわりの非日本人を日本に送る」という方法は各自で努力することにし
て、その他に何かいい”キッカケ”が欲しいところである。
非日本人軍団に具体的に”Japan”を紹介できる機会。「行ってみたいな」
とちょっとでも思わせることのできる何かがある場だ。
たとえばニューヨークだったら何が考えられるだろうか。
ブルックリンの桜祭り。
ジャパン・ソサエティ主催の日本の祭り。
ジャパン・ソサエティで開催される各種のイベント。
・・・・・・・・・。
他にはもうないな。
というわけで、大してないのよね。
上記のラインナップを見ればわかるのだが、ニューヨークにおいて「非日
本人軍団に具体的に”Japan”を紹介できる機会」を考える場合に、ジャパ
ン・ソサエティの存在というのは非常に大きい。
ジャパン・ソサエティは、アメリカ人に対して”Japan”を紹介することを
目的とする団体である。そういう意味では、アメリカ人に日本観光をアピー
ルするには持ってこいの場所でなのある。
”キッカケ”は、ジャパン・ソサエティに完全にお任せすることにしよ
う。
ここで話を最初に戻す。
今後、「日本救出2兆円作戦」では、「JNTO」と「ジャパン・ソサエ
ティ」、この2つの団体に注目していきたい。要するに、彼らが主催した
り、関係したりするイベントをこのコーナーで紹介するってことね。
「で、問題はこれからどうするかだ。」話は、結局前記のようになりまし
たので、よろしくお願いします。
ひろ
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『編集後記』
今週はスペースの関係で「グリーンカードへの道GOGO」はお休みしまし
た。
で、待ちに待ったというか、だれも待ってないかもしれないけど、新年会
の話。
決まりました。日時・場所は以下の通りです。
「Nuts遅いぞ新年会」
日時:2月8日(木)午後7時より
場所:Belmont Lounge
117 East 15th St.
(Bet. Irving Place & Union Square East)
Tel: 212-533-0009
Belmont Loungeの場所・その他は:
http://belmontlounge.citysearch.com
をご覧ください。
この店はですね、入ったところは単なるバーなんですが、奥にソファーが
ありまして、そこにデレ〜と座りながらワイワイやろか、というのが今回の
趣旨なのであります。
会計のシステムは、それぞれがウエイター・ウエイトレスさんたちにオー
ダーして、物を持ってきたときにその場で料金を払うというシステムになっ
ております。少なくとも私が最後に行ったときはそうでした。変わってない
だろうな。
まあ、とりあえずそこでやります。参加ご希望の方は事前にTel:718-
545-4488、あるいはnynuts@rcn.comまでご連絡ください。人数をカウン
トする必要がありますので。
それでは、みんなでウダウダしますか。
では、また来週。
ひろ
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『たわごとコラム』
先日、カナル・ストリートをぷらぷら歩いてるときに若い日本人カップル
を見かけた。
カップルとは言っても、ふたりはまだ付き合ってはいない。断言するなっ
て。いやね、ふたりの距離感がそれを物語っていたわけよ。
おそらくあれはデート(死語?)だったのだろう。初めてのデートか。そ
れとも2回目。もっと打ち解けたくても、そこには「はずかしいウフ」の壁
が。おじさんがその壁を壊してあげたい。
そんなことを考えながら、私はふと思ったのである。「ニューヨークに住
む日本人のデート・シーンはどうなっているのだろうか」と。この場合の
「シーン」は「場面」という意味ではなく、その「トレンド」とかそういう
意味ね。
たとえば、ニューヨークにおけるデート(他に表現のしようがないのでと
りあえずこれで行く)の誘い方についてだが、いまの時代に、相手に対して
「今度デートしませんか」などと言葉に出して聞いてしまう人間がいるとは
到底思えない。いたらシーラカンス並だ。通常はやはり「今度メシでも食い
に行かない?」ぐらいから始まるのだろう。
でも実際は、ニューヨークでは「今度デートしませんか」がメジャーだっ
たりして。本当に大丈夫か。意外とそれがマジョリティだったりしないだろ
うな。心配だ。
また、「今度メシでも食いに行かない?」の他にも、「映画観に行かな
い?」や「飲みに行かない?」などがある。
それらの3つを比べた場合、「映画観に行かない?」が一番踏み込んだ表
現だろう。ただ実際にここの日本人たちが、そのセリフを口にしているかど
うかは、I am not sureだ。
「ニューヨークにおけるデートの誘い方」。私にはまずそれがわからな
い。
次に「どちらが誘うか」の問題だが、ニューヨークでは日本人男女のどち
らが主にデートに誘うのだろうか。
皆さんご存知のように、ニューヨークの日本人女性は強い。頼れます。
その結果、日本人デート・シーンにおいても、女性側がリーダーシップを
発揮する、ということはないのだろうか。
ニューヨークに住む日本人男性諸君、日本に比べてこっちのほうがデート
に誘われたりしませんか。「今度、映画観に行かない?」「あ、は、はい」
とか言ってるような気がしてならない。どんなもんなんでしょ。
「どちらが誘うか」についても未知数だ。
話し始めてみて、このイシューの奥の深さに気がついた。これから何回か
に分けてお話しすることにしよう。
ひろ
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『今週の歌』
「かみさんが キューバに行ってる 8日間
門限忘れて 遊べるわウフフ ひろ」
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