2001年2月6日号(No.348)




目次

*『心を開くための浣腸』
*『Nuts井戸端会議 in Japan』
*『Jポップスターの悲劇4』
*『”帰れ”シリーズ20』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『心を開くための浣腸』

 今週からスタートした新企画、「心を開くための浣腸」シリーズである。
 確認のために言っておくと、「浣腸」は決して入力ミスではない。ケツに 差す浣腸。間違いなく、あの「浣腸」である。
 「心を開くため」に「浣腸」を使います、というのが、このシリーズを貫 くひとつのテーマである。その理由は追々お話しする。
 さて、早速本題に入ることにしよう。
 本題と言っても、いきなり浣腸の話を始めるわけではない。まずは、私が このような思想=「心を開くための浣腸」に至った過程についてお話しす る。
 舞台は突然チャイナタウン。
 2週間ほど前の日曜日、私は日本から来た友人(女性)とチャイナタウン を歩いていた。
 その日は彼女の「チャイナタウンを見たい」というリクエストに応えて、 カナルの辺りをぶらぶらしていた。
 歩きながらいろいろおしゃべりしてるうちに、ニューヨークに住む日本人 女性と日本人男性の話になった。
 私はいつものように持論を展開した。
 「ニューヨークの場合は、日本人女性のほうが絶対元気よね」「男はダメ よ。女性に比べたら」
 その原因を聞く彼女に、私は「男は気合入ってないよね」とか「すぐ守り に入るからね」とか言ったあと、最後に「やっぱいろんなものを受け入れる 柔軟性が違うよね」と答えた。
 「いろんなものを受け入れる柔軟性が違う」・・・・・
 その言葉が私の頭の中をコダマした。
 脳味噌の一部の細胞たちがフルパワーで稼働し始める。「いろんなものを 受け入れる・・・異物を入れる・・・入れるはセックス・・・男のアレを入 れる・・・自分の身体に属ないものを体内に・・・胃カメラとかコンタクト レンズと同じ・・・」
 一環した論理性などなく、思考がいろんな方向に跳躍する。
 私はおもむろにポケットからメモ帳を取り出し、こうメモした。
 「女性は異物を入れる」
 それから2週間、私はさまざまな仮説を考えた。地下鉄に乗ってるとき。 ウンコしてるとき。「週刊Nuts」を折ってるとき。配ってるとき。
 そして私は最終的にある結論に落ち着いたのである。
 それが「心を開くための浣腸」。
 続きは来週お話しします。
                      ひろ
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『Nuts井戸端会議 in Japan』

 いやね、今度日本で井戸端会議やるんですよ。
 いつもニューヨークでやってる(最近ご無沙汰)「Nuts井戸端会議」を今 度東京でやることにしました。
 理由はいろいろあります。たとえば「これからニューヨークに来たいって 人たちがどんな情報を欲しがってるか知りたいわ」とか「ニューヨークから 日本に帰った人たちがいまどうなってるか知りたいのよ」などなど。
 理由のひとつひとつに関しては、また別の機会にじっくりお話しするつも りなのですが、とりあえず今回の「Nuts井戸端会議 in Japan」は、「様子 見」といった感じです。タイトルは「日本の皆さん、こんにちは」。そのま まやんけ。
 ここで「Nuts井戸端会議」の主旨をもう一度ご説明しておくことにしま しょう。というのもですね、最近よく聞かれるんですよ。「井戸端会議って ナニやるんですかあ〜?」って。
 「Nuts井戸端会議」というのは、単なるくっちゃべり会です。飲んだり 食ったりせずに、ただただ「しゃべる」ことに集中して、マジメなことから くだらないことまで話します、というのが、この催し物のココロなのであり ます。
 私がひとりでしゃべってるだけじゃないか、という話もありますが、近い ような遠いような。でも、私にとって、井戸端会議は「市場調査」という側 面もありますので、参加者の皆さんにもできるだけお話ししていただくよう にはしてます。ただアタシ、おしゃべりだからね。
 というわけで、今回はそれを東京でやるのであります。
 日時は、2月21日(水)の午後7時ぐらいから。場所は新宿駅の近くに なる予定です。詳細は来週お話しいたします。
 是非来てほしい方々は:
 1)Nutsの読者
   2)「将来ニューヨークに住みた〜い」組
 3)元ニューヨーク組
 になります。わたくし、聞きたいこといっぱいあるんですよ。
 2月21日(水)です。よろしくお願いいたします。
                     ひろ
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『Jポップスターの悲劇4』

 さて皆さん、例の「Lady Hear Me Tonight」、お聴きになりましたでしょ うか。その曲を聴かんと、私の話わからんよ。
 もともと今回の「Jポップスターの悲劇」話は、私がこの曲を聴いたことか らスタートしている。その「Lady Hear Me Tonight」を聴いたことで、私は 「Jポップスターたちがアメリカで成功できない理由」等を思いついたのであ る。
 最初のこの曲を聴いたときの私の感想は、「これ歌ってんの、もしかして 日本人じゃない?」だった。
 曲のタイプといい、イージーな英語といい、それはまるで日本の曲のよう だった。
 アメリカの曲でないことはすぐにわかった。なぜならその曲には、アメリ カン・ソングにはあまりない「繊細さ」があったからだ。
 「ヨーロッパの曲か」とも思った。実際、そうだったのだが、私にはそれ が日本の曲のように思えてならなかった。そして同時に「この曲はブレイク しそうだなあ〜」とも思った。
 それから約2ヵ月後、その曲はニューヨークのナンバー1・ダンスミュー ジックとなった。ヨーロッパのほうでは先にブレイクしてたみたいだけど ね。
 というわけで、その「Lady Hear Me Tonight」だが、この曲を歌っている のは「Modjo(モージョー)」というグループである。
 「Modjo」についてちょっと調べたのだが、イマイチよくわからなかっ た。
 ヨーロッパ人であることは間違いないのだが、それがフランス人なのかイ ギリス人なのかがはっきりしない。フランス人がイギリスに行って作ったと いう話もあるし、でも歌ってるのはフランス人じゃねえだろ、という話もあ る。
 また、何人組なのかもわからない。ふたりだって話もあるんだけど、もし 知ってる人がいたら教えてください。
 それと、日本ではどうなってますかね。日本の皆さん、聞いたことありま す? 「Modjo」って。
 ま、それは横に置いといて、私が考える「Lady Hear Me Tonight」の輸入 曲としての優れた点は:
 1)下手な英語でも歌える歌詞
 2)クラブ・ミュージックいう位置
 3)覚えやすい単純なメロディ
 の3つである。
 私が前回、前々回にお話しした「なぜアメリカに進出してくるJポップス ターたちはことごとくコケるのか」の3つの理由:
 1)おのれの英語に対する工夫がない
 2)だれに向かって歌うのかがわかってない
 3)ドン底から始める気合がない
 と1、2がシンクロしているのにお気づきになられただろうか。
 そうなのである。「Lady Hear Me Tonight」は、アメリカに進出してくる Jポップスターたちが忘れているものを2つも持っているのだよ。
 続きは来週。
                      ひろ
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『”帰れ”シリーズ20』

 今週は、「若い衆潰し」を減らすためにニューヨークに住む30代の日本 人をどうにかしよか話を展開する予定だったが、投書が来たのでやめます。 ついでに「日本救出2兆円作戦」と「グリーンカードへの道GOGO」もお休み する。
                       ひろ
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@投書『”帰れ”シリーズについて』
 「帰れ」シリーズ及び「若い衆潰し」について、反省しつつも思ってし まったこと。
 「どのぐらいNYにいるんですかあ?」って聞かれて素直に答えると「ヒ エー、そんなに」と、ビビられるぐらい私はもう既にNY歴も長いし、三十 路まっしぐらだから、ナッツ「帰れ」シリーズでいうところのボーダーライ ン「年長者」ってことになるんだけど・・・。ハッキリ言って若い子は嫌い じゃない。羨ましい。昔は私もこんなに若かったんだ、って思わせてくれ る。だから、何か夢を持ってて、NYにいる目的もハッキリしていて、努力 してて、礼儀正しくて、これから伸びそうな子は「カワユイじゃない、頑 張って大物になってねん」と、男の子も女の子も応援してるつもりなんだけ ど、時々こういうのがいるからさー。こういうのってのはね・・・
「『やまとなでしこ』のラストシーン」のパターンA:
 「NYに住みたい」ってそれだけ。相変わらずホントにそれだけ。やりた いことも、勉強してみたいものもない。ただ、NYの空気吸ってるカッコイ イ僕/私を演出したいらしい。駐在員ひっかけてでも、グリーンカードのため に偽装結婚してでも、学生ビザだけとって幽霊学生してでも、プラクティカ ルトレーニングで奴隷のようにこき使われてても、プータロウ/プー子でもい いらしい。こういうのの予備軍に限って「どうやったらNYに住めるんです か?」「安い英語学校はどれですか?」「安いホテル/アパートないです か?」って、手取り足取り「おせーて、おせーて」攻撃で全く他力本願。い きなり数学者として成功する魚屋がホントにいると思ってんのかね。思わず 「そんなにいたかったら、こっちでホームレスでもやってれば?」って突っ 込みたくなる。
「夢はどこまでもでっかく美しくカッコよく」のパターンB:
 夢はあるんけど、それがネールアーティストとか、ハリウッド女優とか、 映画監督とか、フラワーアレンジメントとか、ファッションデザイナーと か、ITベンチャーの社長とか、カリスマ美容師とか、あげくの果ては FBIの異常犯罪プロファイラーとか「んなもん簡単に(あるいは合法的 に)なれるんだったら誰も苦労しねーよ」「なれても、んなもんじゃ喰って けねーよ」ってな甘いプロフェッションばっかり。とりあえず、プログラミ ングやってみるとか、これからはMBAよりは弁護士資格よとか、将来性な らバイオテクでも勉強しなされ、とか言うんだけど、地味なことはヤ!って いう子。思わず「テメーがなれたら逆立ちしてセントラルパーク一周してや るよ」って突っ込みたくなる。
「棚ボタ、白馬の王子様を待ちぼうけで木の根っこ」のパターンC:
 現実的な夢も目的もあるんだけど、じぇんじぇん努力してないヤツ。(帰 国子女の成れの果ての)私に向かって「いいですねえ、英語がペラペラ で」ってそれしか言わない子。羨ましがってどーすんだ。私の英語(と日本 語)は、そりゃ育ってきた環境って事もあるけど、これでメシ喰うために、 日本語も英語も日々勉強してるわけよ。悪かったわね。英語で苦労している 人にはなるべく手を差しのべることにしてるんだけど、レジュメ書いたり、 願書翻訳させられたり、おんぶに抱っこでヒジョーに疲れる。エッセイ読ん でも意味がわかんないから英語にできない。思わず「んじゃ、せめて日本を 出るときに当用漢字ぐらいは書けるようにして来いよ」って突っ込みたくな る。
「いきなりドロン!」のパターンD:
 夢も目的もあって努力もしているが、年長者に助けてもらってお礼のひと つも言わない子。NY案内してあげたって、御飯おごってあげたって、知っ てること色々教えてあげたって「ありがとう」の一言もない。一応、こっち はその後どうなったのか、気にしてるんだからさー。ハガキ1枚、電話1 本、メール1通でいいのに。突っ込もうにもその後の音沙汰がないものだか ら、コンサルタント料として請求書を回してあげたくなる。
「やっぱりナッツの言うとおり帰ったほうがいいよ」のパターンE:
 夢も目的もあって、努力も感謝も忘れていないのだが、人がよすぎるの か、周りに搾取されっぱなしの子。どう見ても競争の激しいNYには向いて ない。明らかにルーザーのアメ男に-っかかり、ない金まきあげられてた り、ああ野麦峠のような条件の日系企業で現地採用のヒヤメシ喰ってたり、 見てられない。そりゃ人間、失恋や失敗を重ねて成長するんだろうけど、性 病にかかったり、一文無しになったり、人間不信に陥ったりじゃ見合わない よ。放っておいても今にも潰れちゃいそうで、潰す気も起こらない。
 てなわけで「NYってのは、そんなに甘くないんだよ」ってつい、言って しまうワタシ。意地悪で言っているわけではない。だって本当のことだも ん。嫌な年長者軍団のお局になってしまっているのだろうか。だから若者の 皆様、教えて下さい。パターンA〜Eの子に遭遇した場合、どうすればいい のでせう?
             歩く二カ国語放送局リンガル
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『たわごとコラム』

 先週のデート話の続きである。
 前回、同ネタを書いて以来、私は地道にリサーチを続けている。何につい てかって、デートについてに決まってるじゃない。
   やはり思った通り、そこにはいろんなテーマが眠っていた。パンドラの箱 状態。次から次へと出てくる出てくる。
 ニューヨークに住む日本人間でのデートを取り上げる場合は、当然 「ニューヨークにおける日本人男女の距離感」というイシューも考えねばな らない。
 完全に深みにハマったな。この話は長くなるぞ。
                          ひろ
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『今週の歌』

「いないなら それはそれなりに なんですなあ
          今日もやたらと ベッドが広い ひろ」

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「週刊Nuts」編集部


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