2001年3月6日号(No.351)
目次
*『心を開くための浣腸4』
*『グリーンカードへの道GOGO・その10』
*『Jポップスターの悲劇6』
*『”帰れ”シリーズ22』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『心を開くための浣腸4』
「心を開くための浣腸」シリーズの第4騨である。今回は、「異物を入れ
る人たち」について語ってみたい。
前回提起した仮説、「肉体的に異物を受け入れられる人間が、精神的にも
異物を受け入れることができる」論を証明するために、わたくし、いろいろ
考えましたよ。
要するにデス、それを証明するためには、一般的に「異物を入れさせな
い」とされるグループの中から「入れさせない人」と、少数だけど実際に
「入れさせる人」を抽出し、それらを比べてみる必要がある。
では、一般的に「異物を入れさせない」グループとはだれか。
それは当然、「男性」グループになる。男性は通常「入れる」側ですか
ら。うぶな人のために説明しとくと、「セックス」においてね。
男性グループの中で「入れさせる人」たちというのは、皆さんすでにおわ
かりのように、「ゲイ」の皆さんですね。彼らは、男性にしてはめずらし
く、異物を体内に入れることを許す人たちなのである。
その彼らと、「異物を入れさせない」ストレート男性軍を比べた場合、ど
ちらのほうが精神的に異物を受け入れることができるかと言えば、これは私
の実感として、間違いなく前者である。
ゲイの人たちはやわらかい。身体がじゃなくて、精神がね。でも、身体も
やわらかそうだけど。
一般にやさしいし、クリエイティブだし、オシャレだし、いろんなことに
興味持つし、なんというか、精神が柔軟なのよね。
それに比べて、私を含めたストレートどもときたら、カタいし、ワケわか
んないし、コンサバだし、もー、イヤになっちゃうわ。
「なぜそこまで違うのか」だが、いろんな理由があると思うが、そこには
「異物を入れされる・入れさせない」の違いもきっと大きく影響していると
私は思うのである。
もう一段階深く行くと、同じゲイでもオトコ役とオンナ役では、これまた
やわらかさが違うのである。ここでいう「オトコ役」「オンナ役」というの
は、セックスにおいてである。お尻に入れるほうが「オトコ役」、入れられ
るほうが「オンナ役」になります。
私の経験(なんの経験だ)では、やっぱし「オンナ役」のほうがやわらか
い。これも間違いないと思う。
そのことでも「肉体的に異物を受け入れられる人間が、精神的にも異物を
受け入れることができる」論が証明できないだろうか。ちょっと強引かしら
ね。
でも、ちゃんと話のツボは突いてるでしょ。自分的には、すっかりゴール
なんですが。
続きは次回に。
ひろ
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『グリーンカードへの道GOGO・その10』
久々の「グリーンカードへの道GOGO」である。
まずはちょっと復習を。
「グリーンカードへの道GOGO」シリーズの目的は、できるだけ多くの在
ニューヨーク日本人がグリーンカードをGetできる方法を考えることにある。
なぜならそれが、ニューヨークに住む日本人にとっての「やりたいことで
メシを食う」環境作りへの一番の早道だからだ。少なくとも私はそう信じて
いる。
で、ですね、いまはそのこと、つまり「グリーンカードを持つ日本人を増
やすことが、ニューヨーク在住日本人のための”やりたいことでメシを食
う”環境作りにつながるのよ」を証明しようとしている段階なのである。
復習終わり。話を戻す。
この時点でのテーマは、◆ゴール2:「ワーキングビザをGetするためにビ
ザサポートが必要な場合でもいろんな仕事の選択肢がある。ついでにその選
択肢の中でおもしろい仕事を見つけるのも簡単」な状況を作るには何をすべ
きか、となっている。
で、そのテーマをわかりやすくお話ししたのが前回で、いろいろと噛み砕
いた結果、「ワーキングビザをGetするためにビザサポートが必要な場合でも
いろんな仕事の選択肢がある。ついでにその選択肢の中でおもしろい仕事を
見つけるのも簡単」な状況というのは、「ビザサポートやりやり企業がいっ
ぱいある」環境のことである、という結論を得たのである。
その結論というのは、この「ゴール2」の前にお話しした「ゴール1=
ワーキングビザが取りやすい環境」とほとんど同じである。「ビザサポート
やりやり企業がいっぱいある」ということは、つまり「ワーキングビザが取
りやすい環境」ということである。
自分でも何を書いてるかよくわからんようになってきたから、この辺でや
めておこう。
なにはともあれ、「ゴール1」と「ゴール2」が同じということは、それ
ぞれに行き着く方法も同じということだからして、皆さんにはぜひ「ゴール
1」話を読んでいただきたいと思う。
というわけで、話は「ゴール3:好きなことでメシを食うにはやっぱグ
リーンカードだが、それをGetするのがすんげえ簡単なんだなこれが(な環
境)」作りに突入する。
話がちょっと混乱してきてるけど、もうすぐスッキリするからね。それま
で我慢でよろしく。
ひろ
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『Jポップスターの悲劇6』
「Jポップスターの悲劇」シリーズの第6騨である。今週もModjoの「Lady
Hear Me Tonight」について語ってみたい。
前回も書いたように、私が考える同曲の優れてる点というのは:
1)下手な英語でも歌える歌詞
2)クラブ・ミュージックいう位置
3)覚えやすい単純なメロディ
の3つである。
(1)については前回お話しした。今回は(2):「クラブ・ミュージッ
クいう位置」についてご説明したいと思う。
以前にもお話ししたように、Jポップスターたちがアメリカ市場に進出する
場合、考えなくてはならないのは、「どこを狙うか」ということである。
マイケル・ジャクソンの後釜を狙うのか、それともマドンナのファン層に
アプローチするのか。事前にその辺のことをしっかり吟味する必要がある。
狙いを定める際に気をつけなければならないのは、「入りやすいところか
ら始める」ということである。
Jポップスターたちは、アメリカ人の歌い手たちに比べると、英語が下手
だ。当たり前ですがね。
ということは、英語=歌詞ではなかなか勝負できないということになる。
聴かせてはいかんわけですよ。歌詞でリスナーを説得しようとしてはいけな
いのである。
アメリカ人ファンをGetするためには、何か別の方法を使う必要がある。
歌詞を聴かせてはいけないのはわかってるわけだから、それとは別のもの、
たとえばリズムとか雰囲気とか、歌詞とは違う付加価値を付けてやらなけれ
ばならない。
ここでModjoの話に戻るのだが、「どこを狙うか」という点について、
彼らが優れていたというかラッキーだったのは、その曲「Lady Hear Me
Tonight」がダンスミュージックであったということだ。
ダンスミュージックの場合、大切なのはその歌詞ではなく、リズムであ
る。
歌詞には「言語」というしばりがあるが、リズムには基本的にその壁はな
い。要するに歌詞にありがちな「わからない」や「聴きづらい」が、リズム
にはないのである。
またダンスミュージックは、その目的が非常にシンプル&クリアーであ
る。要するに踊れればいいのだ。
「なにはともあれ踊れればいい」。これは、アメリカを攻めようとしてい
るJポップスターにとっては、大変な魅力だ。だって自分の英語のことなんか
心配しなくていいんだもん。リズムさえ良ければいいんだから。
したがって、ミュージシャンが異文化・異言語地区を攻める場合、リズム
は強力な武器になり得る。というか、リズムしかないと言っても過言ではな
いだろう。
「Lady Hear Me Tonight」がニューヨークでヒットした理由は、おそらく
そこにある。同曲は、その歌詞ではなく、リズムによってニューヨークNo.1
のダンスミュージックになったのである。
「(2)クラブ・ミュージックいう位置」については、もう少しお話しす
るつもりだ。
ひろ
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『”帰れ”シリーズ22』
「帰れ」シリーズの第22騨である。今回も前回に引き続き、ニューヨー
ク在住の30代日本人について語ってみたい。
私がこの街に来たのは92年の2月だ。その頃から日本人コミュニティの
ことに興味があり、いろんなことに首を突っ込んだり、仕掛けたりした。
この9年間のニューヨーク日本人コミュニティを振り返ると、明らかに
92年当時よりは良くなっている。「良くなっている」というのは、いい意
味での「まとまり」が出てきたということだ。
その原因は、94、95年あたりから増え始めた日本人若い衆(当時20
代前半)たちにある。彼らのおかげで、この街の日本人コミュニティはベ
ターになったのだ。
それまで、ニューヨークの日本人の間には、「日本人同士でつるむのは
悪」という共通認識が存在していた。それをブチ壊して、自由にしてくれた
のが若い衆たちだった。
彼らには、その一世代前まであった「アメリカに住まわせてもらう」とい
う劣等感にも似た感覚はなかった。どぢらかというと、「住んでやる」とい
う姿勢だった。いい意味でアメリカと対等になったわけよ。
その姿勢が、日本人の間にまとまりを生み、ミニコミを何紙も発行させ、
いろんなグループをいくつも作り出したのである。
ニューヨークになが〜く住んでる連中は、この「ニューヨークの日本人コ
ミュニティが良くなった」件に関しては何も貢献していない。何もしないど
ころか、彼らは若い衆たちを「遊学生」と攻撃したりした。いまからちょう
ど5年ほど前の話だ。
そのとき若い衆を攻撃した連中というのは、30代以上の日本人たちだっ
た。「カラオケにばっかり行きやがって」とか「日本人だけでたむろしてる
んじゃない」「ドラッグばっかやってんじゃねえよ」などと彼らを批判し
た。
当時のそのイシューに関するNutsのスタンスは、「そんなの余計なお世話
じゃねえか」だった。若い衆がニューヨークの日本人コミュニティを変えて
くれたことに私が気がついたのは、もっとあとになってからだ。そのときは
ただ「年寄りどもがガタガタ言ってんじゃねえよ」と思って反論していた。
あれから5年が経った。
当時、20代前半だった若い衆は、いま20代後半。これから30代に突
入する。20代後半だった連中はもう30代に乗っている。そして、若い衆
を批判したグループの中で一番若かった30代組は、30代後半、あるいは
40代の彼方に去りつつある。
いまニューヨークに住む30代の日本人は、ある意味、古さと新しさの両
方を持つ人間たちである。5年前、若い衆を攻撃した人たちと、どちらかと
いうとその若い衆の近くに立ってた人たち。ニューヨーク日本人コミュニ
ティ史における「変わり目」が、そのド真ん中に寝そべっている。
そこには、ここの日本人コミュニティがもっとまとまりを持つ可能性もあ
り、反対に時代に逆行する危険性も存在する。
続きは次回に。
ひろ
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『たわごとコラム』
東京からニューヨークに帰ってくるたびになんとなく感じていたことがあ
る。で、先日、日本から帰ってきて、それは「なんとなく」ではなく、確信
に変わった。
「東京は、ニューヨークよりおもしろい」。そのことを今回痛感した。
昔は、自分がニューヨークにいることを意味づけするために、「ニュー
ヨークのほうがずーっとおもしろいや」とか一生懸命思おうとしてたけど、
ここ最近、続けて日本に帰って、肩の力が抜けたというかなんというか、そ
の辺を冷静に見られるようになった結果、「ゲッ! 東京のほうがスゴイ
じゃん」と考えるようになったのである。
何がスゴイかというと、まず街が持つエネルギーが違うのである。
東京は人が多い。「無駄に多い」という話もあるが、それは横に置いとい
て、やっぱり人が多いというのは、ひとつのパワーなのである。
なんで立川にあんなに人がいるのか。いきなり名指しで申し訳ないです
が。
いやね、あたし、立川って新宿から結構遠いから、田舎だと思ったんで
す。でも現実は違うのでした。改札を出たあとのその人の多さ。午前10時
過ぎよ。なのに「なんでこんなにいるんだよ」ってぐらい人がいた。ビビっ
た。
立川だけではない。都心もやっぱスゴイ。ニューヨークのミッドタウンが
10コぐらい簡単に入ると思う。
ニューヨークに比べると、東京のほうがデカいし、みんないい服着てる
し、食い物うまいし、と、かなりイイことだらけ。いろんな項目を100コ
ぐらい並べたら、東京のほうが勝つんじゃない。日本人だけじゃなくて、非
日本人にとってもね。
でも、すんげえデカい項目=「異物を受け入れる」という点で、東京は
ニューヨークに決定的に負けている。それが東京に対する評価全体を引き下
げてるような気がする。皆さん、どう思います?
ただ、その点をある程度クリアーしたら、東京はニューヨークに勝つね。
私はそう断言できる。
東京に住みたくなりました。やることあるなら、2、3年住んでもいい
な。うちのかみさんも住みたいって言ってるし。ただ100円ショップが好
きなだけなんだけど。
東京移住、真剣に考えてしまうのでした。
ひろ
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『今週の歌』
「言い訳の しようのないこと 攻め立てる
ときの妻の目 キラキラしてる ひろ」
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