2001年3月27日号(No.353)




目次

*『移民の扱い方 in Japan』
*『心を開くための浣腸6』
*『グリーンカードへの道GOGO・その11』
*『”帰れ”シリーズ24』
*『編集後記』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『移民の扱い方 in Japan』

 新しいコーナーである。
 その名も「移民の扱い方 in Japan」。文字通り、日本における移民の扱い 方についてである。
 急にこんなネタを持ち出したのには理由がある。いやね、先月日本に帰っ たじゃないですか。そんときに、日本が移民の扱い方に関して結構モダエて るのを見てしまったのである。
 最近日本では外国人による犯罪が増えている。少なくともマスコミはそう 言ってるし、一般の人たちもそう感じているようだ。
 一部には「マスコミが多いように見せているだけ」という声もあるが、以 前より外国人による犯罪が増えていることは動かしようのない事実なのであ る。
 そして日本人は、そのことを間違いなく不安に思っている。それが石原都 知事「三国人」発言の支持につながっているのである(支持した人が結構い たって話じゃないですか)。
 そういう一種の不安にかき立てられた「I Love Japan」感情ってキケンよ ね。日本にとってもあんましイイこととは思えんし。
 というわけで、その状況、つまり「外国人犯罪が増えて、そのことを日本 人が不安に思い、外国人排除へと傾く」仕組みをトットと変えてしまわねば ならんわけだ。
 変えるのは、とりあえず日本政府および各自治体の役目だろう。そりゃ一 般市民もがんばらにゃいかんのだが、法律作ったり、取り締まったりするの は、基本的には彼らの仕事やからね。
 で、日本政府と各自治体にやってもらうことはというと:
 1)外国人の犯罪を減らすこと
 2)それによって日本人の不安を解消すること
 の2つになる。
 それらをできるだけ早くやっつけるべきなのだが、そういうことが簡単に 前に進まないのが日本なのである。
 たとえば、「外国人の犯罪を減らすこと」などと言うと、「じゃあ日本人 の犯罪は増えてもいいのか」なんてことを言い出して議論をメチャクチャに するアホがいたり、「在日外国人の不安は解消しなくてもいいのか」的不毛 な意見を出すヤツがいたりして、物事が先に進まんのですよ。
 例の石原「三国人」発言にしても同じだ。
 確かに許せん発言だが、自分たちの全精力を石原批判に注ぎ込むんじゃな いって。ポイントがズレてるでしょ。急いでやんなくちゃいけないは、「三 国人」じゃなくて実際の在日外国人による犯罪問題なのである。しかし俗に 言う「人権派」は、在日外国人を「人類皆兄弟」とばかりに彼らをかばうこ としかしないのだ。
 反対に「外国人排除派」は、ストレートに「外国人いらない」方面に全力 疾走しやがるバカだらけ。日本という国はなんでこうもバランスが悪いのか しら。
 中には、「犯罪が増えるのは仕方がない」という「仕方がない派」もいる が、問題を解決しようとしてるときに「仕方がない」という解決方法がある のか。そういう人たちは自分あるいは自分の家族が被害者になった場合で も、「仕方がない」と言えるのだろうか。普通は言えんよね。
 要するに、在日外国人の人権もしっかり考慮しつつ、彼らによる犯罪を減 らせばいいわけでしょ。それがゴールなのだ。必要以上にやさしくなったり 冷たくなったりしてるヒマはないのである。
 考え方とすればシンプルだと思うんだけどなあ。
 以上のようなことを、この前日本に帰ったときに思ったわけである。で、 「移民の扱い方 in Japan」。おわかりいただけただろうか。
 続きは来週。
                       ひろ
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『心を開くための浣腸6』

 「心を開くための浣腸」シリーズの第6騨である。
 前回までの説明で、私がこのシリーズを通して何をしようとしているかは おわかりいただけたと思う。おわかりいただけてますよね。不安だな。
 つまり、である。モノを身体の中に入れられる側の人間というのは精神的 にも許容力がある、というのが私の説で、それで行くと、身体の中に異物を 入れるという行為で、精神的許容力のない人間の心もやわらかくできるんじゃ ないかしら、というのがこのシリーズの意図なのである。
 では、「精神的許容力のない人間」というのは一体だれなのか。
 私が「心を開くための浣腸」シリーズを立ち上げる際に「獲物」として設 定したのは、日本人のおじさんたちである。いま日本人関係で一番精神的許 容力のないは、なんといっても彼らだろう。
 唐突だが、日本がなかなか変われないのは、まず第一におじさんたちに原 因があると私が考えている。彼らの脳味噌がもう少しやわらかければ、日本 はとっくの昔に変わっているのである。でも現実は、心がカタいというか、 精神的許容力のないおじさんが多いため、変わるに変われないニッポンチャ チャチャというわけだ。
 この「心を開くための浣腸」シリーズの目的は、そのおじさんたちの「心 を開く」ことにある。そうしないと日本は変わらんよ。
 タイトルに似合わず、目的は壮大な「心を開くための浣腸」シリーズ。 来週から早速、「おじさんたちに浣腸」の旅に出ることにしよう。
                        ひろ
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『グリーンカードへの道GOGO・その11』

 「グリーンカードへの道GOGO」シリーズの第11弾である。
 先週は、「ゴール3:好きなことでメシを食うにはやっぱグリーンカード だが、それをGetするのがすんげえ簡単なんだなこれが」的環境作りについて お話しした。
 世の中、そんなにうまく行けば言うことナシだが、現実はそんなに甘くは ない。前記の「ゴール3」に関する現時点での問題は、「でも現在はそうい う状況じゃなくて、グリーンカードをバンバンサポートしてくれる企業も少 なくて困っちゃう」という状況である。ホントに困ったもんよね。
 ただ、その問題の解決方法は、簡単ではないが、至ってシンプルである。 要するに各企業がグリーンカードをバンバンサポートしてくれればいいわけ でしょ。軽く言っちゃいますが。
 その点では、「各企業がHビザをガンガンサポートしてくれる状況」とほと んど同じである。つまりニューヨークの日系企業+米系企業+その他企業 が、日本人に対してビザでもグリーンカードでも軽くサポートしてくれた ら、この「グリーンカードへの道GOGO」シリーズでウダウダ言ってる問題 は、すべて解決ということになる。
 そろそろこの話が向かうべきところがクリアーになってきたかな。
 話を「ゴール3」に戻すと、グリーンカードGetを簡単にするためには、 まず各企業がグリーンカードをサポートしてくれなくてはならない。その場 合、既存の企業がそのことに対して「イヤイヤ」するのであれば、新たにグ リーンカードバンバンサポート企業を作る必要がある。
 その辺の話はこれまでの「ゴール1」「ゴール2」話のときに説明したの で詳細は省くが、それらの「各企業がグリーンカードをサポートしてくれな くてはならない」や「新たにグリーンカードバンバンサポート企業を作る必 要がある」を本当に実現しようとする際にキーとなるのは、実際にグリーン カードを持っている日本人たちである。
 彼らが各企業に潜り込み、社内から「グリーンカードバンバンサポート」 運動を始める。あるいは独立して、自分が「グリーンカードバンバンサポー ト」企業を作ってしまう。そしてグリーンカードを持つ日本人の数をドンド ン増やし、それぞれがまた運動や企業を起こし、ねずみ講のようにその輪を 広げ、グリーンカード日本人を次から次へと生産していく。
 現在でも「週刊Nuts」に連載中の「”帰れ”シリーズ」の中で、私が再三 ディスクライブした「ニューヨーク日本人残酷物語」の状況を根本的に変え るには、はっきり言ってその方法しかないのである。
 ここニューヨークで、日本人がやりたいことでメシが食えるようになるた めには、それ以外に方法はない。私はそう断言する。
 今週のポイントは、「グリーンカード日本人による”グリーンカードバン バンサポート”運動&起業のススメ」でした。
 続きは次回に。
                       ひろ
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『”帰れ”シリーズ24』

 このシリーズもそろそろまとめに入ることにする。
 前回お話ししたように、最近かなりの数の人たちがニューヨーク生活に見 切りをつけて日本に帰国しているようだ。
 この「帰れ」シリーズがそれにどのくらい貢献したかはわからないが、多 少は効果があったと私は読んでいる。個人的にも何人かの読者に直接、「あ れを読んで帰ろうと思いました」と言われたしなあ。
 私は基本的に日本に帰ることはいいことだと考えている。「帰国おめでと う」と言いたいぐらいだ。
 ただ一方で、日本に帰っても、ニューヨークに住んでいたことを十分活用 してほしいわ、とも思っている。要するに帰国することによってニューヨー クとの関係を断ち切るのではなく、これからの人生においてニューヨークで の経験やそことのつながりをうまく活用してほしい、ということだ。
 ニューヨークでの経験の活用は、個々の皆さんにお任せするとして、私が 気になるのは「ニューヨークとのつながりを維持する」についてである。
 日本に帰ったとしても、たまにニューヨークに遊びにきたり、友達から情 報をもらったりすることによって、「ニューヨークのいま」をそれなりに キープアップすることは可能だが、でもやっぱ無理があるよね。
 普通、日本に帰れば、ニューヨークの知り合いの数というのは減ることは あっても増えることはない。それよりもまず、物理的にそこに住んでないわ けで、いくら昔ニューヨークに住んでいたといっても、「いまは住んでな い」という事実は決定的なのである。
 そこで私は考えたのである。
 今回の帰国ブームに関しては、私にも責任がある。
 「帰れ」シリーズはこの号で24回目の掲載になるのだが、パブリックの 場(=「週刊Nuts」の紙面上)で24回も「帰れ、帰れ」と連呼したのは、 ニューヨークに住む日本人の中で私だけである。
 そのせいかどうかは私にもわからんが、結構な数の日本人がここ数ヵ月の 間に日本に帰国している。
 「いっぱい帰国しました。めでたし、めでたし」で片づけてしまうことも できるが、それではあまりにも冷た過ぎるわよね。私とすれば、先に書いた ように、日本に帰ってからも「元ニューヨーカー」であることを十分に活用 してほしいし、それに関してお手伝いしたいとも思う。
 で、私に何ができるのかしらと考えた結果、出てきたのが「ニューヨーク とのつながりを維持する」面でのお手伝いである。「帰れ、帰れ」と言いま くった張本人としては、その部分において責任を取るつもりだ。
 詳細は来週。
                        ひろ
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『編集後記』

 まず在外投票登録のお知らせ。
 来週の土曜日、4月7日の午後1時から5時までニュージャージーのミツ ワにて。これが7月の参議院選前の最後の出張登録受付になるというウワサ です。今度の選挙は盛り上がるはずだから、みんなで登録しましょうね。
 ところで皆さん、投書ください。ネタはなんでもいいです。もう少し、私 に楽させてちょうだい。今週なんか、みーんな自分で書いてるんだから。よ ろしくお願いいたします(ちょっと動機が不純ですが)。
 では、また来週。
                      ひろ
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『たわごとコラム』

 先週掲載したM.M.さんのご質問にお答えせねばなるまい。
 現在日本にお住まいのM.M.さんの投書の内容を簡単にご説明すると:
 「この前、京浜東北線の車内で、デカイ声で日本の悪口を言ってるアメリ カ人風男性2名に遭遇しました。こういう場合、ひろさんならどうします か」
 文から察するに、彼らは英語でしゃべっていたわけである。
 ふむ。
 M.M.さんが挙げてくれた選択肢は3つ。
 1)英語で「テメーら、そんなに日本がイヤなら、とっとと国に帰りやが れ!」といってやる
 2)日本語で「なめんじゃねーぞ」と喧嘩を売る
 3)何もいわずに上段回し蹴りをキメてやる
 私は個人的に上段回し蹴りよりもローキックのほうが得意だし、アメリカ 人は足が長いせいもあってローキックに弱いことから、もし(3)が「何も いわずにローキックをキメてやる」だったらそれで行く。でも、いきなり蹴 り入れるって、それってほとんど犯罪だしなあ。
 私だったら(2)だ。「だったらてめえの国にトットとけえれ!」と日本 語で怒鳴るね。英語で言うという手もあるが、英語だと心がこもらないか ら、やっぱり日本語。誠心誠意、日本語で怒鳴る。
 日本人、特に日本の日本人たちはアメリカ人に対してtoo niceである。 もっと中国人を扱うときみたいな邪見な態度をアメリカ人に対しても採用し てほしいところだ。
 そのためには、心ある人たちの日々の行動が大切になる。
 アメリカ人だからといってナイスにしない。変なこと言ってたら容赦なく 怒鳴る。そうしないと、彼ら、もっと調子こくからね。
 てなわけで、M.M.さん、今度そういう連中に会ったら、(2)で行ってみ たらいかがでしょうか。精神のおたけびを日本語にのせて相手にぶつけてみ ましょう。きっと気分がスーッとすると思いますよ。
                        ひろ
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『今週の歌』

「スイマセン もう4月ですよ どうします?
        このまま行けば 明日はクリスマス ひろ」
 

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