2001年4月3日号(No.354)




目次

*『Censusはとりあえず成功』
*『心を開くための浣腸7』
*『移民の扱い方 in Japan2』
*『”帰れ”シリーズ25』
*『グリーンカードへの道GOGO・その12』
*『Jポップスターの悲劇8』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『Censusはとりあえず成功』

 先日、例のCensus2000(米国国勢調査)の結果が大々的に発表された。 どの新聞も大きく取り上げておりましたな。
 その結果によると、ニューヨークのアジア系人口は、10年前に比べると 73.3%もアップしたそうな。伸び率ではアジア系が一番となった(ちなみに Censusは10年に1回行なわれる)。
 確かにニューヨークにおいてここ10年、アジア系人口は増え続けている が、今回の数字にはアジア系のPR面での勝利も含まれている。
 Censusオフィスがアジア系を対象に各言語でCensusの告知活動を行なっ たのは、今回が史上初めてである。
 中国系には中国語で、韓国系には韓国語で、そして日本人には日本語で。 そういうきめ細かなアプローチはいままでなかった。したがって、前回まで はCensusの意味さえわからない人もいて、回答率も低く、人口も実際よりは 少なくカウントされていた。
 他のマイノリティの場合、黒人は英語が読めるわけだし、ヒスパニックに 関しては、この国においてスペイン語はほとんど第2公用語みたいなもん で、Censusの告知もしっかりスペイン語で行なわれていた。
 つまり、これまではアジア系がひとりで損してたわけだ。
 Censusというのは、国勢調査と同時に各人種間の予算の取り合いという側 面もあり、多くカウントされたほうに国や州、市の予算も振り分けられるシ ステムになっている。
 そういう意味で、今回のCensusはアジア系にとって成功と言っていいだろ う。これで予算ガッポリ。イエ〜イである。
 さらにCensusの数字というのは、ビジネスにおいても活用される。たとえ ば、「アジア系の人口はこのくらいだから、広告の予算もこのくらいは必要 ね」というふうに使われるのである。
 だから数が多いとそれだけ広告費もいっぱい投入されるわけで、そのお金 はそれぞれのエクニック・コミュニティ内を還流することになるのである。
 その観点からも今回のCensusは乾杯モノなのだ。
 皆さん、ご苦労さまでした。あとはアジア系にお金が流れ込むのを待つの みです。ちなみに、次のCensusは2010年になります。そのときはまたが んばりましょか。
                       ひろ
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『心を開くための浣腸7』

 「心を開くための浣腸」シリーズの第7騨である。
 前回お話ししたように、このシリーズのゴールは、日本のおじさんたちに 浣腸することによって日本自体を変えてしまうことにある。
 先日も地下鉄の中で「どうやっておじさんたちに浣腸するか」ということ を考えていたのだが、そのときに私はふと思ったのである。「なぜ私は浣腸 を選んだのだろうか」と。
 このシリーズを最初から読んでる方はおわかりのように、企画の意図は 「心に異物を受け入れない人を、体内に異物を入れることによって、まず身 体で理解してもらい、結果としてその心のほうもやわらかくしていただきま しょう」というものである。
 だから、それは別に胃カメラでもよかったのだ。
 でも、なぜ浣腸・・・
 胃カメラの場合、「今日は天気もいいし、胃カメラでも飲むか」とはいか ない。どうしてもお医者さんのヘルプが必要だ。
 その点、浣腸は便利。「今日は天気もいいし、浣腸でもするか」も十分可 能だ。「ちょっと手が空いたから浣腸」でもOK。しかし、その後に山場が来 るわけだから、注意が必要だが。
 また、その性質からいって、胃カメラは流行りそうもないし、ファッショ ンにもなり得ないだろう。先に書いたようにお医者さんとの絡みもあって 「一家に一胃カメラ」というわけにもいかない。
 その点、浣腸には一種の魅力がある。うまく行けば流行ってしまいそうな 気配もある。また、値段もお手頃だし、色を付けてファッショナブルにする こともできる。匂いも付けられるぞ。ミントの香りとか。
 以上のような点から、「やはり浣腸で行くしかない」とわたくし、心に誓 いました。
 では、どうやって日本のおじさんたちに浣腸するのか。そこのところを来 週から考えてみたいと思う。
                        ひろ
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『移民の扱い方 in Japan2』

 先週からスタートした「移民の扱い方 in Japan」の第2騨である。このシ リーズでは、ニューヨークにおける「移民の扱い方」を参考にしながら、日 本が現在直面している「スイマセン、移民の人たちをどう扱ったらいいんで しょうか」問題について考えてみたいと思う。
 最初に言っておくと、ここで「移民」という場合は、日本に住むガイジン さんたちすべてを含むことにする。「将来的に日本人になりたい人たち」と いう意味ではないので、そこのところよろしくお願いします。
 さて、いきなり本題に入るのだが、まずはこのテーマ、「移民の扱い方 in Japan」に対する私の基本姿勢についてご説明しておきたい。
 それは2つある。
 1)外国人にとって住みやすい「日本」を一日も早く作る
 2)同時にルール違反した外国人は容赦なく罰する
 ま、フツーのことよね。
 でも一般に、日本人はどちらかに片寄りやすい。ガイジンさんに対して、 やさしい人はやさしいだけ、厳しい人は厳しいだけだったりする。
 ここでのポイントは、上記の2つを同時に進めることにある。というより は、一緒にやらないと意味がないのよね。なぜなら、「仕事がない→犯罪に 走る」みたいに「住みやすさ」と「ルール違反」というのは密接に関係して いるからだ。
 で、このシリーズで私がやりたいのは、(1)と(2)に関する具体案の 提示である。
 抽象的なことばかり言って具合案はまったく出さないというバカが日本人 には多すぎる。「移民」についてだけではない。ほぼすべてのことに関し て、日本人には「具体案と具体案をぶつけ合う」という習慣がない。それは 日本の日本人だけでなく、ニューヨークの日本人にも言える。
 抽象論だけで終始する人たちというのは、通常何も変えることができな い。同じ場所をグルグル回っているだけである。
 だからこのシリーズでは、具体案を心がけたい。でないと時間とスペース の無駄になりますからね。
 続きは次回に。
                       ひろ
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『”帰れ”シリーズ25』

 先週の「日本に帰った人たちがニューヨークとのつながりを維持するため に・・・」の続きをお話ししたい。
 ここ最近、この「帰れ」シリーズのせいかどうかはわからんが、ニュー ヨークから日本に帰る人が増えている。と当時に、もともとニューヨークか らは毎年数万人が日本に帰国しているのである。
 ニューヨーク近郊に住む日本人の人口は、約10万人。そのうちの約4分 の1、つまり2万5千人が毎年日本に帰っている、というのが私の読みだ。 つまり平均すると、ニューヨークの日本人は「4年」で日本に帰るのであ る。
 根拠はある。
 ニューヨークの日本人人口のマジョリティである駐在員の滞米期間は、 通常3、4年と言われている。そして、大学生も普通は4年で卒業する。
 留学生の場合、大学卒業後、ニューヨークに残って働く人もいるが、一方 で「1年間だけ英語学校」という人も多い。
 以上のようなことを考え合わせると、私の「ニューヨーク4年滞在説」 が、まんざらでもないことがおわかりいただけたと思う。
 「1年に約2万5千人の日本人がニューヨークから日本に帰る」。結構ス ゴイ数字だと思いませんか。4年で10万人よ。
 実をいうと、以前から、私は「毎年日本に帰国する約2万5千人の人たち と一緒に何かできんかな」と考えていたのである。
 で、今回の動き(日本人がいっぱい日本に帰ってますよ〜)をキッカケと して、本格的に動き出すことにしたのである。
 ここで問題となるのは、何をやるかだ。
 やたらと手間のかかることはしない。グループを作るつもりもない。 となれば、イベントか。
 一応、私が考えているのは、日本での「ニューヨーク報告会」。最近の ニューヨークの話をだれかにしゃべってもらうのである。これはNutsのイベ ントにはせず、できるだけ中立的なものにする。Nutsだと、ちょっと色が付 き過ぎだからね。
 報告会の後は、自由なおしゃべりの場に変身。食べない立食パーティみた いな感じにしたい。その後、宴会に流れるのもOKだ。
 NutsはNutsで年に1回、「Nuts井戸端会議 in Tokyo」を開く予定だ。
 ただ、この前やったみたいなカタチではなく、小さな飲み会形式にして、 それを数回開くというスタイルで行きたい。
 それぞれのイベントの詳細については、また来週お話しすることにしよ う。
                       ひろ
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『グリーンカードへの道GOGO・その12』

 なんかゴチャゴチャになってきた「グリーンカードへの道GOGO」の第12 騨である。
 いままでの話をまとめると、こうなる。
 「ニューヨークの日本人ための仕事を増やしたり、ビザGetをいまよりも簡 単にしたり、できるだけ自分のやりたいことでメシが食えるようにするため には、何よりもまずグリーンカードを持つ日本人を増やさねばならない」
 このシリーズのバックナンバーを読んでいただけたら、そのココロがおわ かりいただけるはずだ。
 では、グリーンカード日本人を大量生産するためには、まず何をすべきな のか。
 最初に動かねばならないのは、いま現在、グリーンカードを持っている日 本人たちだ。すべては彼らにかかっていると言ってもいい。
 グリーンカード日本人たちがやるべきことは、「グリーンカードバンバン サポート運動」と「グリーンカードバンバンサポート起業」の2つを始める ことである。
 前者は、会社勤めのグリーンカード日本人たちが、それぞれの企業の中で 「うちもグリーンカードをバンバンサポートする会社になりましょうよ」運 動を始めることであり、後者は、彼ら自身がグリーンカードバンバンサポー ト企業を起こしてしまうことである。
 その2つの動きが出ない限り、ニューヨークの日本人グリーンカード保持 者の数は大幅には増えないし、先に書いたような「ニューヨークの日本人た めの仕事が増え、ビザGetがいまよりも簡単になり、できるだけ自分のやりた いことでメシが食えるようになる」状況も生まれない。
 話がしぼれてきたな。
 というわけで、私が「帰れ」シリーズの中で何度も言ってきた、ビザ問題 や「おもしろい仕事がない」問題等の「ニューヨーク生活における日本人に とってのダークサイド」を少しでも改善するためには、いまグリーンカード を持っている日本人が、下記の2つの作戦:
 1)グリーンカードバンバンサポート運動
 2)グリーンカードバンバンサポート起業
 を実行するしかないのである。
 グリーンカード日本人が増えれば、ニューヨークは、私たちNYJJ(ニュー ヨーク在住日本人)にとって、いまよりもずーーーっと住みやすい街にな る。それは私が保証する。
 来週から本格的にそれらの作戦話に突入したいと思う。
                       ひろ **********************************

『Jポップスターの悲劇8』

 「Jポップスターの悲劇」シリーズの第8騨である。このシリーズもそろそ ろまとめに入ろうと思う。
 これまで何回もお話ししたModjoの「Lady Hear Me Tonight」だが、同曲 が優れている点:
 1)下手な英語でも歌える歌詞
 2)クラブ・ミュージックという位置
 3)覚えやすい単純なメロディ
 は、アメリカ進出をたくらむJポップスターたちにも是非参考にしてもらい たいポイントだ。
 それらの3つの要素を考える際に思い浮かべる日本のミュージシャンと言 えば・・・コムロさんしかいないでしょう。そう、コムロテツヤ氏ね。
 彼ならアメリカでも結構やれるんじゃないかしら、などと考えるのは、私 だけだろうか。
 確かに彼の曲は大量生産型音楽で、どの曲を聴いても同じに聴こえるのだ が、アメリカ市場参入という点において、コムロ氏の曲は非常に優れている と私は思う。
 特に、彼の曲には宗教的なノリがある。知らない間に精神のすき間に入っ ていく感じがするのだ。そう思いませんか。皆さん。
 そういう曲は、異文化に参入する場合は強い。相手が身体で感じてくれる からね。
 ちょっと短目だが、続きは次回に。
                      ひろ
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『編集後記』

 事務報告なんですけど、一応この「週刊Nuts」は、先月で7周年を迎えま した。10年まで、あと3年です。ま、余裕やろ。
 では、また来週。
                     ひろ
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『今週の歌』

「7周年 迎えても ただ面倒で
        お祝いその他は 10周年に ひろ」
   

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