2001年6月19日号(No.361)
目次
*『この夏の心構え』
*『NYJJ基礎体力作り1』
*『ざいとー(在外投票)Nuts』
*『VOICE』
@投書『NO.357の「NYJJの分け方」を読んで』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『この夏の心構え』
夏は近いぞ男性諸君。用意はいいか。なんの用意だ。いやね、道端で遭遇
する女性への目配りについてなのよ。
ホントは去年このことをお話ししたかったのだが、油断してる間に秋にな
りやがったんだなこれが。で、書くタイミングを逃しちゃったってわけよ。
私はこれからニューヨーク在住の日本人男性軍団に対してひとつの提案を
行なう。そんなにむずかしい提案ではない。やろうと思えば明日からでも実
行に移せることだ。怖がらずに読んでほしい。
提案の目的は、ひとことでいうと、アジア系男性のセックスアピールの強
化である。ただ、それについてはあとでじっくりお話ししたい。
では、そろそろ本題に入ろう。
もうすぐ夏である。薄着の季節だ。薄着とくればやはり女性だろう。男性
の薄着姿ほどイマイマしいものはないからな。
薄着になると女性は美しくなる。これは別に私がスケベジジイだから言っ
ているのではなく、地球上に存在するすべての男どもがそのように考えてい
るのである。なんならまわりの男に聞いてごらんなさい。みんな「うん」と
言うよ。もし「ふ〜ん、そうかなあ」なんてことをホザく男がいたら、そい
つは間違いなく偽善者だから電話番号とかあげないように。
夏はある意味、女性が女性らしくなる季節だ。冬よりも身体のシャイプが
オビアスになるためか、女性度が強く漂うのである。そして男どももそれに
激しく感応するのだ。
ニューヨークの夏の風物詩と言えばいろいろあるが、男どもの道端で女性
を追う視線攻撃もそのひとつだろう。
昼休みの工事現場、あるいは火事がないときの消防署前。男どもがズラリ
と並んで通り過ぎる人たちを見ている。そこに女性が通りかかる。全員の視
線がその女性に集中砲火。そしてまるでテニスの試合の観客のように、全員
の首が同じスピードで右から左、左から右にターンする。自動転回の扇風機
という言い方もありますが。
または、道を歩きながらアトラクティブな女性とすれちがうとき。すれち
がう前からじっと凝視。横を通り過ぎる瞬間も目を話さない。また後ろ姿も
きっちり追う。そして最後に「オー、メ〜ン!」。
私は彼らをバカにしているわけではない。まったく逆だ。日本人男性も彼
らを見習えと言いたいのである。
皆さんご存知のように、ニューヨークに住む日本人男性というのは、通常
そういうこと(目追い等)をしない。日本人男性だけではなく、アジア系の
男性は全般的にあんましやらんよね。
私はその状況が気に入らんのである。道端で遭遇する女性たちに対してき
ちっとした反応を見せないために、アジア系男性がどれほど損をしているこ
とか。
だからこの夏は、少なくともニューヨーク在住の日本人男性軍は、道端で
感じのいい女性に会ったら、じっくり目で追おうではないか。口笛とか吹い
てもOK。とりあえずその辺の男どもを見習うのである。
さて、ここまでの話で、私の提案の概要はおわかりいただけたと思う。た
だ、上記はあくまでも概要で、詳細についではこれからお話しするつもりだ。
次回から、以下のような順番で話を進めてみたい。
1)道端における非日本人女性たちのアジア系男性に対する視線
2)そのような視線の原因
3)道端で女性をジロジロ見ることの功罪
4)アジア系男性がいまやるべきこと
5)道端に出よ
夏の間にこの話を終わらせないと、去年に二の舞になるぞ。急いで書くよ
うに努力しますので、付き合いください。
ひろ
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『NYJJ基礎体力作り1』
新しい連載である。その名も「NYJJ基礎体力作り」。目的は、ニューヨー
クの日本人コミュニティの基礎体力作りである。そのままかい。
話がズレるが、この前までやってた「帰れ」シリーズはよかったね。その
連載中、ホントいろんなことを考えさせられたのである。ビザの問題とか仕
事の問題とか日本人がニューヨークにいる意味とか。
で、なんだかんだと考えた結果、私は一種の悟りを開いたのである。要す
るに「NYJJにいま一番必要なものは何か」ということがわかったわけです
な。
これまで「週刊Nuts」紙上では、ここの日本人コミュニティに関するさま
ざまな問題を取り上げてきた。在外投票から始まり、日本語メディアの必要
性や日本人若い衆のサポート、ジャパンタウン作り、雇用倍増案、グリーン
カード大量生産作戦などなど。
それぞれのネタは基本的には間違ってなかったと思う。自分で言うのもな
んだが、どれもツボを突いていたはずだ。
ただ、どちらかというと行きあたりばったりだった。思い付いたネタをと
りあえずこなすという感じでここまで来た。やたらと食い散らかしただけ、
という言い方もできる。
そして、「週刊Nuts」を発行して7年で「帰れ」シリーズにたどり着いた
のである。
先にも書いたように、「帰れ」シリーズをやったせいで、私は「NYJJにい
ま一番必要なものは何か」ということに気がついたのである。それは「コ
ミュニティとしての基礎体力作り」だった。
では、コミュニティの基礎体力とは一体何なのか。以下に列記しよう。
1)ビザ発行力
2)行政活用力
3)雇用創出力
4)不動産所有力
5)法律展開力
これらを見ればわかるように、基本的に「週刊Nuts」のノリは間違ってな
かったのである。なぜならほとんどは「週刊Nuts」で一度は取り上げてるか
らね。
たとえば(1)の「ビザ発行力」は、「グリーンカードへの道GOGO」とい
うカタチで進行中だし、「雇用創出力」は同じく「グリーンカードへの道
GOGO」と「日本救出2兆円作戦」でなんとかしようとしている。また「不動
産所有力」というのは、要するに「L.I.C.ジャパンタウン化作戦」みたいなネ
タのことである。
「行政活用力」と「法律展開力」については、以前ちょっとだけお話しし
たことはあるのだが、ひとつの「作戦」として展開したことはない。ま、こ
のふたつについてはこれからですな。
というわけで、この「NYJJ基礎体力作り」を今後の「週刊Nuts」の存在理
由のひとつとすることにする。「週刊Nuts」を発行する目的のひとつは、前
記の5つの「力」をつけることにより、NYJJ社会の基礎体力を強化すること
なのである、という感じになるのよ。
「グリーンカードへの道GOGO」や「日本救出2兆円作戦」、「L.I.C.ジャ
パンタウン化作戦」などは、「NYJJ基礎体力作り」シリーズのひとつのネタ
となる。それらは「NYJJ基礎体力作り」という大きな流れの中の子供たち、
ということにするのでよろしく。
これからもNYJJコミュニティに関して、「あれがおかしい」「こうすべき
だ」なんてことは言っていくつもりだが、Nutsの同コミュニティに対する基
本的な姿勢は「NYJJ基礎体力作り」になる。
ここまで、つまりそういう考え方にたどり着くのに7年もかかってしまっ
た。もう少し早く気がつけばよかったわ。ホント。
「NYJJ基礎体力作り」、気合を入れて展開したいと考えておりますので、
よろしくお願いいたします。
ひろ
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『ざいとー(在外投票)Nuts』
さて、参議院選挙がもうすぐ来てしまうのである。
一応7月29日が投票日と言われている。おそらくそうなると思うけど
ね。
そんなわけでざいとー(在外投票)よ。在外選挙人証を持っている人は投
票できる。いま、ニューヨークに約4000人ぐらいいるのかな。その人た
ちはそろそろ準備を始めてほしい。
数週間前になると思うが、皆さん(在外選挙人証を持っている人)のとこ
ろにニューヨークの領事館から手紙が届いたと思う。「在外投票の手引き」
とか「郵便による在外投票の手順」など、レターサイズの紙が3枚入ってた
でしょ。
ま、できれば隅から隅まで読んでいただくに越したことはないのだが、で
もつまんねえだろ。どう考えても。漢字ばっかしだし。読んでおもしろいも
んでもないし。
なんで、別にいまの段階では読まなくてもOK。特に「在外投票の手引き」
と「郵便による在外投票の手順」に関しては、封筒に戻してどっかに保管し
ててください(でもなくしちゃダメよ)。
送られて来た3枚のうち、残りの1枚=「投票用紙等請求書」、これがい
まの段階では一番インポータントなのである。だから、この用紙だけは封筒
に戻さずにできるだけ早くあなたが登録されている日本の選挙管理委員会
(ニューヨークの領事館じゃないからね)に国際郵便で送付してちょうだ
い。その際、同用紙の「注意」欄をキチンと読むのよ。特に「在外選挙人証
を必ず同封してください」には要注意。同選挙人証を送り忘れると、どうし
ようもないからね。
「投票用紙等請求書」と自分の在外選挙人証を送ったら、そのうち日本か
ら投票用紙が「書留」で送られてくるはずだ。「書留」だからして、一般の
郵便に比べればきっちり届けられる確率が高いのだが、ある面ではちょっと
厄介。たとえば、デリバリーのとき留守の場合、郵便屋さんはピックアッ
プ・シートを残して郵便局に持って帰っちゃうのである。それをあとで郵便
局までピックアップしに行かねばならない。
その「書留」が投票用紙であることがわかればいいのだが、実際にはわか
らないから、油断していつまでも取りに行かないことも考えられる。で、取
りに行ったら、ありゃま、投票用紙じゃないの。もう投票日まで時間がな
い。「ああ、どうしましょ」ということになりかねないのである。
前回の衆議院選挙の際、その「書留」のせいで私も危うく投票をミスると
ころだった。在外投票運動に首を突っ込んでいた私さえミスりそうになった
のである。だって「書留」で送られてくるなんて誰も言ってなかったんだも
ん。それとうちの場合、最寄りの郵便局っていうのが結構遠いところにあっ
て、電車か車じゃないと行けないのよね(歩いたら30分ぐらいかかる)。
そんなことがあるから、私は「領事館でも投票できるようにしてよ」と領
事館とか外務省の人に繰り返し繰り返し言っているのだが、ラチが明かんの
よね。だからまた訴訟しようと考えている。
この前、日本の国会議員と役人さんたちがニューヨークに来て在外投票に
関する公聴会が開かれたのである。それには私も出席したのだが、その際に
ある議員から「頼むから訴訟だけはもうやらないでくれ(以前、在外投票の
件で国を訴えたことアリ)」と言われた。そのとき私は心に誓ったのであ
る。「領事館で投票できないなら、また訴訟しよぉ〜っと」。
今週から始めた「NYJJ基礎体力作り」の中で「法律展開力」って書いてた
でしょ。あれはアメリカの法律だけじゃなくて、日本の法律に関してもガン
ガン使いまくれるようにするよ、ってことなのね。
てなわけで、日本側の最初の獲物は、「領事館でも投票できるようにして
よ」訴訟にしようと考えている。それで日本における「法律展開力」を鍛え
るのである。
話がズレたが、とりあえず皆さん、「投票用紙等請求書」を日本に送って
ちょうだい。いまのところはそれで十分よ。
今週はこれくらいで。
ひろ
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『VOICE』
@投書『NO.357の「NYJJの分け方」を読んで』
ひろさんこんにちわ。
いつも楽しく読んでいますが、今回はちょっと哀しくなりました。Nutsは
誰にでもニュートラルな立場をとるミニコミ誌だと思っていたのですが、ど
うやら違うような気がしまして。
「他人の意志で来た人たち」=駐在員ということですが、果たして、他人
の意志「だけ」で来た人ってどれくらいいるのでしょうか? 最終的にはみ
んな自分で決断を下しているはずです。駐在員といったって、ちょっと会社
を利用してやったという感じで、ほとんど気概は独立の人と変わらない人も
たくさんいると思います。
『ニューヨークの日本人社会には、「駐在員=エラい」「そうでない人々
=エラくない」という暗黙の了解が存在している。そういう構造がなぜ生ま
れたかを探求するのもなかなかおもしろそうなのだが、とりあえず前記のよ
うな階級が人々の心の中に無意識のうちに住んでいるのである。』
とのことですが、本当にそうですかね?
私は98〜00年までNYで「駐妻」していまして、留学生や自力でビジネ
スをしている日本人の人たちーーそちらで言うところの「自分の意志で来た
人たち」ーーを何人か知りましたが、そんな風に卑屈に(笑)なっている人
は誰もいなかったですよ。内心は知りませんが。
今回の「NYJJの分け方」を読んで、本当はこんな風に思っていたのかと思
うとちょっと哀しいですね。結局私たちは蚊帳の外におかれているのかと、
ね。
そりゃどうしようもない、日本に帰れ的な駐在員もいるでしょうが、「自
力」チームでもどうしようもない人はいると思うんですがね。ただ日本から
逃げてるだけの人とか。
それでは。乱筆乱文失礼いたしました。いろいろ書きましたが、これから
も頑張って下さい。応援しています。
くすりこ@東京
(「駐妻Nuts」も結局立ち消えですね。。。)
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『編集後記』
ここのところお休みしてる連載がいくつかありますが、ご心配なく。来週
ぐらいから復活します。
では、また来週。
ひろ
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『今週の歌』
「最近は カタい話が 多すぎて
読むのがツライ ”週刊Nuts” ひろ(自分で言うな)」
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