2001年7月10日号(No.363)
目次
*『この夏の心構え3』
*『グリーンカードへの道GOGO・その17』
*『移民の扱い方 in Japan5』
*『VOICE』
@投書『コニーアイランドのホットドッグ大食い大会』
@投書『続・駐在員はなぜエライのか?』
*『今週の歌』
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『この夏の心構え3』
もう夏だぞ。このシリーズも急いで終わらせねばならない。
前回お話ししたのは、アメリカ人女性と日本人男性の「視線が合う」につ
いてだった。ここでは日本人男性としているが、「アジア系男性」と取って
いただいても結構だ。なにしろこのシリーズの目的は、アジア系男性の道端
におけるセックスアピール度の強化ですからね。
その「視線が合う」の話だが、要するに私が言いたかったのは「道端にお
いて、アメリカ人女性は日本人男性(アジア系男性)のことを”男”として
見てないよね」ということである。
つまり、道端ですれ違う男たちを彼女たちが視線でスキャンする際に、
アジア系男性に対しては反応してないというか、ピピピっと来てないという
か、単に素通りしてる感じなのである。
あれは男として見てないね。どう考えても。前回も言ったが、冷蔵庫を見
るのと同じような目で私たちを見ているのである。
お昼の時間帯にミッドタウンをウロウロしてみなさい。日本人ビジネスマ
ンが昼メシ食うために数人で歩いているのを目にするはずだ。その彼らを見
るアメリカ人女性たちの目に注目してほしい。はっきり言って見向きもしな
いよ。眼中にないって感じ。その辺にある郵便ポストとほぼ同じような扱い
だろう。
私がうちのかみさん(アメリカ人)と知り合って間もない頃、彼女は私に
こう聞いたのである。
「アジア人の男って、セックスするのか」
殺してやろうかと思いましたね。ったく。
「当たり前だろ。でないと中国に10億人もいるわけねえじゃねえか」
そう言ってやったのだが、でもそのとき(今から9年前)私は「こいつら
(=アメリカ人女性)、オレらのこと男として見てねえな」と痛感したので
ある。
特にうちのかみさんはラテン系だからして、男性からの強いアプローチに
慣れている。そんなかみさんから見たら、アジア系男性はやはり郵便ポスト
だったのだろう。
ラテンの男どもは違うよね。日本人男性とは、同じ人間とは思えないほど
違うのである。女性をジロジロ見るし、簡単にエッチなこと言うし、歩くチ
ンチンって感じ。
ラテン系男性の表現や行動については賛否両論あるだろうが、彼らは少な
くとも道端におけるセックスアピールという点では成功している。アメリカ
人女性は彼らをいい意味でも悪い意味でも”男”として見ているのである。
そこに私たちアジア系男性にとってのヒントが隠されているのだ。はははは
は。
続きは次回に。
ひろ
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『グリーンカードへの道GOGO・その17』
今週から「グリーンカードバンバンサポート起業」話をしようと思う。
先週、私は間違って「グリーンカードガンガンサポートうんぬん」と書い
てしまったが、正確には「グリーンカードバンバンサポートうんぬん」なの
でよろしく。
では本題に。
たとえば、前回まで掲載していた「グリーンカードバンバンサポート運
動」が成功したとする。「成功するわけねえじゃねえか」という意見もある
だろうが、とりあえずここでは成功したと仮定させてよ。お・ね・が・い。
あまえてどうする。
「グリーンカードバンバンサポート運動」が成功すると、グリーンカード
日本人が大量生産されることになる。すばらしいではないか。これで第一段
階は完了だ。
で、次に第二段階に移るのだが、ここでのキーワードは「起業」になる。
つまり、晴れてビザ・フリーの身になったグリーンカード日本人たちが自分
たちでビジネスを起こすのである。そして自分の会社において、再び「グ
リーンカードバンバンサポート運動」を展開するのだ。
要するにグリーンカードのネズミ構ですね。そうやって次から次にグリー
ンカード日本人を生み出すのである。それが「グリーンカードバンバンサ
ポート起業」のココロになる。
簡単でしょ。でも実際にやるのは大変なんだけどね。
運動しといて起業、運動しといて起業、それの繰り返しになる。逆に言う
と、その2つの動きがうまく噛み合わないと本当の流れにはならない。
今週はこのくらいにして、次回は「起業の方向」について語ってみたい。
ひろ
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『移民の扱い方 in Japan5』
懐かしいシリーズである。お久しぶりです。お元気でしたか。これまで
ほったらかしにしてごめんなさい。嫌いになったわけじゃないの。ちょっと
だけディスタンスが欲しかったの。なにがディスタンスだ。
これまで何をお話ししたかすっかり忘れてしまった。バックナンバーを読
むと、以下の8つの項目が出てくる。ご紹介しよう。
1)日本には移民たちがきちんと働けるシステムがない(だから犯罪に走
る)
2)やばい移民が多い
3)日本の警察をナメている
4)実際、日本の警察のレベルが低い
5)日本人全体が移民の扱い方をまだ知らない
6)時代に合った移民法がまだ確立されていない
7)移民コミュニティ内に自浄機能がない
8)NYPD(NY市警)は鉄砲持っててすぐ撃つからコワイ
これらは、私が考える「なぜニューヨークより東京のほうが移民系窃盗団
が多いのか」の原因である。
第4話では、(1)と(6)についてお話ししたらしい。その号を読んだ
ところ、そう書いてあった。他人事みたいに言っとりますが。
実を言うと、前記の8つの他にもうひとつ、その原因らしきものを見つけ
たのである。ご紹介しよう。
「東京には犯罪移民を入れる拘置所&刑務所がない」
要するに彼らをブチ込む場所がないのである。そのせいで彼らを野放しに
せざるを得ないという話だ。
ちなみにこの「原因」は、日本に住む知人に「なんで東京ってあんなに外
国人の犯罪が多いんだろ?」と聞いたときに、その知人の口から出てきた答
えである。
正直申し上げて、その話を聞いたとき、私はビビりましたね。日本人のバ
カさ加減に対してだ。
なければ作りゃ〜いいじゃねか。「金がかかる」と反論するバカもいるか
もしれんが、そういう連中は、未だにタダで平和を買えるとでも思っている
のだろうか。
平和を維持するにはそれなりのコストがかかるのである。もらいモノの平
和に慣れきっている人間にはそのことがわからんらしい。
その辺に日本人の「移民の扱い方」能力のなさを痛感してしまうのであっ
た。
闇は深い。
続きは次回に。
ひろ
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『VOICE』
@投書『コニーアイランドのホットドッグ大食い大会』
また今年もコニーアイランドのホットドッグ大食い大会で、日本人ばっか
勝ってやんの。白けるんだよなあ、毎年。
同じ日本人でも、こっちでビンボー留学生してるとか、寿司バーで働いて
いるとか、ジモティーならまだ許せるんだけど、どうせ日本のテレビ局にお
膳立てされた胃下垂ヤローだろ?
ヒーローインタビューで面白いジョークの一発でもかませるヤツが来てる
んだったら、別だけどさ。
個人的にはハッキリ言って、おデブ系アメリカ人が出てきて、きちんと
ウィンナーとパンをいっしょに、そしてこれが決め手だと思うんだけど、
「美味しそうに」食べるところが見たいんだよね。日本人選手(敢えて選手
と呼びたくなる)は、どこかせっぱつまってるっていうか、どこか悲壮なも
のを感じるんだけど。
だいたいさー、バカ面下げて辛子色のベルト掲げてる優勝者って、この日
がアメリカの独立記念日って知ってるのかなあ? 個人的には「ジュライ
フォース」って言うと、誰もが星条旗飾って、花火でお祝いして、アメリカ
人のこの素直な愛国心が羨ましいなあーって時々思うんだよね。日本だとみ
んなで「君が代」歌って日の丸掲げてウキウキするってことないじゃん?
(そんなことしたら、いきなり右翼だもんな)
コニーアイランドのボードウォークに、ネイサンズのホットドッグに、ア
ストロランドのサイクロン...ホットドッグ大食い大会っていうのは、アメリカ
人が「ここは自分たちの国だぜ、イエーイ!」っていうノスタルジアに浸れ
る日なんだと思う。そこにパールハーバーよろしくなぐり込んできて、さっ
さと食ってさっさと帰っていく、なんて「どなたも自由にいらして下さ
い」って書いてあるホームパーティーだからって、どかどか上がり込んで飲
み食いして、一言も言わずに帰るのと同じじゃん?
これからは出場希望者には面接をして「独立記念日は実際に何が起こった
日ですか?」って聞くとか、出場資格として最初に国歌を歌わせるとか、ネ
イサンズは手を引いて、日清食品と大吉寿司の共同スポンサーにするとか、
何とかした方がいいんじゃない?
日本に大食いのヤツがいっぱいいるのはもう、わかったからさ、これから
はもっと面白いヤツ送り込んできてくれよなー。
K.O.
@投書『続・駐在員はなぜエライのか?』
この前の自分の投書(No.359)に対する「悩める30代」さんの投書
(No.360)を読んで、少々ポイントがずれている気がしたので再び投書しま
す。まず最初に断わっておきたいのは:
「自分は駐在員にケンカを売っているのではない」
という事です。「駐在員に対する宣戦布告」でもなければ「現地採用組の
うっぷん晴らし」でもありません。確かにやや挑発的な書き方だったことは
認めます。特に「英語もろくに話せないくせに云々」というくだりを読んで
そう感じた人もいるかもしれません。だとしたら自分の筆力不足です。申し
訳ありません。けれども僕は「駐在員vs.現地採用組」という安易な二項対立
の図式を使って彼らの能力を比較し、どっちが低い、どっちが高い、とは一
言も言ってないつもりです。
だいたい能力や実力というものは個人的なものだし、どの世界にも優秀な
人間がいればそうでない人もいるでしょう。
それから僕は駐在員と現地採用の「格差」を嘆いたわけでもありません。
確かに能力にそれほど差がないのに給料に大差があるのはフェアじゃないか
もしれないけど、それは経営の問題であって、ここでの論旨からは外れます
(それはそれで興味深い問題だけど)。
自分が問題にしたかったのは、一般に駐在員がエライと信じられている
(あるいは自分でエライと思っている)、その根源的理由です。具体的に言
えば、なぜ彼らは(あまり根拠のない)優越感を持つのか。どうして未だに
駐在員と現地採用組の間には“心理的”ギャップが存在しているのか?
どうして両者はもっと歩み寄れないのか?…etc.といった問題です。
もちろん駐在員の中にも「在外日本人」とうまくやっている人達はいるで
しょう。僕だって(Nutsによく見られる)十把一絡げ的見方はあまり好きで
はありません。しかし自分の知る限り彼らは少数派なのです。それとも僕は
過去10年間、極めて特殊な日本人社会だけを見てきたのでしょうか?
上記の理由の一つとして前回、日本人に見られる「他薦の美学」を挙げま
した。つまり他人(会社)のカネでやって来ることはスマートでカッコイ
イ。それに対して自費でやってくる留学生やその延長線にある現地採用社員
はダサイと。
もちろん一流企業に勤めているというプライドもありましょう。その結
果、優越感が生まれる。優越感だけならまだいいのだけど、中にはただ駐在
員であるというだけで、私費留学生や現地採用組を「暗に」見下す連中が存
在する(「そんな人は周囲にいない」と言われる方はよほど職場運に恵まれ
ているか、あるいは単に気づいてないかのどちらかだと思う)。逆に現地採
用から見ればそうした駐在員のスノッビシュぶりが我慢ならない。これって
すごく悲しいと思いませんか?
異国にいる同郷人なのに、助け合うどころか反目しあっている。なんでこ
んな現象が生まれるのだろう? 僕の限られた知識と経験から言えばこんな
奇怪な現象は日本人の間だけです。NYに住む他の国の連中は、中国人にし
ろ、台湾人にしろ、韓国人にしろ、プエルトリコ人にしろ、ブラジル人にし
ろ、コートジボアール人にしろ、もう少し助け合って生きている(性格的な
不和は除いて)。同じ言葉をしゃべり、同じ物を食べる人間なんだから、そ
れはごく自然な姿だと思う。
ではどうすればいいのかという話になるのだけれど、はっきり言って即効
性のある解決策は思い付きません。かつてこのNuts紙上でもひろさんが日本
人コミュニティーを親密なものにするための斬新なアイデアを披露していた
けど、成果を上げるという面ではなかなか難しいように感じました(でも
NYにいる日本人の間の垣根を少しでも低くしようというNutsの前向きな姿
勢は大いに支持しています)。
例えば、その樹の中身が腐っている場合、水をやったり、挿し木をすると
いう「対症療法的解決策」が有効でないのと同じです。問題の根は思ったよ
りずっと深いのです。
僕が第一に考えるべだと思うのは、学歴やテストの点(入試やTOEFLなど
を含め)でしか人間を評価しようとしない、あるいはできない社会の仕組み
です(最近知ったけど日本では人材派遣会社に登録するにも「試験」を受け
させるそうですね。ああ)。
ありきたりですが、いわゆる学歴信仰というやつです。近頃は学歴をあま
り重視しない会社(例:ソニー)も出てきたと聞きますが、まだまだ氷山の
一角。人々の心の中には依然深く巣を食っています。
もうお察しの方もいるかもしれませんが、この「学歴偏重」という社会の
病根については、例の大阪池田の小学生殺傷事件を頭に浮かべながら書いて
ます。宅間守容疑者が、どこにでもある小学校ではなく、国立の“エリート
校”を狙った事実はとても重いと思います。この事件についても言いたいこ
とは山ほどあるんだけど、テーマが違うので、また改めて。それでは。
珍来
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『今週の歌』
「かみさんが 最近おぼえた 日本メシ
お湯で3分 ククレカレー ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
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