2001年7月17日号(No.364)
目次
*『ざいとーNuts』
*『この夏の心構え4』
*『グリーンカードへの道GOGO・その18』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
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『ざいとーNuts』
さて、参議院選挙である。皆さん、投票しましたか。
日本では7月29日(日)が投票日だが、ニューヨークの日本人有権者の
場合、郵便投票だからして、もう投票してもいいのよね。というか、早くし
ないと間に合わないのである。29日までに日本の選挙管理委員会に着かな
いと無効になってしまうのだ。
先週の日曜日に出した「月刊ぶりてんNuts」に各党の政策を掲載した。
海外からは基本的に比例区(つまり政党)にしか投票できないので、ディシ
ジョン・メイキングの際にお役に立てばと思って紹介したわけである。
ただ今回の参議院選からは、候補者の名前でも投票できるようになった。
その党の比例区に立候補している人の名前であればOKなのだそうだ。
ホントは、各党の立候補者リストも「ぶりてんNuts」に掲載したかったの
だが、なんせスペースがね。てなわけで、とりあえず各党の政策だけを掲載
した。
今回、そのページは手書き式にして、各党のホームページを見ながら私が
筆ペンで書き写したのだが、いや〜、結構おもしろかったんだなあ。これ
が。
書き写しだからして、しっかり読むわけである。そうするとですね、いろ
んなことが書いてあるわけだ。
その書き方もいろいろあって、ひとつの政策を長々と書いてる党もあれ
ば、短くまとめてある党もある。
政策の数も各党バラバラ。自民党は確か20コ以上もあった。手書きする
人のことをもっと考えてほしいよね。20コも書けねえよ(だから適当に載
せたけど)。
一番まとまっててわかりやすかったのが公明党。ちなみに私は公明党と共
産党が大嫌いなんですがね。それでもやっぱり公明党がよかった。
社民党も「がんこに平和」などのキャッチフレーズをいくつか作ってがん
ばってはいたが、相変わらずこの党には具体性がないように感じられた。
他の党の政策はあんまり覚えてないから、大したことはなかったのだろ
う。でも、書き写し自体はかなりおもしろかった。
ところで、アメリカでは選挙の際、各新聞が自分たちのチョイスを明確に
打ち出す。たとえば「ブッシュ支持」とか。
私は、そのやり方は正しいと思う。世の中に「中立」なんてえのは存在し
ないわけで、そういう意味ではこっちの新聞のやり方には好感が持てる。
というわけで、Nutsもそれにならって支持政党を明らかにすることにし
た。
「新党・自由と希望」
これが今回の参議院選におけるNutsのチョイスである。
同党は、この参議院選がデビューとなる。党首は白川勝彦元自治大臣。
この前まで自民党にいた人だ。創価学会による集中攻撃のせいで前回の衆議
院選挙で落選した。いやね、創価学会批判の急先鋒だったんですよ。その
後、自民党を離れて新党を立ち上げたってわけ。自民党にいた頃は加藤派に
属していた。
で、Nutsが同党を押す理由だが、まず第一に白川さんに在外投票運動の際
にお世話になったこと。ちょうど私たちが運動やってるときに自治大臣だっ
たのである。具体的な証拠はないのだが、白川さんが在外投票制度をプッ
シュしてくれたと私は見ている。
次に彼自身がいい政治家であること。みんな怖がって批判できない創価学
会をガンガン攻めた心意気がいい。そのせいで落とされちゃったけど。自治
大臣になったときから、私はその言動・行動をじーっと観察してきたのだ
が、基本的にはスジを通す政治家だ。
というわけで、Nutsは「新党・自由と希望」を応援する。
今回の「ぶりてんNuts」には同党の政策も掲載したが、はっきり言って大
したことはない。政策の打ち出し方は下手だと思う。ポイントがズレてるの
よね。
それでもNutsは「新党・自由と希望」を応援する。ちなみに同党の比例区
には、著書『突破者』で有名な宮崎学氏も出馬している。
まだ投票してない人は、急いで投票用紙を日本に送ってちょうだい。速達
ならまだ間に合うはずだ。でもFedexとか使っちゃダメよ。あくまでも郵便局
の速達ね(法律でそのように規定されてるんザマス)。
さて、結果はどうなりますやら。楽しみですな。
ひろ
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『この夏の心構え4』
世の中には「いや、日本人男性の中にもアメリカ人女性にモテるヤツはい
る」と言う人間がいる。いきなりですが。
私が「道端におけるアメリカ人女性たちの日本人男性及びアジア人男性に
対する視線は、まるで冷蔵庫を見るかのようだ」などと言うと、そう反論し
てくるのである。
そんなの当たり前じゃねえか。モテるヤツはモテるのである。でもそれで
「冷蔵庫を見る視線」説をひっくり返せるかと言えば、そうは問屋が卸さな
いのである。
よく考えてごらんなさい。「日本人男性の中にもアメリカ人女性にモテる
ヤツはいる」と「日本人男性はアメリカ人女性にモテる」とでは意味が違う
でしょ。
いくら「日本人男性の中にもアメリカ人女性にモテるヤツはいる」と言っ
ても、一般論としての「日本人男性はアメリカ人女性にモテない」は揺るが
んだろう。「でも最近は日本人男性もだいぶ・・・」など反論する人間もい
るかもしれんが、それはあくまでも各論。話にならん。
というわけで、『この夏の心構え』においては「日本人男性の中にもアメ
リカ人女性にモテるヤツはいる」という意見には耳を貸すつもりはない。そ
んなことをしたら議論がぶれるだけだからである。
ここでは、「アメリカ人女性はオレたちのことを冷蔵庫を見るような目で
見る→では、どうするか」ということのみにフォーカスして行きたい。
では、本題に入ろう。
いま、ニューヨークに住む日本人男性及びアジア人男性に問われているの
は「やる気」である。
なんの「やる気」か。
それは、アメリカ人女性に対する男性としての「やる気」に他ならない。
「ボクたちも男です。恋愛だってセックスだってできるんです。なんでよろ
しくお願いします」。そういう姿勢だ。
いまのところ、多くのアメリカ人女性は、日本人男性及びアジア人男性を
「男」として見ていない。モテるモテないの前に、まずその状況を打破しな
ければならない。彼女たちの前に「男」としてデビューするのである。
つまり彼女たちに対して、私たちが市場に参入していることを明確に示す
のである。リングの外ではなく、私たちはリングの中で女性の皆さんと向か
い合ってるんですよ、同じリングに立ってるんですよ、そういうメッセージ
をアメリカ人女性側に送るのだ。
では、そのメッセージをどうやって送るのか。
要するに、彼女たちに男性としての「やる気」を感じてもらえばいいわけ
である。「オレは男だ」。それが彼女たちに伝わればいいのだ。
そこで参考にしたいのが、このシリーズの一番最初にお話ししたニュー
ヨークの夏の風物詩、「道端における男どもの視線攻撃」である。
詳しいことは次回に。
ひろ
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『グリーンカードへの道GOGO・その18』
「グリーンカードへの道GOGO」の第18騨である。
先週からスタートした「グリーンカードバンバンサポート起業」話。今回
はその「起業の方向」について語ってみたい。
ここに、ニューヨークの日本人社会で繰り返された悲劇がある。それは何
かというと「起業後の同業界への参入」である。
要するに、いま働いてる会社から独立して、その会社と同じ業界に参入し
てしまう悲劇のことである。
前から言っているように、ニューヨークの日本人社会は小さい。それは人
口的にもマーケット的にもである。ということは、業界ごとに分けてもその
ひとつひとつはかなり小さいということになる。
そういう小さいマーケットの中で新たに同種のビジネスを立ち上げること
はあまり利口なやり方ではない。実際、それが一番簡単な独立の方法なのだ
が、マーケットの大きさを考えるとかなりツライ。結果として過当競争を引
き起こしたりする。
また、同じ業界に参入するため、昔いた会社との関係も当然悪くなる。
こんな小さな社会でいがみ合うのである。精神衛生に悪いのは明らかだ。
一番いいのは、新しいマーケット、デカいマーケットに踏み出す起業だ。
小さなところで限られたパイの取り合いをするのではなく、いままでいた会
社とは別のフィールドに進出するのである。
それがむずかしいのはよくわかっている。でもそうしない限り、NYJJ社会
全体の仕事の数は増えないのだ。
「グリーンカードバンバンサポート起業」の話をする場合、私がおすすめ
したいのは、やはりアメリカ人マーケット側への起業だ。なんと言っても同
マーケットはデカいからね。
「起業するなら外に、外に」。ここの日本人社会には、これまでそういう
視点がなかったと思う。とりあえず金が必要だから、似たような業界に参入
するのもわかるが、将来のことや儲け額、競争のことなどを考えると、でき
るだけ外に出るほうがいい。そのほうが健康的だしね。
「グリーンカードバンバンサポート起業」は、グリーンカードをバンバン
サポートする企業を起こすことによって、NYJJ社会のグリーンカード日本人
を増やすことを目的とする。したがって、グリーン・ジャパニーズの数を増
やすためには、できるだけ多くの人に起業、そして成功してもらわねばなら
ない。
これからここに住む日本人を相手に起業するのはかなりむずかしい。であ
れば、向かうのは当然、アメリカ人マーケットになる。
今回は「起業の方向」についてお話しした。次回は、「もといた会社との
関係」ついて語ってみたい。
ひろ
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『たわごとコラム』
先週の土曜日、私はおじさんになった。
うちのかみさんのアネキから最初の電話がかかってきたのは、午前2時過
ぎだった。そのとき、かみさんは私に、アネキから電話があったこと、もし
かしたら今日生まれるかもしれないということを伝えたらしかったが、私は
まったく覚えていない。
次に電話がかかってきたのが午前5時過ぎ。生まれそうだという。アネキ
はこれから病院に向かうらしい。私もかみさんに叩き起こされ、もうろうと
しながら準備を始めた。かみさんと私がクイーンズのアパートを出たのは午
前5時半。あたりはまだ薄暗かった。
ブルックリンの病院に着いたのは、6時過ぎだった。急いでアネキの部屋
を探す。すぐに見つかったが、もうすでに出産態勢に入っているとのこと。
かみさんは立ち合うために部屋へ。私は待合室で日本語の文庫本を読む。
6時45分。かみさんが突然現われ、生まれたと言う。早い。あっと言う
間だった。男の子らしい。かみさんは私に「実家に電話してて」と言い残し
て再び消える。私は携帯でかみさんの実家に電話。おやじさんに「いま生ま
れたよ。男の子だって」と伝える。「そうか、そうか」と喜ぶおやじさん。
いまから家を出てこちらに向かうという。電話を切って、再び文庫本を読み
始める。でも読んでる間に寝てしまう。
かみさんに起こされる。午前7時半。かみさんの報告が始まる。何が起
こったかをディーテイルまで詳しく説明してくれる。こういうことを異常に
得意とするかみさん。特にグロースな場面の描写は天下一品。力むのと同時
にウンコが飛び出てきたときの驚きなどをわかりやすく説明してくれた。
8時。そろそろかみさんのおやじさんとおふくろさんが到着する頃だ。
1階に下りて待つことにした。
8時15分。おやじさんの車が現われる。おふくろさんを下ろして、おや
じさんと私でパーキング探しに。となりのブロックに路上駐車。病院まで歩
きながら、おやじさんに「次はお前の番だ」と言われる。おやじさんは今年
86歳。まだ自分で運転する。私はできるだけ乗らないようにしているが。
みんなで赤ちゃんを見にナーサリーへ。ナーサリーというのは、生まれた
ばかりの赤ちゃんたちが置いてあるところ。全体がガラス張りになってい
て、外から赤ちゃんが見える。
ナーサリーに行ってびっくりする。赤ちゃんが50人ぐらいいる。ウソで
はない。私、数えました。かみさんは「満月だったのよ」とか言っている。
それにしてもスゴイ風景だった。
で、問題の私の甥ッコだが、結局どれがどれやらわからず終い。かみさん
によると、ナーサリーの一番奥にいる帽子かぶった赤ちゃんがそうだという
話だったが、遠すぎてよく見えない。あとで出直すことにした。
アネキの部屋に行ってゴングラッチュレーション。元気そうだ。ダンナは
疲れて、部屋の隅の簡易ベッドで寝ている。アネキにひまわりの種をすすめ
られて食う。そう言えば、まだ朝飯食ってなかったんだ。
とりあえず帰って、午後また来ることにした。
最終的に甥ッコに会えたのは、午後5時半過ぎだった。ナーサリーでスヤ
スヤ寝ている彼。かみさんのおやじさんによく似ている。ロシア系とドミニ
カン+キューバンのミックス。共産主義色が強い赤ん坊だ。「1年も経たな
い間にこんなふうに人間がひとりできるんだ」。ビデオを回しながら、そん
なことを考える。レンズ越しに見えるおやじさんとおふくろさんは、ビデオ
カメラを意識して、ポーズしたまま動かない。何回も説明したのだが、まだ
カメラとビデオカメラの違いがわかってないようだ。かみさんにカメラを向
けると、私を指差しながら日本語で「オジチャン、オジチャン」。この日の
ために仕込んでおいた日本語。ときどき「ジ」と「チ」の間に「イ」を入れ
てしまい、「オジイチャン」にしてしまうのが問題だが。
アネキの部屋で、初めて彼を抱く。かわいい。そのとき、自分の夢は父親
になることだと気がつく。本気でそう思った。
「ナイステゥーミーチュー」。腕の中の甥ッコにそう言う。ちょっと笑っ
たような気がした。
ひろ
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『今週の歌』
「”あの穴が あんなにデカく なるなんて”
指で輪作り 見せるかみさん ひろ」
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