2002年5月7日号(No.393)
目次
*『やりたいことの見つけ方』
*『日本人観光客が消えた7』
*『VOICE』
@投書『身内からぼったくり・・・』
@投書『ジャパニーズ価格破壊賛成!』
@投書『吉野屋と41Stのカフェに思うこと』
@投書『ニューヨークの吉野屋について』
*『今週の歌』
◆◆◆◆◆◆ 投稿募集 → nynuts@rcn.com
***********************************
『やりたいことの見つけ方』
自分の人生における「やりたいこと」。
それは仕事である場合もあるし、趣味や家庭ネタ(子育てとか)の場合も
ある。
日本では「やりたいことが見つからない」という人が多いらしい。特に若
い衆。時代は少しずつ自由になってきてると思うのだが、だからと言ってや
りたいことがすぐに見つかるわけではないようだ。
実を言うと、私もまだはっきりとは見つかっていない。「こっちのほうだ
ろうな」というのは大体わかるが、「これデ〜ス」と自信を持って発表する
ことはできない。そういう意味では、日本の「やりたいことが見つからな
い」若い衆と同じである。
「やりたいことの見つけ方」。重要なテーマだ。そして同時にチョーむず
かしいテーマでもある。
「これが”やりたいことの見つけ方”よ」と目の前にホレしてくれたらあ
りがたいのだが、そんなに簡単ではない。人それぞれやりたいことは違うわ
けだし、だれにでもフィットする「見つけ方」など存在しないだろう。
でも、やっぱり大切な「やりたいことの見つけ方」。
「”やりたいことの見つけ方”を考えてるヒマがあったら、やりたいこと
探せよ」という話もある。
その通り。
ただ、たまには「見つけ方」について考えてみるのもいいんではないかし
ら。ヒマだし。
そんなわけで、とりあえず本題に入ることにしよう。
ここで紹介するのは、私の「やりたいことの見つけ方」である。
いまだにやりたいことがビシッとは見つかってないわけで、その方法がホ
ントに効くかどうかは激しく?だが、ま、ひとつのサンプルとして読み流し
ていただきたい。
私は、やりたいことを探す(心の)旅に出る場合、自分の深層心理にでき
るだけ深く潜るよう心がけている。
そして、「ひとり」になる。「友達がやってるから」「なんとなくカッコ
イイから」で自分のやりたいことは決められない。社会的評価やまわりの意
見は完全に無視する。主役はあくまでも自分なのである。
深く潜ることと、ひとりになること。やりたいことを探す際の心構えとし
て、このふたつはベリーインポータントだ。特に後者がポイントだろう。
さて、心にダイブしたら、まずは好きなこと探しだ。
この場合の「好き」は、仕事や趣味だけでなく、食べ物、生き物、行為、
物体などなんでもいい。アトランダムに好きなこと・ものを挙げてみるので
ある。
あんまり吟味してはいけない。好きな理由を考える必要もない。ただダラ
ダラと挙げてみればよいのである。
なんとなく好きなもので構わない。あんましカタくならずに、自然に考え
てほしい。
私の場合は以下のようなメニューとなる。
「サバの塩焼き」「マシュマロを手でグニュっとつぶす」「サメ」
「ニューヨーク」「メディア」「インフラ作り」「マグロ」「シュークリー
ム」「イルカ」「沖縄」「陶芸」「海」「コミュニケーション」「子育て」
「クジラ」「雑多な雰囲気」「法律」「ロジカルなこと」「ニューヨークの
日本人コミュニティ」などなど。
ポストイットなんかに書いとくと、あとで便利だ。
ここでのポイントは、「マシュマロを手でグニュっとつぶす」と「雑多な
雰囲気」である。本能的な喜び。なんでか知らないけど気持ちいい。そうい
うネタをぜひ挙げていただきたい。
次に、これらをつながりそうなもの同士で適当に組み合わせる。
私の例で試してみると:
1)「サメ」+「マグロ」+「イルカ」+「沖縄」+「海」+「クジラ」
2)「サメ」+「ニューヨーク」+「マグロ」+「イルカ」+「海」+
「クジラ」(ニューヨーク州東端のモントークという港町にはこれらの要素
が揃っている)
3)「マシュマロを手でグニュっとつぶす」+「シュークリーム」+「陶
芸」
4)「ニューヨーク」+「メディア」+「インフラ作り」+「コミュニ
ケーション」+「雑多な雰囲気」+「法律」+「ニューヨークの日本人コ
ミュニティ」
セットがいくつかできたら、それぞれを分析する。私の場合は以下のよう
になる。
1)は、まあ見ていただければわかると思うが、沖縄での生活である。
これで自分の住みたいところのひとつが「沖縄」であることがわかる。
2)も「住みたいところ」編である。でもこの場合は、ロングアイランド
の先っぽのモントークになる。ニューヨークで全部の要素が揃うところは、
モントークぐらいしかないからだ。
3)で共通するのは手の感触である。どれも比較的やわらかめ。握ると、
指の間からグニュっとものが出てきそうな感じがする。そういうものを握っ
てることが、自分のとっての幸せであることがわかる。
4)は、Nutsに近い。また、Nuts上で連載している「NYJJ基礎体力作
り」は、「法律」に関連してることが多い。ま、すべてNuts がらみってこと
ね。
そして、これらの組み合わせをうまく使いながら、いくつかのシチュエー
ションを作ってみる。シチュエーションというのは、「ある状況にいる自
分」である。
たとえば:
A)「海」に囲まれた「沖縄」で、「サメ」と「マグロ」と「イルカ」と
「クジラ」とたわむれながら、「陶芸」でもやって、たまに「サバの塩焼
き」を食って、「子育て」に励む(どうやって「サメ」とたわむれるかが問
題)。
でも一方で、実際はニューヨークにいるわけだからして、現実的には以下
のようなパターンとなる。
B)「海」に囲まれた「ニューヨーク」のモントークで、「サメ」と「マグ
ロ」と「イルカ」と「クジラ」とたわむれながら、「陶芸」やって、「子育
て」やって、たまに「サバの塩焼き」食って、Nutsもやって、「法律」を活
用しながら「ニューヨークの日本人コミュニティ」の生活「インフラ作り」
に励む。
ただ、それはあんまし欲張りだから、前半と後半に分けて、とりえずは後
半の「陶芸」+「子育て」+「サバの塩焼き」+「法律」+「ニューヨーク
の日本人コミュニティ」+「インフラ作り」を一生懸命やって、前半の
「海」+「ニューヨーク」+「サメ」+「マグロ」+「イルカ」+「クジ
ラ」はときどき楽しむぐらいにしておく、というふうに考えたりする。
ここまでのテクニック、おわかりいただけただろうか。
試しにやってみてください。
続きは次回に。
ひろ
*********************************
『日本人観光客が消えた7』
日本人観光客、やっと戻ってきたなあ。ありがたいことである。
先週、日本はゴールデンウィークということもあって、5番街辺りでも日
本人観光客をやたらと目にした。久々に見る風景だった。
一応これで日本→ニューヨークの日本人観光客の流れは元に戻ったと私は
見ている。あとは、何も起きないことを祈りながら、夏を待つのみである。
やっぱ夏が勝負どころだろう。
でも、今回の「日本人観光客が消えた」事件のおかげで、私たちニュー
ヨークの日本人は、この街を訪れる日本人観光客のありがたみを痛感した。
以前は「まったく次から次と来やがって」とか思っていたが、彼らは私た
ちの生活にはなくてはならない存在なのである。日本人観光客がぷっつり来
なくなって、どれだけの仕事がなくなったか・・・
これをきっかけに日本人観光客の皆さんとの新しい関係を築こうではない
か。道端で会ったら「こんにちは」と日本語で挨拶するとか(相手が嫌がり
そうだなあ)。
観光客対象のNuts井戸端会議とか開いたりなんかして。インターネットが
あるから理論上は可能だ。こっちに住んでる日本人と話しすんのも、それな
りにおもしろいはずだし。悪くないな。このアイデア。
個人的にも、今後は日本人観光客の皆さんに対してもっとナイスにしよう
と思う。困ってそうな人がいたら助ける。記念撮影している人がいたら、
替わりに撮ってあげて、そのままカメラを持って逃げる。逃げてどうする。
日本の友人たちにも、もっと「ニューヨークにおいでよ」って言おうかな
あ。でもホントに来ちゃったら、ガイドしなくちゃいけねえしなあ。観光ス
ポットって嫌いなのよね。あたし。
むずかしいところだが、前向きに検討しようと思う。
でも、自由の女神だけは勘弁してほしい。
というわけで、『日本人観光客が消えた』シリーズはこれで完了。
ひろ
*********************************
『VOICE』
@投書『身内からぼったくり・・・』
ルームメイトを募集しておいて、嫌がらせをして追い出し、デポジットを
返さない、高い料金を吹っかけたる、などの話を以前聞きました。
身内からぼったくる体質は日本人の中に脈々と流れているのかも・・・
大体日本の企業にしてからがぼったくり体質です。某旅行代理店などはブ
ロードウェイのチケットを取るのに確か千円も手数料を取ります。チケット
マスターなら5ドルくらいですよね。私なら絶対に利用しません。
あっこちゃん
@投書『ジャパニーズ価格破壊賛成!』
大いに賛成します、「ジャパニーズ価格」破壊運動。特に車。私は車通勤
なんですが、まだまだ給料が安いんで、日系の車修理工?とんでもないっ
す。スペイン語がやや話せるのを良いことに、ついついヒスパニック系の修
理工にお願いしてしまいます。正直「こいつらの仕事はほんとに信用できる
か?」という思いは当初ありましたが、修理の後別に問題もないし、なによ
り安い!
ほんと、同じようなサービスがここNYで日本人間で増えれば嬉しい限
り。次回は近所でもあるんで、「WoodsideAuto Repair」試してみます。
まさこ
@投書『吉野屋と41Stのカフェに思うこと』
ちょっと前から、時々拝見させてもらうようになりました。
で、吉野屋の記事を読んで、あまりにも私が抱いた41丁目のYAGURA
やBOOK OFFの通りにできた日本カフェと印象が似ているので、思わず
報告したくなり、メールを書くことにしました。
不可解な店名だったので、忘れてしまったので(というか覚えられなかっ
た)とりあえず「Z」としておきます。
以下は、その日の私の日記からの抜粋です。
============================
4/18/02 (木) <晴れ>
41丁目のYAGURAやBOOK OFF同じ通りにできたアメリカのむ
ちゃくちゃ甘くてグロテスクなケーキではなくて、日本風のケーキやパンを
食べられるデリカフェ「Z」へ。
なんとなくぱっとしない概観。外の黒板に書かれたデニッシュパンとコー
ヒーのセットが$1.5に惹かれて入ってみる。どういう感じか興味もあった
し。3:00pm以降は$3.5でケーキセットも食べられるし、寿司や$1のおにぎ
りもある。パンは$1.5位が中心。日本風の食パンで$2.5。
イートインのコーナーの壁には大きなスクリーンがあり、福山雅治のコン
サートビデオが流されている(なんでまた福山と思いながらも「桜坂」には、
はからずもジーンとしてしまう…。後ろの日本人の男の子二人組もジーンと
していた・・・)。
客は日本人がやや多いのかな? 後は白人系とアジア系がちらほら。パン
はおいしかったし、別に何が悪いって感じでもないんだけど、特に印象に残
るものがない。
日本風を打ち出しているわけでもなく、かといって日本の「Vie de
France」みたいなイートインができるパン屋さんほどパンの種類も多くな
い。日本で多い、雰囲気のある今時カフェでもないし、NYに多いデリ風でも
ない。いずれしても中途半端な感じ。誰を顧客として想定しているのかがわ
かりにくい。多分、日本人もそれ以外もなんとなく来てくれたらいいなーっ
ていう迷いが、もう一つ個性のない店にしてしまった感じ。
まるで日本人そのものみたい。
せっかく新しく作ったんだから、もうちょっとパンチのある、もう一回行
きたいと思わせるような店にしたらよかったのに。あのままだと、存在さえ
気づかれず通り過ぎてしまいそう。中身はそんなに悪くないのに。
はあー本当に日本人っぽい。
==========================
日本人=自分 を見ているようで、はがゆかったんですね。
多分。
吉野屋にも行きました。すっごくどこにあるかわかりにくかったです。
マックみたいに遠くから見ても吉野屋であることが、わかるような店舗にし
てほしかったです。
初めてにして、長々と書いてしまい、申し訳ありません。
では。
ともえ
@投書『ニューヨークの吉野屋について』
今日届いたNutsを読んで思ったんですが、ニューヨークの吉野家って、
カリフォルニアにある吉野家となんか違うんですかねェ?
カリフォルニアの吉野家はいわゆるファーストフード店で、入り口に竹と
か、天井からぶら下がったオブジェなど見たこと無いものですから・・・。
店の雰囲気もTacoBellと同等くらいです。ドライブスルーもあります。
ニューヨークの吉野家って、ファミレスみたいな感じなんですか?
ちょっと、興味がわいたのでメールしました。
匿名希望
<編集部から>
上のご質問への答えですが、ニューヨークの吉野屋は、まだロスみたいに
徹底してませんね。まだ迷いがあります。
*********************************
『今週の歌』
「会議中 自分の人生 考えて
窓の外見て しみじみとする ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page