2002年6月4日号(No.395)




目次

*『NY”グサリ”シリーズ6』
*『「ところで、僕の車はBMW」』
*『日本救出2兆円作戦21』
*『たわごとコラム』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.com ■■■■■■
***********************************

『NY”グサリ”シリーズ6』

 日本人が得意なビジネスとは何か。場所はニューヨーク。対象はアメリカ 人である。
 ニューヨークにグサリするためには、まず自分たちの「場」を確保しなけ ればならない。
 それはチャイナタウンのような物理的な場所の場合もあるし、社会的な位 置を意味する場合もある。
 そしてビジネス。要するにオマンマを食う方法だ。
 自分たちが得意なビジネスを持つことによって、経済的基盤を安定させ る。たとえば日本食レストランとかね。
 ただ、それ以外に得意技を持たないのが、現在のニューヨーク日本人の実 状だ。
 で、最初の問い、「日本人が得意なビジネスとは何か」が重要になるので ある。
 日本人が得意とするビジネスって、何だと思います? 「こういうの、ど うかな」というアイデアがありましたら、ぜひNuts編集部までお送りくださ い(nynuts@rcn.com)。
 このネタに関しては昔一度書いたことがある。そのときは「ポストカード とかクリスマスカード作りが得意なんじゃないかしら」なんて話をして、具 体的な行動に出ようとしたが、これまで何もしてないというお恥ずかしい状 況だ。ははははは。いやいやいや。
 とりあえず、私が「これなら行けるんじゃないか」と思っているビジネス をいくつかご紹介すると:
 1)魚屋
 2)スーパーやコンビニなどの小売業
 3)カードやTシャツなどのデザイン
 4)洋服屋
 5)小物屋
 6)陶芸
 7)レストラン
 などになる。
 ニューヨークでビジネスする場合、インポータントなのは、「これは他の 人種に負けません」という分野を選ぶことだろう。
 日本人が他の人種に比べて明らかに勝ってる部分。
 魚の扱いに関しては、やはりブッチで日本人だ。寿司を生んだ民族ですか らね。
 日本のスーパーやコンビニを考えると、その分野でも日本人に才能がある ことがわかる。
 そして、日本人はおしゃれ。ファッションに関する気合の入り方では世界 一ではないか。服から小物まで気配りが違う。
 陶芸は日本人のお家芸だからして、無敵。ただ、実際に陶芸をやれる日本 人は少ないが。
 最後に、食に関しても日本人のこだわりはかなりのもの。日本のメシのう まさを考えると、その分野でも可能性は十分ある。
 ニューヨークの日本人は、以上のようなカテゴリーでビジネスを起こすの がいいんじゃないかしら、と私は考えている。いかがだろうか。
 続きは次回に。
                        ひろ
*********************************

『「ところで、僕の車はBMW」』

 まずは投書を1通ご紹介したい。
     *     *     *     *
 「ところで僕の車BMWなんだけどさ」について。
 大した意見(意見にもなってません)ではないので、たわごとと思って読 んでください。
 私の彼氏、BMWを2台持ってます。もちろんお金も払いきってます。彼 と友人として出会った頃、そのことはぜ〜んぜん知りませんでした。で、数 ヶ月後彼がアプローチしてきた時も知りませんでした。
 熱意にほだされ始め、一緒にいて楽しく感じ出して付き合い始め、初めて 2台のBeautifulなBMWを見たのでした。
 だからといって、彼への思いが更に強まった訳ではないのでした。で、つ い最近彼は私に「だって車で君を釣りたくなかったから。僕自身を見て付き 合ってほしかったからね」と言ったのでした。私はちょっと惚れ直してし まったのでした。
 すんません、ノロケですね、これ。
                       まちゃ
     *     *     *     *
 上記のような男性も世の中にはいるのである。
 さて、今週の本題に入ることにしよう。
 「想像力のない男が多い」。最近女性軍からそういうセリフをよく聞く。
 「なんでそんなこと言うかなあ」「そんなことしたら怒るに決まってる じゃない」と女性側に思わせてしまう言動や行動を巻き起こしてしまう男た ち。かわいいやつらだ。彼らには悪気はないんだと思う。
 そんな想像力のない男どもと「ところで、僕の車はBMW」。なんかつなが る部分があるような気がする。
 実際、この「ところで、僕の車はBMW」男の話をいろんな女性にしたとこ ろ、「想像力の欠如」という指摘が結構あった。「想像力のある男はそんな こと言わないわよ」。そういう理由だ。
 言われてみれば納得する部分は確かにある。そりゃそうだわな。「こんな こと言ったら、相手はこんなふうに思うんじゃないかな」と想像できる男な ら、「ところで、僕の車はBMWなんだけどさ」のようなセリフは口にしない はずだ。それが引き起こすバックファイアーを想像できない男たち。大物た ちだぜベイビー。
 では、なぜ彼らには想像力がないのか。
 これはディープなクエッションである。私は知らん。
 ただ、好き勝手なことを言っていいのであれば、私は大胆に「なぜならマ ザコンだからだ」とコメントしておきたい。
 根拠はない。そんな感じがするだけだ。
 「ところで、僕の車はBMWなんだけどさ」男=マザコン。なんか奇妙な一 体感がないだろうか。
 マザコンは女性の気持ちがわからない。私はそう言い切ってしまう。
 これも根拠はないのだが、思わずうなずかない? うまずくでしょ。
 「女性の気持ちがわからない」=想像力がない。ピタリとはまる。適当に 書いてたら、結構いい感じになってきたな。
 ところで、私はマザコンのゲイ男性というのにこれまで会ったことがない のだが、これも「マザコンは女性の気持ちがわからない」に深く関係してい るのではないか。
 話がズレ始めた。元に戻そう。
 てなわけで、この「ところで、僕の車はBMW」シリーズは、「想像力のな い男たちの仕業でした」とまとめてみたい。いきなりコンクルージョンで申 し訳ないが。
 「ところで、僕の車はBMWなんだけどさ」男を追い始めてはや数ヵ月。 そろそろこのネタにも飽きてきたのよ。この辺で勘弁ね。
 できることなら、いつか彼らに会ってみたい。そして彼らが女性に対して 「ところで、僕の車はBMWなんだけどさ」というセリフを吐くのをこの目に 焼き付けたい。
 彼らは一体どんな野郎どもなのか。ルックスなどに共通点はあるのか。
 一応、私はマザコン説を掲げておこう。
 このシリーズは今回で終了するが、今後も「ところで、僕の車はBMWなん だけどさ」男に遭遇された方は、Nuts編集部(nynuts@rcn.com)までご一 報いただけたら幸いだ。
 よろしくね。
                       ひろ
*******************************

『日本救出2兆円作戦21』

 ワールドカップがスタートした。
 前にもこのシリーズで書いたように、多くの外国人が日本を訪れるだろ う。
 それによる経済効果。訪日客が40万人で、ひとりが10万円使うと仮定 すると、400億円が日本に落ちることになる。
 要するにですね、今回のワールドカップでは、そういう部分=「訪日観光 はもうかりまっせ」という点にもしっかり注目しておく必要があるだ。
 ところが、日本の政治家やメディア、そして国民は、そのことにちっとも 目を向けようとせんのである。
 そこで私が考えたのが、新聞等への投書作戦。それを起爆剤にして、メ ディアが「400億円」とその将来の可能性に気づいてくれたらラッキーと 思っていたのだが、見事に失敗したよ。ボクは。
 投稿したんだけど、載らなかったってことね。
 自分で言うのもなんだが、文章もイマイチだった。反省している。
 また、出すタイミングが遅かった。それも反省材料のひとつだ。
 そんなわけで、どこにも載らなかった私の投書をここでご紹介したい。
     *     *     *     *
『訪日外国人は貴重な財産』
 W杯まであと数日。参加国の代表選手たちも続々と来日している。韓国や 日本での盛り上がりを海外から眺めながら、ふと考えたことがある。「W杯 開催によって日本は何を得るのか。そして将来それをどのように生かすの か」ということだ。
 今回日本が得るもののひとつは、約40万人と推定されている訪日外国人 であり、彼らが生み出す経済効果だ。たとえば訪日外国人約40万人が、日 本でひとり10万円ずつ使うとすると、約400億円の外貨が日本に落ちる ことになる。
 確かにW杯開催のために莫大な税金が使われているが、不景気の日本にお いて400億円の外貨の持つ意味は大きい。その400億円で多くの雇用が 生み出されるだろう。さらに今回の約40万人の外国人たちは、将来再び日 本を訪れたり、自国に戻って家族や知人に対し訪日観光の広告塔として活躍 してくれる可能性も含んでいる。日本にとって彼らは、訪日観光推進の起爆 剤であり、W杯開催で得る貴重な財産のひとつなのである。
 まず大切なのは、今回訪れる外国人たちに思う存分日本を楽しんでもらう ことだ。それが結果として数百億円の経済効果を日本に与え、訪日観光産業 の未来とそれに伴う新たな雇用を創り出すことになるのである。
     *     *     *     *
 500字でまとめてみました。いかがでしょう。
 載らなかったことはまあいいのだが、問題はワールドカップ後だ。単なる お祭り騒ぎで終わらせるのか、それとも未来のために今回の経験を生かすの か、そこがポイントになる。
 私が心から願うのは、ワールドカップ後、政府やマスコミが、山のように 訪れた外国人たちによってどのくらいの経済効果があったかを検証してくれ ることである。そして、その結果を起爆剤にして訪日観光推進に火をつけ、 海外から外国人をどんどん呼んで、どんどん金を使ってもらって、その金で どんどん雇用を生み出すのだ。ははははは。
 ま、とりあえず今はワールドカップを楽しもか。
                        ひろ
*********************************

『たわごとコラム』

 もし道端で、後ろから「He is cute!」という女性の声が聞こえたら、 キミならどうするかね。
 その声はまるでキミに投げかけられてるようなサウンドである。もしかし たらキミのことかもしれない。さあ、どうする。
 私は、そのようなシチュエーションにおいて、いつも間違いを犯してき た。思わず振り向いてしまうのである。
 そしていつもその期待は裏切られた。毎回、私のことではなかったのだ。
 はっはっは。
 涙。
 そんな間違いを繰り返してはや10年。最近、私は悟りを開いた。
 というか、そういう状況において、どのようにリスポンスすればいいかと いうことがやっとわかったのである。
 答えはひとつ。
 後ろから「He is cute!」という声が聞こえたら、ありがたく自分のこと だと思ってそのまま歩き去るのである。
 振り向いてはいけない。
 その誘惑は大変なものだ。「もしかしたら自分のことかも・・・」という 淡い期待が頭をもたげるだろう。
 でも、それをなんとかしてねじ伏せなければならない。
 そのとき、キミの背後に存在するのは、厳しい現実である。振り向けばリ アリティー。キミの思いは木っ端微塵だ。状況によっては、現実を直視しな ければならないこともあるかもしれないが、ここは道端。道を歩くときぐら いは現実逃避させてほしい。
 雑念を始末し、そのままWalk Away。「He is cute!」のお持ち帰りだ。
 この前、早速試したのだが、ナイスだった。一日中、機嫌がよかった。 数日経っても思い出したりして。日持ちもよかったなあ。
 「振り向かない」ということだけで、ニューヨーク生活がこんなに楽しく なるのである。すごい発見じゃないかキミ。
 ただ同時に、せっかくのチャンス(=「He is cute!」の正体がキミの場 合)を逃してしまう危険性もある。
 そのリスクを取るかどうかは、それぞれの判断に任せよう。
 でも、私は振り向かないよ。私の後ろで大勢の女性が「He is cute!」と 合唱してたとしても絶対に振り向かない。そんな大勢の「He is cute!」を お持ち帰りしたら、半年はハッピー状態が続くだろう。だれが振り向くもん か。
 ムキになるな、ムキに。
 ちょっと深呼吸させてくれ。スーハースーハー。
 そんなわけだよキミたち。どんなわけだ。
 あとは任せた。振り向くか振り向かないかは、キミたち次第だ。
 私は現実逃避の道を突き進むから、よろしく。
                       ひろ
********************************

『編集後記』

 OCSブックストアーが6月14日でクローズするらしい。
 この「週刊Nuts」を同店の入口に置かせてもらって、おそらく7年以上に なる。「これまでありがとうございました」と心からお礼したい。だんだん Nutsを置く場所が少なくなるなあ。
 では、また来週。
                     ひろ
***********************************

『今週の歌』

「腕立てと 腹筋背筋 ランニング
         レースに向けて やれよ早く ひろ」

下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ

「週刊Nuts」編集部


Return to Home Page