2002年7月18日号(No.397)




目次

*『日本救出2兆円作戦23』
*『NY”グサリ”シリーズ8』
*『サバニ帆走レース報告1』
*『やりたいことの見つけ方4』
*『たわごとコラム』
*『今週の歌』
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『日本救出2兆円作戦23』

 W杯が終わった。
 日本は大変な盛り上がりだったようで、先日、日本に帰った際に会った友 人たちも口々に「いやすごかった」と言っていた。実際、その盛り上がり方 は異常だったらしい。
 皆さん、ご苦労さんでした。たまには、いいんじゃないですか。そういう のも。ただ、みんなで日の丸振ってる姿はやはり恐かった。まだあのノリに はついていけない私。海外生活のブランクがあるからだろうか。
 とりあえず、すべて完了ということで、日本の各メディアは、この辺から W杯の反省に入る。
 経済効果に関してはこれまでのところ、どちらかというとネガティブな情 報しか出てないようだ。
 7月9日付の朝日新聞に「W杯 経済効果は期待外れ」という記事が掲載 された。内容は、W杯期間中、日本の小売店や飲食店の来客数が減ったとい うもの。
 そりゃそうだわな。みんなテレビ見てたんだから。
 それにしても、「期待外れ」というのはどういう意味なのだろう。W杯の 影響で小売店や飲食店が商売繁盛するかもしれないという期待が、日本には 存在していたのか。
 なぜ? W杯があると、どういう仕組みで小売店や飲食店が儲かるわけ?  そこがよくわからない。
 次に7月10日付の日経新聞に掲載されたW杯関連記事。「JR東日本  増収でも警備費かさむ」がその見出しだ。
 記事によると、JR東日本はW杯期間に約20億円弱の増収があったにも かかわらず、警備費などのコストがかさんでチャラね、なのだそうな。ま、 そんなもんだろ。
 で、わが「訪日外国人による経済効果」なのだが、まだ具体的な数字は出 てないようだ。
 先日読んだ新聞記事によると、当初予想されていた訪日外国人40万人説 は見事にはずれ、30万人を割り込むだろうと言われている。
 ならば、ここではちょっと少なめに20万人で計算してみよう。
 20万人の外国人客が日本で、ホテル代や交通費もぜーんぶ合わせて約 10万円を使ったとする。
 20万人×10万円=200億円。
 つまり今回のW杯によって、200億円分の外貨が日本に落ちたことにな る。
 この200億円は、日本人同士で回し合った金ではなく、外国人の皆さん がわざわざ日本まで持ってきてくれた外金(そとがね)なのである。そして それは、日本に新しく上陸した新金(しんがね)でもある。
 200億円。なかなかいい数字だ。日本人ひとり当たり200円の儲け。 缶ジュース1本買ってお釣りが来る。みんなで乾杯できるな。
 さて、ここからの問題は、日本のメディアがその200億円という数字を きっちり報道してくれるかどうかである。
 最終的な金額を出すのに多少時間がかかるかもしれないが、ぜひとも公表 してほしい。
 私はもともと、W杯の経済効果に関しては「訪日外国人が落とす金ぐらい しかないんじゃないの」と考えていた。
 実際は、高画質テレビやサッカーのユニフォームが売れたりしたらしいの だが、そこまでは読めなかった。
 ただ、W杯関連の経済効果額で言うなら、やっぱり訪日外国人が落とした 「外金」が1位だと私は見ている。
 メディアの皆さん、お願いします。「外金」効果に注目してあげてくださ い。
 よろしく。
                      ひろ
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『NY”グサリ”シリーズ8』

 日本人が世界に誇れるビジネス。
 魚屋。
 私は真剣にそう信じている。
 ニューヨークに”グサリ”するために私が挙げたビジネスは次の5つだ。
 1)魚屋
 2)スーパーやコンビニなどの小売業
 3)カードやTシャツなどのデザイン
 4)陶芸
 5)レストラン
 これらの5業種なら、日本人は他の人種には負けない。
 その最初の業種、魚屋。
 日本の魚屋のレベルは、完全に世界のトップである。私は言い切るよ。
 なんと言っても、「寿司の国」の魚屋である。
 魚の命は新鮮さ。その新鮮さを追究した料理こそ寿司である。
 ということは、寿司が生まれた土地こそ、お魚キング国と言えるだろう。 そう思わんかね、みんな。
 築地市場の風景を見れば、魚に関する日本の圧勝は明らかだ。世界のどこ の国にあんな魚市場が存在するだろうか。
 魚の扱いに関しては世界最高レベルの日本人のテクニックをニューヨーク に輸入する。そして、この街の魚屋業界を制覇。
 いかがだろうか。
 ダメ?
 魚に関して、私はかなりうるさい。
 まず実家が魚屋である。魚とは子供の頃からの付き合いだ。私の体細胞の 半分以上は、魚を食うことによって得たものだと確信している。なぜなら、 海に入ったときの身体の感応の仕方が違うのである。嬉しくて嬉しくて しょーがないって感じ。
 次に、日本の大学での専攻が海洋生物学だったこと。海洋生物学を学ぼう と思ったのは、映画「ジョーズ」を観たことが原因だ。あれを観て、「サメ 狩りの漁師になろう」と心に誓った。
 その後、素潜りの漁師になり、海を歩いた。水中銃を持って、魚を突いて 回った。
 そしてニューヨークでは、寿司屋で4年近く働いた。毎晩毎晩、ガラス ケースの中で眠る寿司ネタたちを見つめていた。
 そんな魚とのなが〜い付き合いを、ニューヨークの魚屋調査に活用してみ ようと考えている。
 まずは、この街の魚屋がどういうレベルなのかを調べてみたい。チェック 項目を作って、それぞれの魚屋を吟味するのである。
 早速、実家のおやじに電話して、「いい魚屋の条件」なるものを聞いてみ ましょ。
                       ひろ
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『サバニ帆走レース報告1』

 独立記念日の前日、沖縄から帰ってきた。
 強烈な旅だった。
 サバニレースに参加することになった経緯は、以前書いたのでここでは繰 り返さないが、いや〜、ホント行ってよかったわ。大変だったけど。
 約2年ぶりの沖縄。変わってそうで、変わってなかった。いつ行っても ほっとする場所だ。
 今回のサバニ旅行のスケジュールをご紹介すると:
 6月27日昼、ニューヨーク発→成田
 6月28日午後、成田着
  同 日 夜、羽田発→沖縄
  同 日 夜、沖縄着
 6月29日朝、那覇発→座間味(フェリー)
 6月30日朝、サバニレース(座間味→那覇)
 7月1日、のんびり
 7月2日朝、沖縄発→羽田
 7月3日朝、成田発→ニューヨーク
 7月3日朝、ニューヨーク着
 となる。ポイントは、行きの部分。ニューヨークの自分の家を出て、沖縄 の友人宅に着くまで、24時間以上もかかってしまった。やっぱ遠いな、沖 縄は。
 レース参加のために、1ヵ月前から筋力トレーニングを始めた。腕立て、 腹筋、背筋、ランニングなどなど。
 腕立ては職場でもやった。トイレに行く度に、腕立て20回。腕立てする のがイヤで、次第にトイレに行くのを我慢するようになり、ボウコウにかな りのダメージを与えてしまった。何をやってるのだろうか。私は。
 さらに、腕立てのやりすぎで、胸の筋肉を痛めてしまい、咳をするたびに 胸に激痛が走ったりした。行く前から、すでにボロボロだったわけである。
 また、うちのかみさんも、今回の旅には基本的に反対。「飛行機が落ちた らどうする?」「船が引っくり返って溺れたらどうする?」「サメに食われ たらどうする?」などとさんざん突っ込まれたが、なんとか説得し倒した。
 かみさんも一緒に連れていくという手もあったが、かなりの強行スケ ジュールであること、連れてくと邪魔くさい、などがあり、私の中では最初 から一人旅と決めていた。
 そんな私の「サバニの旅」、ご報告したい。
                         ひろ
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『やりたいことの見つけ方4』

 あなたが好きな行為ってなんですか。
 「性行為」。
 そうじゃなくて、「人と話す」とか「犬とたわむれる」とか「漬け物石を 磨く」とか。まあ、「性行為」でもいいけどね。
 このシリーズでしつこいくらいに言っているように、私が考えた「やりた いことの見つけ方」は、個々の「本能的に好きなこと」をベースにしてい る。
 ここで読者の皆さんに考えていただきたいのは、「本能的に好きな行為」 である。
 「寝る」「飲む」「食う」のレベルから始まり、先に書いたような「人と 話す」などに細分化する。
 ここで、私が「行為」にこだわる理由をご紹介したい。
 「やりたいことの見つけ方」は基本的に「やりたい仕事の見つけ方」につ ながる場合が多い。
 自分がやりたい仕事を考えるとき、私は「物」ではなく、「行為」に注目 する。
 たとえば、私は魚が大好きだ。でも、だからと言って魚類研究家にはなり たくないし、寿司職人にもなりたくない。
 できたら漁師。なぜなら、魚を獲るという「行為」が好きなのである。
 仕事というのは通常、「行為」の集積である。
 何かを書く。
 何かを考える。
 何かを動かす。
 何かを話す。
 何かを運ぶ。
 何かを計算する。
 行為・行動があってこその仕事。物は、どちらかというと2番目の要素に なる(でも重要よ)。
 であるからして、やりたい仕事を探す際は、まず「その仕事は一体どうい う行為を繰り返すものなのか」ということに注目しなければならない。その 行為が、自分にとって本能的にフィットするものであれば、なかなかいい選 択である。
 私の場合、行為で好きなものは:
 「マシュマロを手でグニュっとつぶす」
 「子育て」
 「インフラ作り」
 となる。
 スーパーで買い物してるときにマシュマロを見つけると、衝動的にひとつ ふたつ握りつぶしたりするのだが、そんなとき私は「このまま一生、マシュ マロをつぶし続けることができたら、どんなに幸せか・・・」なんてことを 考えたりする。
 しかし現実は厳しい。そんな仕事は、世の中には存在しないのである。
 「子育て」に関しては、ホームパパの道を歩めば実現する。一応、射程距 離内には入っている。うちのかみさんも最近やっと理解を示すようになっ た。しめしめ。あとは子作りに励むのみだ。
 最後の「インフラ作り」に関しては、テーマがあまりにも漠然としてい て、「これだ」という仕事が思いつかない。でも逆に言うと、それだけカ バーする範囲がデカいということだ。同テーマ内で探す価値はあるだろう。
 となると、私が自分がやりたい仕事を探すために、グッと力強く考えねば ならないのは、3番目の「インフラ作り」になる。なぜなら他の2つは、 すでにその可能性の有無や方向がクリアーだからだ。
 このようにして、自分の好きな行為の中から、クリアーでないもの、 ディープに潜れそうなものを選び、それ(ら)についていろいろと考えてみ るのである。
 その際に重要になるのが、自分が好きな物や場所などになる。
 続きは次回に。
                       ひろ
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『たわごとコラム』

 日本って、おやじが異常に多くないか。
 先日、日本に帰ったとき、その数の多さに驚いたのである。
 この場合の「おやじ」は、40&50代を指す。その世代の男性が、 ニューヨークなどに比べると、とんでもなく多いように感じるのだ。
 なぜこれまで気づかなかったのかは?だが、今回の帰国で目がさめた思い だった。
 「な、な、なんだ、このおやじの数は・・・」
 実際、おやじの数が多いのか、それともおやじ以外の数が少ないから、 そう感じるのか。私はその両方だと考えている。
 確か、その年齢のおやじたちって、「団塊の世代」や「ベビーブーマー」 とかでしょ(違ってたら教えてほしい)。だとしたら、他の世代比べて数が 多いはず。
 ついでに、日本って女性進出がまだまだだから、おやじが目立ってしまう のである。
 「だからどうした」と言われてしまえばそれまでなのだが、なんかねえ。 街全体がなんとなく男臭いのよね。
 おやじゲイが増えてくれたら、かなり解消されると思うのだが、どうだろ う。それと、女性の更なる社会進出。
 おやじゲイと女性の皆さん、がんばってください。
                      ひろ
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『今週の歌』

「沖縄の 日差し強くて くちびると
           耳の皮むけ 本気でビビる ひろ」
 

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