2002年8月6日号(No.399)
目次
*『日本救出2兆円作戦25』
*『サバニ帆走レース報告3』
*『やりたいことの見つけ方6』
*『今週の歌』
◆◆◆◆◆◆ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ◆◆◆◆◆◆
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『日本救出2兆円作戦25』
さあ、来るよ。訪日観光推進の波である。
噂によると、日本政府は来年ぐらいから、訪日観光にこれまでにないほどの
予算をぶち込むらしい。10億円とか20億円とか、そのくらいのケタになる
だろう。
今まで数億円の予算はついたことはあるが、億2ケタは初めてだ。かなりの
前進と見ているのだが、いかがなものだろうか。
小泉さんが今年の最初の演説で「訪日観光やるよ」と言ったことは以前ご紹
介したが、あの時点でこうなることはある程度わかっていた。「こうなる」っ
ていうのは、予算が増えたことね。
ま、首相がああいうこと言ったら、やっぱ国としてもしっかりやらんといか
んでしょ。やるために必要なのは、まず金。予算ね。それをある程度ぶち込ま
んことには、何も始まらないのである。
ただ、その10億円、20億円というのは、あくまでも日本の国民の血税な
のである。全力で大切に使わなくてはならない。
ポイントは「10億、20億ぶち込んで、1000億、2000億儲けりゃ
いいんでしょ」である。
「儲ける」という表現は、少しおかしいかもしれない。「日本に落とす」の
ほうがベターね。
訪日観光推進に10億、20億費やして、できるだけ多くの外国人の皆さん
に日本に来てもらって、金を使うだけ使っていただく。その結果、1000
億、2000億が日本に落ちる。
10億円が1000億円になるわけだ。100倍よ、100倍。
問題は「ホントに10億円が1000億円になるんかいな」ということだ
が、計算はこうだ。
1000億円を日本に落とすために必要な外国人観光客数は、ひとりが10
万円を落とすと仮定した場合、100万人になる。
要するに、10億円使って100万人を日本に送り込めばいいのである。そ
したら、ほぼ自動的に1000億円が日本に落ちる。
では、100万人というのはどういう数なのか。
確か毎年日本を訪れる外国人の数は、400万人〜500万人ぐらいだ。と
いうことは、現在の数字を20%〜25%増にすればいいのである。
また、100万人というのは、海外に住む日本人の人口と同じくらいだ。
ということは、である。
この案については以前にもお話ししたが、海外に住む日本人全員が、まわり
にいる非日本人をたぶらかして、日本人1人につき非日本人1人を日本に送っ
たとき、その数は約100万人になる。
発展途上国の場合、日本観光は費用的にちょっとキツイので、その分は私た
ちのような先進国に住む日本人ががんばって、1人で2人、3人と送る努力を
すべきだろう。
訪日外国人100万人増。そんなにむずかしい話とは思わないのだが、どう
でしょ。
これまで大した宣伝もせずに400万から500万人の外国人が毎年日本を
訪れていたわけだからして、10億円使ったら結構やれるだろ。ま、使い方に
よるがね。
そんなわけで、航空会社および旅行代理店の皆さん、来年は訪日観光がこれ
までになくホットになると思いますので、準備のほどよろしくお願いいたしま
す。
ひろ
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『サバニ帆走レース報告3』
午後3時前、成田に到着。東京駅に向かうべく、成田エクスプレスのチケッ
ト売り場に。
ホームで缶コーヒーを買う。きらきら光る自動販売機。日本を感じる瞬間
だ。
成田エクスプレスは快適。通路の反対側の席では、外人さんがラップトップ
をパチパチやっている。窓の外に田んぼが見える。
しばらくすると、いきなり住宅地の中を走り始める。民家の洗濯物がすぐそ
こに。手を伸ばせば届きそうだ。アメリカにはあまりない風景である。
とかなんとかやってる間に東京駅に到着。荷物を持って八重州口に。目的地
は八重州ブックセンター。本を買うのだ。
友達と午後5時の待ち合わせ。場所は同店のカフェ。ちょっと早く着いたの
で、早速本の物色を始める。
買いたいのは、日本の在日外国人関連の本。カウンターに行って「在日外国
人についての本ってどこにありますか?」と聞く。しかし、答えがなかなか出
てこない。「在日外国人ですか・・・」と来たもんだ。
結局、カウンターで聞いても明確な答えをもらえなかったので、自力で探す
ことに。とりあえずノンフィクションの場所を聞く。さすがに、それは教えて
くれた。
ノンフィクションのセクションをナメるように見て、それから2階に。
2階には社会ネタの本が置いてあった。なんか在日外国人の本もありそう
だったので、その辺で書棚整理をしていた兄ちゃんをつかまえて聞くと、案の
定あった。なんだよ、2階にあるんじゃねえか。最初から言えよなあ。った
く。
おもしろそうな本を5、6冊見つける。でも、重そう。「やっぱ帰るとき買
おー」と購入中止。NYに発つ前の日に買うことにする。
1階に下りると、ちょうど友達が来ていた。久々の再会。カフェでお茶す
る。
なんだかんだと話して、「じゃあ、わたしも羽田まで行く」ということに。
一緒に八重州ブックセンターを出る。
羽田までは、山の手線あるは京浜急行(?)で浜松町まで行って、そこから
モノレール。
ホームに上がると、すぐに電車が来る。乗り込んだあとも、共通の友達の話
やお互いの近況話に花を咲かせる。
と、そのとき。
急にドタドタという音が聞こえたと思ったら、私の腰のあたりを小さな黒い
影が駆け抜けた。
それは中年のおっさんだった。彼は、やっと空いた席に向かって、電車の中
をダッシュしたのである。おそらく待ちに待った空席だったのだろう。それは
尋常なスピードではなかった。彼は本気で走っていた。
でも、おっさんは遅かった。その席の近くにいた女性が先に座ってしまった
のだ。
逃してしまった席の前で、彼は「チクショー」と言った。いや、まわりの人
には、最初の「チ」しか聞こえなかったのかもしれない。しかし、彼の口は間
違いなく「チクショー」と言っていた。
驚いたのは、その女性だった。怖くなったのか、一度座った席から立ち上
がった。まるで、そのおっさんに席をゆずるかのように。
思ってもない展開に、おっさんは喜んで空いた席に座った。ホントに嬉しそ
うだった。
そんなこんなしてる間に浜松町に着く。
荷物をごろごろ引いてモノレール乗り場へ。
モノレール高い。いつもそう思う。大した距離じゃないのにあの値段。許せ
んなあ。
最近、羽田空港を「ビッグバード」とか呼ぶらしいですな。ま、きれいに
なってよろしい。
出発まで時間があるから、夕飯を食うことに。私の「日本の古典的洋食が食
べたい」というリクエストに応えるために、空港内の変な洋食屋に入る。
適当に定食モノを頼む。おかずと一緒に、ご飯が小さな皿にのせられて出て
くる。
「日本だなあ」
フォークとナイフでご飯をつかまえながら、そんなことを思う。
メシを食い終わって、ゲートへと向かう。中に入る前に、友人と「またね」
のハグ。
搭乗口の近くの公衆電話からニューヨークに電話。日本は午後7時半。
ニューヨークは午前6時半。
かみさんに無事に日本に着いたこと、これから沖縄に向かうことを伝える。
かみさんは爆睡してたらしく、かなり寝ぼけていた。
搭乗が始まる。と言っても、飛行機までまずバスで移動。それから午後8時
発の便に乗り込む。
機内では、ずーっとウトウトしていた。気がついたら、那覇空港だった。
飛行機を降りて、荷物のピックアップに。途中で「沖縄そば」と書かれた看
板を見つける。先にはオリオンビールのサインが。
気分が盛り上がってくる。
荷物を持って、到着ゲートを出る。まわりの人たちの顔がオキナワしてい
る。やっと帰ってきた。
でも、そこに迎えにきているはずの友人の姿はなかった。ノドが乾いたの
で、自販機でウーロン茶を買う。それをぐびぐびやりながら時計を見ると、午
後11時を過ぎていた。
ニューヨークの自宅を出て25時間後、私は那覇空港で友達を待ちながら、
よく冷えたウーロン茶を飲んでいた。
ひろ
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『やりたいことの見つけ方6』
今回の「やりたいことの見つけ方」シリーズで、私が「自分が好きなことと
か、好きな場所を見つけるのよ」と吠え続けているのにはワケがある。
実を言うと、私自身がそれらを見失っていたからだ。
ちょっと心にたまったものを吐露させてください。知らない間に私のカウン
セリングの場になってしまった「週刊Nuts」。カウンセラーは読者か。お気の
毒だ。私のせいか。
さて、本題。
最近、痛感したことがある。それは「人間は知らない間に自分が好きなこと
やものを忘れてしまう」ということだ。
私は、どちらかというと、自分の好きなことだけをやってきた人間だと思っ
ている。本能のおもむくまま、いろんなことに手を出し、自分のペースで走っ
てきた。
そういう意味では、自分の本能に忠実だった。正確には「忠実だったと思っ
ていた」。
今から数カ月前に、この「やりたいことの見つけ方」をスタートした。別に
深い意味はなかったのだが、自分でもすごく自然に書き始めていた。今思え
ば、私の精神のカラータイマーがピコピコ鳴っていたのだろう。「やばいよ、
やばいよ、もたないよ」てな感じで。それが私を同シリーズ執筆に突き動かし
たに違いない。
特に今年に入って、身の回りでいろんなことが起きていた。2002年の1
月から6月までを漢字2文字で表せと言われたら、私は躊躇なく「死闘」と書
くだろう。
かみさんとではない。「週刊Nuts」&「ぶりてんNuts」関連でもない。まっ
たく別のところで起こっていた「死闘」。
そして、これが一番重要なのだが、その「死闘」は、私の人生にとって、完
全に無意味なものだった。人生の肥やしにもなんにもならない、単なる時間の
無駄。でも、闘わざるを得なかった。
そんな精神状態の中でスタートした「やりたいことの見つけ方」。やはり私
の魂が吠えていたとしか考えられない。
同シリーズの中で、私は「自分が好きなこと」「自分が好きな場所」「自分
が好きな行為」などに無意識のうちに注目していた。
それは、人生のうちで最もクダラナイ6カ月を過ごした結果だと思う。本能
のほうが、勝手に私の人生の基点:「好きなことして生きようか」に立ち戻ろ
うとしていた。
同じ時期に沖縄行きの話も出ていた。それにも本能のほうが先に飛びつい
た。「とりあえず行け」。脳ミソの奥のほうから、そんな声がしたような気が
した。
そして私は沖縄で、「やりたいことの見つけ方」シリーズを始めた理由と、
知らない間に忘れていた「好きなこと・もの・場所」たちを見つけた。
続きは次回に。
ひろ
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『今週の歌』
「日本人 再び減ってる という噂
仕事もないし そうかもしれぬ ひろ」
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