2002年9月10日号(No.402)



目次

*『ドラゴンボートの威力3』
*『コリアン、嫌い?3』
*『サバニ帆走レース報告5』
*『やりたいことの見つけ方7』
*『今週の歌』
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『ドラゴンボートの威力3』

 私が「ドラゴンボートってすごいかもしれない」と思ったのは、世界 中のいろんな都市でドラゴンボートレースが行われていることを知った ときだった。
 スウェーデンとかイタリアでもやってるという話。ちょっとすごくな いか。
 ちなみに、北米でドラゴンボート熱が最もホットなのは、トロントら しい。レースには200チーム以上が参加するという。1チーム20人 で、合計4000人がボートを漕ぎまくるのである。壮絶な風景だな。
 ドラゴンボートのもうひとつすごいところは、そのレースがコミュニ ティーのイベントになっていることだ(この場合の「コミュニティー」 というのは、チャイニーズ軍団ではなく、その都市や地区を意味す る)。
 先週書いたように、ドラゴンボートは、比較的簡単にだれでも参加で きるイベントである。250メートルのレースであれば、1分半ぐらい でカタがつくしね。
 それと同時に、レースだからして、イベント自体に華がある。見てる だけでも結構楽しかったりする。
 てなわけで、コミュニティーのイベントとして成立しやすいし、ウケ もいいのである。世界中でいろんな人たちがドラゴンボートを漕いでる 理由は、そこにあると私は見ている。
 前回、チャイニーズフードとドラゴンボートの共通点を指摘したが、 その2つに「チャイナタウン」を加えてもいいかもしれない。
 世界中、どこに行ってもあるもの。チャイナタウン、チャイニーズ フード、ドラゴンボート。
 チャイニーズ軍団のその浸透力というのは、どこから来るのだろう か。
 それとも、チャイナタウンやチャイニーズフード、ドラゴンボートな どの武器を活用することによって、世界中の各都市に浸透しているの か。
 ニワトリと卵みたいな話になってきたが、続きは次回に。
                       ひろ
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『コリアン、嫌い?3』

 今週もこのネタに関する投書をご紹介したい。
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 こんにちは。初めてお便りします。日本在住です。
 「韓国嫌い?」ですが、私の答えは「はい、ワールドカップで嫌いに なりました。」です。
 やはり、大学や職場で韓国の方はちらほらいますので、韓国人は最も 身近な外国人です。お人柄もまあまあ。韓国料理も好きです。
 過去の戦争での反省や隣人ということで私は「仲良くするべき」だと ずっと思ってきました。ワールドカップ前もマスコミの報道も「韓国と 仲良く盛り上げよう!」でした。
 が、ワールドカップが始まると韓国への印象は一変しました。印象悪 かったのは4つ。韓国チーム、韓国サポーター、審判買収疑惑。日本へ の態度。
 まず、韓国チームですが、私はもちろん応援していましたよ。が、ア メリカ戦で得点するとスケートのショートトラックの真似。競技が違う でしょうが、そんなん持ち込むな!
 それからサポーター。ひどかった。敵チームの宿舎で試合前日にわざ と騒ぐ。相手国の国旗を燃やす。ドイツ戦では「ナチは帰れ」「ヒト ラーの子供」の垂れ幕(さすがにこれは試合前に撤去されたらしい)。 イタリア戦でも「アズーリの墓場へようこそ」とイタリア語の垂れ幕で 挑発。
 「帰れ」コールも。って、ホスト国が「帰れ」って、帰っちゃったら 試合できないでしょうが。
 「良い試合を見たい」「レベルの高い試合を観戦したい」という期待 が私や周りの友人達にはあったのですが、韓国では皆無だったのか、韓 国戦以外はガラスキだったらしいです。あんたら失礼やんか!という か、勿体無いやろ、見ないなら日本にまわしてくれ。
 審判買収疑惑は見ていてげっそり。私の目にはどう見ても審判はおか しかった。買収してるだろ! しかも韓国戦ばかり続けて3試合。おかし いやないか!
 日本への態度。日本は韓国を応援してましたが、勿論、日本の応援を 一番していました。が、韓国からは「韓国が勝ったのに日本の話題ばか りで韓国の報道が少ない」「応援が足りない」といちゃもんが。日本人 は結構韓国を応援してたけどね。で、日本が負けると韓国大喜び。なん やねん、あんたら。
 マスコミは言論統制があるかのごとく「韓国がんばれ」「夢を有難う !」でした。明らかな誤審も「韓国素晴しい」で、初めは「誤審やろ ?」ってコメントはサッカー解説者も言わず。これにも「なんで?」の 疑問が。バラエティー番組でタレントが「誤審ちゃうん? おかしいや ん」と発言したのが唯一で、これには拍手。
 韓国は今回のワールドカップで自国が勝ち進んでそれはそれは喜んで いたのでしょうが、あまりの喜びすぎか、かなりのイカレポンチぶりを 発揮していました。
 結局、韓国はこのワールドカップで、誤審だろうがなんだろうが、勝 つことのみに意義があって、「良い試合が見たい」とか「これを機に交 流を」なーんて態度はお世辞にも無かった。日本より無かったと思う。
   なんかね、「レベルの高い試合を観たい、ついでに日本が勝ったら嬉 しい」気分で楽しみにしていたので、韓国のあまりのなりふりかまわず ぶりに、「良い試合が観たかったのに、誤審だらけじゃねーか」「日本 が負けて嬉しい?仲良くしようって気は建前すらも無いのね、じゃー いーよ」となったのです。
 今回の対応で韓国社会って、もしかしてマチュアじゃないのね、って 思ったのです。
 勿論ね、戦争での反省は日本には足らないと思うよ。だから、謝罪も すべきだと思っているよ。
 ただ、向こうに仲良くした方がいい!って気持ちが建前すらも無いの なら、特にこっちが努力する必要は無いね、って思ったんです。別に 「隣人だから仲良く」する必要は無いしね。
 私の感想はこんなところでした。では。
                     匿名希望
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『サバニ帆走レース報告5』

 今日、慶良間(けらま)諸島の座間味(ざまみ)島に渡る。朝早くか らその準備。
 友人の娘にお土産を渡す。ヤンキースの青いユニフォームシャツなの だが、あまり喜ばない。感想を聞くと、女の子だから青はちょっとね、 ということだった。
 5歳だと思ってナメていた。今度から気をつけます。
 島に持っていく荷物をまとめる。ラップトップや余分な荷物は友人宅 に置いてくことにする。
 ナップサックひとつと、それにスニーカーをぶら下げる。足はサンダ ル、頭には友人が買っててくれたクマガサ。沖縄の漁師がよくかぶって る、乾かした葉っぱでできた笠のことである。
 車で友人宅を出発。途中、サバニの帆をピックアップして、那覇の泊 (とまり)港に向かう。
 座間味島に渡る方法は2つ。空路と海路。海路は、高速船かフェリー になる。
 私が昔、座間味島のとなりの阿嘉島に住んでたころ、この港にはよく お世話になった。その頃(15年前)はまだ高速船はなく、フェリーだ けだった。私の沖縄での常宿「船員会館」も、この港の南岸にある。
 港に向かう途中で、「ルビー」という名の食堂の前の通る。
 「ま、ま、まだあるんか・・・」と思わず口に出して言ってしまっ た。
 私が沖縄で学生をしてた頃、よく通った食堂だった。泊港のすぐ近く にある。
 その食堂のおばさんは何を思ったのか、眉毛をすべて剃り、京都のお 公家さんのような卵型の眉を、通常の眉毛の位置よりちょっと高めに描 いていた。おばさんの「現在」が知りたかったが、その時間はなかっ た。
 泊港に着く。10数年前とはかなり違っているが、それは2年前に来 て知ってたので、大して驚かなかった。
 私たちが乗り込むのは、「フェリーざまみ」。私の時代のフェリーと は違って結構ナイスだ。こっちのほうが明らかに大きい。
 荷物を降ろして、他のメンバーが着くのを待つ。メンバーは、私を含 めて全部で7名。私の友人が艇長で、もうひとりの友人が帆と舵を担当 する。他の4人とは初対面だ。
 ふたりの友人は、沖縄時代のダイビング仲間。私が20歳の頃からの 付き合いだ。
 と言っても、ここ10年ぐらいは、2、3回しか会っていない。ま、 こっちはニューヨークなわけだし、当然だが。
 私を泊めてくれたのが陶芸家で、もうひとりが小学校の先生。他にも 昔のダイビング仲間が何人かいるのだが、今回集まったのは、そのふた りだった。
 他の4人は、陶芸家と先生が集めただけあって、陶芸家ふたり&先生 ふたり、という非常にわかりやすい職業分布だった。つまり、陶芸家3 人、先生3人、そして私という、いやはやなんとも奇妙なような、普通 なようなメンバー。さらに、私を除いた6人が集まるのは今日が初めて という大胆さ。それって、練習してないってことよね。
 先生をやってる友人が車でやってきた。かみさんと息子も一緒。
 「うぃース」
 昔とまったく変わらない挨拶を交わす。
 彼の息子に最後に会ったのは2年前。当たり前だが、デカくなってい る。
 「○○くんはヤンキースのシャツ、喜んでくれるだろうか・・・」
 青空の下、私はそんなことを心配していた。
                    ひろ
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『やりたいことの見つけ方7』

 ちょっとご無沙汰してしまった『やりたいことの見つけ方』である。 ちなみに前回は、私の愚痴シリーズの第1回目だった。「やりたいこと をやってない自分に気づいたア・タ・シ」という話である。
 ニューヨーク生活は、何かと忙しい。精神も田舎生活よりは磨り減り がちだ。
 自分のまわりで毎日、いろんなことが起こり、それらを処理する。中 には簡単に処理できないこともあり、そういう消化不良の問題たちが心 の底のほうに沈殿していく。
 そしてたまに、とんでもないことが起こる。精神が暴風雨となる。
 ふと気づくと「何やってんだオレ」状態。
 やりたいことをしっかりやってるはずが、しょーもないことに巻き込 まれ、心は日々、着実に貧しくなっている。
 一体、いつの間にこんなことになっちまったんだ。
 精神は荒れ果て、鼻毛は真っ白。休日も、その忌々(いまいま)しい コトガラを考えてしまう自分。昔の能天気さはどこへ行ったの? 最 近、すんごい気持ちよかったことなんて、ほとんどない。
 いやいやいやいや。こんな人生、いやよ。
 というわけで、ここからが本題である。
 恥ずかしながら、私の2002年の前半戦は、上記のような状態だっ た。
 『やりたいことの見つけ方』などというシリーズを連載しながら、自 分はこのザマ。というか、自分がそうだったからこそ、無意識のうちの に始めたシリーズと言えるだろう。ホントはやりたいことが見つからな い人たちのためのシリーズだったのだが。
 そんなドツボにはまっていた私が「何やってんだオレ」と気づいたの は、沖縄のサバニレースに参加したあとだった。
 「サバニレースに参加するなんて、何やってんだオレ」ではない。沖 縄に帰ったことによって、それまでの6カ月間を振り返ることができた 結果、「何やってんだオレ」となったのだ。
 スペースがなくなった。今回も再び中途半端で申し訳ない。
 続きは次回に。
                   ひろ
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『今週の歌』

「右見ても 左を見ても 911
       乗れない自分を どうにもできず ひろ」



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