2002年9月17日号(No.403)
目次
*『日本救出2兆円作戦27』
*『コリアン、嫌い?4』
*『サバニ帆走レース報告6』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『日本救出2兆円作戦27』
あの〜、訪日観光が結構大変なことになってんですけどお〜。
いやね、最近かなり盛り上がっているのである。訪日観光が、だ。
どんな感じで「盛り上がっている」かと言うと:
1)新聞が頻繁に取り上げている
2)いろんな人たちが「訪日観光、大切です」と言い出した
になる。
日経新聞、好調です。ここんとこ、訪日観光ネタ多いね。すばらしい展開
だ。ときどき的はずれな記事もあるが、メディア界ではひとりがんばってい
る。2週間前なんか、訪日観光に関する記事を連日掲載。彼らの努力に拍手し
たい。パチパチパチ。
それと、大手旅行会社のお偉いさんとか、なんとか旅行協会の会長さんとか
が、「これからの日本は訪日観光でしょう」なんてことをパブリックに向けて
言い始めたのである。
「でも、これまでなんで黙ってたんですか?」なんてヤボなことは聞かな
い。昔のことは水に流そう。その代わり、今後は訪日観光推進のために踏ん
張ってほしい。命を捧げるぐらいの気持ちで行かんと動かんからね。よろし
く。
私は2000年ぐらいから訪日観光の動きをウォッチしているが、これほど
ダイナミックな動きを見せたことは今までなかった。今回の流れは本物だと私
は見ている。
とうとう訪日観光が本格的に動き出したのである。
はっはっは。
もしNuts読者の中に、ひとつの産業がジワジワと立ち上がっていく過程に興
味がある人がいたら、これから訪日観光のことを追えば、かなり面白いと思
う。「へえ〜、産業ってこんなふうに世の中にデビューしてくんだ」なんてい
うのがわかるから、ぜひやってみてほしい。
で、問題はここからである。
日経新聞がバンバン書いてくれてはいるが、他のメディアは完全に音なしの
構え。
鈍いね。ちょっと。
ま、そんなことは最初からわかっていたからいいとして、今後のポイント
は、他紙をどのようにして日経並みにがんばらせるか、ということになる。
はっきり言えば、朝日、読売だ。この2紙を動かさない限り、日本は動かな
い。
では、どうやって動かすのか。
・・・・・・わからん。しばらくお時間をいただきたい。
また、先に書いた「いろんな人たちが『訪日観光、大切です』と言い出し
た」の件でひとつ心配なのは、その「いろんな人たち」が非常にテクニカルな
面ばかりをメンションしていることだ。
たとえば、「日本の産業の視察を兼ねた『産業観光』なんかはどうかしら」
なんてことを言ったりするのである。
気持ちはわかる。アイデアもいい。しかし、枝葉の話をするのはまだ早い。
「産業観光」は、あくまでもテクニカルな話だ。いろんな訪日観光案の中の
ひとつに過ぎない。
それをこの時点で言ってしまうのは、ノーグッドだと私は思う。方法論に入
る前に、やるべきことがあるのだ。
それは何かと言いますと・・・、スペースがなくなったので続きは次回に。
ひろ
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『コリアン、嫌い?4』
今週も投書をご紹介したい。では、どうぞ。
◇ ◇ ◇
こんにちは。いつも興味深く読んでいます。
かつてNY在住時「駐妻ライター」になりそこねた一読者です(笑)。
そうですか、そんなにコリアン嫌いが多いんですか。実感としてはあまりな
いですけど。でも、確かに私個人で考えれば、ワールドカップで一時期親しみ
を感じたものの、そののち「マスコミでは報道されていないが、韓国では日本
戦で日本が負けたときにものすごく喜んでいた」と聞いて複雑な気持ちになり
ました。
ちっ、うちらは韓国も応援してたのによー、見損なったぜという気持ちと、
そう簡単に彼らの気持ちは変わらないんだな・・・若いもんはあんまりこだわ
らなくなったっていてたんだけどな・・・と言う気持ちがない交ぜになってお
ります。
私の個人的な感慨ですが、今度回りの人間にも聞いてみようと思います。
匿名希望
◇ ◇ ◇
こんにちは。いつも楽しみに拝見しています。
さて、「コリアン、嫌い?」の2と3を拝見し、ワールドカップ期間中、ほ
とんど韓国で過ごしていた者として、少し違うなあ、と思うところがあり、初
めてお便りさせていただきます。
審判の買収疑惑。これは、私はサッカーについて詳しくないので、分かりま
せん。スタンドで観戦していても、確かに「あれ?」と思う部分はありまし
た。しかし、日本で同じように、日本に有利な判定疑惑があったら、日本人は
「おかしい!」と声高らかに言うでしょうか。
確かに、韓国サポーターは騒ぎすぎと思う部分はあります。しかし、買収が
あったか否かはともかく、自国チームに有利な判定について、「おかしい」と
叫ぶ国民は、どの国においても多くないと思います。
次に韓国サポーター。
確かに、試合前の相手国選手に対するブーイングはひどかった。ホスト国と
して失格だと思います。
ただ、相手国の国旗を燃やすとか、一部の過激なサポーターばかり取り上げ
られすぎているのではないでしょうか。サポーター同士は、試合前から結構仲
良くしていました。互いの鳴り物(太鼓とか)を鳴らして踊ったり、サインし
合ったり。自国のみの過熱応援については、マスコミがあおる部分もありまし
たが、「自国以外も一生懸命応援する日本を見習おう!」という、日本の応援
の様子を紹介する記事も複数ありました。
また「応援が足りない」という、いちゃもん記事よりは、むしろ「日本人が
一生懸命韓国を応援している!」という驚きの記事や報道のほうが多かったと
思います。テレビでは、赤いTシャツを着て韓国を応援する日本人のインタ
ビューがよく出ていました。
実際に、韓国応援のメッカとなった(?)新大久保に行った人に聞くと、韓
国を応援している日本人がいっぱいいたようです。ノリだとは思いますが。
逆に「日本が負けて大喜びの韓国人」も一部だと思います。日本人の中に
だって、韓国が嫌いで、韓国が負けたら嬉しいという人はいますよね。歴史的
なことを考えれば、ライバルでもある日本が負ければ「嬉しい」という人は、
少ないはずはないと思います。
ただし、私が韓国の某ホテルのロビーで日本が負けた試合を見ていたとき、
手をたたいて大喜びした韓国人は一人もいませんでした。「なんか複雑」とい
う感じでした。
また、日本がロシアに勝った試合を飲み屋で見ていたときは、私たちが日本
人グループで、日本に大声援を送っていたこともあり、「おめでとう!」と
ビールをおごってくれた韓国人がいました。
それから、韓国戦以外はガラスキだったという件についても、あまりに大げ
さに語られているように思います。
確かに、地方の試合は韓国戦以外、入っていなかったでしょう。しかし、ソ
ウルやソウル近郊の試合は、よく入っていました。現に、ガラスキ情報を信じ
て、チケット取らずに「スペイン×アイルランド」戦や「フランス×デンマー
ク」戦を見に行ったら、入れませんでした。ガラガラ問題は、いざ始まらない
と盛り上がらないという沸騰型の韓国人気質が影響していると思います。
定員割れ起こすような国は、開催の名乗りを上げるなと言う意見はその通り
かもしれませんが、そうだとすると今後、W杯はヨーロッパと南米の一部、日
本、米国でしか開催できなくなりますよね。
なんだか、コリアンが嫌いになったという人の意見を読んでいると、イン
ターネット情報が多いような気がします(間違っていたらゴメンナサイ)。
韓国のサイトもそうなのですが、インターネットでは、すごくいい加減に情
報を流す人がいるし、意見がどんどん過激になっていくのです。
韓国人選手のショートトラックのポーズ(あの子供っぽさは、確かにおかし
い)も、インターネットで「やってくれ!」という意見がどんどん盛り上がっ
て、ああいうことになったようです。
また、ワールドカップが始まったころ、「日本人はこんなに韓国の負けを望
んでいる!」というような記事があり、よく読んだら、インターネット上に掲
載された一部のサイトの意見が、日本人の総論のように紹介されていました。
韓国では、日本よりもネットの影響力が強い。そして、ネチズン(ネットと
シチズンの合成語)たちは、日本と同様(?)過激です。ネット上では、日本
人の一部の意見や行動が過激に伝えられていくし、それは、日本における逆パ
ターンもあるということです。
ワールドカップを機に、韓国人の日本に対する感情が少し良くなったような
気がしていたため、日本で逆のことが起きているとしたら、残念なことです。
それが誤解に基づく部分もあるとしたら、もっと残念です。
以上、このような視点もあるということを知っていただきたくて、メールし
ました。
匿名希望
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『サバニ帆走レース報告6』
6人のメンバーが揃ったのは朝8時頃だっただろうか。残りの1人は今日の
午後、座間味入りすることになっている。
初めて会うメンバー3人に簡単に挨拶。全員、私と同じナイチャー(内地の
人間=非沖縄人)だ。チーム全体では、3人がウチナンチュで4人がナイ
チャー。なかなかおもしろい比率である。
さて、問題のフェリーだが、出港時間が朝9時ではなく、10時であること
が判明した。
ま、1時間余分に待てばいいだけの話である。
フェリーのチケットと、船内で食うメシを購入する。
フェリーは片道が1人1860円。帰りはサバニで那覇まで帰ってくること
になるので、片道キップでOKだ。
乗船時間まで、みんなでダラダラと過ごす。
別にペラペラおしゃべりするわけでもなく、かと言って黙っているわけでも
ない。
これがアメリカ人グループであれば、お互いにいろんなことをペラペラしゃ
べるのだろう。ときどきジョークとかカマしたりして。逆にうるさいぐらい
だ。
日本に帰って日本人の男たちに囲まれると、アメリカ人がいかにおしゃべり
かがよ〜くわかる。
沖縄では、アメリカ人の社交性よりは、日本人、特に日本人男性の朴訥とし
た感じのほうがありがたい。空でも見ながらぼーっとしてたいのに、あんまり
雑音でかき乱されるのもヤだしね。
フェリーへの乗船が始まった。荷物を持って、船に向かう。
10数年前、同じように朝出港のフェリーに乗り、初めて座間味に向かった
ことを思い出す。
ただ、違う埠頭だったし、船もあの頃に比べると、ずっとゴージャスになっ
ているので、懐かしさに涙ぐむようなことはなかった。
ちょっと期待はずれだった。
ひろ
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『編集後記』
ひとつ訂正です。
先週号の『サバニ帆走レース報告5』において、乾かした葉っぱでできた笠
のことを「くまがさ」と書きましたが、「くばがさ」の間違いでした。
沖縄の友人から、太平洋と北アメリカ大陸を越えて、ツッコミが入りました
ので、訂正します。
インターネットのおかげで、気軽に間違いも書けなくなってしまいました。
イヤな世の中です(と反省の色まったくナシ)。
では、また来週。
ひろ
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『今週の歌』
「“なぜそんな 幸せそうな 顔すんの?”
そう言い 妻が 頭をはたく ひろ」
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