2002年10月1日号(No.404)
目次
*『NYJJ構造改革』
*『コリアン、嫌い?5』
*『日本救出2兆円作戦28』
*『サバニ帆走レース報告7』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
************************************************
『NYJJ構造改革』
とうとう来た。いつか来るとは思っていたが、今年だとは思わなかった。
別に髪の毛が抜け始めたわけでもなく、尿道管結石になったわけでもない。
なんかネタがオヤジだな。
まあ、それはいいとして、とうとう始まったのである。ニューヨークの日本
人コミュニティの崩壊が、だ。
このときが来るのはわかっていたのである。ただ「いつ」かがわからなかっ
た。
9−11が起きてから、いや〜な予感がしていた。「そろそろかなあ」と漠
然と考えていたのも事実だ。
でも、確証は最後まで持てなかった。正確には「来てほしくなかった」とい
うのが本心である。
しかし、とうとう来た。もう逃げられない。
いきなりで申し訳ないが、現在ニューヨークの日本人コミュニティは、ここ
10年で最大の危機に直面している。
具体的には「仕事ありません」「金ありません」地獄の登場である。
これまで日本人社会の中でお互いに金を回し合って維持していた関係が、急
激に崩壊し始めたのである。
まず、仕事の数が減る。となると、自動的に日本人が持ってる金の量が減
る。次に日本人コミュニティ内を還流する金の量が減る。すると、仕事がもっ
と減る。
その悪魔のサイクルが今、始まろうとしているのだ。
ただ逆に言うと、ニューヨークの日本人コミュニティにとって、今回の危機
はチャンスでもある。これまでのお互いの関係を、もっと健全な構造に変える
ことが可能かもしれないのだ。
だから「NYJJ構造改革」。
「NYJJ崩壊劇」でもよかったのだが、それだとエンディングが暗そうな感じ
がしたので、明るく「構造改革」で攻めてみた。いかがだろうか。
最近、日本でもよく聞く「構造改革」だが、実はニューヨークの日本人コ
ミュニティにも必要なのよね。
最大の危機をチャンスに変えるために、「NYJJ構造改革」を一日も早く実行
に移さねばならない。時間がないのだ。
と言いつつ、続きは次回に。
ひろ
*******************************************************
『コリアン、嫌い?5』
今週もまた投書で行ってみたい。では、どうぞ。
◇ ◇ ◇
こんばんは。『コリアン、嫌い?3』まで拝見した31歳主婦です。
私は過去の植民地支配のことで、やはり日本に圧倒的な責任があると自負し
ていますので、韓国のことを好きにならなければならないという、一種の脅迫
観念めいたものがありました。共催ということですので、日本が負けた後もな
おさら韓国を応援しなければならないと。
しかし、ワールドカップに限らず、実際の韓国、そしてアジアの国々の日本
に対する感情がマスコミによって現実より穏やかに報道されているのではない
かという疑念もありました。今回の『コリアン、嫌い?』の日本人の方の意見
を見ますと、私も大きくうなづけるもので一杯です。日本のマスコミがとりあ
げるのは、日本の応援をしている韓国の若者ばかりです。
極端な意見だとは思いますが、韓国では思ったより国際化はあまり進んでい
ないのでしょう。日本も外国と関係をもち始めてわずかですが、少なくとも韓
国で行われた試合のような諸外国に対する仕打ちはなされていません。
そもそもどうして陰険とも見える行為がなされるのか? ユーラシア大陸の
極東の民族の意識? 島国に破れた屈辱? ヨーロッパの国々では過去に様々
な戦争と和解が繰り返されましたが、アジアではお互いが干渉しない歴史があ
りました。多くの原因はここにあるのではないかと思います。
アジアが一つになって、世界のひとつの勢力になりえることを祈る、ここの
ところを、日本人が意識できるかどうかにかかっているのではないでしょう
か。
地球規模で物事を考えることは、個人の気持ちを超えなければならないとい
う、大変な苦痛を伴います。まして、現在のような北朝鮮の拉致事件を見れば
なおさらです。
しかし、超えなければならない問題があり、私たち日本人が過去に行った残
虐な行為はけして消えるものではありません。
ワールドカップにおける韓国人の態度についての日本人の意見に関して、私
も納得しています。出来るものなら一緒に見てほしくない。
でも、やはり現時点で同じく白人に見くびられている同じアジア人として、
相互の発展なくして語ることは出来ないのではないか・・・と、大阪の地で考
えています。
通訳を目指す一主婦より
◇ ◇ ◇
「コリアン、嫌い」よりか「アメリカ、嫌い」の風潮が大なのでは?
日本では9月11日にあるTV番組が「なぜアメリカは嫌われるか」かを取
材。その答えはというと・・・
ロシア人男性-アメリカ人は傲慢で他の国を軽蔑している
タイ人男性-途上国を支配しようとする
韓国人女性-自業自得
ドイツ人男性-戦争をやり過ぎ
でも日本だって世界的にあまり好かれているとは思えない。大体好かれてる
国ってあるの? 自分の国すら嫌いな人が多いのだから、なぜアメリカは嫌わ
れるかという視点はあまり意味がないと思う。
それよりテロを撲滅するにはどうしたらいいか議論すべきだと思ったコトで
した。
にきっち
◇ ◇ ◇
【LAからの投書】
「嫌韓」の話題からそれますが、「嫌朝鮮」に関してです。
W杯で、日本のメディアはひろさん御指摘のように「日本人と韓国人、仲良
くなってよかったね」との雰囲気を伝えていました。しかし残念ながら僕の周
りでも、今回のWカップで韓国に対してのイメージは逆に悪くなった人が多い
みたいです。特に昔からのサッカー・ファン程、韓国にイメージは悪くなった
みたいです。
子供も学校では韓国人はライバル意識丸出しで、本当に共催してたの?と聞
かれました。でもって逆に、今回の拉致事件で日本人が北朝鮮に対して「嫌が
らせ」をしたい程の反感をもったかと云えば、そんな人周りにはいません。
つい最近も命張って国から逃げようとする北朝鮮の人達の映像を観たばかり
です。僕の周りの人は、北朝鮮を独裁者グループと抑圧されている圧倒的多数
の国民とに、何となく分けて認識しています。
僕は北九州に20年程前に7年間程住んだことがありますが、その時から朝
鮮学校の生徒と他の学校の生徒との間のいざこざはありました。民族衣装を
カッターで切った、なんてニュースもありました。
無論、このことを容認して云っているのではありません。僕が言いたいの
は、例外的な跳ね上がり者は昔からいて、今回の件で日本人の中で「嫌がら
せ」をしたい程の悪感情が新たに生まれたのではない、という事です。
この件に関しては大方の日本人の反応はジェントルです。朝日新聞にはその
辺も報道して欲しいのですが。(笑)
そして「嫌韓」とて程度はしれています。僕の周りも「韓国の人達には
ちょっと引いたなあ」という程度です。
現在の日本人は思慮深いのか鈍いのか、僕にはその辺のところよくわかりま
せんが、韓国や中国そして米国の人に比べると、隣国に対してかなり思いやり
があるように思うのですが。
匿名希望
****************************************
『日本救出2兆円作戦28』
今が大切。いきなりで申し訳ないが。
正確には、2002年秋。訪日観光が本格的に飛び立つかどうかの正念場を
迎えたのだ。
というわけで、今が大切なのである。
前回書いたように、マスコミでの訪日観光の露出は着実に増えている。それ
は間違いない。ただ、スポットライトを当てる場所がちょっとズレているの
だ。このままでは、うまく立ち上がらない可能性もある。
もう少しくだけた言い方をすると、スペースシャトルが宇宙に向けて飛び立
つ際にまず必要なのは、大気圏まで到達し、それを突き抜ける巨大なロケット
パワーである。それがないと、宇宙まで行けないんだから。
小型のロケットエンジンは、大気圏を出てから使えばいいのである。発射台
のシャトルが、小型エンジンをぱすぱすさせてもしょーがないだろ。
現在の訪日観光を取り囲む状況は、それに近い。
まずはドーンと打ち上げるべきなのに、小型エンジンがあっちでぱすぱす、
こっちでぱすぱすするだけなのである。
小型エンジンが登場したことは嬉しいニュースだ。ただ、パワーが足らなす
ぎるのである。
訪日観光が今、必要としているのは、巨大なロケットエンジンだ。それをケ
ツにつけて、一気に大気圏を突破しなければならない。
では、そのロケットエンジンとは一体何なのか。
続きは次回に・・・というのは冗談である。
さて、私が訪日観光の発射用エンジンとして考えているのは「日本政府の姿
勢」である。具体的には、「訪日観光、これからバリバリやりまっせ〜」とい
う心意気だ。
むずかしい言い方をすると、訪日観光を日本の雇用・経済対策案のひとつ、
そして21世紀の日本を背負う基幹産業のひとつとして位置付けるのである。
なんか、こんなむずかしい漢字使うと緊張するなあ。
それはいいとして、私がここで言いたいのは、日本政府のキチンとしたやる
気が、訪日観光を一気に推し進めるための強力エンジンとなる、ということな
のである。
したがって今現在の最大の問題は、「いかにして日本政府にキチンとしたや
る気を持たせるのか」になる。
ふむ、どうしたもんかのう。
続きは次回に。
ひろ
***************************************************
『サバニ帆走レース報告7』
「フェリーざまみ」に乗り込む。船内には入らず、進行方向に向かって右側
の、外のデッキに腰を落ち着ける。
日差しが強い。さすが沖縄だ。でも、肌がその感覚を覚えていて結構心地よ
い。
続々と男どもが乗船してくる。おそらくサバニレースの参加者だろう。とい
うことは、ライバルってわけか。
私の友人は去年出場していることもあり、顔見知りの人もいたようだ。簡単
な挨拶を交わしていた。
フェリーが離岸する。ふと水面を見て、その水の汚さに驚く。こんなに汚
かったっけ? 私がいた頃はもう少しきれいだったような気がする・・・と、
「昔はよかった」的なことをつい思ってしまった。
泊港を出ると、遠くに慶良間諸島がきれいに見える。この風景は変わらな
い。なんとなくホッとする。実家に帰るような感覚が浮かんでは消える。
進行方向に向かって右側に場所を確保したのには理由があった。レースの
コース確認のためだ。
那覇と慶良間諸島の間には、チービシと呼ばれる環礁がある。私の友人たち
は、前回、前々回と参加しているのだが、いつもそのチービシがポイントとい
うか、アリ地獄的存在になっていた。
問題のチービシは、フェリーの進行方向の右手に位置している。だから右の
デッキにしたのだ。
海が少しずつ青くなる。デッキから身を乗り出すと、フェリーが砕く海面の
しぶきがときどき顔にかかる。
気持ちいいなあ。
でも、あとで結構ベタベタするのである。それと、しぶきがメガネにかかっ
て視界が曇る。よく考えたら、10数年前、那覇と慶良間の間を行ったり来た
りしてた頃は、メガネをかけてなかった。いや、目はすでに悪かったのだが、
島で暮らしていたときはかけてなかったのだ。
目が悪くて、漁師のおじさんたちによくバカにされた。おじさんたちは望遠
鏡のような目をしてて、とおーくの島の海岸でウンコしてる人をよく見つけた
りしていた。ただ、ホントにウンコしてる人がいたかどうかは、私には確認の
しようがなかったのだが・・・
空を見上げる。真っ青、と書きたいところだが、うすーい雲が空を覆ってい
る。曇りではないが、快晴でもない。「沖縄に帰ってきたんだ」という実感は
湧きづらい空だ。
ま、現実ってそんなもんよね。
ひろ
**************************************************
『今週の歌』
「道端で 見る背広姿の 日本人
最近やたら 少なくないか ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page