2003年1月28日号(No.412)
目次
*『伊藤園のワザ6』
*『日本救出2兆円作戦36』
*『やりたいことの見つけ方8』
*『サバニ帆走レース報告12』
*『今週の歌』
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『伊藤園のワザ6』
この『伊藤園のワザ』シリーズもそろそろ終わることにしよう。
というわけで最終回だ。そ、そんな急に・・・
このシリーズでは、お茶の伊藤園が現在ニューヨークで展開しているタダ攻
撃についていろいろ考察してみた。
で、私は思ったのである。
「他の企業も使えるワザを結構隠し持ってたりするのではないか」
ここでは伊藤園だけを取り上げたが、他にも同社のようにアメリカ人市場に
突っ込みつつある日系企業が存在してて、それらの企業もいいワザを持ってた
りするかもしれないわねウフフ、ということである。
「そういう企業についてぜひ調べてみたいわね」と思わないことはないが、
私がまず気になるのは「お互いのノウハウがシェアできたらいいのにもったい
な〜い」である。
食品や訪日観光などの日本の「柔らかいもの」をこの国に持ち込もうとして
いる企業は、どこも手探り状態である。だって、そのやり方をだれも知らんか
らね。
要するにオノレの力でやっていくしかないのだ。
そうやってモガいている間に、結構いい手を思いついたりして。あるいは大
失敗して、すんごく高い授業料を払うとか。つまり「経験」を積み重ねるわけ
である。
そんな企業たちが、お互いの「経験」をシェアし合えたらどんなにいいか。
そう思いません? 思うでしょ。
方法とすれば、勉強会みたいなのがありますな。あとは、その「経験」をテ
キスト化するとか。要するに、記事とかレポートのカタチにするのである。
テキスト化に関しては、本来ならここの日本語メディアがそういう役目を担
わなければならないのだが、まだまだそういう視点がないからね。ツライよ
ね。
なんとかしないといかんのだが、どうしようかなあ〜。なんかいい手ないか
なあ〜。
一番困るのは、こんなふうに「どうしようかなあ〜」とか言ってる間に「柔
らかいもの」日系企業がへばってしまうことである。それはどんなことがあっ
ても避けなければならない。
どうするよ。ホント。勉強会でもやるかい。
でも、ただ集まってもなあ。ジコマンで終わってもしょーがねえしなあ。
と、結論が出ないまま、このシリーズは完了してしまうのでした。
大したもんだ。
自分で言うな。
ひろ
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『日本救出2兆円作戦36』
この『週刊Nuts』をシラーっとお休みしてる間に、日本では訪日観光に関し
て大変な動きが起きている。
油断したわけではない。日本に帰ってたのよ。温泉入ってました。うまいも
の食ってました。極楽でしたね。
本題に戻ろう。
日本にお住まいの方はなんとなくご存知だと思うが、1月24日に「観光立
国懇談会」なるものが東京の首相官邸で開かれたのである。首相官邸っていう
のは、ほれ、小泉の純ちゃんとこね。
「観光立国懇談会」は、純ちゃんの私的諮問機関らしく、彼が気合い入れて
作ったみたいですな。
ま、それはいいとして、同懇談会開催のニュースが新聞でも大きく取り上げ
られたのである。テレビでもやってたと思う。
すばらしい展開である。パチパチパチ。
日本の知人からの報告によると、訪日観光が一種の社会現象化してるらし
い。社会現象と言ってもアザラシのタマちゃんほどのインパクトはないけど
ね。
なにはともあれ、うれしいニュースである。訪日観光がとうとう本格的に動
き出したのだ。
いきなりだが、今回の訪日観光のブレイクに関して、貢献度ランキングの上
位に食い込むのは、間違いなく「日経新聞」である。
彼らはエライ。日本のマスコミの中では、ぶっちぎりで貢献度ナンバー1
だ。
1月24日の「観光立国懇談会」前後の報道姿勢もラブリーだった。
まず1月24日付の社説で「“観光立国”は将来をかけた国家戦略だ」と題
して訪日観光推進の必要性を主張。そして25日付では、懇談会開催のニュー
スと共に「歓迎 外国人客ご一行様」というタイトルで記事を掲載。なんか完
ペキじゃないですか。
それに比べて、他のメディアはダメよね。彼らはまさにウンコである。ウン
コ、ウンコ、ウンコ。つい連呼してしまった。ウンコと連呼。シャレてどうす
る。
他メディアもちょっとは日経新聞を見習ってほしいもんですな。ホントに。
日経新聞がさらにエライのは、今回だけじゃなくて、だいぶ前から訪日観光
のことを地道に取り上げてきた点である。その結果、訪日観光に関する記事の
レベルが、他のメディアとはかなり違うのよね。彼ら、訪日観光のこと、結構
知ってるもん。
もし「訪日観光のブレイクに貢献した人、手を挙げて」と言われたら、日経
新聞には十分に「ハイ」と声を出して手を挙げる権利があると私は思う。
日経新聞の皆さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いした
いですな。
ここで話が戻るが、前記の「観光立国懇談会」のメンバーを一応ご紹介して
おこう。
青山 佳世(フリーアナウンサー)
石森 秀三(国立民族学博物館民族社会研究部長)
木村 尚三郎(東京大学名誉教授)
小島 明(日本経済新聞社論説主幹)
佐藤 友美子(サントリー不易流行研究所部長)
島田 晴雄(慶應義塾大学経済学部教授)
高階 秀爾(東京大学名誉教授)
福川 伸次(財団法人地球産業文化研究所顧問)
藤井 宏昭(国際交流基金理事長)
マリ・クリスティーヌ(異文化コミュニケーター)
山本 寛斎(デザイナー、プロデューサー)
なんと、日経新聞の論説主幹がメンバーに入っているのである。
だからかなあ。日経が気合い入ってるの。それとも、気合いが入ってるから
懇談会に引っ張られたのか。ニワトリと卵状態ですな。
ま、いいか。
ちなみに訪日観光関係では、同懇談会の他にも「『観光カリスマ百選』選定
委員会」というのがあるらしい。
国土交通省のホームページからそっくり引用すると:
『従来型の個性のない観光地が低迷する中、各観光地の魅力を高めるために
は、観光振興を成功に導いた人々のたぐいまれな努力に学ぶことが極めて効果
が高い。各地で観光振興にがんばる人を育てていくため、「“観光カリスマ百
選”選定委員会」を設立し、その先達となる人々を『観光カリスマ百選』とし
て選定する。また、これらの人々の実績などについて全国からアクセスできる
よう国土交通省ホームページなどにより広く周知する。』
なるほど。「カリスマ」っていうのがイマ風でよろしいんじゃないでしょう
か。
というわけで、日本は結構盛り上がっているのである。
この調子で行ってほしい。小泉の純ちゃんがすぐに飽きちゃわないかどうか
がちょっと心配だがね。
ひろ
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『やりたいことの見つけ方8』
なんか久々である。
いやね、読者から「続きはないんですか?」というメールをもらったのね。
そのおかげでそんな連載があったことを思い出したってわけだ。あぶない、あ
ぶない。忘れるところだった。
読者の皆さんもこの『やりたいことの見つけ方』シリーズに関しては、なん
のことやらさっぱりわかりましぇん状態だと思う。ミーツー。
慌ててバックナンバーを読んだところによると、同シリーズの第7弾で私
は、自分の精神がドツボにハマっていた2002年の前半戦について語ってい
る。大変だったようだ。ひとごとか。
そして2002年6月の終わりにサバニレースに参加し、「ニューヨークで
何やってんだオレ」と気づいた模様。話はそこで終わっている。
私はそのあと、一体何を書こうとしたのだろうか。
自分の思考パターンを考えると、そこからの展開は「やっぱり人間、ときど
き逃げんとね」に向かうことが予想される。
お、だんだん思い出してきたぞ。
そうなのである。要するに私はハマり過ぎていたわけだ。何にかというと、
「日常の生活に」である。
目の前にいるオノレは、「ニューヨークに来たばかりの頃に持っていた何か
をすっかりなくしてしまった自分」。日々の生活があり、知らない間にそれに
飲み込まれている。
そのことに、サバニレースで死んじまいそうになりながら気づいたのであ
る。
「いつからオレはこんな人間になっちまったんだ・・・」
前からそうだった、という説もあるが、自分ではちと違うと思う。少なくと
もこの街に来た頃は、もう少しまわりが見えていたような気がする。
それが、知らない間にハマっちゃって、ケツの穴がどんどん小さくなってし
まったのである。冷やしソウメンみたいなウンコしかできないのね。今週号は
ウンコ激発だな。
で、沖縄に逃げて、そんなアタシにふと気づいたというわけだ。
「それが“やりたいことの見つけ方”にどう関係してるんでしょうか」とか
思ってる皆さん、ウノモメント。ここからがインポータントだからね。
私は今回のドタバタで思ったのだが、やりたいことを見つけるためにまず必
要なのは、「やりたいことを見つけようとしている自分」なのである。
ま、当たり前の話ですな。
よって、やりたいことを見つけるためには、「やりたいことを見つけようと
している自分」をできるだけ長期に渡って維持しなければならない。でもこれ
が意外にむずかしいのである。
ついつい日々の生活に飲み込まれてしまい、外を見ることをやめがちになっ
てしまうのだ。キープアップできないわけね。
「日常生活」のパワーはすさまじいのである。ふにゃふにゃした夢や希望
は、一瞬にして抹殺されてしまう。そして今日も朝起きて、顔洗って・・・と
時間だけがどんどん過ぎていく。
その流れを一度止めるには、「逃げる」のが一番だ。とりあえず「逃げ
る」。ちょっとでもいいから「逃げる」。
こうやって、話は「やっぱり人間、ときどき逃げんとね」にブーメランのよ
うに戻ってくるのである。
続きは次回に。
ひろ
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『サバニ帆走レース報告12』
「フェリーざまみ」が座間味港に着岸した。乗客たちがぞろぞろと船を降り
始める。
港のコンクリートが日差しを反射してちょっとまぶしい。さっきまでいた沖
縄本島のテカリ方よりも強く、離島に来たことを感じる。
そのシャイニーな港に立つ島の人たち。まあみんな、日焼けして。でも、昔
は私もあっち側の人間だったのよね。真っ黒で、潮焼けのせいで髪の毛はパツ
キン。やだ〜、懐かしいわあ。
フェリーのデッキで、人が降りるのを待つ。この島に上陸するのは何年ぶり
だろうか。
座間味島。サバニレースのスタート地点である。
ひろ
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『今週の歌』
「戦争を 考え直せと 神様が
言ってるような 寒い日続き ひろ」
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