2003年2月25日号(No.414)
目次
*『今週の問題』
*『日本救出2兆円作戦38』
*『やりたいことの見つけ方10』
*『サバニ帆走レース報告13』
*『編集後記』
*『今週の歌』
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『今週の問題』
最近、まわりの人間関係が落ち着いたのである。
これまでは、複雑な人間関係グルグル巻き状態だった。精神が乱れ、イライ
ラがつのった。
しかしそれが、きれいサッパリ、ですあぴあしてくれたのである。
数年ぶりのすがすがしさ。腰に手をあてて、ビン入りの牛乳でも一気飲みた
い気分だ。下痢するけど。
この気持ちよさを、どう表現したらいいのだろう。
昔、これと似た感覚を経験したことがある。あれは・・・そうそう、グリー
ンカードをGetしたときの気分だ。
それまでの「ビザ」頭痛がなくなり、日本と同じような「ビザを気にしなく
ていい生活」を体感したときの精神状態。あのときの感覚にかなり近い。
これまで続いていたモヤモヤ感が突然消え去ったって感じだ。
でもそれは、私がチョー幸福になったという意味ではない。やっとフツーに
戻ったのである。以前が悪すぎたのね。
しかし、フツーは偉大だ。そのフツーのありがたいことありがたいこと。こ
こんとこ、あぷりしえいしょんの日々である。
人間関係って不思議よね。それによって、目の前の風景や吸う空気の質まで
違って感じるんだからさ。
まわりとの人間関係は、人生においてべりーいんぽーたんとだ。私はそれを
最近身体で学んだ。
できれば学びたくなかったといまでも思っている。その学習のせいで、私の
ココロがどれだけボロボロになったことか。
ただ、それも過去の話。やっとフツーの生活に戻ったんだから、ヤな思い出
とはサヨナラよ・・ ・とか考えていたのだが、やはり世の中あまくない。
傷が残っていたのである。今度は、気持ちがいいせいで気持ちが悪くなって
しまうのだ。
ココロが荒れた生活に慣れすぎてしまったのだろう。ココロが安定すると、
逆に不安になるのだ 。
船で荒海に出たあと、陸に戻ってきたときの感覚と言えばわかるだろうか。
わかんねえよ。
いやね、荒海に出たあとに陸に上がったら、ジベダが揺れてるように感じる
のである。揺れることがフツーになったために起こる錯覚だ。
不健康な人間関係にグルグル巻きにされた結果、それが自分にとっての
「日々の生活」となり、 空気となる。晴れてフツーの生活に戻ったとして
も、昔の感覚がココロから抜けない。幸せでも、なんとなく不幸せ。奇妙な
現象である。
そのリハビリにはしばらく時間がかかるよ。わたくし、ただいま実体験中で
すから。
気持ちいいのに気持ち悪くなってしまう自分に「大丈夫、これがフツーなん
だからさ。これでいいんだって。落ち着いて落ち着いて」と言い聞かせるの
である。
それって、かなり不幸じゃない?
で、このコラムで何が言いたいのかというと、「そういう不健康な人間関係
には、できるだけグルグル巻きにされないほうがいいよ」ということなので
ある。
いま、あなたが不健康な人間関係のド真ん中にいるとしよう。
「逃げろ」。私はそうアドバイスしたい。
たしかに何事も勉強ではある。
でも、ココロに悪いことっていうのは、後遺症が残るからね。それがリハビ
リで治ればいいけど、治らないくらいにボロボロになることもあるのだ。
だから「逃げろ」。
日本人はアメリカ人に比べると、その辺の脱出力が弱いね。すぐ我慢すんの
よ。そんで気がついたときには、復活できないくらいにココロがボロボロ。
性格も悪くなったりして、めでたくヤなヤツの仲間入りってわけよ。
コワいなあ。
その点、アメリカ人というのは呆れるくらい逃げ足が速い。トットと逃げる
からね。日本人ももっと彼らを見習うべきだろう。
そんなわけで、まわりとの人間関係が不幸な人は早く逃げなさい。あなたの
ココロが腐ってしまう前に・・・
ひろ
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『日本救出2兆円作戦38』
いま訪日観光は、どこに立っているのか。
いきなり抽象的な入り方をしてみました。いかがでしょうか。
ムーブメントとしての訪日観光の育ち具合とでも言ったらいいのだろうか。
要するに成長過程ですな。イナダがハマチになって、ハマチがブリに・・・
みたいな。
元漁師らしいイグザンプルでキメてみた。ビバ、イエローテイルだ。
そんなことはどうでもいいとして、訪日観光である。
訪日観光の育ち方は、3段階に分けられると私は考えている。ご紹介しよ
う。
1)すくっと立ち上がる
2)“どの道を通ろうかなあ”“どうやって歩こうかなあ”などを決める
3)実際に歩き出す
ちなみに現段階は、(1)の「すくっと立ち上がる」が完了したところであ
る。
前にも書いたように、訪日観光は今年1月末に見事に立ち上がった。世の中
の洗礼を受けたのである。日本において、市民権を得たわけですな。
となると次は、「“どの道を通ろうかなあ”“どうやって歩こうかなあ”な
どを決める」になる。「方針」と呼んでも構わない。
どういうことを原則として訪日観光作戦を推し進めるのか。
すべてジャンケンで決めるのか。あるいはクジ引きか。
例に問題があるかもしれないが、つまりはそういうことだ。どういうこと
だ。
以前お話ししたように、日本政府は訪日観光政策に20億円以上をブッ込も
うとしている。当然20億円は日本国民の税金だ。
ポイントは、その20億円をいかに有効に使うかである。
小泉首相は「2010年に訪日観光客数を1000万人にしようぜ」という
ゴールを設定した。
訪日観光自体はすでに立ち上がり、小泉の純ちゃんからゴールまでもらった
のである。
つまり、出発準備もできてるし、ゴールも見えてるわけ。あとはどうやって
そのゴールに到達するかだ。
出発前にいろいろ作戦を立てるわけですよ。あっちまわりで行こうとか、
こっちまわりで行こうとか、いやストレートとか。
その作戦が間違っていたら大変である。ゴールに着かないんだから。20億
円ドブ捨てよ。
というわけで、この「“どの道を通ろうかなあ”“どうやって歩こうかな
あ”などを決める」は ベリーインポータントなのである。ある意味、「す
くっと立ち上がる」よりも大切かもしれない。
次回から数回にわたって、訪日観光の「“どの道を通ろうかなあ”“どう
やって歩こうかなあ”などを決める」について考えてみたい。あんまりむず
かしい話はしないから、ご心配なく。
お楽しみに。
ひろ
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『やりたいことの見つけ方10』
前回は「逃げる」についてお話しした。この号の『今週の問題』と似てます
な。
ただ、ここでの「逃げる」は、やりたいことを探そうとする自分をキープす
るための「逃げる」になる。
その「逃げる」にも、物理的に「逃げる」方法と、脳ミソの中のものを飛ば
してしまう「逃げる」の2種類がある。後者の例として、私はサバニを挙げ
た。極端な例ですがね。
両者に共通しているのは、「日常の生活から逃げる」である。それが大切な
のだ。
特にニューヨークに住む日本人は、たまに「逃げる」べきだろう。ストレス
の多い街なんだからさ。
やりたいことというのは、一時期だけ探し回るものではない。別にずーっと
探し続けたっていいんだから。
「あ、これやりたい」と思って、それに突っ込んでみて、気持ちよければ続
ければいいし、「どう考えてもうまくいかんね」と思ったらやめればいい。
うまく続いた場合でも、他の「やりたいこと」の可能性を否定することはな
い。常時まわりを「なんかおもしろいことないかなあ」と見回しておくので
ある。
そういう冷静な自分を維持するためにも、「日常の生活から逃げる」ことは
必要だ。「逃げる」ことでリセットするわけよ。で、いま自分がやってるこ
とを分析して、まわりにあるおもしろそう なことと比べて、「どっちがいい
かなあ」とか考えるのである。
とエラそうに書いているが、私も最近、その方法を見つけたのである。
ついでに言っとくと、「やりたいことってなんですか」と聞かれて、「やり
たいことですか。それは××××です」と言える準備は、私はまだできてな
い。ちなみに37ですが。
なんか、やりた“そうな”ことはいっぱいあんのよね。でもどれがホントの
やりたいことなのかがイマイチわからんのよ。それぞれにちょっとずつ突っ
込むようにはしてるんだけど、まだNot Sureなのである。
とりあえず私が気をつけてるのは、「やりたいことを探そうとする自分」維
持ですな。それがうまく行ってれば、まあいいかなあ、と考えている。
この『やりたいことの見つけ方』シリーズは次回で終わるよ。
ひろ
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『サバニ帆走レース報告13』
やっと目的地の座間味島に着いた。話はまだレース前日の正午あたりでただ
よっている。今年のサバニレースまであと数カ月。それまでにこの『サバニ
帆走レース報告』は終わるのだろうか。
それはまあいいとして。
「フェリーざまみ」を降りる。自分たちの手荷物を待合所に置いて、乗船の
際に積み込んだサバニ用の帆などをピックアップする。
それから2手にわかれて、1グループはサバニ置き場に、もうひとつのグ
ループは民宿に向かう。
私たちのサバニは、一足先に座間味島に着いていて、船置き場で私たちが来
るのを待っていた。私はサバニ置き場に向かうグループに加わった。
帆を持って港を歩く。10数年前とあまり変わってない。昔、アイスクリー
ムを買うためにとなりの阿嘉島から船で通った売店もまだあった。
サバニ置き場に着く。私たちのサバニはすぐ見つかった。
その名も「ハーインドー号」。「ハーインドー」は沖縄の方言で「速いんだ
ぞ」という意味だ。挑戦的なネーミングである。私にとってはそのときが
ハーインドー号との初対面だった。
それは本当にいいサバニだった。
ひろ
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『編集後記』
紙版『ぶりてんNuts』が復活しました。結局、1年半のお休みしたことにな
ります。
一応、これですべてのNutsメディアが動き始めました。残る問題はただひと
つ。この『週刊Nuts』をまじめに毎週出すことです。
ふむ。
ひろ
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『今週の歌』
「“この雪が やんだらきっと 洗車しよう”
そう言い続けて 泥車となる ひろ」
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