2003年4月22日号(No.418)
目次
*『今週の問題』
*『マネジの問題2』
*『日本救出2兆円作戦42』
*『NYJJ構造改革7』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
************************************************
『今週の問題』
小泉の純ちゃんを見てて思うのだが、彼は人を使えんね。
いやね、前回『マネジの問題』を書いてるときに、そんなことをふと思った
のである。
要するにマネージメントができんわけである。ま、これまで一匹狼だったん
だから、仕方ないと言えば仕方ないのだが、一応首相だからね。多少はマネジ
のテクニックがないと、国なんか運営できんでしょ。
与党と仲良くするとか抵抗勢力に歩み寄るとか手下を作るとか、そういうの
じゃなくて、自分が指示を出すべき人たちをうまく使って状況を切り拓いてい
く、という限りなく企業のマネジに近いテクニックの話だ。
純ちゃんは、それが苦手なように見える。苦手というか、知らんね。おそら
く。
「丸投げ」とか批判されても、自分がやってることがどう悪いのかが理解で
きないのだろう。
首相とすれば、ある意味、致命的な欠陥だと思う。重傷よ。
私がここで言いたいのは、いままでの派閥の長みたいに子飼いの議員を増や
したほうがいい、ということではない。単純に下の使い方の話である。
抵抗勢力と手を組む組まないは、どうでもいいのである。まずは仕事よ。
部下がゴールに邁進できる態勢を作り、ケツを叩き、進行具合をチェック
し、問題にぶつかったらそれを排除してあげるのがボスの役目だ。なのに純
ちゃんったら、ぼんやり眺めてるばっかなんだから。
それにしても日本のマスコミは、純ちゃんのマネジ能力のなさについてはあ
まり触れんよね。見えないのかしら。企業人なら、とっくの昔に気づいてると
思うのだが、いかがだろうか。
個人的に純ちゃんは嫌いなタイプではない。できればがんばってほしい。で
も彼にマネジ能力はない。
だから、どっかのエクセレント経営者を引っ張ってきて、首相補佐官とかに
したらいいのである。で、その人にマネジテクニックを教えてもらう。
ま、最初のステップとすれば、だれかが純ちゃんに「あんた、マネジ能力な
いよね」と言ってあげるべきである。本人はじぇんじぇんわかってないんだか
らさ。
とりあえず、私も言っとこ。
純ちゃん、あんたさ、マネジをちょっと勉強しな。
ひろ
**********************************************
『マネジの問題2』
やはり私はパンドラの箱を開けてしまったのかもしれない。
前号からスタートした『マネジの問題』。早速いろんな方から反響をいただ
いた。それらの大部分が「そうだそうだ、やれやれ」だった。
ま、やるのはいいのだが、単なる上司の悪口大会になっては意味がない。
『マネジの問題』のゴールは、各日系企業のマネジ(マネージメント)に
しっかりしてもらって、社員が働きやすく、なおかつ利益をがっぽり稼ぐ会社
創りに邁進してもらうことである。
要するに建設的ってことね。
前回も書いたように、会社の業績がイマイチなのは、同社のマネジに問題が
あるからである。
基本的に下には罪はない。すべて上が悪い。
では、上の人々=マネジのどういうところがノーグッドなのか。
「仕事中にハナクソほじってる」
そういう指摘もあるかもしれない。でも、それはナシね。だって、会社の利
益には関係ないんだもん。そんなことウダウダ言ってる人間のほうが会社に
とってガンである可能性が高い。ボンクラはキミだ。
「英語がしゃべれない」
それが会社にとって不利益をもたらしてるなら問題だろう。ただ、「英語で
きないやつ=仕事できないやつ」ではない。また、「うちの上司、英語できな
いのよね」という声はよく聞くのだが、それがいかに仕事の障害になってるか
を論理的に説明できる人間に、私はこれまで会ったことがない。要するにそう
いうのって単なるグチなのよね。グチ言ってねえで働けよ。
私とすれば、読者の皆さんの体験談というか、「マネジのこういうところが
悪い」という投書をワンサカいただきたいところなのだが、一応クギを刺して
おかないとグチグチになっちゃう可能性があるので、一発書いてみた。
マネジの良し悪しの物差しは、「会社が利益を出すことに貢献しているか邪
魔しているか」になる。感情論は排除したい。
「うちのマネジはこんなで、それがこんなふうに作用して会社にこんなに不
利益をもたらしている」
そんな投書だったらサイコーなんだけど、ハードル高いかしら。
でも、いっぱいあると思うのよね。マネジがチョー最悪ってケースがさ。
投書の送付先はnynuts@rcn.com。いろいろ条件つけて申し訳ないが、ドシド
シお送りいただきたい。
楽しみにしてます。
ひろ
********************************************
『日本救出2兆円作戦42』
さて、訪日観光推進にあたっての基本方針の話である。今回は、「なにより
も金儲けを優先」についてお話ししたい。
訪日観光のコワいところは、その中に潜(ひそ)む「志の高さ」にある。
「日本のことを外国人の方たちにもわかってほしい。それが本当の“平和外
交”なんだ」
訪日観光関係者の中には、油断してると、そんなことを口走る人間もいる。
崇高な思いである。いいことだ。パチパチパチ。
ただ危険なのは、その信念が「訪日観光は日本の将来にとって大切な産業な
の。だからしばらくは儲からないけど我慢してね」という“おしん”的精神論
に飛躍してしまうことである。
訪日観光はボランティア活動ではない。あくまでもビジネスなのである。
よってゴールは「金儲け」になる。
「いや、金儲けだけじゃない。訪日観光にはもっと大きな意味があるんだ」
と目を潤ませながら語る人間もいるかもしれない。その気持ちもわからんこと
もないが、少なくともクリアーなのは、そいつが変態ということである。
ま、この場合の「変態」はポジティブな意味でだけどね。
訪日観光に対して崇高な思いを抱くのはいい。ただそれを他の人に押し付け
るんじゃない。あんたはあんた、他の人は他の人なのである。
訪日観光は、あくまでも金儲けの方法のひとつである。あまりいろんな意味
をつけないほうがいい。重くなるからね。
「訪日観光は金儲け」と考えた場合、同産業を推進するには、それができる
だけ儲かるビジネスでなければならない。逆に言うと、儲からなければ、いつ
までたっても訪日観光はブレイクしない。当たり前の話である。
だから、訪日観光を推し進める上で最も大切なのは、できるだけ早くそれを
「儲かるビジネス」として確立することである。でないと、だれもやらんよ。
日本政府のやり方とか見てると、そこんとこがユルいよね。訪日観光関連企
業に「いや〜、こりゃ儲かりまんなあ」と思わせる方策というか、いろんな企
業が訪日観光に参入したいと思うエサ作りが足らないのである。
私たちが生きるこの資本主義社会で、人々をある方向に突き動かすために
もっとも簡単な動機づけは「金儲け」である。したがって、訪日観光推進のエ
ンジンも「金儲け」にするべきだ。
将来の夢よりも今日の1ドル。「なによりも金儲けを優先」なのである。
ま、簡単な話よね。
ひろ
***********************************************
『NYJJ構造改革7』
ニューヨークで成功する日本の「柔らかいもの」ビジネス。いまそれを探し
ている。前回からの続きですね。
現在休眠中の連載『NY“グサリ”シリーズ』の中でも、成功の可能性があ
りそうなビジネスをいくつかご紹介した。
1)魚屋
2)スーパーやコンビニなどの小売業
3)カードやTシャツなどのデザイン
4)洋服屋
5)小物屋
6)陶芸
7)レストラン
さらに今年1月、日本に帰国した際に、街を歩きながら良さそうなビジネス
をメモってみた。
・魚の丸焼き屋
・ほかほか弁当屋
・からあげ屋
・パン屋
・セレクトショップ
・傘屋
・デパ地下
・100円ショップ
・ソフトドリンク関係
・ケーキ屋
・スナック類
・包丁屋
まだまだあると思う。今度日本に帰る際も、街を歩き回って探してみるつも
りだ。
そして、いい感じのビジネスが50ぐらい集まったら、ニューヨークで各ビ
ジネスの可能性を市場調査して、できれば本にする。
タイトルはすでに決まっている。『ニューヨークで成功するかもしれない5
0のビジネス』。「かもしれない」がポイントだろう。
日本の出版社が出してくれるかどうかが問題だが、ま、切り口としては新し
いわよね。
私とすれば、できるだけ日本的なものを取り上げたいと考えている。陶芸と
か魚の丸焼き屋とか。
なぜなら、ビザの問題があるじゃない。日本的なものだったら、移民局もビ
ザ出してくれると思うが、アメリカ人にも簡単にできるような仕事なら、ビザ
Getが困難になるからだ。
というわけで、ビザ問題も考えながら吟味したい。
続きは次回に。
ひろ
************************************************
『編集後記』
最近の『週刊Nuts』、なんかビジネスの話が多いですよね。自分で書いてて
言うのもなんなんですが。
今週号は、まるでビジネス誌のようです。とうとう魂まで資本主義に売り渡
したということなのでしょうか。
ちょっと大袈裟。
やっぱりトシのせいですかね。それと、会社勤めが長くなると、どうしても
物事を「ビジネス」で見がちです。現実的な思考になるんですよね。
そういえば最近、大ボラを吹くことがすっかりなくなりました。以前は、日
課のようにやってたんですが。
そんな『週刊Nuts』ですが、近々また大ボラを吹きます。発刊10年目に突
入したことですし、ココロをあらためていろんな騒ぎを起こしてみたいと思い
ます。
お楽しみに。
では、また来週。
ひろ
************************************************
『今週の歌』
「暖房が 止まった春は 真冬のようで
重ね着かまして 布団にもぐる ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page