2003年7月29日号(No.425)



目次

*『今週の問題』
*『Nuts本の旅:営業編』
*『Nuts本の旅:出版編』
*『日本救出2兆円作戦49』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
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『今週の問題』

 Nuts本、出たよ。私がドミニカ共和国に遊びに行ってる間に、しっかり出 た。
 意外と感慨はない。そんなオノレに自分でも驚いてる。もっと感動するかと 思ったが、そうでもなかった。もしかしたら、まだ私の脳ミソが、本が出たこ とをしっかり消化してないのかもしれない。感慨に関しては、もう少し待つこ とにしよう。
 さて、ここで書名と出版社をもう一度メンションしておきたい。
 『NYに住んでも幸せになれない』
 竹永浩之著 現代人文社(ISBN4-87798-167-5)
 アマゾンにはまだ載ってないようだ。一部の書店のデータベースにも入って ない。でも、出てないわけじゃないからね。そのうち登場しますので、もう 少々お待ちください。
 現在、ニューヨークの紀伊國屋書店ではガンガン売っている。ホントに「ガ ンガン」って感じ。紀伊國屋の皆さんに感謝、感謝である。このご恩は、私が 本のセールスパーソンとして、宣伝しまくることでお返しするつもりだ。
 さて、本が出たあとにすぐ来るのが著者レクチャーやサイン会である。正直 言って、こっぱずかしいのだが、著者自身が売る努力をしなければ、本に申し 訳ない。売らないと、出した意味ないからね。
 そんなわけで、出版記念レクチャーである。8月7日(木)午後6時から紀 伊國屋書店ニューヨーク店で開催される。
 出版に至るまでの裏話や同書の目的などについてお話しするつもりだ。あ と、質疑応答に力を入れるからさ。なんか質問とか文句のある方はぜひご参加 いただきたいですね。
 作る作業が完了して、これからは売ることに集中することになる。楽しみだ なあ。
 問題は、日本でどう売るかですな。
 考えよう。
                     ひろ
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『Nuts本の旅:営業編』

 おいおい、いきなり営業編か。
 先週お話ししたように、例のNuts本の件、最初は「出版編」からスタートす るつもりだったのだが、予定を変更して営業編と出版編を同時進行で掲載する ことにした。
 いやね、出版編が完了してから営業編を始めようと思ったんだけどさ、もう 出ちゃったし、とりあえずは売らないといけないわけじゃない。それに、出版 編が完了するのを待っとくと、営業の詳細を忘れちゃうような気がしたのよ ね。
 あともうひとつ、本を売るのが楽しくて楽しくてしょーがないのである。
 先にも書いたように、こっぱずかしいという思いはある。でも楽しい。なん でだろう。
 今週から1日に2回は紀伊國屋に行って自分の本を整理している。ちょっと 減ってたら客のくせに補充したりなんかして。
 もし紀伊國屋で、『NYに住んでも幸せになれない』本を数冊持って行ったり 来たりしてるメガネ男を見かけたら、それは私です。気軽に声をかけてくださ い。一緒にお茶でもしましょう。
 さて、営業編の話である。
 私の著者としての役目は、本を売ることである。
 「それって、出版社の仕事なんじゃないの?」という意見もあるだろう。ご もっとも。ただ、私の場合は最初から自分で売るつもりだった。
 当然、今回の出版元である現代人文社さんも営業活動してるのよ。でも、そ れとは別に著者も全力で本のマーケティングのことを考えねばならないのだ、 ははははは、と勝手に考えていたのである。理由は自分でもよくわからない。
 まあ、その理由なんかはどうでもよくて、とりあえず売ればいいわけよ。
 前述のように、わたくし先週ドミニカ共和国に行ってましてね、ハンモック に揺られながら、本の売り方についていろいろ考えたのである。
 まず手帳に「Nuts本の売り方」ページを作り、そこに「アメリカ」「日本」 「その他」と書き込んだ。要するに、私の本を読む可能性のある人たちが住ん でる地域ですね。
 「アメリカ」での売り売り作戦は、やはりニューヨークが中心。その他、ロ スやサンフランシスコ、シカゴなんかも狙える。ま、ニューヨークほどは売れ ないとは思うが、それらの地域にはアンチ・ニューヨーク派の日本人が結構住 んでいるため、『NYに住んでも幸せになれない』というタイトルはそれなりに 魅力的かも・・・とか考えたのである。
 で、具体的な「アメリカ」での売り方だが、ベースとなる作戦としてメモ帳 に買い込んだのが以下の3つである。
 1)日系書店へのアプローチ
 2)レクチャーなどのイベント
 3)メディアでの露出
 基本ですな。
 ニューヨークは順調である。書店にもおいてあるし、来週レクチャーもや る。NYジャピオンでも紹介してもらった。これを他の都市でも展開しなければ ならない。
 「書店へのアプローチはできるけど、レクチャーはむずかしいよなあ」とか 考えてる間に、ハンモックで寝てしまった。気持ちよかったです。
 そして現在、すべてはそこで止まっている。作戦練り練り作業がストップし てるわけね。
 「Nuts本をこれからどうやって売るのか」
 『Nuts本の旅:営業編』では、そのドタバタをライブでお伝えするつもり だ。
 お楽しみに。
                    ひろ
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『Nuts本の旅:出版編』

 Nuts本を作ろうと思ったのは、今から6、7年前の話だ。そのときの詳細 は、『週刊Nuts』のバックナンバーをチェックしてほしい。 (http://www.nynuts.com)
 一度、出版が決まったこともあった。でも、私が本気になれなくてお流れ に。なんかやる気が起きなかったのよね。
 その後、去年の夏まで大人しくしていた。ずっと「Nuts本、作んないといけ ないよね」とは思っていたのだが、行動に移すことはなかった。
 では、なぜ去年の夏、突然動き始めたのか。
 神の声を聞いたのである。それはミッドタウンの伊勢レストランでランチ BOXを食べてるときだった。
 「そろそろ作ったらいいじゃん」
 ふと、そんな声が聞こえたのである。
 ウソだが。
 実は、自分でもよくわからないのだ。なぜ急にNuts本出版のために走り始め たのか、いまだにナゾのままである。
 そういう「ナゾのスタート」は、私の人生ではそんなに珍しいことではな く、比較的頻繁に起きている。
 たとえば、ニューヨークに来たこと。
 「なんでニューヨークに来たんですか」と聞かれても、私には本心から「こ れよね」と思えるリーズンが見当たらないのである。
 ニューヨークに対する興味もあこがれも知識も別になにをやろうということ もなく、ただ来てしまったのだ。
 在外投票運動も同じだった。知らない間に走り始めていた。
 そして今回のNuts本。歴史は繰り返すのである。大した歴史じゃないけど。
 Nuts読者に「出版社から“本にしたい”とか問い合わせはないんですか」と よく聞かれたのだが、実際ほとんどなかったのである。
 理由は簡単。日本の出版社は、ニューヨークに住む日本人には大して興味が ないのである。まず私たちのことをあんまり知らんしね。
 あと、『週刊Nuts』はいろんなネタが入り混じっているため、本にまとめづ らいというのもあったと思う。私自身もその「まとめづらさ」を実際に経験し た。結構大変だったのよ、これが。
 結局、出版社からは一度も連絡がなかった。そして2002年の夏を迎えた のである。
 続きは次回に。
                  ひろ
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『日本救出2兆円作戦49』

 アメリカ人観光客が日本に行かない理由。いろいろあると思う。
 物価が高いとか、遠いとか、大して見るものないとか、根本的にアジアに興 味がないとか。
 それらの中で、私が最も巨大な理由だと考えているのが「遠い」、つまり 「太平洋の問題」である。
 アメリカから日本を訪れる観光客を増やそうとする際に、私たちはその「太 平洋の問題」と永久にお付き合いしなければならない。要するに、同問題は絶 対解決しないということだ。
 でも、だからと言って、訪日観光推進をあきらめるわけにはいかない。
 そこで私は、「太平洋の問題」についてディープに考えてみたのである。
 アメリカ人観光客を日本に送るためには、まず太平洋越えを説得しなくては ならない。「なが〜い時間、飛行機に乗ることになるんだけど、でも日本に 行ったらこんないいことがあるんだよ」。ポイントは、その「いいこと」だ。
 今現在、日本政府による米国での訪日観光推進は、大してうまく行ってな い。なぜなら、先の「いいこと」をアメリカ人にうまくアピールできてないか らである。
 まず最初に「いいことってなによ?」という問題もあるんだけどね。
 訪日観光関係者は、日本での「いいこと」を日々探し続けている。日々かど うかは知らんけど、少なくともたまには探してると思う。
 でも、なかなか見つからないんだな、これが。
 候補は、いろいろある。アニメでしょ、食でしょ、ファッションでしょ。
 しかし、太平洋越えを説得する材料とすれば、まだまだ弱い。だから訪日観 光は、いつまでもウジウジ状態なのである。
 ふむ。結構手強いですな。
 「どうやって太平洋越えを説得したらいいんだろう」
 そんなことを考えてるとき、私はある可能性に気がついたのである。
 「もしかしたらアメリカには、太平洋越えを気にしない人たちもいるんじゃ ないかしら」
 訪日観光を推し進める際に、そんな人たちがいてくれたら、これほどありが たいことはない。だって、太平洋越えを説得する必要がないんだからさ。
 では、彼らは一体どこに潜んでいるのか。彼らはどこのだれなのか。
 私は彼らを探す旅に出た。そして、出た瞬間に見つけたのである。
 短い旅でした。はい。
 アメリカに住む人々の中で、太平洋越えを気にしない人たち。まず挙げられ るのは、日本人ですな。もともと太平洋の向こう側から来てるわけだし、太平 洋越えは、単なる里帰りですからね。
 「里帰り」というふうに考えれば、アメリカに在住する他のアジア系の人た ちも同じである。彼らにとっても太平洋を越えることは、「里帰り」の一過程 でしかない。
 そうなのである。「太平洋越えを気にしない人たち」とは、アメリカに住む アジア系の人たちのことなのだ。
 続きは次回に。
                  ひろ
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『今週の歌』

「一日に 数回通う 紀伊國屋
       在庫数えて ニヤニヤとする ひろ」
 


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