2003年8月26日号(No.428)



目次

*『今週の問題』
*『Nuts本の旅:出版編2』
*『VOICE』 @投稿『2003年8月15日の靖国神社』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
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『今週の問題』

 最近、仕事探してる人が多いな。これまでになく異常に多い。
 現在、ニューヨークの日本人コミュニティは、いろんな意味で不景気のどん 底にある。
 日本人人口減→顧客減→売上減→雇用減というのが大きな流れだ。で、この 現象はしばらく止まりそうにない。
 それでも「ニューヨークで働きたい」という人はあとを絶たない。みんな一 生懸命仕事を探している。正確には、ビザサポートをしてくれる会社を探して るわけだ。
 探しても探しても仕事が見つからない。プラクティカル・トレーニング・ビ ザの有効期限がどんどん近づいてくる。「このままではニューヨークにいれな くなる・・・」。そんなことを考える日々。
 はっきり言って、そういう生活は気が滅入るのである。精神がダウンしちゃ うわけね。
 いつもビザのことばかり考えてる自分。しかし考えてるだけじゃ問題は解決 しない。それはわかっているにもかかわらず、やっぱり気持ちはビザに・・・
 そういう人が、いまニューヨークには山ほどいる。
 もしこれを読んでるあなたがその当事者なら、ちょっと聞いてほしい。
 あなたはいま、ビザサポートしてくれる会社を探している。頭の中はビザ キープのことでいっぱいだ。
 でも、ビザのことを考えるだけでは問題は解決しないのである。行動あるの みだ。
 つまり、ビザのことをウダウダ考えるのは、精神に悪いだけで無駄なのであ る。
 「ビザサポートしてくれる会社を探してる自分」。その点だけをクリアーに して、あとは仕事探しに没頭すればいい。
 要するに私が言いたいのはね、「ビザのことをあんまし考えないほうがいい よ」ということである。気分がダウンするだけだからさ。
 あともうひとつ、自分の能力を高めることも忘れてはいけません。
 ビザサポートしてくれる会社を探してる人たちの多くは、とりあえずビザの ことしか眼中にない。「なにがなんでもビザ」。そういう姿勢の人が多い。
 私も、その勢いやヤル気は買うが、でも同時にビザGetだけでなく、おのれ の仕事人としての実力アップも忘れてはいけないのである。
 ビザGetというのは、あくまでも目の前の状況である。
 人生は長い。ビザのドタバタ後もあなたの人生は続くのである。
 そのときにホントに必要になるのは、能力。自分の「チカラ」なわけよ。
 ビザGetに没頭すると、そのことをコロっと忘れてしまいがちだ。世の中の すべてがビザになってしまう。
 私は「ビザなんか別にインポータントじゃないんだから」と言ってるわけで はない。ビザはもちろん重要だ。
 でも、ビザGetと同時に自分も磨いておくべきなのである。でないと、まる でビザGetのために生きてるみたいじゃない。
 ビザ問題に苦しんでるときに必要なのは、「こういう状態でも自分は前に進 んでいる」という、おのれに対する励ましなのよね。でないと、なんかずーっ と足踏みしてるみたいでしょ。
 その「前に進んでいる」という気持ちにさせてくれるのが、自分の能力磨き なのである。実力アップすることで自信もつくしね。
 ビザ問題で苦しんでる皆さん、あんまり物事を深く考えないことをおすすめ します。
 できるだけビザのことを考えず、イヤなことがあってもすぐに忘れるように してください。
 こういうときは、頭の中でウダウダせずに、行動するのみです。仕事探しに 猛進し、同時に自分の能力も鍛え続けるのです。
 人間、身体を動かせば、そんなに墜落しません。部屋でぼーっとするなん か、もってのほかです。外に出て、いろんなところに行って、いろんな人に 会ってください。
 もしビザがうまくGetできなければ、あなたにとってこれが最後のアメリカ 生活になるかもしれなせん。だったら、やはりいまを楽しまないと。  ビザ問題なんちゅうのは、あなたの人生における一瞬の出来事ですからね。 あんまり深く考えないようお願いします。
 ま、私なんかでよければ、いつでもお話し聞きますので、お気軽にご連絡く ださい(nynuts@rcn.com)。
                    ひろ
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『Nuts本の旅:出版編2』

 私が本格的に本作りに突進し始めたのは、2002年夏のことである。
 2002年は、私の人生にとって最悪の年だった。
 夏のあたりが一番キツかったわね。精神的にかなりダメージを受けていた。
 それが本作りスタートとどう関係しているのか、自分でもよくわからない。
 もしかしたら私の精神が、ガス抜きとしての本作りを必要としていたのかも しれない。
 そんなこんなで、知らないうちに走り出していた。
 まず始めたのは、『週刊Nuts』のバックナンバーの整理。これまで書いたネ タをノートに全部書き出し、それをテーマごとにまとめた。
 ノートは日本で買ってきたツバメ印。紙は私の実家である熊本県八代市の日 本製紙八代工場で生産されたものである。
 そんなの、どうでもいいんだけどさ。でも一応、念のため。
 自分で言うのもなんだか、これがまたいろんなネタを書いてるんだ。「こん なもん、まとまんねえよ」てな感じ。
 そういう困難(自分が作ったんだけど)にもめげず、私はバックナンバーを なんとかネタ別にまとめたのである。
 そして私は、それらのネタ群を5つの項目に分けた。ご紹介しよう。
1)ニューヨーク病の問題
 ニューヨーク病を中心とするニューヨーク在住日本人が抱える諸問題。
2)NY屁の音の問題
 「アメリカ人と日本人の屁の音の違い」などのくだらないコラム群。
3)NY日本人コミュニティ
 ここ10年のニューヨークの日本人コミュニティの変化について。
4)グリーンカードへの道
 私がうちのかみさんと結婚してグリーンカードを取るまでの死闘。
5)NY日本人男性大改造論
 「日本人男性はニューヨークでモテない」などを中心とする男女関係につい てのコラム群。
 それぞれ量的には、1冊の本になるほどのボリュームだった。つまり『週刊 Nuts』のバックナンバーは、理論上は5冊の本になるわけね。
 特徴は、どのネタもこれまでのニューヨーク本とはかなり違うということ だった。
 本として出版する上で、それは長所でもあり、短所でもあったのである。
 続きは次回に。
                   ひろ
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『VOICE』

@投稿『2003年8月15日の靖国神社』
 今年の8月15日の靖國神社の様子を、見たままで報告します。
 昨今の靖國神社は、国会議員の参拝問題、戦犯の合祀問題、国立墓地新設問 題などにより、何かと有名であるが、神社内の雰囲気などは新聞、雑誌などで 特集されることは少ない。たまに記事として掲載されることもあるが、左翼系 のマスコミでは左翼風の視点で、右翼系のマスコミでは右翼封の視点でそれぞ れ極端に偏った内容で表現しまう。中立公平とは大げさであるが、やぶ睨み的 な視点から、私が見てきた終戦の日の靖國神社をレポートしてみます。今年 は、朝9時半に到着し午後3時までの間、靖國神社に滞在していました。多数 の公安関係者、右翼からの鋭い視線を浴びながらも、何か新しいことを発見し ようと境内をうろうろと歩き回ってきた私の努力を感じ取って下さい。
1、雨の終戦記念日。
 平成15年の終戦の日は、過去には全く考えられない気候となった。13日 夜から雨が降り始め、15日も朝から雨が降り続く天気となった。パラパラと いった生易しいものではないが、豪雨といったような極めて激しい雨量でもな い。ただ、通常の生活では『少し雨量が多いな』と感じられるような雨であっ た。途中で時々曇って、雨足に中休みがあるような変化に富んだものではな く、朝から連続してただ降り続く天候であった。境内のあちこちには水たまり ができ、長靴で参拝する人もいた。私は運動靴であったため、たちまち靴の中 には雨水がしみ込み、冷たく嫌な気分で歩くことになった。
 神社関係者の話によると、戦後の8月15日で雨が降ったことは珍しいこと だそうだ。一時的にパラパラと降ったことはあったらしいが、一日中降り続く のは始めてのことだそうだ。境内は傘の列ばかりであり、後年になってこの日 の写真を見た人は、これが盛夏の靖國神社であると信じることができないので はなかろうか。
 この雨で気が付いたのだが、靖國神社の境内には雨宿りする場所が殆どな い。神門の下、茶店の店内、靖國会館くらいである。そもそも、神社は天気の 良い日に参拝するように設計されているようだ。この日の茶店は、背広を着た 目つきの鋭いその筋の人、坊主頭のごつそうな人、日の丸の鉢巻きをした元気 そうな人ばかりで占領され、一般客が入り込めるような雰囲気ではない。明ら かに遺族関係者とは異質の人種が席に座って動こうとしなかった。茶店の従業 員もやり難かったのではなかろうか。かといって、靖國会館は裏の方にあるた め、わざわざ雨宿りのために奥まで行く人は少ない。すると、神門が雨宿りの 場所となるが、ここが狭いのである。本殿に入る人、出る人がそれぞれ雨宿り するため、狭い場所に集中して大変な混雑となった。これからは、一般参拝者 が気軽に雨宿りすることのできる大屋根を準備して欲しいものである。
 この日、私は長袖を着て外出しており、部屋ではクーラーを使用しなかっ た。私の人生でもこんな寒い終戦の日は珍しい。また、一日中涼しい靖國神社 の境内を歩いていて腹が冷えたようで、下痢となってしまったことを付け加え ます。
2、厳重な警備。
 今年は例年になく警備が厳重であり、神社の回りには多数の機動隊が配備さ れ、境内に通じる道路は封鎖されていた。通常は開かれている側面の門は閉鎖 され、参拝者は正面の神門からしか入場できないように制限していた。これは 警備をし易くするためであろう。制服組の機動隊はそれほど目立たないよう に、少人数ごとにあちこちに配備されていた。各交差点にそれぞれ立番してい たが、境内は参拝客を考慮してか制服の機動隊は配備されていなかった。その 代わり、境内には無数の公安関係者、SPが配備されていた。公安関係者は大 半が背広姿であり、胸に黄色のバッジを着用しているのですぐに判別すること ができる。その数は例年の2〜3倍ではなかろうか。雨が降ったので右翼、民 族派の人数が少ないため余計に目立つようである。後で述べるのだが、警備の 厳重さは閣僚の参拝に関連していたのではなかろうか。
 つづく。
                 日比 恆明
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『編集後記』

 井戸端会議やるよ。まだ日付は決めてないけど。来週お知らせしようと思っ てます。お楽しみに。
                   ひろ
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『今週の歌』

「うしろから 追いかけてくる 『バカの壁』
          紀伊國屋での 1位争い ひろ」
   


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「週刊Nuts」編集部


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