2003年10月20日号(No.432)
目次
*『今週の問題』
*『Nuts本の旅:営業編4』
*『ざいとーNuts』
*『たわごとコラム』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
************************************************
『今週の問題』
最近、本の著者として、ひとつの悩みを抱えている。
それは「握手」。ほれ、サイン会とかに来てくれた人と握手したりするで
しょ。あれである。
近頃、サインには慣れてきた。本の最初のページに自分の名前を書くのであ
る。そしていつもその横に「ブックオフに売らないでね」と付け加えることに
している。
別にブックオフが嫌いなわけではないが、なんか自分の本がブックオフの棚
にずらりと並んでるのを見るのもねえ。リサイクルという意味ではいいんだけ
どさ。
サインの話はいいとして、問題は握手である。
私が握手できない理由、それは「なんとなく偉そう」だ。
本のサイン会とかで著者が相手と握手するでしょ。あれって「相手は私と握
手することをありがたいと思っている」という前提に基づいてるわけよね。
サイン会等での握手は、どう考えても「挨拶」の握手ではない。どちらかと
いうと著者からの「プレゼント」的意味合いが大きいと思う。
「冥土の土産に握手」とは言わないが、「今日は来てくれてありがとう。ご
褒美に握手してあげよう」的スタンスの握手、というのが私の見方だ。
考えすぎだろうか。
実際に私のサイン会等で、私が握手を求めたら、相手もとりあえず握手して
くれるだろう。そこで展開されるのは「著者と読者の握手の図」。まあ、サイ
ン会ではありがちな風景である。
しかし私は、そういう場で著者としてヌケヌケと握手しようとする人間には
なりたくないのである。だって偉そうじゃん。
サイン会でなんの抵抗もなく握手してしまう著者連中は、どこでそういう
「恥じらい」をなくしてしまったのだろうか。彼らは最初から握手するのを当
然のことと思っていたのだろうか。
この文を読みながら、「そんなの気にせずに気軽に握手すればいいじゃん」
と思っている人もいるだろう。
でも、サイン会のシチュエーションを自分に置き換えて考えてみてほしい。
あなたの前に、ひとりの男性、あるいは女性が、あなたが書いた本を持って
立っている。差し出されたその本にあなたはサラサラとサインする。そして、
その本をあなたの目の前にいる人物に返す。
問題はここからである。
それからあなたはおもむろに右手を出し、「ありがとう」とか「ありがとう
ございます」と言いながら握手を求めるのだ。
相手からではない。自分から握手を求めるのよ。「あんた、何サマ?」状態
でしょ。
というわけで、私にとって「握手」の壁は厚い。その壁を突き破る根性が、
私にはないようだ。
ホント、どうやったら自分から握手できるようになるのだろう。でも、握手
できるようになったとき、何か大事なものをなくすような気がしてならない。
しばらくは「握手なし」で行きたいと思う。
ひろ
************************************************
『Nuts本の旅:営業編4』
久々の『Nuts本の旅:営業編』である。
油断してる間に10月になってしまった。何の話をしてたか、すっかり忘れ
ちゃったわよ。
Nuts本に関して、いろんな変化が起きている。それを最初にご報告したい。
この前まで「在庫なし」状態だったアマゾンが、とうとう「在庫あり」に。
長かったな。お待ちしてましたよ。
アマゾンの準備完了を受けて、Nutsサイトに「Nuts本ページ」をオープン。
各サイバー書店へのリンクや営業日誌などを掲載している。www.nynuts.comか
ら飛べるのでチェックしてほしい。
その他にもいろいろあるが、ま、とりあえずこんなところで。
さて、話を本題に戻そう。
たしか前回は、「金欠」「無名」「日本にいない」の三重苦の私が、いかに
して今回のNuts本を売ろうとしているかについて語っていたと思う。
私にあるのは、おのれの脳ミソとNutsというメディアだけ。Nutsがあるだけ
まだマシだが、所詮はミニコミである。影響力は知れている。
脳ミソとNuts。
よく考えたら、在外投票の実現のために動いていたときとよく似ている。あ
の頃も「金欠」「無名」「日本にいない」で、資源としてあったのは脳ミソ&
Nutsだけだったもんなあ。
私が在外投票運動で多用したのは、ゲリラ戦だった。脳ミソ&Nutsをフル活
用し、いろんなことを仕掛けては引き、仕掛けては引きした。Hit&Awayってや
つね。
ゲリラ戦という手段は、正しかったと思う。だって、ほとんど資源がない私
には、それしか方法がなかったんだから。
となると、今回のNuts本売り作戦も、ベースは「ゲリラ戦」ということにな
る。
さらに、ゲリラ戦にしても一気にいろんな作戦を仕掛けることは不可能なた
め、だいたいのスケジュールを決めて、じわじわ攻めなければならない。
いろいろ不自由なのよね。
そこで私は、本という商品がタイムスケジュール的にどのように動くのかを
研究した。出版後1カ月にこうなって、3ヵ月後にこうなって、半年後にこう
なる、という動きである。
それに合わせて作戦を練ろうと思ったのだ。
早速私は、出版業界の知人に連絡した。
続きは次回に。
ひろ
******************************************
『ざいとーNuts』
チョー久々の『ざいとーNuts』である。
皆さん、私が何書くかおわかりですか。
そうです。在外投票です。選挙が来るのよ。
予定では、11月9日に日本で衆議院選挙が行われるのである。
今回の選挙は「政権選択選挙」とか言って結構盛り上がってるようなのだ
が、海外に住む私たちは「へえ〜そうなんだ」とぼんやりしているわけにはい
かない。なぜなら、在外投票の準備があるからである。
在外公館で投票できる人は問題ないのだが、私のようにニューヨークに住ん
でる人間は基本的に郵便投票だ。
郵便投票の場合、日本から投票用紙を取り寄せる必要がある。これがかなり
厄介。自分の「在外選挙人証」と「投票用紙等請求書」ってやつを在外選挙人
証に記載された選挙管理委員会に送らんといかんわけね。
郵便投票のやり方について質問等がある人は、ニューヨークの領事館(TEL:
212−371−8222)に連絡してほしい。
もし、まだ投票用紙の請求をやってない人がいたら、サッサとやってね。チ
ンタラしてたら間に合わないからね。
投票用紙に関して気をつけてほしいのは、日本から書留の速達で届くという
ことだ。
もし留守だったら、郵便局預かりとなる。その場合、自分の郵便受けに預か
りのチケットが入れてあるのだが、別に「投票用紙」とか書いてないから、
「日本からなんだろ?」とか思って、しばらく預けっぱなしにしてしまいがち
だ。
そうこうしてる間に、投票日が近づいてくる。いざ郵便局に行って受け取っ
てみたら、あらま投票用紙じゃないの。投票日まで日数があればいいのだが、
なければアウト。私も前回危なかった。
郵便投票はちょっとトリッキーだからね。十分気をつけてほしい。
ちなみに来年からは、ニューヨークも在外公館投票がアリになる。49丁目
とパークにある領事館に行って投票ができるわけだ。ラッキー。
そしたら、かなり簡単になる。投票用紙取り寄せの手間もなくなる。おそら
くもっと多くの人が投票してくれると思う。
というわけで、選挙である。急いで投票用紙、取り寄せてね。
ひろ
*******************************************
『たわごとコラム』
私はこれまで、自分は女性を人種やルックスで選ばない人間だと思ってき
た。
それが今年の夏、ドミニカ共和国に行ったことがキッカケで見事に崩れたの
である。
うちのかみさんはヒスパニックである。スペイン語系、ラテン系ってこと
ね。
この「ヒスパニック」というチョイスに関して、私は「偶然ヒスパニック
だった」と自分の中では理解していた。
しかし、違ったのである。
ドミニカ共和国に行って、私はエキサイトした。女性がきれいなのである。
というか、私好みと言ったほうがいいだろうか。
ニューヨークや日本では味わえない高揚を感じた。ストーカーしたくなる女
性がそこら辺に山ほどいるのである。
「オレは、ナチュラル・ボーンでヒスパニックが好きだったのか。なんて
こった」
37歳にしてやっと気づいたこの事実。遅いよ。
「そう言えば・・・」
自分の女性の趣味に関して、私はあることを思い出した。
あれはいまから20年以上も昔、私が高校生の頃の話だ。
中学や高校の男子生徒であれば、だれだって「アイドル」的存在の女性をひ
とりやふたりは持っているのが普通だ。私の時代であれば、小泉今日子や柏原
芳恵、松本伊代などになるだろうか。懐かしいなあ。
ところが、私にはそういう「アイドル」が長い間いなかったのである。理由
は簡単。「この子、いいなあ」という女性がいなかったからだ。
そんな私も最終的にひとりの「アイドル」を見つけた。私の人生で初めての
「アイドル」だった。
彼女のレコードを買い、ミュージックビデオをかじり付くように見た。さす
がにブロマイドとかを部屋に張ったりはしなかったけどね。
彼女の名は、シーラE。ほれ、プリンスとかとつるんでた、パーカッション
叩く、あのシーラEである。
私が日本にいた26年間で、本格的に憧れた唯一の女性だった。いま考えれ
ば、ちょっと変だけどさ。
ちなみに彼女はプエルトリカンである。バリバリのヒスパニック。ただ、私
がそのことを知ったのは、かみさんと結婚してからだ。
「生まれたときからヒスパニック好き」。私の女性の趣味はそういうことに
なる。どこでどうなったかはまったくわからないが、なにはともあれヒスパ
ニックだった。
「片親がヒスパニック」とか「先祖がラテン系」などの事実はまったくな
い。私の先祖は、熊本の岡っ引きである(銭形平次の職業)。ヒスパニックの
血が入った形跡はない。
さらに、ニューヨークに来るまで「ヒスパニック」という単語さえ知らな
かった。ヒスパニック系との接点は、唯一シーラEだけだったのだ。
なんでこんなことになったのだろう。まさにナゾ。解明してみた気もする
が、どうやっていいかわからんのが問題だ。
皆さんも自分の女性、あるいは男性の趣味について、人種的に考察してみて
はいかがだろうか。これまでの恋愛遍歴を振り返り、地下水のように静かに流
れる「趣味の偏り」を見つけるのである。
ヒマつぶしぐらいにはなると思う。
ひろ
************************************************
『編集後記』
長いことお休みしててスイマセン。忙しかったんです。
やるやる言ってた井戸端会議もまだですし、ウェブサイトのほうの更新もボ
ロボロです。
11月に入ったら落ち着くとは思うのですが、さてどうなりますか。本も売
らんといかんしね。
今週号にも書きましたが、11月9日は久々の選挙です。Nutsとしては、民
主党を応援したいと考えてます。やっぱり自民党をなんとかしないと日本は変
わらんでしょ。そのためには、まずは民主党にがんばってもらわねばなりませ
ん。
では、また来週。
ひろ
************************************************
『今週の歌』
「秋と冬 そのbetweenの この時期が
暖房ナシで 一番寒い ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page