2004年3月16日号(No.445)




目次

*『NY現実堂でおま7』
*『Nuts本の旅:営業編15』
*『Nuts本の旅:出版編7』
*『Nuts週末起業物語4』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
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『NY現実堂でおま7』

 日本でのNY現実堂開催だが、いきなり「現実」になりつつある。
 いやね、今月中に再び日本に帰らねばならない雰囲気なのである。その際に 待ちに待った第1回目のNY現実堂をやるわけよ。
 場所はもちろん飯田橋のブロンクス。決まりよ。できれば貸し切りにしたい が、人数次第だ。
 対象は「元ニューヨーク組」「将来ニューヨーク組」「ニューヨークに興味 がある組」、そして「Nuts読者」となる。どのくらい集まるかなあ。楽しみだ なあ。
 基本的には、みんなで楽しくくっちゃべる会にするつもりだ。もちろん自由 に動けるタイプのイベントである。
 ただ私は、それだけでは物足りないだろうと考えている。
 そこで考えたのがスライドショー。最近のニューヨークを写真を使って紹介 するのである。
 アッパーウエストにオープンした「ビアード・パパ」やミッドタウンのおに ぎり屋などの写真を撮って、来てくれた人たちに「こんな店ができてます」っ て説明するわけよ。
 その準備のために、わたくし、カメラを持ち歩いております。あっちでパチ リ、こっちでパチリしてるのである。ホント、もっと前から準備しとけばよ かったわ。
 いまのところ開催は、3月29日(月)か30日(火)になる予定。時間 は、午後7時ぐらいからかしら。会費は、食事付き&飲み放題で3000円。
 ここで問題になるのが「どうやって人を集めるか」である。東京での人集 めって、あんましやったことないのよね。
 ニューヨークだったら、ジャピオンやOCSニュースに載せれば一発なのだ が、東京はそういうわけにもいかんだろう。一体どうやって宣伝したらいいの かしら。
 数年前にNuts井戸端会議を東京でやったときは、20人ぐらい来てくれた。 その際に使ったのは、この『週刊Nuts』だけだった。
 もちろん今回もNuts上で宣伝するつもりだが、それだけでは足りない。チラ シを配ろうにもどこでやったらいいのか、さっぱりわからん。新宿や渋谷で やっても意味ないだろうし。
 その点、ニューヨークはシンプルよね。紀伊國屋書店やサンライズの前でや ればいいんだからさ。
 あの〜、東京での宣伝、どうやったらいいんでしょうか。やっぱりインター ネットかね。掲示板とか。
 その辺の宣伝方法をご存知の方がいたら、ぜひ教えてください (E-mail:nynuts@rcn.com)。よろしくお願いします。
 日本から来た人にニューヨークでのイベントの宣伝方法などを聞かれること がよくあるのだが、その気持ちが今回よ〜く理解できた。住んでる人間でない とわからんよね。ホントに。
 時間はないわ、宣伝の仕方もわからんわで大変なことになっているが、ま、 とりあえずやってみよか。
 最終的な日時が決まったら、ウェブサイトやML、メルマガを使ってできるだ け早くお知らせします。もう少々お待ちください。
                      ひろ
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『Nuts本の旅:営業編15』

 書店にはそれぞれ「クセ」のようなものがある。
 個性というとり方もできるかもしれないが、ちょっと違うような気がする。
 たとえば、こういうことだ。
 先月、東京のいろいろな書店を回って発見したのだが、中には私の本が置か れるべきセクション自体がない店もあるのだ。つまり海外生活本コーナーがな いわけね。
 旅行のガイドブックはどこにでもあった。でも、海外生活本に関してはそれ ぞれの店でスペースの取り方がかなり違うのである。
 選書の問題ではない。担当者の好みでもない。おそらく社の方針みたいなも のがあるのだろう。セクション自体が根こそぎないんだからさ。
 ま、そういう店には営業に行ってもあまり意味がないので、書店リストから は外してあるのだが、結構デカい店でも油断するとコーナーがなかったりする から驚きである。
 また、海外生活本のセクションがあったにしても、最近はアジア本がデカい 顔をしてのさばってるケースが多い。
 ニューヨーク&アメリカ本は元気ないね。棚でアジア本に圧倒されてるも ん。
 9−11以来、ニューヨーク&アメリカ本は人気ダウンという話をよく聞 く。それが書店の棚にも表れてるのだろう。
 いま日本人にとってホットな海外都市は、バンコクと上海である。それは、 両都市の在住日本人数が如実に語っている。
 バンコクには、現在日本人が8万人住んでるらしい。8万人よ。ニューヨー クと変わんないじゃない。
 一方の上海も5万人はいるという噂である。間違いなく、サンフランシスコ の日本人コミュニティよりも大きいね。
 ちなみに、現在の在住日本人数の世界トップ5は以下のようになるはずだ。
 1:ロス
 2:ニューヨーク
 3:バンコク
 4:上海
 5:サンフランシスコ(ベイエリア)
 その3位、4位の勢いが書店の棚にも見て取れるのである。やよね。
 ニューヨークは、これからもある程度の地位を維持するだろう。でも、昔の ようなアテンションはもう2度とGetできないかもしれない。
 書店におけるニューヨーク&アメリカ本コーナーも、今後は縮小傾向が続く に違いない。本を置く場所がだんだんなくなるのである。
 どの世界にも世代交代はある。それが、海外の人気都市にも起こっているの だ。
 これからニューヨーク本を書こうという人は、そこのところをよく考えるよ うに。もしかしたら、バンコクや上海に引っ越したほうがいいかもしれないわ ね。
                    ひろ
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『Nuts本の旅:出版編7』

 『NYに住んでも幸せになれない』の最初のページに、私はこう書いた。
 「この本をうちのかみさんに捧げる。」
 かみさんに対するDedicationである。美しい話だ。パチパチパチ。
 ただ、実をいうとその一文にはいろんな裏話が存在しているのである。
 本の出版が決まったとき、うちのかみさんは何よりも先に「あたしへの Dedicationを書くのよ」と言った。その言葉は「お願い」ではなく、「命令」 の響きを持っていた。
 私は「検討しよう」とだけ答えた。
 その後、かみさんの攻撃は執拗だった。
 毎日のように「Dedication、どうなってんのよ」「ちゃんとやってるんで しょうね」。しまいには、「そのゲラを見せてよ」とまで言った。
 かみさんはアメリカ人で、日本語は読めない。「ゲラ見たって、日本語だか ら読めねえだろうがよお」と私が言うと、「日本人の友達に見てもらうから、 とりあえず渡せ」だと。日本人の友達もいねえのに。
 アメリカ人は本を書く際に、必ずと言っていいほど、このDedicationを掲載 する。妻や家族、親とかに著書を捧げるわけだ。うちのかみさんも「当然あた しに捧げるのよね?」と思ったに違いない。
 ただ、彼女にとって不安だったのは「日本ではDedicationはアリなのか」と いう点だった。アメリカでは普通でも、日本ではないかもしれない。ならば、 アメリカの風習をうちのハズバンドにも叩き込もう。
 かみさんの執拗なDedication攻撃には、そんな意気込みが感じられた。
 途中で私も根負けし、Dedicationを載せることを約束した。ただかみさん は、本が実際に出版されるまで、私の言葉を信用してなかったようだ。「載っ てなかったら離婚する」とまで言った。半分冗談だとしても、残りの半分は明 らかに本気だった。
 最終的に本は無事出版され、巻頭にはかみさんへの言葉が見事に掲載され た。
 本が手元に届いた日、私はそのDedicationをかみさんに見せた。かみさん は、いかにも満足そうだった。読めないのに。
 そして、すぐに本を閉じて言った。
 「印税はどこよ?」
 次はそう来たか。
                   ひろ
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『Nuts週末起業物語4』

 私は以前から「アメリカ人にはかわいい小物を作る能力というのがあんまり ないね」と考えていた。
 手がデカいからだろうか。それとも、もともと小さなものにペイ・アテン ションできないのか。
 ただそれは、「アメリカ人はかわいい小物が嫌いである」ということにはな らない。アメリカにおけるキティちゃん人気を見ればわかるように、彼らも日 本人と同じようにかわいい小物を愛することができるのだ。
 髪パッチンがあるじゃない。正式になんと呼ぶかは知らないが、女性の髪を パッチンととめるヤツ。鉄のゴキブリのような形をしたアレである。
 100円ショップに行けばわかるが、日本の髪パッチンは大変なことになっ ている。なんかラメみたいなのがいっぱい付いてるのよ。色の種類も結構ある し。
 アメリカにも似たような商品はあると思う。でも、99セントショップには ないだろ。どう考えても。
 なのに日本人は、100円でありながら、凝ったものを作れるのである。そ れもキュートな商品に仕上げてしまうのだ。
 日本の髪パッチンをアメリカ人の業者に見せて、「これと同じものが作れる か」と聞いたら、彼らは「イエス」と答えるだろう。そう、アメリカ人だっ て、やろうと思えば作れるのである。
 私がここでポイントアウトしたいのは、日本人とアメリカ人の「技術」の違 いではない。髪パッチンにまで気配りしてしまう日本人の根性というか変態性 が、いかにアメリカ人と異なるのか。そしてその特性が、髪パッチンにおいて は、プラスに働いてるという点なのである。
 続きは次回に。
                 ひろ
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『編集後記』

 また日本に行く予定です。楽しみだなあ。今度は何しようかなあ。やっぱ書 店回りかな。一番楽しいし。カフェ回りでもいいわね。
 まだ時間があるので、ゆっくり考えます。
 では、また来週。
                  ひろ
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『今週の歌』

「爆破テロ スペイン政府を 変えちゃって
        イラク撤退 シナリオ通りか ひろ」
       


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「週刊Nuts」編集部


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