2004年3月23日号(No.446)



目次

*『NY現実堂でおま8』
*『NYJJ構造改革14』
*『Nuts週末起業物語5』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
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『NY現実堂でおま8』

 さて、第1回NY現実堂の詳細が決まった。
 一部の読者にはすでに号外メールでお送りしたが、とりあえずここでも詳細 をお知らせしておきたい。
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『第1回NY現実堂 in Tokyo』
 元ニューヨーク組や現在ニューヨーク組、将来ニューヨーク組、なんとなく ニューヨーク組の大集合イベント『NY現実堂』を3月30日(火)に開催しま す。場所は飯田橋の神楽坂にある「Bronx」。最近のニューヨークを紹介する スライドショーも行う予定です。参加ご希望の方は、 nygenjitsudo@hotmail.comまでご連絡ください。
日時:3月30日(火)午後7時から
場所:「Bronx」    新宿区神楽坂5−5 ナカノビル1F    TEL:03−3266−1499
最寄り駅:飯田橋駅(JR/東西線/大江戸線/千代田線/有楽町線)、東西線 神楽坂駅、大江戸線牛込神楽坂駅*飯田橋駅から神楽坂を上って4、5分の右 手にあります。
会費:3000円
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 何人ぐらい集まるかなあ。30人ぐらいかな。それぐらいがちょうどいいけ ど。あんまり多いと、一人ひとりと話しできんからね。50人以上来たら、店 がパンクしますな。
 いろんな方から東京での告知方法についてのアドバイスをいただいた。あり がとうございました。やっぱ掲示板が一番いいみたいですなあ。
 でも、元ニューヨーク組や将来ニューヨーク組の人たちがウロウロしてそう な掲示板を探すのは一苦労だ。彼らは一体、どこをさまよっているのだろう か。
 自分の友達レベルならすぐに見つかるが、全体となるとさっぱりわからん。
 たとえば、私の計算によると、年間に約2万5千人の日本人がニューヨーク から日本に帰国している。つまり、4年間で10万人が日本に帰るわけね。
 大変な数である。元ニューヨーク組専用の掲示板があってもいいぐらいだ。
 でも、東京に元ニューヨーク組のグループがあるなんて話は聞いたことがな い。私が知らないだけだろうか。それとも、みんな集まりたがらないのか。
 ニューヨークのことなんか、思い出したくないのかもね。不思議だわ。
 さて、スライドショー用の写真を撮るために、いろんなところを回ってい る。でも、日本人コミュニティがらみの場所ばっかだけど。ニューヨーク自体 については、他のメディアがやってるしね。NY現実堂は、別の切り口で攻めて みたいと考えている。お楽しみに。
 それでは皆さん、30日(火)に飯田橋の「Bronx」でお会いしましょう。
                   ひろ
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『NYJJ構造改革14』

 久々の『NYJJ構造改革』である。この前、日本に帰って、いろいろと考える ところがあったのだ。ちょっとご紹介したい。ちょっとじゃないけど。
 オフィシャリーに発表する。私は二度と「日本人って真似しかできないのよ ね」なんてことは言わない。二度とである。
 その代わり、私はこう言う。
 「日本人がやるのは、“真似”ではなく“改善・改良”である。その能力 は、世界に誇るべきものだ」
 今回の激しい心境の変化を引き起こしたのは、ふと訪れた東京・中目黒のカ フェが原因だった。
 中目黒の「オーガニック・カフェ」って店、皆さんご存知ですか。話による と、結構有名らしいですね。「中目黒なら、やっぱ一度はあそこに行かない と」というコンセンサスができてると聞いた。
 先月の東京ステイの際に、私もそこに行った。というか、連れてってもらっ たのね。
 別にゴージャスなカフェとかではない。どちらかというと、小汚い店であ る。そう、いかにもイースト・ビレッジにありそうなカフェなのだ。「ありそ う」というより、イースト・ビレッジにある店以上にイースト・ビレッジらし いと言ってもいいかもしれない。
 ニューヨークを訪れた日本人観光客がイースト・ビレッジのカフェに入り、 「こんな店、日本でやりたいなあ」と思って、そのときの印象をもとに東京で 店を開きました・・・という感じなのである。
 ただ、イースト・ビレッジの店とは決定的に違う部分がある。メシがうまい のだ。
 タイ料理をベースにしたメニューが多く、これがまた、どれもうまそうなの である。私が食った料理もかなりのおいしさだった。
 イースト・ビレッジよりイースト・ビレッジらしく、メシもうまい。
 私は感動した。ここまでやれれば大したもんだと。
 私はそのとき、二度と「日本人って真似しかできないのよね」などと発言し ないことを誓った。そして今後は「日本人がやるのは、“真似”ではなく“改 善・改良”である。その能力は、世界に誇るべきものだ」をおのれの主張とし て生きていこうと心に決めたのである。
 日本人の“改善・改良”能力は異常だと思う。いい意味でね。世界でこれほ ど“改善・改良”がうまい民族は存在しないだろう。
 一番いい例が車やテレビである。もともとアメリカから入ってきたものを徹 底的に改善・改良し、逆にアメリカに輸出して売りまくったんだから。つま り、元祖を超えちゃったわけよ。
 アメリカでよく見られる、寿司職人の先祖返り現象というものを皆さんご存 知だろうか。アメリカで寿司職人になった日本人は、日本の寿司職人より寿司 職人らしくなるという説である。ちなみに、言い出しっぺは私です。
 アメリカで寿司職人になった日本人の多くは、まわりに参考になる先輩があ まりいないため、アタマの中で思い浮かべる「いかにも寿司職人」像を追うこ とになる。
 頑固。無愛想。「てやんでえ」的なノリ。ちゃぶ台ひっくり返し。
 寿司職人でちゃぶ台ってことはないかもしれないが、イメージ的にはフィッ トすると思う。
 彼らは、そういう寿司職人像をゴールとして走り出すのである。
 その結果、何が起きるか。
 日本の寿司職人より、それらしい寿司職人の出来上がりである。それを私は 寿司職人の先祖返り現象と呼ぶわけですね。
 さて、本題に戻ろう。
 私がここで指摘したいのは、日本人が持つ、アタマの中で描いたイメージに 物事を近づけ、さらにベターにしてしまう力である。寿司職人の場合は、ベ ターかどうかわからんけどね。
 最近、アッパーウエストに日本のシュークリーム屋「ビアード・パパ」が オープンした。皆さんもすでにご存知だと思う。
 いや〜、大変なことになってるみたいですね。毎日、行列らしいですよ。 CNNのニュースでもやってたみたいだし。
 最初、彼らのニューヨーク進出の話を聞いたとき、私は「必ず成功する」と 思った。なぜなら、日本人のシュークリームのレベルは、アメリカよりずーっ とずーっと上だからである。
 もともと欧米から日本に入ってきたシュークリーム(発祥の地はたしかフラ ンスだったと思う)。それを日本人が改善・改良し、世界に誇るスーパー シュークリームに仕上げたのだ。
 ただ悲しいことに、日本人は最近までそのことに気がつかなかったし、いま だに多くの日本人がその事実を知らない。
 でも、これからは変わるよ。「ビアード・パパ」の成功が、多くの人たちの 目を覚まさせるはずだ。「日本人の作るものって、車やテレビ以外も結構イケ るんじゃないの」。そうなの。イケるのよ。気づくのが遅いんだって。
 日本人は、クリエイトするのは苦手だ。それは素直に認めるべきだと思う。
 しかし、クリエイティビティ−がないからといって、おのれの“改善・改 良”能力まで否定することはない。「真似しかできないんです」とネガティブ に考える必要もない。それはそれで、すんげえ力なんだから。
 私は中目黒のカフェで、そのことを思い知った。そして「ビアード・パパ」 の成功がトドメを刺したのである。
 ここから『NYJJ構造改革』の話になる。
 ニューヨークの日本人にいま必要なのは、新しいタイプの仕事である。なぜ なら、昔からの日本人「もたれ合い」構造が崩れ出し、仕事が減りに減りま くったからだ。
 これまでのやり方は賞味期限切れである。日本人を相手にビジネスしてても 未来はないのだ。ならば、向かうのは当然、アメリカ人市場になる。
 その際に日本人が武器とすべきなのが“改善・改良”能力なのよね。正確に は、日本人が改善・改良しちゃった商品と言ったほうがいいだろうか。シュー クリームがいい例だ。
 「日本人が改善・改良しちゃった商品」はシュークリーム以外にもいろいろ あると思う。パンでもいいし、クレープでもいい。
 商品だけではない。業態としてのコンビニなどもアメリカに持ち込めるはず だ。デパ地下なんかもいけるんじゃないかしら。中目黒のカフェみたいな店を イースト・ビレッジに逆輸入するという手もあるしね。
 日本人の“改善・改良”能力はすごい。そのことを素直に認めてしまえば、 アメリカで成功しような商品やビジネスは、日本にまだまだたくさんあるよう な気がします。
 いかがでしょうか。
                     ひろ
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『Nuts週末起業物語5』

 ニューヨークで100円ショップがものすごい勢いで開店している。クイー ンズだけで10軒ぐらいあるだろ。すごいな。
 日本から買ってきた100円ショップ商品をストリートフェアで売ろうとた くらんでいたのだが、ほとんどやる意味がなくなってきた。だって、100円 ショップがあるんだからさ。
 ニューヨークの100円ショップ界の2大巨頭は、「Samurai」と 「Banzai」。どちらも韓国系である。店のネーミングでなんとなくわかります ね。
 「またコリアンの皆さんにやられましたか。ははははは」で済ますこともで きる。でも、私は済まさない。
 100円ショップは、その名でもわかるように、もともと日本産である。
 なのにニューヨークで派手にやり出したのは、コリアン軍団。なんでよ。ど うして日本人がやらないのよ。
 私は別に「コリアン軍団に先にやられて悔しくないのか」と言いたいのでは ない。そんなことはどうでもいいのである。あくまでもフォーカスは「日本 人」。私が知りたいのは「なぜ日本人がやれなかったのか」ということだ。
 このネタについては『100円ショップ敗戦のナゾ』というタイトルで連載 してみたいと考えている。
 話を戻すと、とりあえず100円ショップ商品の道端売りはナシね。でも、 せっかく1万円分も買ってきたんだから、リサーチだけはやるつもりだ。
 というわけで、ストリートフェアに出店する際の代替品を探さんといかんわ けね。何売ろかな。
 続きは次回に。
                    ひろ
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『編集後記』

 イラク戦争が始まって1年が経ちました。米政府の認識では、戦争はもう終 わっているのでしょうが、感覚的にはまだ続いてますよね。歴史は、戦争の終 わりを最終的に「いつ」と判断するのでしょうか。というか、ホントに終わり があるのでしょうか。
 日本帰国のため、来週号はお休みします。
 では、また再来週。
                   ひろ
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『今週の歌』

「次のテロ 日本もチョイスの ひとつとか
       帰国の前に ナイスニュースね ひろ」
               


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「週刊Nuts」編集部


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