2004年9月14日号(No.462)



目次

*『今週の問題』
*『NYJJ構造改革27』
*『日本人男性大改造論13』
*『VOICE』 @投稿『「2004年8月15日の靖国神社」について』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
************************************************

『今週の問題』

 「あの人、アメリカナイズされてるよね」
 私たちは特定の日本人を指して、そのようなセリフを吐くことがある。
 ここで言う「アメリカナイズ」は、いい意味の場合もあるし、悪い意味 の場合もある。どちらかというと、後者が多いかなあ。
 悪い意味の場合もさまざまなケースが存在する。
 笑ってすませられるぐらいの小悪魔アメリカナイズや、もうシャレに ならないぐらいのネガティブ・アメリカナイズなど、個人によってかな り差があるのだ。
 ただ気をつけなければならないのは、性格がネジ曲がってるというか、 「おたく、ナチュラル・ボーン・嫌われ者?」と尋ねたくなる人たちを ひとくくりにして、「あの人、アメリカナイズされすぎよね」と言って しまうことだ。
 アメリカナイズにはあまり関係ないにもかかわらず、異常に日本人離 れというか人間離れしているように感じる人を「アメリカナイズされす ぎ」と考えてしまうのである。
 私は、それは間違いだと思う。
 でもつい最近まで、私もモンスターのような性格の日本人に会うと、 「アメリカに長年住んでると、ああなるのね。あーコワ」とか思ってた んですけどね。
 ロクでもない性格の日本人を「アメリカナイズされすぎ」と解釈して しまうのは、ちょっと短絡すぎる。彼らは別にアメリカナイズされたわ けではない。単に性格がとてつもなく悪いだけなのだ。
 その才能がアメリカで開花してしまった、というケースもあるだろう。 でも基本的には、もともと性格が悪いのである。
 そういう大物たちが、ニューヨークの日本人コミュニティには結構い るのだ。「一体どうやったら、そんなになっちゃうわけ?」と思わず聞 いてみたくなる逸材たちである。
 アメリカに住む私たちは、自分と恐ろしく違う日本人を「アメリカの 影響でこうなった」と考えがちである。解釈の仕方としては、一番簡単 だからね。
 確かにニューヨークに住むと、知らない間に性格が悪くなったりする (詳しくは、私の本『NYに住んでも幸せになれない〜ニューヨーク病を 超えて〜』をご覧ください)。
 でもそれは「アメリカナイズ」ではないのだ。
 ま、私がここで言いたいのは、なんでもかんでも「アメリカナイズ」 で片付けるのは危険よね、ということなのである。
 私たち日本人は、そういう短絡的な解釈を好む傾向にありますからね。 一応、ポイントアウトしてみました。
                    ひろ
**********************************************

『NYJJ構造改革27』

 なんか最近、日本人起業家支援ブームじゃないですか。
 起業家をサポートする日本人グループの話をちまたでよく聞くの である。
 すばらしい傾向だと思う。パチパチパチ。
 それぞれのグループがどういうことをするかはイマイチわからんが、 心意気だけは大したものだ。ぜひNutsでも応援したいと思う。
 ニューヨークで日本人の仕事の数を増やすのに一番効果的な方法は、 日本人起業家をバンバン出すことである。既存の日系企業を活性化させ て社員数を増やすという方法もあるが、前者のほうが手っ取り早い。
 なので私も日本人起業家育成には、すんごい興味があるのよ。
 先に書いたように、起業家支援ブーム自体はすばらしいことだと思う。
 ただ、ちょっと気になるのは、起業する「先」ですね。つまり、 どのマーケットに入っていくかということだ。
 はっきり言っちゃうけど、日本人マーケットはダメよ。未来ない からね。
 となると、残るはアメリカ人マーケットしかないわけだが、今回 の起業家支援グループをざっと見ると、アメリカ人マーケット参入 サポート能力というか、実際に同マーケットに挑戦しようという日 本人起業家をどのくらい支援できるかがイマイチ未知数なのである。
 彼らの心意気はわかる。でも、ちょっと不安。
 日本人を相手にした商売で成功した日本人はニューヨークにもか なりいる。また、アメリカ人相手に日本食レストランをやって大金 持ちになった人もたくさんいる。
 しかしそれ以外のビジネスで、アメリカ人相手に成功した日本人っ て、そんなにいないのよね(ちなみにトヨタとかソニーは別だからね)。
 したがって、その成功の仕方を教える人もいないわけだ。
 で、問題の日本人起業家支援グループである。
 彼らには本当にアメリカ人マーケットに参入するためのサポート 能力があるのだろうか。
 各グループ共に、その道のプロの皆さんが集まってると思うので、 余計なお世話かもしれないが、ちょっと心配になって問題提起して みました。
 たとえば、だれかがニューヨークでタイヤキ屋をやりたいとする。
 それをサポートできる人が実際に各グループにいるかどうか、私 は知らない。正直な話、「いないんじゃないかしら」と私は思って いる。
 「タイヤキ屋じゃねえ・・・」という意見もあるかもしれないが、 今後の日本人による起業は、そういうサイズのビジネスが多くなる はずだ。だって、資本金をごっそり集めてドッカーンというのは、 やっぱなかなかむずかしいでしょ。
 起業家たちを法律や不動産の面でサポートできる人は結構いると 思う。しかし、実際にアメリカ人にどうやってタイヤキを食っても らうかについてアドバイスできる人は、そんなにはいないはずだ。
 店を開いたり、サービスを提供するのは、それほどむずかしいこと ではない。最大の問題は、どうやって自分たちの商品をアメリカ人に 買ってもらうかである。特にアメリカ人にとって未知の商品である場 合、その「いかにして買ってもらうか」がビジネスの生死を決めるこ とになる。
 つまり、カッコよく言えばマーケティングですね。
 ただ、普通のマーケティングと違うのは、ケーススタディーがなか なか役に立たないということである。なんてったって「タイヤキ」で すからね。
 「アメリカ人が知らない商品を彼らに対して売り込む」。そういう パイオニア的な経験がある人って、ほとんどいないと思うのである。
 日本人起業家支援グループの皆さん、その点、大丈夫でしょうか。 タイヤキ屋をやりたい日本人起業家にきちんとアドバイスできますか。 「タイヤキはこうやったら売れるよ」とか適当なことを言わないよう お願いいたします(根拠もないのにそういうことをエラそうにのたま う人が結構いますので。私とか)。
 最後に勘違いのないように言っておくが、私は基本的に「日本人起 業家支援グループの皆さん、がんばってください」派である。彼らの 足を引っ張るつもりはまったくない。
 でも、ちょっと心配になったもんでグダグダ書いてみました。
 いかがでしょうか。
                     ひろ
***********************************************

『日本人男性大改造論13』

 最近、週刊誌の見出し等でやたらと「恋人は外国人」「恋もグロー バル」などの文句を目にしますな。
 それらの記事の主人公は通常、日本人女性たちである。
 これまで日本の社会は、日本人女性が外国人と結婚することをどち らかというとそれほど歓迎してなかったように私は思うのですが、い かがでしょうか。
 別にタブー視してたという意味ではない。外国人と結婚する日本人 女性は、昔からたくさんいたわけですし。
 でも、少なくとも外国人との結婚を「応援」はしてなかったよね。
 ところが、である。最近、ちょっと風向きが変わってきたのだ。
 「日本人男性がダメなら外国人男性だ」とばかりに、日本人女性た ちをガイジン男に走らせようという空気が漂っているのである。
 日本も変わりましたなあ。
 ついに、日本人女性たちが野に放たれたのだ。
 もうこうなったら、どんな男でもOK。白・黒・茶・黄色と、なん でも来い状態である。
 結婚とは、つまり「エッチ」である。日本人女性に対して、社会が 「だれとでもエッチしていいよ」とGOサインを出しちゃったわけで すね。
 すばらしいと思う。
 そして、ポツンと残された日本人男性たち。
 本来、私たち日本人男性のパートナーであるはずの日本人女性たちは、 獲物を求めて世界中を駆け巡っているのである。
 日本社会もそれを了承し、彼女たち自身も国境を越えたパートナー 探しを積極的に展開しつつあるのだ。
 にもかかわらず私たち日本人男性は、静かにたたずむだけなのであ る。
 獲物を外に求める気概もなく、日本社会もそれを後押しするわけで もない。
 一種の鎖国状態ですね。これは。
 一応、日本の社会は、私たち日本人男性に対して、女性たちよりも ずっと前に「だれとでもエッチしていいよ」許可書を発行していたの である。
 その許可書を持って、私たち日本人男性は、海外でオンナを買い 漁った。
 でもそれは、単に買い漁っただけだった。逆に言うと、ガイジン女 とエッチするためには、必ずお金が必要だったのである。
 もしかしたら、そのことが現状の原因となったのかもしれない。お 金だけが外国人女性との接点で、それがなくなったら、ただのサルっ てことね。
 こうやって、日本人男女の恋愛力の差は、ますます広がっていくの でした。
 どうするよ、ホント。
                    ひろ
*************************************************

『VOICE』

@投稿『「2004年8月15日の靖国神社」について』
 日比 氏が、「2004年8月15日の靖国神社」で触れられていた 若年層の靖国参拝について、彼らの本意が不明だと記されていました が、おそらく彼らを突き動かしているのは、小林よしのり氏著作の 「戦争論」ではないでしょうか。
 元は少年誌でギャグ漫画を中心に描かれていた小林氏は、世間風 刺のエッセイ漫画をきっかけに、「薬害エイズ問題」「オウム事件」 等の社会問題に取り組まれたところ、朝日、毎日新聞の偏向報道に ぶつかり、その結果、歪曲された日本の歴史を是正しなければなら ないと、「戦争論」を描かれました。
 戦前、戦時中の日本軍は、ナチスドイツと並ぶ極悪非道軍団だと 教え込まれた学校教育を真っ向から否定し、何故日本は無謀とも言 える大東亜戦争(第2次世界大戦)に挑んだのか、若い世代に最も 分かり易い漫画という手法で表現されています。
 事あるごとに中国、韓国から戦争謝罪を迫られ、土下座外交を繰 り返して国民の血税を貢いできた腰抜け外交を批判し、「日本人よ、 もっと歴史を勉強し、理論武装して誇りを持て」と氏は主張されて います。
 小林氏に歴史の真実を知らされた若年層が、世界における日本の あるべき姿に気づき、靖国神社に参拝するようになったのではない かと思います。
                   蓮村 江蘭
***************************************************

『今週の歌』

「“ブッシュはヤ でもブッシュが 勝つと思う”
         反ブッシュ派も あきらめモード ひろ」
                


下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ

「週刊Nuts」編集部


Return to Home Page