2005年3月1日号(No.473)



目次

*『今週の問題』
*『マネジの問題・最終回』
*『NYのバカたち2』
*『LICジャパンタウン作戦12』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
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『今週の問題』

 最近、うちのかみさんに浣腸する機会があった。
 同浣腸は指でやる「カンチョー」ではなく、その語源となった本来の「浣 腸」である。
 別に好きでかみさんに浣腸したわけではない。そうせざるを得なかったの で、とりあえずやったのだ。
 あれは数週間前の、平日の夜のことだった。
 ベッドでマイサンとたわむれていると、トイレからかみさんの声がした。
 「ちょっと来い」
 私はときどきウンコを流し忘れるので、またそのことかと思い、おびえなが らトイレに行ってみた。
 「またウンコでしょうか」
 そう聞いた私に、かみさんが言った。
 「浣腸できないんだ」
 かみさんの右手には、問題の浣腸がしっかり握られていた。
 なにやら、明日検査を受けるらしく、どうしても浣腸しなければならないら しい。
 しかし、かみさんの話によると、挿入口である肛門がどうしても見つからな いとのことだった。
 「肛門が見つからないって、あんた」
 おのれの肛門が見つからない人間なんて、いるんでしょうか。普通はいない だろう。
 でも、私の目の前にひとりいたのだ。
 かみさんはすでにギブアップしていた。代わりに浣腸できる人間は私しかい なかった。
 「いいよ。ケツ出してよ」
 私はまったくへジテイトしなかった。
 天賦の才とでも言えばいいのだろうか。私は基本的に、ウンコや肛門辺りの 出来事を愛している。偏愛と言ってもいいだろう(でもひとのウンコを食った りはしない。マイサンのもトライしたが、無理だった。トライしてる場合 か)。
 早速オペレーションに取りかかることにした。
 私の右手に浣腸、そして目の前にはかみさんのケツがあった。
 左手の親指、人差し指、中指でかみさんのケツを開く。
 が、ない。肛門がないのである。
 底までとどいてない、と言ったほうが正確だろう。3本の指だけでは、かみ さんのケツを開ききれないのだ。
 ちなみに、うちのかみさんはデブではない。どちらかというと、やせてるほ うだ。
 しかし、なんといってもヒスパニックである。日本人とはケツの厚さが違 う。
 そこで私は、左手の5本の指すべてを使うことにした。 右側のチークを親 指で、左側のチークを残りの4本の指で押し開いた。
 しかし、それでも肛門には届かなかった。
 「ふ、ふ、深い」
 信じられない深度だった。
 これが日本人だったら、指2本(親指と人差し指)でチョチョチョイであ る。
 人種が違うというのは、こういうことなのだ。
 私は最後の手段を使うことにした。
 左側のチークを左手全体で、そして右側のチークを、浣腸を持ったまま、右 手首を使って力いっぱい押し開いたのだ。
 ありました。かみさんの肛門。
 すかさず私は、浣腸を挿入した。
 うちのかみさんと知り合って13年、結婚して8年半になる。
 かみさんのケツが厚いことは前から知っていた。
 しかし、そのことを実感というか、体感したのは今回が初めてだった。
 問題の浣腸後、一応念のため、かみさんに、私が浣腸を頼んだらやってくれ るかどうか聞いてみた。
 「死んでもやだ」
 かみさんは、笑いもせずにそう言った。
 理由を尋ねると、私の場合、肛門のまわりに毛が生えているから、とのこと だった。
 もっともな話だった。
                     ひろ
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『マネジの問題・最終回』

 以前、『マネジの問題』という連載をやってたんですね。でも今回で終わる ことにした。
 話はまだ、思いっきり途中なのである。
 しかし終わる。
 この『マネジの問題』だが、そのココロは「ニューヨークの日系企業が元気 ないのは、マネジメント(=マネジ)が悪いからよ」というものだった。
 「マネジメントが悪い」を「駐在員が悪い」に置き換えることもできたが、 あえてそうしなかったのである。だって、すべての駐在員が悪いわけじゃない からね。
 これまで私は、駐在員とニューヨーク採用(つまりローカル採用)間の争い には、できるだけ首を突っ込まないようにしてきた。なぜなら、2グループに 分かれてあーだこーだ言っても、何の問題も解決しないと思ったからだ。
 でも最近、そのスタンスを変えた。
 「やはり駐在員を刺さんとダメか」
 そう思い始めたのである。
 この『マネジの問題』では、ニューヨークの日系企業のマネジメントを料理 する予定だったのだが、現状ではほぼ「マネジメント=駐在員」となってい る。
 したがって、「マネジの問題=駐在員の問題」なのである。
 また、私もやっと気がついたのだが、最大の問題は、おそらく個々の駐在員 ではなく、駐在員制度そのものにあるね。時代に合わないというか、会社の利 益にならないというか、同制度自体が各日系企業の足を引っ張っているのであ る。
 そんなわけで、どうしても駐在員にカンチョーしなければならない。
 ただね、駐在員だけを取り上げるのは不公平だからして、当然ニューヨーク 採用やアメリカ人社員にもツッコミを入れる必要がある。
 要するに、それぞれを名指しでせめないといけないわけね。
 「マネジ」とくくるのではなく、「駐在員のバカ」「ニューヨーク採用のバ カ」「アメリカ人社員のバカ」と一つひとつ丁寧に分析していくのである。で も、最もフォーカスするのは、やっぱ「駐在員のバカ」だけどね。
 ちなみに上記の「バカ」シリーズは、前号からスタートした『NYのバカた ち』で展開する予定なので、引き続きそちらでお楽しみいただきたい。
 というわけで、『マネジの問題』はこれにておしまい。
                     ひろ
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『NYのバカたち2』

 『マネジの問題』のあとを継ぐことになった『NYのバカたち』シリーズの第 2弾である。
 このコラムでは、ニューヨークの日系企業を腐らせてる人間やシステムをで きるだけ多く取り上げたいと思っている。
 ここで言う「バカ」は、各日系企業が利益を上げることを邪魔しているモノ である。
 ポイントは「利益」。だって、企業の使命って利益を上げることでしょ。そ れを邪魔するヤツっていうのは、企業にとっての敵だからね。
 利益を上げることを邪魔している人間は、駐在員であろうが、ニューヨーク 採用であろうが、アメリカ人社員であろうが、基本的にウンコである。たとえ ば、駐在員だから許されるということはない。
 もし世の中に「駐在員は何しても許される」などとほざく人間がいれば、そ いつこそがウンコだ。できればお会いしたいですね。ホントに。
 先の『マネジの問題』で書いたように、カテゴリーとしては3つ考えられ る。
 「駐在員のバカ」
 「ニューヨーク採用のバカ」
 「アメリカ人社員のバカ」
 これらを一つひとつ取り上げていく予定だ。
 で、読者の皆さんにお願いがあるんですね。
 それぞれのカテゴリーに関する皆さんのご経験を、ぜひ語っていただきたい のである。
 投書でもいいし、直接私に話していただいても結構だ。
 ご興味のある方は、nynuts@rcn.comまでご連絡ください。
 私のほうでも、知り合いネットワークを使って、インタビューを始めたいと 思っている。いろんなバカをご紹介できると思うので、お楽しみに。
 というわけで、バカ探しのスタートである。
 続きは次回に。
                    ひろ
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『LICジャパンタウン作戦12』

 久々の『LICジャパンタウン作戦』である。
 私は同ジャパンタウン作戦に関して、クイーンズ区にすでにコンタクトして いる。
 「ジャパンタウンができたら、こんなベネフィットがありますよ」と少しず つ説明しようとしているだ。
 このジャパンタウン作戦を冗談だと思っている人がときどきいるのだが、あ たし本気だからさ。そこんとこ勘違いしないでね。
 クイーンズ区への説明の主旨はこうだ。
 現在、クイーンズを訪れる観光客は、マンハッタンやブルックリンに比べる と極端に少ない。
 ま、当たり前の話よね。なーんも見るもんがないからね。
 MOMAがあった頃はまだよかったが、最終的にマンハッタンに戻ってから、ま たパタリと観光客が来なくなった。
 クイーンズ区、つまり行政としては、観光客にぜひとも来てほしいのである (この件は行政側に確認済み)。
 観光客が増えれば、地元(=クイーンズ)のビジネスも儲かり、雇用もでき るし、税収も上がる。クイーンズ区にとって、こんなありがたい話はないので ある。
 ところが、具体的な案がないのよ。
 タイムズ・スクエアみたいなのを創る予定もないし、ゴージャスな美術館を 建てる金もない。要するに、観光客を呼び込むネタが皆無なのだ。
 そこに私がジャパンタウン案を持って現れたってわけね。
 私がやろうとしているのは、エスニックタウンを使ったクイーンズの街おこ しである。
 ちなみに、いろいろ調べたのだが、エスニックタウンを使った地域開発案っ て、ニューヨークでもあんまり例がないらしいのよね。だから私もちょっと苦 労してるんだけどさ(前例があったら、説明しやすいのに・・・)。
 もしLICにジャパンタウンができれば、ニューヨークを訪れる観光客の少な くとも数パーセントは、そこに来ると私はニラんでいる。
 ちなみに、ニューヨークの観光客数は、毎年約1400万人。数パーセント でもデカいのよ。クイーンズ区にとっても、おいしいお客さまなのである。
 続きは次回に。
                  ひろ
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『今週の歌』

「気がつけば 知らない間に 3月で
         1月2月は どこへ行った ひろ」
                


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「週刊Nuts」編集部


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