2005年3月8日号(No.474)
目次
*『今週の問題』
*『NYJJ構造改革28』
*『Nuts本の旅:営業編19』
*『編集後記』
*『今週の歌』
■■■■■■ 投稿募集 → nynuts@rcn.comまで ■■■■■■
************************************************
『今週の問題』
ケツの深さのナゾをいまだに追っているのである。
「白人、黒人、ヒスパニックはケツが深く、アジア系はケツが薄い」
私がそう考え始めたのは、アメリカ人と日本人の屁の音が違うことを発見し
たのがキッカケだった。
皆さんもすでにお気づきかと思うが、アメリカ人の屁はバブるのである。
ブルルルって感じ。
私が子供の頃に流行ったブーブークッションの音は、そのブルルルだった。
子供心に「これはボクの音と違う」と思ったもんだ。
違って当たり前である。だってあれは、アメリカ人の屁の音をベースに作ら
れたんだからね。
それはいいとして、問題は「なぜアメリカ人の屁はバブるのか」だ。
私の説では、その原因はケツの深さにある。
つまり、肛門から出た空気(=屁)が外界に出る際に、ケツがあまりにも深
すぎるため、どうしても周辺の肉をバブさせてしまうのである。
その点、日本人はケツが薄いため、屁の音がひじょーにクリアーだ。
プー、だからね。
以上のような検証を経て、私は上記の「白人、黒人、ヒスパニックはケツが
深く、アジア系はケツが薄い」というコンクルージョンに至ったのである。
で、先日、人間ドックに行ったんですね。
そこで、肛門に指を入れる検査を受けたのである(指はあくまでもドクター
の指で、私の指ではない)。
おそらく腸かなんかの検査だと思うが、あれは貴重な経験でしたね。
同検査のあと、せっかくの機会だからドクター(日本人)に参考までに聞い
てみたのである。
「先生、この検査って日本人にもアメリカ人にもされると思うんですけど、
日本人とアメリカ人でケツの深さの違いってありますかね。たとえば、アメリ
カ人の場合、先生の指がなかなか肛門に届かないとか」
「う〜ん、日本人とアメリカ人というよりも、男性と女性の違いはあります
ね。女性のほうが普通、お尻が厚いですから。男性はイスに長い間、座ってら
れないですけど、女性はお尻が厚いから大丈夫なんですよ」
「へえ〜」
なんでも聞いてみるもんである。勉強になりましたね。
先生の説によると、ケツの深さの違いは、人種よりも性別によるところが大
きいらしい。
確かにそう言われてみればそうだ。男性に比べたら、女性のほうがケツが深
い。
しかし、それでも私は、人種間のケツの深さの違いに注目したい。
屁の音の違いは、ぜったいにケツの深さに関係しているはずなのである。
ケツの深さに関するナゾは、うちのかみさんのケツと同じように、どこまで
もどこまで深いのであった。
ひろ
********************************************
『NYJJ構造改革28』
久々の『NYJJ構造改革』である。
今回は、ニューヨークの日本食レストランについて少し語ってみたい。
最近、ニューヨークではゴージャス系の日本食レストランが次々にオープン
している。
どれもゴージャス&ビッグ。要するに店舗がデカいってことね。
なかなかいい傾向ではある。
ただ以前も書いたが、問題は「次」だ。次世代の日本食レストラン像を私た
ちはそろそろ考え始めなければならない。
まず、ここ10年の日本食レストランの進化の過程をご紹介したい。
百貨店型レストラン(寿司からカツ丼まで)
↓
専門店型レストラン(麺類やカツ丼に特化)
↓
イクスペンシブ型レストラン(やたら高い)
↓
ゴージャス&ビッグ型レストラン(派手でデカい)
上記のような顔ぶれが、時代と共に一種のブームとして登場したんですね。
で、「次」である。
今後、どのような日本食レストランが登場するのか、あるいは登場させるの
か。
いろんな可能性が考えられるが、私が最も興味があるのは、起業しやすい&
ラクして儲かる日本食レストランである。
日本人の仕事を増やすという点においては、それが一番だと思うのよね。
さて、その「起業しやすい&ラクして儲かる日本食レストラン」だが、具体
的にはどのようなタイプの日本食レストランになるのだろうか。
私が提案したいのは、「ポツン型レストラン」である。
ポツンというのは、「ポツンとそこにある」のポツンね。
日本食レストランの密集地帯であるイースト・ビレッジやミッドタウンに店
を開くのではなく、その過疎地、たとえばクイーンズやブルックリンの奥地に
ポツンと出店するのである。
だからポツン型レストランなのだ。
ポツン型の代表的な例としては、クイーンズのサニーサイドにある日本食レ
ストラン「有吉」が挙げられる。
同店のメニューは、寿司からカツ丼まで何でもアリである。つまり百貨店型
だ。
で、これが最もインポータントなのだが、いつもお客さんでいっぱいなので
ある(ほとんどがアメリカ人客ね)。
私は、その成功の理由は同店のロケーションにあると見ている。
まさにポツンなのだ。
有吉のあるサニーサイドは、日本食に関する需要と供給が完全に噛み合って
ない地域である。日本食を食べたい人(特にアメリカ人)はたくさんいるの
に、肝心の日本食レストランがあんまりないのよね、ということだ。
日本食レストランを開く際に、これほどおいしいロケーションはない。まさ
に「起業しやすい&ラクして儲かる日本食レストラン」のための場所である。
勘違いのないよう言っておくが、私は、ただやみくもに日本食レストランが
ない地域に出店しろと言っているのではない。
インポータントなのは、日本食に関する需要と供給のズレである。そこを突
かねばならないのだ。
日本食の需要はあるけど供給があまりない地域は、サニーサイド以外にもま
だある。アストリアでもいいし、ウッドサイドやジャクソンハイツ辺りもイケ
るだろう。
そういう地域に日本食レストランをポツンと出店するのである。
いかがでしょうか。
ゴージャス&ビッグ型レストランの次には、一体どんなブームが来るのか。
わたし的には、ポツン型レストランであってほしいと思っている。
これは予想ではなくて、希望ですがね。
ひろ
*************************************************
『Nuts本の旅:営業編19』
私の本、『NYに住んでも幸せになれない』が、2月の紀伊國屋NY店の売上
トップ10に再登場した。10位だったけどね。
出版してから1年半も経つのに、まだ10位。ありがたい話である。
NY本の中では、おそらく珍しいケースだと思う。
文庫本ではあるのよ。『笑うニューヨーク』とか。あの本はまだまだ売れて
ますね。すごいなあ。
ただ、単行本ではあまりないのである。
NY本の中でロングセラーと言えば、『NY便利帳』が挙げられる。
同書はガイド本だが、ナメてはいけない。紀伊國屋NY店の売上ランキングで
も、毎月トップ10入りしてるんだから。
私が目指すのは、その『NY便利帳』路線だ。私の本が、同書のようにいつま
でも売れ続けてくれたらいいわね、と思っているのである。
要するに、必読書になってしまえばいいのだ。
これからニューヨークに住む人、あるいはすでに住んでる人にとっての必読
書。
『NY便利帳』はニューヨークの「必読書」カテゴリーに入るだろう。
では、他にはどんな本があるだろうか。
・・・・・意外とないのよ。これが。
NY本って、通常エッセイ本が多いじゃない。経験談というか、日記という
か。
エッセイ本は、必読書にはなかなかなりづらいのである。
実際、切り口や視点がすんげえおもしろければ、必読書になれる可能性もあ
る。要するに、時間に耐えられるだけの内容があればいいのだ。
でも、それってかなりむずかしいのよね。
結果として、エッセイ本は必読書として生き残りづらい状態となっている。
これからニューヨークのエッセイ本を書こうとしてる方々に言いたいのだ
が、長いこと売りたかったら、相当気合入れて書かないとダメよ。でないと、
時代の波にあっという間にさらわれちゃうからね。
ちなみに私の本はエッセイではない。ラッキー。わざとそうしたのである。
だって、エッセイ本だったら長く売れないでしょ。
私が本を企画した際に狙ったのは、『NY便利帳』やエッセイ本とは別の切り
口だった。
イメージしたのは、岩波新書とか文春新書などの「新書」ね。
ほら、新書って社会問題を扱ったものが多いじゃない(だから新書は息が長
いのである)。で、私もその線で行こうと思ったわけよ。もともとそっち系の
本を書きたかったしね。
新書に関して言えば、一応、前例があったのである。
『ニューヨーク日本人教育事情』(岡田光世著、岩波新書)。これって伝説
になるぐらいニューヨークで売れた本なのね。
要するに社会問題系なのである。
書きたいのも社会問題系で、売ることを考えてもそれ系のほうが有利と判断
したのである。その結果が『NYに住んでも幸せになれない』だったわけね。
NY本を書きたいと思ってる方がいたら、社会問題系の本を書くことをおすす
めする。エッセイ本市場は、もう飽和状態よ。出してもなかなか売れないので
ある。
私の本に関しては、『NY便利帳』のようなロングセラーになれるかどうかは
激しく「?」だが、ま、ニューヨークの必読書を目指してこれからも営業活動
を続けることにしよう。
ひろ
**************************************************
『編集後記』
今週から3週間ぐらい日本に帰ります。親にマイサンの顔を見せに行くんで
す。もちろんかみさんも一緒です。
その間、この『週刊Nuts』もお休みします。次の号は、3月29日の発行に
なります。
では、ちょっくら行ってきますね。
ひろ
**************************************************
『今週の歌』
「かみさんの 日本で唯一の 楽しみは
100円ショップを はしごすること ひろ」
下のアドレスを押すとメイルが送れまっせ
投書、意見、感想もどうぞ
Return to Home Page